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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○滋賀犬
CV:間宮くるみ モチーフ:忍者
登場話数:#35 '12(01/17)
メイン回:「滋賀犬忍法帳(#35)」
語尾:「〜でござる」
公式設定「みんなと遊びたい盛り、元気な男の子。空回り気味」


 関西に住んでいる身でも、滋賀と言われても特大の水瓶以外にはなかなかイメージが湧かないものだが、「甲賀」と言われればスッと「あぁ、忍者の里か」と思い出すことが出来る。そんなわけで、滋賀犬は青い頭巾に「甲」の一文字を刻印した忍者の化身として現れた。忍者・大仏・舞妓など、何故か近畿地方の仲間達は人間型のモチーフが多い。

 漠然と「忍者」と言われても特に造形のイメージが固まるわけではないために、巨大な頭巾に襟巻きという、ハットリ君でお馴染みの装束に身を包んだ「なんかよく分からないもの」として登場することになった滋賀犬。一応4本足と尻尾が確認出来るので四足歩行の何かであることは分かるのだが、他の県で象徴的だった耳の部分のデザインが存在しておらず、はたして犬なのかどうかもよく分からない。さらに頭巾をまとった顔の部分だけがクローズアップされるために、他県に比べるとやたら顔がでかいように見える。不可解さで言ったら京都に並んでトップクラスの謎キャラクターである。

 もちろん、忍者なんだから謎が多くても一向に構わないのだろう。仲良く遊んでいる愛知たちのところに突然現れて、忍術で文字通り煙に巻いてやろうとするあたり、怪しさだけを残しながら答えを一切教えてやらないぞ、という悪戯心が垣間見える。まぁ、登場時に愛知から「滋賀犬が鬼だがやー」と言われているところをみると、フツーにみんなと顔見知りだったみたいですけどね。愛知は本当に顔が広いな。そして、登場シーンの鮮やかさを見ると忍術の心得はそれなりのようなのだが、性格は素直でとぼけた質らしく、急に振られたじゃんけんではまさかの遅出し敗北。おかげでなし崩し的にかくれんぼの鬼になることが決定し、その大きな目を必死に両手で塞いで情けない声で「も〜い〜か〜い……でござるよ」。うむ、可愛い。ちなみに、アイキャッチではがむしゃらに投げた手裏剣が1つたりとも的に命中していないため、忍者としての技能にも不安だらけである。一応漫画「青春」では福岡をだまくらかす見事な変身術を披露しており、落ち着いて振る舞えばそれなりのスキルはあるようだ。
 

 中の人である間宮くるみは、もう、ほんとにとっとこ走るイメージしかない人。この声はかないみかや金田朋子と並んで唯一無二の天賦の才ですよねぇ。


 
○三重犬
CV:水田わさび モチーフ:アコヤ貝(真珠)
登場話数:#25
メイン回:「モテモテアイテム三重犬(#25)」
語尾:「〜ですやん」
公式設定「とっても恥ずかしがり屋さんの男の子。本体は真珠」


 三重県といえば、やはり外せないのは真珠の養殖。伊勢湾での一大養殖事業は、すっかり県の看板イメージであるし、他の県ではアピール出来ない強みだ。ちなみにミキモトが運営している資料展示テーマパーク「ミキモト真珠島」は、丁寧に真珠の歴史や養殖方法が分かる上、社員教育の徹底された様子がよく分かる良施設なので、興味がある人は一度行ってみることをお勧めする。

 さておき、そんな一風変わった風土から生まれた三重犬は、表面に顔が確認出来ず、「単に貝の上に耳、下に4本の足と尻尾らしきものがはえただけの謎の生き物」に見える。下手したらちょっとしたクリーチャーである。顔のパターンが他の犬と異なっているのは、現時点では埼玉と三重の2人だけだ。

 これまで「殻に閉じこもった生活」をしていたせいか極度の人見知り体質であり、特に異性である女の子との対話が苦手。女子の憧れの的である真珠を見せて欲しいとせがまれても、まるで意地悪なクイズ番組のようにちらっと一瞬見せるのが精一杯だ。そして、そんな真珠には困ったようなつぶらなおめめの顔があったりするのである。……普段は少しだけ開けた殻の隙間から外界を覗いているのかしらね。もちろん貝なので口を閉じる時の力は相当なもので、調子に乗ってこじ開けにきた愛知を返り討ちにするくらいの防御力・攻撃力は有している。ただまぁ、両手で無理矢理こじ開けられる程度の力だと考えれば、案外大したことはないのかもしれないけど。
 

 中の人である水田わさびは、三重出身で2児の母。スターダムにのし上がった理由が非常に分かりやすい声優の1人だが、我々くらいの世代だと「新ドラなんて!」と嫌悪感を表されることも多い不憫な人。でも、流石にこれだけ長らくやってたら定着はしてきてるよねぇ。
 


○京都犬
CV:雪野五月 モチーフ:舞妓
登場話数:#12
メイン回:「京都犬の深き愛(#12)」
語尾:「〜どす」
公式設定「人をからかうのが大好きなとっても優しいお姉様」


 作中でも数少ない、人間がモチーフとなったキャラクター(まぁ、奈良も似たようなもんだけど)。おかげでなんだか気持ち悪いフォルムになっており、ゆるキャラとしても今ひとつ吹っ切れてないような微妙な印象を与えてくれる。まぁ……他に京都のモチーフっていってもねぇ。ちなみに、舞妓さんがモチーフなので当然のことながら女性である。

 性格は捻くれており、しかも他のキャラクターに比べると年長者の趣があるのでなんだかヤな奴具合がキツい。単に他人を馬鹿にするだけならいいのだが、更にどこからともなく取り出したチュロスを見せびらかしてから一人で喰い漁るなど、性格の悪さがにじみ出るシーンばかり。ひょっとして、これってよく言われる「京都の人間は一見さんお断りで余所者に冷たい連中」というイメージを具現化したものなのだろうか。だとしたら……よくできているな。ちなみに、携帯しているチュロスについては、放送当時はよく分からなかったが、どうやら観光地近辺なんかには割とチュロスを売っている店が多いらしい。いや、だからといって京都名物ってこともないんだろうけど。あんまりご当地モチーフがはまってないので、再登場が望みにくいキャラクターな気がする。
 

 中の人である雪野五月は、公式プロフィール(手元の声優名鑑など)には出身地が「滋賀県」と書かれているのだが、一応出生地が京都ということで抜擢された。流石のキャリアなので方言の使用で躓くなんてこともなく、しれっと舞妓役をやれてしまっているのは流石。
 
 
○奈良犬
CV:白石涼子 モチーフ:大仏
登場話数:#10
メイン回:「カウントアップ奈良犬(#10)」
語尾:特に無し(普通の関西弁)
公式設定「温厚な性格でみんなからの信頼は厚い。たまにキレる」


 奈良のモチーフは大仏様なわけだが、頭の部分しかないのでひどく不気味なフォルムに仕上がった。他にも鹿とかを使えばもう少し可愛いキャラになった気もするのだが、奈良のマスコットっていうと、ほら、アレがいるから……何をやってもキモさで上を行くことはないよねぇ。

 大仏様の霊験を借りたおかげか、他のキャラクターからはひどく丁寧に接触される、どこか超然としたキャラになっている。ひょっとしたら京都と同じように年長者なのかもしれないが、冷静に考えれば、コイツも普通にお菓子を食って漫画を読んでゲームをしてたはずなのである(実際、アイキャッチ画面では蓮座に座ってゴロゴロとテレビを観ているだけだ)。なんだ、割と俗物じゃないか。神々しいのは見た目だけだったでござる。この適当な生活スタイルからすると、一応性別は男なんだろうか? しかし福岡よ、お前は奈良からゲームをハードごと借りたのか……
 

 中の人である白石涼子は、今や関西弁女性キャラならば定番キャストといえる安定感を持つ。関西弁押しの声優っていうと、固定キャラが回しやすくなる反面、どうしてもそのしゃべり方のイメージが固まってしまう場合があるのだが、うりょ子の場合は「まっすぐな少年役」というキャスティングもしやすいので、仕事の幅が狭められないのが強みか。まぁ、その割りにいまいち代表役が固まらないのだが。この奈良犬役は、今まで聞いたことがないような、ふざけた役作りが楽しいですよ。


 
○大阪犬
CV:小野坂昌也 モチーフ:たこ焼き
登場話数:#29
メイン回:「喋り場大阪犬(#29)」
語尾:特に無し(普通の関西弁)
公式設定「まくしたてるような喋りと熱意で圧倒するフワトロガイ」


 関西といえばたこ焼きだ。某所では通貨がたこ焼きなんじゃないかと言われるほどだし、よくまことしやかに囁かれる噂に、「大阪の家庭には必ずたこ焼き器がある」というのがある。本当かどうかは知らないが、知り合いの大阪人は「そんなもんもってませんよ」と慇懃な標準語で言っていた。ま、そういう人もいるでしょう。しかし、いわゆる「粉もん文化」というのは実在しており、地元民は特に意識していないみたいなのだが、やはり他所からきた人間が関西文化、大阪文化を見ると、どう見ても小麦粉使いすぎである。お好み焼き屋でごはんを頼む神経は理解出来ません。

 さておき、そんな粉もんの象徴であるたこ焼きの化身、大阪犬。地元食材をアピールするのに熱心なのはどこの県でも同じだが、特に「しゃべくり」文化の大阪はその勢いが別格だ。元々それほど口数が多い方ではない愛媛を相手に、ただただたこ焼きの魅力をアピールするそのパフォーマンスは実に見事。こんだけのセールストークに巻き込まれたら、気の弱い他の地方の人間なら思わず買わされてしまうだろう。せっかくなので、彼のマシンガントークを(絶命するまで)全文書き起こしてみよう。
「まずは生地がちゃう! 筋肉を研ぎ澄ました男同士がうねりをあげて作る生地! 皮はパリッとサックリ、中身はふわっふわのとろっとろのギャップ萌えや! ツンデレの圧縮パック! ほんでもって中に入ったぷりっぷりの大きなタコ! あれこそ大阪湾の伝説のタコや! 4年に一度……」(絶命。この間約10秒)

 そして、そんな大阪の生命の源ともいえるのが、体内に宿した1ピースのタコである。トレードマークの爪楊枝に直結したタコは彼のアイデンティティを支えるものとなっており、引き抜かれた瞬間、タコとは関係無かった表層部にまでダメージが伝わり、途端にドロリと崩れ落ちてその機能を停止してしまう。頭を削られても生きていた長野や、果汁を搾っても平気だった愛媛とは異なり、明確に生命活動の中心が分かりやすい存在である。加えて、他県との違いはもう1つあり、一度は絶命したとしても、タコさえ戻れば意識はそのままで蘇生が可能。アンパンマンでいうところの顔チェンジシステムみたいなものだろうか。どういった生命構造になっているのかは見当もつかないが、この世界の住人はみんな似たり寄ったりだし、考えるのはやめておこう。しかし、楊枝+タコを抜かれて息絶えたということは、彼にとっての楊枝は、兵庫が頭にのせたさくらんぼのような軽い存在ではないのかもしれない。
 

 中の人である小野坂昌也は、言わずとしれた大阪生まれ、大阪育ちの大阪のガラの悪いおっさんである。このキャラで売って、時には叩かれ、時には腐女子に騒がれながら、なんだかんだで元気なヤング師匠。その姿勢は、業界でも一目置かれる存在である。やたらに気が多いことでも有名で、「小野坂三大天女」がいるくせに「Say you say me」ではSKEメンバーにご執心である。当然、独身。ある意味潔い。
 
 
○和歌山犬
CV:小西克幸 モチーフ:梅干し
登場話数:#41
メイン回:「和歌山犬スパイラル(#41)」
語尾:「〜やん?」「〜よー」
公式設定「酸っぱい果肉でみんな口が*になぁれ! ゲヘゲヘ男の子」


 和歌山というと、個人的には圧倒的にみかんのイメージだった。多分小さい頃にでかでかと「わかやま」って書かれた100%オレンジジュースが好きだったから、そのイメージだろう。実際、みかんの生産高は和歌山と愛媛が抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り広げており、現在は和歌山が上である。しかし、残念ながらそんな和歌山県の象徴たるみかんは、先に愛媛に取られてしまった。でも大丈夫、和歌山には、梅があるじゃないか。なんと、梅に至っては日本国内の生産量の70%を和歌山が占めているという。こりゃぁ太刀打ち出来るはずがない。そんなわけで、和歌山犬はすっぱいすっぱい犬になったのだ。

 ステータスとしては、とにかく「すっぱい」。一応加工食品モチーフの犬種に含まれることになるのだろうが、進んで自らの身体を食べさせる様子は宮崎や山梨などの農作物グループに近い。そして、和歌山の面倒なところは、酸っぱいと分かっていながら他人に食べさせて、その苦悶の表情を楽しむ趣味があるというところだ。「美味しい梅食べやん?」と誘い込み、「すっぺぇ!」と叫ぶのを見て至上の喜びとするのである。しかもこの悪趣味な挑発は被害者を巻き込んで感染する傾向にあるらしく、和歌山を食べて口が「*」状になった情けない顔の連中を「スーパーすっぱ団」と呼ぶ。かの鳥山先生の言っていた「梅干し食べてスッパマン」と同じノリだ。まぁ、楽しそうで何より。現時点でのスーパーすっぱ団は、騙されやすくて乗りが良い、言い換えればお調子者の愛知犬と福岡犬の2名である。

 和歌山の特徴と言えば、常に口をすぼめて酸っぱそうにしている顔と、そのまんまの顔でしゃべるせいでちょっと籠もってしまう不思議な声音。そのままの顔で弁当の白米に潜り込んでいるところを見ると、どうやら行住坐臥常にあの顔のようである。……あのまんま寝たりご飯食べたりするのかなぁ。

 
 中の人である小西克幸は、番組中でも「こにたんと一緒」という看板コーナーを持つ人気者。VTRを見ていると本当に適当なトークが相変わらず楽しい。でも、そういやあんまり関西弁のキャラって聞いたことがないね。


 
○兵庫犬
CV:寿美菜子 モチーフ:プリン
登場話数:#16 '12(01/12)(02/14)
メイン回:「ドッヂ兵庫犬(#16)」
語尾:特になし(普通の関西弁)
公式設定「素早さ255カンストの俊敏な女の子。プルルンお肌」


 西洋情緒漂う神戸に代表される兵庫は、数ある洋菓子の中からプリンをモチーフにして生み出された。良かったな、外人墓地とかじゃなくて。ただ、プリン+犬っていうデザインは、なんだかどこかの会社の割と有名なキャラクターとまる被りしているような気がするのだが……ま、特に文句も出てないならいいのだろう。知らない人はポムポムとかでググらなくていいよ。

 身体の柔らかさが自慢なのか、どういう流れからか愛知相手にドッヂボールで戦うことになり、見事な柔軟性を披露してくれている。その際に頭部にのせたサクランボは身体の一部ではなくオプションであることも判明しており、この世界の住人がどこまで「モチーフたれ」というポリシーがあるのかは議論の的だ。「ワタシはプリンだから、頭にサクランボをのせて出歩かないと!」とか考えるんだろうか。漫画「フルーツパフェ」では、後に登場したサクランボの化身である山形犬とコラボし、頭上にのせてパフェの主役として鎮座する図が確認出来る。
 

 中の人である寿美菜子は、数々の兵庫出身の先輩を抑えての、番組最年少キャスティング。モノが可愛らしいプリンなだけに、若手の寿の声音がしっくり来ます。でもなんでだろう、美奈子の関西弁は時折嘘くさく聞こえることがあるのは。デビュー当時にあんまり関西弁の役をやってなかったから印象がないのか、それとも、更に胡散臭い方言になっていた「うみものがたり」の影響なのか。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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