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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○福岡犬
CV:阿澄佳奈 モチーフ:明太子
登場話数:#1 #2 #4 #7 #9 #10 #12 #16 #22 #23 #29 #30 #31 #33 #35 #41〜#44 #46 #47 Ex01 Ex03 Ex05 12夏01〜08 その他漫画多数
メイン回:「福岡犬の生態観察(#9)」「福岡犬の青春(Ex01)」
     「福岡犬の憂鬱(12夏01)」「トゥルーエンド福岡犬(12夏08)」
語尾:「〜と」「〜とよ」
公式設定「絶対自由。猪突猛進の火の玉系男子。ゲーマー」

 
 愛知と並ぶ本作品の台風の目。それが真っ赤なボディの明太子犬、福岡。1話で初登場した時から絶大な存在感を発揮しており、他人を一切顧みないわがまま勝手なフリーダムっぷりが、勢いのある博多弁と相まって問答無用の破壊力を発揮する。気づけば明太子としてのアイデンティティはほとんど存在しないキャラクターなのだが、生ものであるが故の危うさ、得も言われぬ気持ち悪さが、キャラクターを固める一因となっているのかもしれない。何故か「ワシャシャシャ」と特徴的な声で笑う。

 性別は「やんちゃな男の子」。愛媛の頭上でびょんびょん飛び跳ねる「明太子トッピングの巻」が必殺技で、会うたびに炸裂させて愛媛を泣かせている(ちなみに「明太子トッピングの巻」は合体技としても使用されており、23話では福井犬のらっきょうボディの上に乗ることで、キノコの形状にメタモルフォーゼした)。しかし、この必殺技は好きな子にちょっかいを出す男の子特有の悪戯心の表れであることを京都に看破された。実際、愛媛に対しては並々ならぬ感情を抱いており、43話では静岡と愛媛のデート現場を目撃したことから激昂し、なりふり構わずうどんをぶちまけるという蛮行に及んでいるし、エクストラ1話でお気に入りの自転車を見せびらかした際にも、愛知を放って愛媛と2人乗りすることで大興奮していた。漫画「青春」では直接的にデートに誘う様子まで確認出来るのだ。ひょっとして2話でゲボジュースを飲まされたことで愛が芽生えたのだろうか。

 この熱烈な愛媛への愛情が認められてか、2012年夏発売のDVDにおいては、福岡犬の恋心を成就させることがメインテーマとなった8つものエピソードが新たに描かれることとなり、作中では有志による「福岡犬恋愛成就の会」が結成されるまでになった。結果的には恋愛模様については何一つ進展せずに終わったが、彼の恋心が本気のものであることは、満天下に知らしめられることとなったのである。ピュアラブストーリーならばみんなが応援しようとも思うのだが、どうも恋愛観に偏りがあり、ストーカーじみた交換日記のアイディアに賛同するなど、難点も透けて見えることとなった。

 不思議なことにゲーム好きでオタク傾向の廃人としての要素も多く、メイン回となった9話では、カードゲーム、筐体ゲーム、そしてコンシュマーと、ひたすらゲームに興じる日常が描かれている。カードゲームは愛知を相手に嵌めゲーまがいの外道プレイングを行っているし、大分(兄)と対戦した筐体ゲームでは、負けるゲーマーのお約束である「絶対抜けた! 今の絶対抜けた!」を叫んでおり、最終的にはデバッカーに責任をなすりつけて言い逃れをするあたり、ほんとによくみる光景である。そして自宅では布団に転がってのRPG(おそらくネトゲ)。ポテチを箸でつまんで食べるあたり、本当に手慣れている感じがするな。いや、手慣れたプレイヤーはゲーム機回りでジュースをこぼしたりしないと思うが……

 台詞の端々にも怪しげな言葉が混ざっており、16話で兵庫にボールを投げつけるときにこっそり「でゅくしっ!」と叫び、一向に当てられないことに嫌気がさしていった台詞も「チートかよ」というオタ用語である。ただ、16話のドッヂボールや46話の野球にも積極的に参加していたところを見ると、スポーツなどに参加することには特に抵抗はなく、とにかく遊べればなんでもやる奴のようである。

 でもやっぱり基本的にインドアな生活なので、不摂生が重なると太りやすい。太ったときには体型とかいう概念が馬鹿馬鹿しくなるくらいに肥満化し、全体積が4倍くらいになるという妙な体質である。ただ、それも数時間のランニングで元に戻るので、単に体内に栄養素を止めておく機構がものすごく発達しているのかもしれない。燃費が悪い、という言い方も出来る。
 
 
 中の人である阿澄佳奈は、すっかり福岡代表みたいなキャラクターになっており、未だに体操隊形に開く時は「ヤーッ!」って言いそうな趣がある。ま、なにせ地元密着型アニメバラエティユニットの出身ですからね……アスミスのうざさが、福岡犬のうざさの奇跡を生んだと言っても過言ではない。今ではイロモノだった福岡のキャラもすっかり阿澄キャラの1つとして定着し、阿澄ファンの必須教養科目といっても過言ではない。
 
 
○(おまけ)マジカル!明太小町
CV:水樹奈々 モチーフ:明太子
登場話数:#31 #44 Ex01 12夏#06

 
 福岡が溺愛しているゲームのヒロインで、福岡は「小町ちゃん」と呼ぶ。「明太小町ちゃんとは、福岡を拠点とした明太神の化身である魔法少女の、友情と、努力と、青春と、可愛さに、ほんの〜りお色気の入り交じった、超ハイパースペクタクルアニメ」(福岡犬の紹介を引用)。アニメから人気が出たタイプの作品であり、ゲームなどのメディアミックスはあくまで後発。福岡はアニメ放送からのディープなファンであるらしく、彼の部屋は小町ちゃんグッズで埋め尽くされている。「小町」の名前の通りに大和撫子のような風貌をしており、髪の毛はロングのストレート。ディスプレイ明度の関係からか、黒髪ではなくやや紫がかった色をしている。頭の上にNHKの春ちゃんばりの「明」の文字を掲げており、髪の両脇にはツインテールのように明太子型の何かをぶら下げた珍妙ないでたちをしている。握る魔法の杖も単なる棒に明太子を貼り付けたチープなデザイン。ちなみに妹が1人いるらしい。

 ゲームはPC媒体で販売される典型的なノベルゲー。選択肢は「はい」「いいえ」などのシンプルなものであるが、どうやらヒロインはフルボイスらしい。その声はどことなく愛媛犬に似ており、ひょっとしたら福岡が愛媛に恋慕の情を抱いているのは、憧れの小町ちゃんを思わせる部分があるからかもしれない。

 アニメの再放送時間帯が夕方6時であることから考えて、アニメは全年齢対象である。「夏目友人帳」のように深夜アニメが即座に夕方再放送に組み込まれる事例もあるので初回放送の時間帯は定かでないが、流石に18禁ゲーム原作ということはなさそうだ。ゲームのディスプレイに向かう福岡の独白も純愛を臭わせるものであり、おそらくゲーム自体も全年齢対象なのだろう。
 
 

○佐賀犬
CV:井上剛 モチーフ:有田焼
登場話数:#6 '12(01/05)(03/12)
メイン回:「佐賀犬と危険な世界 (#6)」
語尾:「〜ばい」
公式設定「ナルシスティングで高貴なナイスミドル」


 放送開始直後から「佐賀とか誰をキャストにしてどういうキャラにすんだよww」と囁かれていたマイナー県ランキング上位の佐賀県であるが、なんと放送開始から3回目で登場するという快挙を成し遂げた。モチーフとしては、全国的にも説得力がある有田焼が用いられており、マイナー県という不名誉なイメージを一新することに……なったかどうかは分からない。

 キラリと光る有田焼ボディの佐賀犬は、ひびの入った自分のボディを見て「ボクの高貴な顔」と言ってしまうくらいに自尊心が強い。焼き物としての長い歴史に自負があるらしく、伊万里の蘊蓄を語っている時が一番活き活きしていた。ただし、アイキャッチ画面をみると実際の店頭販売価格は2000円である。大量生産品じゃねーか。捻れたプライドが不当価格表示に走らせたが、悪戯というか犯罪である。ま、この世界では割れやすい磁器は生きにくいからね。多少悪の道に走っても仕方ないのかもしれません。焼き物繋がりで芽生えた静岡との友情は、今後も大切にしていって欲しいものだ。野球や縄跳びとかじゃなくてもっと安全な方法でね……あと、絶対に愛知にだけは関わっちゃ駄目。関わるとどうなるかは、漫画「皿回し」ですぐに分かります。

 
 中の人は……スカイハイの中の人の中の人だってさ。ごめん、知らない。スタッフはよく見付けてきたもんだ!
 
 

○大分犬
CV:岩男潤子 モチーフ:しいたけ
登場話数:#9(兄のみ) #22 #23(妹のみ) '12(02/14)(03/08)
メイン回:「こんな妹が俺の大分犬 (#22)」
語尾:「〜に」
公式設定「お兄ちゃんが大好きな寂しがり女の子。デレデレデレ」


 大分の名物というと、ろくに九州に行ったこともない人間でもパッと浮かぶのは温泉だろう。あとは「美味しんぼ」や「将太の寿司」の影響でサバが浮かぶくらいか。しかし、ちょっと調べるとしいたけもなかなかの産物であることが分かる。一部資料によると全国生産量の32%が大分産。なるほど誇って良い。ちょっとググったら出てきた「豊後きのこカレー」も実に美味そうである。

 そんなわけで大分犬はしいたけ犬になったのだが、菌類であるという繁殖力をフィーチャーした結果なのか、現状唯一の「2人以上存在する県」ということになった。ブチャイク顔でゲーセン通いの兄しいたけと、健気に兄を探している妹しいたけのユニットが結成された大分は、「2人いる」というだけでなんだか強烈な個性が出来てしまったかのような錯覚に襲われる。でも、実際はしいたけらしいことは何もしてないぞ。

 一応、兄がゲーセンで福岡をたたきのめしていたことや、どこかの某アニメを連想させるサブタイトルなどを考えると、兄はゲーム好きでちょっと駄目なキャラ、そして妹はそんな兄を慕う甲斐甲斐しい妹キャラと設定されていると妄想出来るだろう。というか、あの声で心清くなかったら嘘であるし、23話では福井から「可愛い子」と評されているのだから、この作品では珍しくはっきりした美人さんなのかもしれない。

 菌類なのでひょっとしたらもっとたくさん兄弟がいるのかもしれないが、風で飛ばされた先でも、兄妹2人で仲良くやってほしいものだ。漫画「なかよし兄妹」では2人で仲良く(?)ゲームする様子も確認出来ているため、少なくともこの2人に関しては、本当に良い関係らしいぞ。ちなみに、見た目からして生しいたけであることが分かるが、既にカサに飾り包丁が入れられているため、喰われる準備は万全である。まぁ、この世界の住人は大体そんなもんだから。
 

 中の人である岩男潤子は、過去に「声優出身地調べ」をやっていて大分出身であると知って驚いたものだ。いや、別に「大分らしくない」とかじゃないんだけど、単に「大分出身の人間」を見たことがなかったから。おそらく史上初めて地元方言のキャラを演じたのだと思うのだが、自然に出てくる九州方言が実に可愛らしい。
 

 
○長崎犬
CV:立木文彦 モチーフ:カステラ
登場話数:#42
メイン回:「しっとりプレシャス長崎犬(#42)」
語尾:「〜ばってん」
公式設定「できたてをどうぞ。伝統の味のおじさん。しっとりふっくら」


 江戸の折には唯一海外との玄関口として機能した蘭学のメッカ、長崎。そんな異国情緒溢れる独特な県を代表するのは、当然のことながら南蛮渡来のモチーフである。個人的には「長崎といえばさだまさし」というヒジョーに狭い先入観があるのだが、「長崎と言えばカステラ」の方が、ずっと納得してくれる人が多そうである。ちなみに、wikiによれば原産国であるとされるポルトガルにも、実はカステラ的製法の洋菓子は無いらしい。原型となる焼き菓子を日本に輸入する際に長崎流のオリジナルが誕生したらしい。こうなると、立派に「長崎の看板」である。

 そして、そんなカステラの化身として生み出されたスイートな奴が長崎犬。生まれながらに甘味とは思えない渋い声を持つダンディな奴であるが、焼きたての立派なボディに誇りを持っており、食べられることについてはやぶさかではないものの、その勇姿をしばらく満喫することを至上の楽しみとしている。この世界に永久に残される「はたしてキャラクターたちは食べられたいのか、食べられたくないのか」という命題に大きな謎を残すキャラクターといえる。

 実は身体の造形が他の犬とは多少異なっており、例えば愛知や茨城、岐阜などの横長の身体を持つキャラクターたちは、普通はその棒状の形状全体を利用して顔が描かれたり、身体が伸びたりしている。しかし、長崎については、竿状にのびた身体の、前方のほんの一部に顔が描かれており、手足もその近辺にちょこんとついているだけである。この形状は一口大に裁断された際には他の犬同様の形状となるが、まるまる1本の状態では、どうあがいても歩行が行えないという無茶な造形になっている。切られることが前提となった姿形というのは、長崎だけの特徴といえるだろう。

 当然のことながら、その味はまことに美味。あまりの美味しさに、甘いもの大好きな連中が制止も聞かずにむさぼり食っちゃうくらいだ。愛知や福岡は兵庫と対面したときには特に食欲を見せることはなかったが、長崎相手には遠慮しなかった。よほど美味しそうだったのか、それとも和菓子党だったのか。多分、単にでかいから食べたくなったんだと思われる。次に現れる時には、一体どんな形状で現れるのか。期待は募るばかりだ。
 

 中の人である立木文彦は、特に長崎な雰囲気を感じさせているのをみたことはないのだが、もう方言とか地方色とかいう次元を飛び越えた個性のかたまりである。「らき☆すた」や「銀魂」以降はギャグでの起用も多いのだが、他の「渋いベテラン勢」と違い、立木さん本人はやたらとのりの軽い人だったりもする。このギャップは、なかなかの萌えポイントだ。
 
 
○宮崎犬
CV:咲野俊介 モチーフ:ピーマン
登場話数:#7
メイン回:「ヘルシネス宮崎犬(#7)」
語尾:特になし
公式設定「すぐみんなにちょっかいをだすいじわるおじさん」


 某社のリサーチによると、長年「嫌いな野菜ランキング」で不動の1位をとり続けている野菜、それがピーマンだ。ピーマンを特産品としている宮崎県としても、これは「どげんかせんといかん」。そんな思念が生み出したピーマンの化身が、宮崎犬である。ピーマンが苦くてまずいと文句を言う子供達を何とかするため、あの手この手でピーマンの良さをアピール。是非食べてみろと自分の身体を差し出す自己犠牲の精神は、ある意味ご当地キャラとしては理想的な姿勢なのかもしれない。

 ただまぁ、そのセールストークがどこまで本物だったのかは疑問が残るところ。「ピーマンはとってもヘルシー」。うん、そうだろう。「お肌もぴちぴちになるし」……まぁ、ビタミンCは豊富だし、それくらいは言ってもいいだろう。「頭も良くなるし」……ん? どういうことだ? 「足も速くなって、もてて、良いことずくめ!」…………誇大広告じゃないか? おかげでいたいけな愛知と福岡がとんでもない妄想を始めてしまったではないか。しかも、その後に食べさせる方法が生ピーマンをかじらせるだけって……ちょっとした嫌がらせじゃねぇか。一体何がしたいのよ。
 

 中の人である咲野俊介という人は……知らない。ほんと知らない。
 
 
○熊本犬
CV:釘宮理恵 モチーフ:スイカ
登場話数:#30
メイン回:「エンドレスサマー熊本犬(#30)」
語尾:特に無し(普通の九州弁)
公式設定「太陽の季節の少年。リアクション上手な真夏の果実」


 南国生まれのスイカ犬、熊本犬。熊本はスイカの生産量が日本一であり、他にもトマトやメロン、いちごなど様々な農作物が日本有数の生産量を誇る農業県である。というのが個人的に「桃鉄」で培った印象である。農業物件が多いから安定感があるけど、しばしば台風被害が出るのが困りものでした。阿蘇の噴火なんてイベントもあったし。あれ、あんまり良いイメージないな。行ったことないのに。

 さておきそんな熊本犬であるが、農作物キャラとしては初めて、「加工された状態」で活動しているキャラクターである。他の果物類(みかん、もも、ぶどう等)はみんな収穫したそのままの姿に顔がついた状態になっているのだが、この熊本だけは何故かご丁寧にカットされた状態で出荷されている。なんでだろう、別にまるのまんまでも良かった気もするのだが……やっぱり断面の赤みが無いとスイカっぽさが出ないからかしらね。ちなみに顔パーツは福岡などと共有の「ぶちゃいく顔」の方だが、スイカの種が口の周りにだけ散らされており、なんだかニキビ少年みたいな容貌になっているのが特徴である。

 せっかく夏のビーチで日差しを満喫していたのに、突如現れた愛知・愛媛のダブル愛コンビに砂風呂攻撃を喰らい、動きを封じられたところを福岡が棍棒の一撃を見舞うという、シリーズ中でも屈指のひどい方法で惨殺された悲しい経歴を持っている。最初に砂をかけられた時に喜んでいた様子なのでノリは悪い方ではないと思うのだが、今思うと彼ははたして愛知たちと面識があったのだろうか。単なるスイカとして割られたのだとしたら……不憫だなぁ。まぁ、あのまま日光浴しても、断面から中身の水分がどんどん蒸発してひからびていたと思うが……
 

 中の人である釘宮理恵は、……説明不要。よくもまぁ、熊本からわざわざ出てきてくれたものだと感謝することにしましょう。

 
 
○鹿児島犬 
CV:大川透 モチーフ:桜島
登場話数:#28
メイン回:「そこに鹿児島犬があるから(#28)」
語尾:「〜でごわす」
公式設定「登山者にいたずらをするのが大好きな動かざる中年」


 史上最大規模を誇る圧倒的存在、鹿児島犬。他県にも砂丘をモチーフとした鳥取犬という事例は存在しているが、特定の名所をそのままモチーフとしてキャラクター化させたのは、唯一この鹿児島犬だけである(鳥取犬は自身が砂丘を歩いていることから、あくまで砂丘の一部であることが分かる)。そのサイズは他の追随を許さず、うっかり気づかずにピクニックに行けてしまうほど。色んなキャラクターで言っていることだが、どう考えてもこれ、犬じゃな……げふんげふん。

 桜島という名所をそのまま転用したおかげで、キャラクターとしては唯一手足が無くて移動が不可能である(と思われる)存在になってしまった鹿児島は、今後他のキャラクターと共演するためにはいちいち他の連中が鹿児島出張しなければならなくなってしまうという面倒さを孕んでいる。ひょっとしてもう2度と登場しないだけなんじゃないかという気もするが、せっかくの唯一無二のキャラなんだから、もう少し頑張って欲しい。すごくいい声でしゃべってくれるし、他人を巻き込んで冗談を言うユーモアも持ち合わせている。結局他キャラとの積極的な絡みがなかったおかげでどんな奴なのかは分からずじまいであるが、話せば結構気さくなおやっさんに違いない。「ヤッホー」に対する答えが「さつまいも」「西郷どん」なあたり、やっぱり根強い郷土愛は有るみたいだしね。
 

 中の人である大川透は、とにかく頼れる男を演じたら男でも惚れてしまう素敵ボイスの持ち主。イケメンボイスの後に人の良さそうなご本人のひげ面を見ると良い意味で裏切られた感もあるのだが、こうして「鹿児島県民です」と言われると「確かに」としか言いようがない説得力を持つ。ほんと、いい人感がにじみ出とる。
 

 
○沖縄犬
CV:新垣樽助 モチーフ:シーサー
登場話数:#44
メイン回:「沖縄犬のエクソシスト(#44)」
語尾:「〜さ」
公式設定「魔除の能力を自負する正義感溢れる青年。早とちり多め」


 南国沖縄の象徴は、伝統の魔除けシーサーである。シーサー自体が「魔除けの獣」ということで、それをモチーフとした「犬」っていう時点で相変わらずよく分からない存在だが、元来シーサーの元になったのはライオン(獅子→シーシー→シーサー)であるという説と犬であるという説があり、犬説を採用すれば、沖縄犬は単なる「実体化したシーサー」であるということが出来るのかもしれない。元々デフォルメの強いデザインなので、丸っこい都道府犬の作風も違和感なく溶け込んでおり、ちょっと気持ち悪かった高知などとは一線を画した存在である。

 シーサーの使命は魔を祓うこと。メイン回サブタイトルに「エクソシスト」という言葉が与えられたことからも分かる通り、彼にはきっと退魔の力がある(まぁ、単に「青の祓魔師」のもじりだとは思うのだが)。何かに取り憑かれていると思われる人々を見付けたら、いかにも琉球的な怪しい呪文で魔を祓ってくれるのだ。ただ、実際にやったことは露骨な物理干渉だけだったが……結局、彼が使ったのはシーサーとしての神力ではなく、単なる石のボディだけであった。はたして彼に本当に魔除けの能力があるのかは、今後の続報を待ちたいところである。神の加護を受けていると自称する島根との神通力対決は今後の注目マッチアップになりそうだぞ(実現すればね)。
 
 
 中の人である新垣樽助は、「うん、なんか時たま名前を見るよね」という、「そこまで有名どころじゃないけど、いるとありがたい男性声優」的ポジション。個人的にはこのポジションには上田陽司や遠藤大輔、花輪英司なんかがいる。桐井大介なんかもここにいれたいいんだけど、最近名前をあまり見かけない。元気でやっているんだろうか。

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Thraxi
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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