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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「パパのいうことを聞きなさい!」 4→4

 今期一番予想外の方向性に進んだ作品といえば、ひょっとしたらこれなのかもしれない。ラノベ原作で、いきなり女の子が3人も家に転がり込んできた! っていうスタートから、確実にハーレム展開を迎えるだけの作品だと思っていたのに、1話目からいきなりテンションが下がるお話をされ、この傷をメインテーマに、ずっと引きずったままの状態で最後まで話が続いた。考えてみりゃ、このシチュエーションでそんなに明るいお話になるわけもないのだが、昨今のラノベ文化、ライトアニメ文化の中で、「こんなスタートでも最終的に萌えアニメ」という展開に慣れきっていたので、この方向性についていくのには時間がかかってしまった。

 そして、正直言って「両親を失った女の子たちと、それを引き取った1人の青年のお話」というくそ真面目なお話をするにしても、本作はそこまでうまくいった作品だとは思わない。要素要所でシビアさを出すためにリアルを意識させてくるのだが(男で一つで育てられるはずない、とか生計はどうやって立ててるんだ、とか)、結局なんちゃっての域は出ないので、どうにもそうしたフィクション要素と真面目なお話の食い合わせが良くない。視聴者がどういう心持ちで画面に向かったらいいのかが分からないのだ。なんだか素材に合わないことを無理矢理やろうとしているみたいで、コレジャナイというネガティブな印象が先んじてしまう。

 筋立てとしてはある意味すごく真っ当なものだったという気もする。「いい話」の基本形は守っているのだし、個々のキャラクターの言っていることもある程度納得は出来るので、一本のシリーズものとしての破綻は無い。アニメとしての質も低いものではなく、良い言い方をすれば「丁寧な」部分も目立ったので、余計な先入観を無しに「とある青年の奮闘記」と思って見れば割とまっすぐな側面もあったのかもしれない。まぁ、それにしたってあまり身を入れて盛り上がろうという内容では無いと思うんだけど。「俺じゃあパパになれないのかな……」って、そりゃぁそうだろ。もう少し他に悩むポイントあるだろ。

 結局、序盤のうちに「見せたいもの」のビジョンが固まらなかったことが最大の難点だった。原作がどうなっているのかは知らないが、このタイトル、この作画、この設定を用意してやるんなら、もう少し別なお話の方がよかったかな、ということ。漫画版をちょっと見たことがあるけど、そっちは分かりやすい話だったんだけどなぁ。ただ、この感想については、こちらの先入観による独りよがりな部分も少なからずあるし、欠点らしい欠点かといえば、違う気もする。ジャッジの難しい部分ではあるのだが、優良可でいえば、「可」が無難な落としどころではないだろうか。

 中の人については、3姉妹にご苦労様をいうのが当然の流れ。キタエリは言わずもがな。ひなの中の人はさんざんネタにされている独特のしゃべりが面白いが、どう評していいものやら。若手のホープとしては色々楽しそうな出てき方だけどね。そして長女の中の人である上坂すみれ。無難な役だったおかげで特に印象にプラスもマイナスもないが……今後どうなるでしょうねぇ。

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