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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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DEVIL SURVIVOR 2 the ANIMATION」 5→3

 うーん、何だったんだろね。映像面では特に問題は無かったのだが……。

 本当に印象に残らない作品になってしまった。その原因は明らかで、全く引っかかりのない一直線の脚本が問題なのだ。筋立てだけを見れば「まぁ、そうなるかな」という展開がてんこ盛りで、そのこと自体に問題があるわけではない。お約束を踏襲するシナリオに問題があるのではなく、作中世界においても、お約束をお約束として処理してしまっている不親切さ、設定配置の放棄が頂けない。作中で起こる全ての事象について、「そうなるからそうなるんだ」という説明しかなされないので、作中のキャラだけでなく、視聴者側も「え? そうなの? ……あぁ、そうなんだ」という感想しか出てこない。何故悪魔を召喚出来たのか、何故ヒビキの悪魔は強いのか。何故登場するセプテントリオンは全て登場が決まっており、撃退の仕方まで決まっているのか。もちろん、表面上の説明はなされている部分も多いが、「そうなるからそうするんだ」しか流れていない状態では、全くもってドラマが盛り上がらない。ゲーム原作ということだが、まるで脇のディスプレイで攻略記事を読みながら、淡々と書かれた通りの作業を実行しているだけのようなアニメになってしまっている。最終回で怒濤の展開を見せた悪魔合体も、攻略wikiとかみて「さ、最後だし最強キャラでも作るか」って言って一気に片付けてるような作業感が半端なかったし。あれだけ生死をともにした白虎が完全に「合成材料」だもんよ。

 「キャラが死ぬこと」「キャラが生きること」まで含めて全てが決まった通りの運行しかしないのであれば、そこに盛り上がりは生まれないだろう。死んで下さいと言われて大人しく死ぬような展開になるのだから、序盤に興味をひいた死に顔動画だって結局は有名無実のものになった。バトルにしたって個々の悪魔の性能差などほとんど感じられなかったし、敵となるセプテントリオンも「とにかくでけぇ、つえぇ」しか分からず、マコトさんに「これこれこういう敵でね、こうやって倒すといいらしいよ」と言われて「ふーん」という他無い。これでドラマを感じろと言う方が無理な話である。予定調和の中で人類が滅びていくのだから、悲しめと言われても出来ない相談だ。うーむ、原作ゲームは一体どんな出来になっているのだろうか。

 結局、シナリオに興味が湧かないと、いくらアニメーションとしてディティールに拘って描き込まれても、そりゃぁ単なる茶番である。感情移入して楽しむことは出来なかった。オープニングなんかがなかなか気合いの入った造りになっていただけに、肩透かしをくらう形でのめり込めなかったのは残念至極。結局こっち方面のゲーム作品はなんだか分からずじまいや。

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