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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
ようやく行ってきた上になんかおまけがついてる劇場総集編だ。最初に言い訳から入ると、ず〜〜っと観に行かなきゃとは思ってたんですが、ユーフォに関してはどうにも再視聴する勇気がなく(視聴でフルマラソンくらいカロリーを消費するため)、「どうせだったらもう1回テレビシリーズで見直してから劇場に行きたいんだけどなー」とか余計なこと考えてるうちにあれよあれよと時間が過ぎてしまった。上映回数が1日2回くらいに減って箱も小さめのものに変えられてしまい、週末に観に行こうかと思ったら劇場がぎっちぎちだったりして、どうにも行く機会を失っていた。 そんなところに、我々京都民というアドを活かし、特別上映イベントがあるとの情報をゲット。実は今週末にはキャストが登壇するパターンのイベントもあるのだが、そちらは当然のごとく予約が瞬殺されており、慌ててこちらのスタッフトークの方に切り替えた。こちらは18時〜21時とやや遅い時間だったことも幸いしてチケットを取ることができたので、どうせ観るならおまけ付きの回で見てやろうってんで、贅沢にもこの特別イベントで初視聴という形になったのである。ファンとしてはあるまじき初動の遅さだが、色々な葛藤があったのでご容赦願いたい。お詫びとして(?)後編は封切り日に観ようと思っています。これは単に、後編については「なんかヤな予感がするから」です。もしかしたら……ネタバレアウトの可能性も……あるじゃんね。
<てなわけで一応折り返し。まぁ、総集編なのでネタバレも何もないですが>
総集編なのであんま書くことが無いってのは予想通りなので後半はスタッフトークの内容に触れようと思うが、それでも今回の総集編は色々と予想外ではあった。何しろまとめた範囲がテレビでいうと1〜10話 である。……そんなことある? 2時間尺の総集編で10本分はだいぶ無茶。そりゃもう色々とカットカットで本当に「スタッフが描きたいコア」の部分だけを選りすぐった、本当の意味での総集編になっていると言えるかもしれない。普通、1クールアニメの総集編って言ったら均等とまではいかずとも8話:5話くらいで分けるもんであり、「ガルクラ」あたりは素直にその構成になっていたし、後半にオリジナルコンテンツを用意していた「It’s MyGO!!!!!」でもここまでの偏りは無かった。これがつまり、「残りの後編で絶対何かやるつもりだろ……」という予断に繋がってるわけですよ。まぁ、何も無いならそれはそれでいいのだが……とりあえず9月を待とう。 閑話休題、今回のまとめられた内容だが、端的にいえば「黒(江真由)の章」である。テレビシリーズでは多少なりとも薄めて、じっくりゆっくり流し込んでくれた黒江真由成分が、容赦無くギュギュッと煮詰められて喉奥に流し込まれる2時間。まぁ、端的に言って地獄ですよね。こちとらユーフォに関してはアナフィラキシーで何度か死んでおり、冒頭の恋ダンスの時点で既に号泣してしまうというわけの分からないメンタリティになってしまっている身。そんな人間に煮詰めた黒江真由はとてもイケナイ。ほんとにきつかったです……。もちろん、アニメを最後まで見ている我々は「真由は真由で別に悪い奴じゃないねん」ということも分かっているし、彼女のあまりに無体な振る舞いについてもある程度は寄り添って考えたくはあるのだが、今回の再編集であまりに間断なく繰り出される真由砲の連射には流石にガードも追いつかない。こんなもん、部長じゃなくてもノックアウト必至である。 「黒の章」がメインとなってしまったためにそれ以外のエピソードは「脇道」ってほどでもないのに容赦無く削ぎ落とされており、プールもなければあがた祭りもない。序盤に新入生を何とか囲いこんだ黄前相談所フル回転っぷりもかなーりダイジェストである。個人的には荒れ狂う麗奈と対比的に描かれていた副部長・秀一の活躍なんかがだいぶ切られてしまったのは残念至極。まぁ、そんなことしてる余裕のない総集編だってんならしょうがないか。ただ、そうして削ぎ落とされたからこそ、「残っているパーツ」にある重要性ってのも再確認できる部分はあり、個人的には相対的に出番が増えた形となる葉月の動きなんかは本編以上に鮮烈になってて良かった気がします。あと演奏シーンがメインではあるが、改めて目が行ったのは新たな木管(オーボエ)のパートリーダーになっていた剣崎梨々花の存在感。ぽわぽわした印象の彼女であるが、先代オーボエ(怪物)があまりに淡々と演奏していたものだから、彼女の熱の入った演奏姿勢なんかはかなり印象的。1年生係としてもいい仕事をしており、相方(?)の久石とは別方向で存在感を示してくれていた。なお、久石はただそこにいるだけで可愛いから良しとする。黒江真由を煮詰めると、副産物としてその脇に濃縮された久石奏もつけ合わされるのはより良い地獄である。 とにかく前半の物語はこれで駆け抜けたのだ。まだ「黒」はおわらねぇぜ、とばかりにエンドロール後にも存在感を示した真由。さぁスタッフさんたち、この物語の「最終楽章」に、どんな決着をつけるんだい??
ってなことで残りはちょっとだけスタッフトークにも触れておこう。今回登壇したのは監督の小川太一氏、総監督の毎度お馴染み石原さん、そして専門スタッフからは色彩設定の竹田明代さんという方、そして撮影監督の高尾一也氏の4名。石原さんはこの手のイベントはそりゃもう慣れたもんで、私もかつて「中二病」のイベントで登壇してるのを見たことがあるので唯一初めましてじゃないスタッフ。ファンサにとても気が回り、他のスタッフのトーク内容に専門用語なんかが出てくると「説明した方がいいんじゃない?」と助け舟を出して場を進行しやすくしてくれていた。流石の総監督。小川氏は今回の劇場版で初めて「監督」としてクレジットされたが、テレビシリーズ時点で「副監督」名義だったのでポジションはそこまで大きく変わらないだろう。お話を聞いてて大変そうだなぁ、って思ったのは、やはりテレビシリーズと映画は別物だという話。一発一発の爆弾を毎週叩き落とすデザインのテレビシリーズは、言い方は悪いがその時々でのインパクト重視の構成になり、とにかく刺激的な部分に目がいくようになっているが、今回は単純にそれをつなげるだけでは成立するはずもなく、うまく流れを作らなきゃいけない。しかも今回は10話で1区切り。もはや再編集の域を超えて「蒸留」レベルである。細かい美術設定の見せ方にまでこだわりを見せて、何とかこの前編120分が成立するように尽力してくれていたことがよく分かった。 専門トークではそうした小川監督の指示で動いたという撮影監督の高尾氏がまずは解説。彼が解説時に使った比較スライドの一部はなんとTwitterでも確認できるので、興味がある人は見てみるといいだろう。……まぁ、ほんとアハ体験みたいな変化なのだが(本人談)。それだけ細かいところにまでスタッフのこだわりが出ているのだ、ということがよく分かる話だった。撮影の大きな仕事の1つにライティングの調整があり、今回の劇場版制作にあたり、インパクトを出すために重苦しくしていた画面構成を多少なりとも明るく、「ナチュラルに」仕上げた部分が多いとのこと。これは比較スライドを見ていて何となく伝わってきた部分。その後の監督の「壁がねぇ……壁が……」「窓がさぁ……」といった映像クリエイターにしか分からない悩みの繊細さが凄まじ過ぎて舌を巻いた。 続いて解説を入れてくれたのは色彩設定の竹田氏。「色彩」は「撮影監督」に比べたらまだ分かりやすい仕事内容かなー、と思ったら、その話の何ともディープなこと。「色を決める」と言ってもその決定手法にも本当に膨大な要因が関わっており、デリケートな作業の中にいかにこだわりを詰め込めるかという、まさに「職人芸」のお話を聞くことができた。こんな話を聞いてしまうと、ただただ垂れ流すようにして日々アニメを貪っている自分が恥ずかしくなってくるが……まぁ、京アニスタッフだからこそのこだわりのクオリティでもあるだろうしなぁ。世の中のアニメの全てがこのレベルになってしまったら、おそらくオタクは情報量に殺されてしまう。適当なアニメを作ってる適当なスタジオさん、我々を殺さないでいてくれてありがとう。 いやいや、こんな大変さだったら喜んで受け入れるんですけどね。竹田さんが見せてくれた「画面を目一杯拡大したらやっと認識できた淡い虹色」の色彩設定とか、こんな事情を知ってしまったら今後は1点ものの版権イラストとか流して見られなくなっちゃうやん。世のクリエイターの人たちってのは、みんなしてこんな鬼のようなこだわりの中で生きてるんだなぁ……改めて、本当にこのアニメを作ってくださってありがとうございます。良きイベントでした。 さ、まだユーフォは終わりじゃないのよ。後半戦は3ヶ月後だ、せいぜい、辞世の句でも用意しておきましょう。 PR
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