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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「妖狐×僕SS」 5→6

 毎週感想を書いているからわざわざここで書くこともあんまりないパターンの作品。じっくりゆっくり見られる、ありがたいアニメでした。

 先に難点を挙げてしまうなら、やはりそこまで突出して点数が上がるほどにスペシャルなものがあるわけではない、ということ。好きだ好きだとは言い続けても、多分半年したらその記憶は薄らいでしまうようなものだと思う。なりふり構わずインパクトを与えてくる飛び道具とは話が別だ。また、モノローグの描き方など、細かい部分では案外単純な演出も多いのである。「良いアニメだけど、これがベストなのか」と問われれば、まだまだチャレンジの余地が残されていた可能性はあるのだ。

 ただ、そんなことを言っても単なる揚げ足取りでしかない。この短い1クールの間、たっぷりと凛々蝶様の肢体を堪能することが出来たし、それを見守るために設置された数々の舞台装置は、全て良い方向に働いていたと思う。妖館という「長屋」が大好きだったのは何度も書いたことだが、あれだけたくさんの住人が、そこまで強く押し出されたわけでもないのに案外記憶に残っており、それが面白さに繋がっていたのは、さりげない見せ方が上手かったおかげだろう。週替わりのエンディングなんかは端的なツールであるが、1つ1つのシーン、1人1人のキャラについて、ごまかすことをせずに描ききった結果だと思う。

 ま、小難しいことを考えずに、「可愛い」「ニヤニヤする」「もにょもにょする」を楽しめばいい作品ですよね。凛々蝶様のキャラクターは、最初に設定を見せられた時には「なんとあざとい!」と思ったものだが、案外成立するものなんですね。史上初の、真正面から「ツンしゅん」を描くことを目的としたアニメ。うん、改めて「ツンしゅん」ってなんだよ。わからねぇはずなのに、気づけば分かるようになっていたよ。パイオニアがこれだけの結果を残したら、このジャンルの後追いは難しそうだな……いや、後追いする人間が現れるようなもんでもないけど。後は双熾のキャラクターも突き抜けたおかげで阿漕さが緩和された例でしょうね。執事ものジャンルは色々と発展していたわけだけど、双熾のキャラは、案外オリジナルとして輝いていたんじゃないでしょうか。

 あとは、こうして作り上げたキャラ・設定を万全の状態で映像にするだけのお仕事。David proは「ベン・トー」に続いて、なかなかの看板商品を立て続けて繰り出していますね。おそらく原作画からして最上の映像化だったんじゃないでしょうか。凛々蝶様の足から尻にかけてをなめるように描くこだわりのフェチ描写の満足度といったら。あと、コロコロしたデフォルメキャラのテンポとかも上手かったですね。監督を務めた津田尚克氏は、良い看板が出来ました。しかもこの人がコンテ切ったのって1話と最終話以外だとエンディング映像なのか……際だっとる。

 最後は中の人。日高里菜ちゃんが難しいところを頑張ってくれた、というのが1つ。音域が低めだったので色々と苦心の跡が見られるのも、ファンとしては逆に盛り上がる要素だったりして。あとは、実は気に入っていたのが細谷佳正の連勝さん。あの緩さが素で出せるっていうのは、割と貴重な才能な気がする。杉田は……まぁ、いつも通りで。

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