忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[2053] [2052] [2051] [2050] [2049] [2048] [2047] [2046] [2045] [2044] [2043]
○「ガールズ&パンツァー」 5

 確実に突っ込み待ちだな。いや、こんなもん突っ込んでたらアニメなんか観てられないからスルーだ。…………いや、1回だけ言いたい。戦車道て!

 というネタ一本だけで勝負してきた感のある作品。でも大丈夫、既に前クールで戦闘銃が戦うアニメを観ているので、こっちは「戦車の擬人化」で無いだけまだマシさ。過去にも何度か見たパターンだけど、このアニメの「戦車」の部分をそれこそ剣道とか柔道にしちゃえばすごくフツーのスポ根アニメと解釈することも出来るんだから。多分今後の筋立てとしてはすごく普通のものになるんじゃなかろうか。

 ということは、後の勝負はこの「戦車」という無体な特徴をどの程度独自のカラーとして活かせるか、という部分にかかってくるだろう。現時点でも似たような「女の子と軍事活動のギャップ」を狙った作品は既に数多く存在しており、直近の「うぽって!」もそうだし、本気のバトルなら「トータル・イクリプス」だって似たようなものと言えるかもしれない。キャラ絵繋がりなら「ストライク・ウィッチーズ」と「スカイ・ガールズ」の2本が「戦車」の概念をそのまま女の子に落とし込んだ発展形ともとれるし、ストレートに戦車がメインというなら「陸上防衛隊まおちゃん」なんていうのもあった。それらと比べてこの作品がオリジナルかというと、現時点ではそこまでのものではないだろう。「戦車道」の概念こそなかなか弾けてはいるが、この程度のおふざけならまだ冷静でいられるものなのだ(でも戦車道て!)。

 今作のスタッフは、監督に水島努を据えている。1話を見る限りでは久しぶりに悪のりを封印した「白い方の」水島さんになる様子で一安心。ここんところ黒い方向ばっかりだったので、たまには真面目なアニメ監督っぽく作品作りもしないとあさっての方向へ飛んでいってしまう。ただ、気になるのは制作スタジオがアクタスである、という部分だ。別に良い悪いの問題ではないのだが、この名前を見るのがエラい久しぶりなもんでちょっと驚いた。個人的には「タクティカル・ロア」のイメージしかないので、「今まで何してたんだろ」という思いと「ちゃんと切り盛り出来るのかな」という不安が混じっている。1話目を見る限りでは作画面に大きな問題は無いようだが、気になるのは戦車の描写がどうしても浮いてしまうという部分。CG処理なので致し方ない部分はあるのだが、戦車自体の挙動はよくても、どうしても地面との接合面などが浮いてしまっていて、重量感がうまく出ていない。冒頭の戦闘シーンは、相変わらず監督がふざけたコンテを切っているので画面は非常に面白いのだが、どうしてもその分CGの浮き方が際だっており、「せっかく戦車のモデルには力を入れてるのに、勿体ないなぁ」と思ってしまう。サテライトのCGとかだと、最近はマシンと接触する地面もCGで処理する場合が増えてきているのでこうした違和感は少なくなってきているはずなのだが、どうも、今作の場合はそのレベルにはなっていないようである。

 ま、最終的に戦闘シーンがどの程度の比重になるのかも分からないので、今心配事を愚痴っても杞憂に終わる可能性はあるんだけれども。ひょっとしたらここから延々女の子がきゃっきゃうふふするアニメになるかもしれないしね。それならそれでいいんだ。戦車は1台動かすのに4人も5人も人員が必要なせいでやたらと区別が付けにくい女の子が大挙してしまっているが、脚本はその辺のリスクを心得ているので、1話目はあくまでメインの3人(+生徒会面子)の紹介程度に留めており、混乱する心配は無い。キャラもしっかり作り込んでいることは確認出来るので、今後のドラマパートは普通に楽しんでいけそうである。それにしても、生徒会の眼鏡先輩の眼鏡は一体どうなっているんだ。あれってモノクルなの? それにしちゃ形が妙だよなぁ……

 中の人は、メインヒロインのみほ役に渕上舞が抜擢された。この名前は過去にも何度か見かけてはいるのだが、まったく印象は無いのが正直なところ。1話目時点ではなかなか悪くない仕事ぶりだと思うが、ここで掴んだ大役で仕事が出来るかどうか。また、そんなメインヒロインをサポートする脇の2人についても、かやのんは良いとして、黒髪ロングの子も見かけない尾崎真実という名前がクレジットされている。若手2人がどのような作品作りをするのか、注目していきたい。対する(?)生徒会チーム3人は中堅で固めており、上から福圓先生、植田佳奈に美佳子という陣容。相変わらずのこの世代の安定感。そして植田佳奈の眼鏡参謀役がまた1つ更新された。どんだけ眼鏡声やねん。その他、今回ほとんどしゃべっていないような脇のキャラもかなり知らない名前が並んでいる。こういう現場って、逆に興味が湧く部分もある。さて、何人くらいが一線で活躍出来る名前になることだろう。

拍手

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/26 な]
[04/25 な]
[04/19 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
バーコード