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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「はたらく魔王さま!」 6→6

 全ての要素がうまく噛み合った、理想的なアニメ化作品。えぇ、これもラノベですよね。楽しい作品は良いね。

 1話が始まった時点で「ネタとしては使い古されたものだよなぁ」と思っていたわけだが、最初にオルバとルシフェルが暴れ回る事件が終わって以降の筋書きは、割と興味深い部分が多い。この手の作品ならば常に作中目標として「元の世界に帰る」という悲願が掲げられているはずなのだが、今作の場合、わずか数話で勇者のエンテ・イスラ帰還は叶ってしまう。魔王の方は魔力が出たり入ったりでなかなかうまくいかなかったが、毎回人助けのために魔力を使っているわけで、魔王がその気になれば帰還のための魔力を保持することは難しくなかっただろう。そうして考えると、この作品で「元の世界に帰る」ことはあまり重要ではない。そうして目的意識が変わってくると、地球での所帯じみた貧乏暮らしの構図もなんだか妙なところに根っこが張られてくる。魔王が頑張って稼いでいる姿が、どこまで本気でどこからが冗談なのかが分からなくなってくる。そうしたミスマッチの妙がこの作品の一番の面白さなので、「帰るための手段」と割り切るのではなく、バイト生活そのものが魔王の狙いであるかのように世界が回っていく姿が、どこか新鮮な世界観の構築に繋がったのではなかろうか。気付けばこれって、私の好きな「長屋もの」としての性質が一番強く出た作品だったんだ。

 魔王は相変わらずどこまで本気なのかよく分からないが、それを見て振り回されるのは視聴者サイドも取り巻きも一緒。勇者ちゃんは最初のうちは鬼の形相で魔王を駆逐していたわけだが、気付けば奇妙な距離感の理解者として成立し、ちょっとしたラブコメ展開まで見せている。ヒロインとの関係性を変化させ、育んでいくのがラブストーリーなのだから、この作品の2人の関係も、立派なドラマである。間にほどよい刺激としてちーちゃんを挟みつつ、一筋縄ではいかない「ツンデレ」的味わいをテンプレ通りではなくて新しい方策で切り開く。勇者ちゃんの立ち位置も、この作品をオリジナルにしている大事な要素だろう。彼女の仕事に疲れた様子も、ヒロイン像としては新鮮でよいものだ。意外と珍しいよね、OLがメインヒロインのラノベって。

 そんなこんなで組み上げられた「ちょっと捻ったラブコメファンタジー」を、高品質なアニメーションで見せてくれたのが天下無敵のWHITE FOX。やっぱりこのスタジオの安定感は格別である。多少無茶な画作りで鋭角に攻める細田監督との相性も良好だったようで、すっかりこのアニメの持ち味となった顔芸や、メリハリの効いたギャグの演出、バトル展開など、最後まで力衰えることなく見せてくれたのは流石である。こういう恵まれたスタッフに作ってもらえて、原作関係者もさぞかし嬉しかったことだろう。

 後は当然中の人の話だが、今作はメインとなる役どころが分かりやすかったのでわざわざ振り返る必要も無いか。個人的には、実は魔王役の逢坂君の仕事ぶりが一番良かったんじゃないか、という気がしている。江口拓也なんかと並んで、割と自然に声が出せる、自由度の高い役者だ。最後に出てきた天使役の井口祐一も、やたら癖が強いが使いどころ次第ではなかなか面白い人材だろう。あとはまぁ、女性陣。なお坊、ぴかしゃの一騎打ち模様であったが、二人ともすっかりメインヒロインの貫禄。まぁ、個人的にはぴかしゃのテンション芸が見られるだけでお腹いっぱいでしたけどね。フリーダムな現場の彼女は楽しそうでよいなぁ。この作品なら、実写キャストでやられても(杉田が)そこまで文句を言わないんじゃなかろうか(特に胸)

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