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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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CANAAN」 5→7

 PAworksによる素晴らしい動画のクオリティと、大好きな中の人による補正の嵐。そうした要因のみで見続けることになるんじゃないかと思っていたこの作品。奈須きのこがどんな作品を書いているかは知らないが、少なくとも「fate」は全く面白い部分がなかったし、世間的にも一部のオタクに受けるだけの厨二御用達の作家というイメージが強かった。今回のシナリオ原作に彼がどの程度関わっていたのかは定かでないが、少なくとも、「シナリオで魅せる作品」でもあった。それが最大の誤算で、最大の収穫である。

 先に突っ込まれそうな難点を上げておくと、まず、やはり雰囲気重視でシナリオが言葉足らずな部分は少なくない。大きな筋で言えば国際会議場でのテロの目的意識がよく分からないし、さらに大局で見ればアルファルドの行動原理が伝わりにくい。アルファルドとカナンという2人の主人公がともに寡黙な性格であるため、その主義主張は、非常に少ない手がかりから視聴者側が勝手に「読み込む」必要がある。そうした「読み込み」は答えではないし、観る人の立場によっては、それは制作者側の手抜き、怠慢に見える場合もあるだろう。また、「何となく雰囲気で語ればいいと思ってる時点で厨二」という誹りもあるかもしれない。このあたりの指摘については、程度の差こそあれ、まぁそうかもしれない。顕著な点を拾い上げていくと、例えば会議場テロのミサイル誘導時のカナンの行動や、夏目という存在なども「何か雰囲気で乗り切った」要素として取り上げられるだろう。

 しかし、その上で今作の脚本と演出はかみ合っていたと評価したい。毎回の感想文では割と露骨に「読み込み」を行ってきたが、そうした心情描写を「読む」ことが楽しい作品というのは、制作者側がきちんと「読むべきもの」を作ってくれているということだ。例えば再三語られるテーマである「愛の形」や、「友達」のあり方、そして「生きる」ことそのものを問いかける各キャラクターの生き様など、共感できたり、恐れおののいたり、憤りを感じたり、考えさせられたり、台詞だけでなく、作品全体の空気でもって「物語」を構築しようという意識が伺える。

 ベストエピソードはやはり11話だと思うが、人の死というものにきちんと意味を設定して、それを最大限に伝わるように描いてくれた演出家、そしてそれを充分な技術でもって形に出来た制作スタッフの力量にはただただ感服する。脚本を担当した岡田麿里は着実に評価を上げていっているし、今回初めて名前を覚えた監督の安藤真裕氏も、今後の活躍に期待したい。もちろんPAworksというスタジオ全体の行く末も楽しみだ。

 そしてなんと言っても素晴らしきキャスト陣。沢城みゆき、田中理恵、能登麻美子といった「いつもの」面子はもちろんのこと、最初は不安だった坂本真綾もボチボチのものだったし、役がベストマッチした戸松遙も、この作品で評価をさらに上げた。南條愛乃も、これから仕事が増えてくれるとうれしい。そして男性キャスト陣では、浜田賢二、平田広明などもさることながら、なんと言ってもカミングズの大川透。いやぁ、いいなぁ。

 今後も、この作品に携わった全てのスタッフを応援します。 

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