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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 イイハナシダナー、第17話。今回は特に言うことありませんよ。強いていうなら、日高里菜ちゃんに「変態! 変態!」って罵られるっていうご褒美プレイに興じる虎鉄がずるいな、ってことくらいです。

 困った時は原点に戻れ、とどこかの偉いヒトが言ったかどうか知らないが、能力減退のお悩みを抱えたままに帰郷する虎鉄。オリエンタルタウンなる随分と寂れた日本人街(?)に鈍行列車で帰ってきた虎鉄を待ち受けていたのは、本当にありがたい家族達の対応。今回のお話は全て、虎鉄と血を分けた家族たちに収束しているんだよね。

 お袋さんは歳を重ねてちょっと心配にはなったがまだまだ元気。息子の突然の帰省を訝しんではいるが、男の子が何も言わないんだったら、それはそれで理由があるのだろう。詳しくつつかず放っておくのも母の愛だ。代わりに、虎鉄の事情を察して真剣に対応してくれるのは、唯一の兄弟である兄だった。地元密着の生活を続けるお兄さん(村正さんというらしい)は、弟が何の理由もなく突然帰ってくるはずがないことを知っているし、普通に接しているだけでは強情な虎鉄が悩みを打ち明けたりしないことも知っている。だからこそ、多少強くあたって、彼に頼って欲しいことを伝えた。血を分けた兄弟の訴えに、虎鉄の頑なさもポロリと崩れる。いっぱい飲んで2ドルだったら安いもんでしょ。

 そして、虎鉄にとって最大の強敵は、娘の楓ちゃんである。気づけば10歳の楓ちゃん。既に難しいお年頃らしく、パパに部屋に入られたくないし、お風呂なんてもってのほか。平気で変態呼ばわりした上に、食事を一緒にするのだって快く思わない。そりゃ仕方ない。普段自分をほったらかしで、都合の良いときにだけ父親面するおっさんを、頼れと言う方が無理なのだ。心通わない楓を前にして、虎鉄も四苦八苦である。

 しかし、やはり虎鉄にとって大切なものは家族である。楓のピンチに、「使えば減退する」と分かっているハンドレッドパワーも惜しまず起動。ますます短くなる起動時間に焦りを覚えるが、能力が切れたとしてもいつだってパパはヒーローなのだ。娘のピンチを救えるのなら、能力なんて無くなったって平気。すがりつく楓の姿を見て、虎鉄は無き妻との約束の本当の意味を思い出し、自分にとって一番大切な存在に改めて気づくことになる。ヒーローを続けたかったのも娘のため、妻のためだが、ヒーローをやめるという決心も、結局は妻の遺志を守る為であり、娘を大切に思うからこそだ。鏑木虎鉄は、市民の英雄ではなく、あくまで家庭を守る父親としてのヒーロー像を選択することに決めた。もちろん、辞めるまでにももう一悶着あるんだろうけどねぇ。

 やっぱり、家族愛っていうテーマには本当に弱いです。ベタとお約束が売りのこの作品の中でも屈指のベタベタのエピソードだったはずなのに、最後の電車のシーンで虎鉄が一人で妻に向かって報告するシーンは、思わずうるっと来てしまった。虎鉄にとって最大の大義名分である「市民を守る」っていうポリシーは、奥さんとの約束に裏打ちされたものだったのだね。それを必死に守り通そうとしている虎鉄は本当にナイスガイ。やっぱり父親というのはこういう格好良さが求められるもんなんだな。楓ちゃんもお父さんの良さが分かって本当に良かった。ただまぁ、そのネクスト能力はどうかと思うけど……空中に浮いてたってことは、ハンドレッドパワーじゃなくて何か移動力を上げる新たな能力なのかね。来年以降の「TIGER&BUNNY SEASON2」にご期待下さい。

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