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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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<緑>

 クリーチャー本舗の緑も、白や赤と同じ11体のコモンクリーチャーを擁する。

 デカブツが闊歩する世界が来るなら、それは当然マナのプロフェッショナル、緑の出番。今回の緑は、サイズで秀でているのは当然として、これまで以上にマナの生産に重点を置いている。まず、なんと言っても「コジレックの捕食者」。ビートしてよし、マナ加速してよしの二重丸クリーチャー。小型版である「巣の侵略者」と合わせて、2体の落とし子つきクリーチャーがいるのが1つ目のセールスポイント。もちろんこれだけではない。もう1体のトップ候補、がっちりな上に重なるとミラクルが起きる「草茂る胸壁」はコモンには勿体ないほどのハイスペックであるし、「オンドゥの巨人」だってアドバンテージを得ながら確実にエルドラージに歩み寄る一歩。これらがすんなりコモンで集まってしまうのだから、きっと8マナエルドラージくらいならば余裕であろう。

 それ以外のクリーチャーは、「踏みつけの仔」や「野心の発動者」が普通にでかいし、多少くせがあるが「オーラのナーリッド」も族霊鎧との組み合わせで容易にデッキコンセプトを固められるキーカードといえるだろう。

 そう、緑は壁戦術、落とし子戦術の他にオーラ戦術にも荷担しており、白同様、アンコまでで3枚もの族霊鎧が手に入る。「蛇の陰影」は色々とギミックが狙える面白いカードだ。飛行戦力に手を焼く場合には、「蜘蛛の陰影」「葉の矢」と2枚の対策カードが助けてくれるだろう。どうせ今回はそこまでフライヤーが多いわけでもないし、真正面から壁でぶつかるなら、緑にとっては歓迎すべき環境といえる。

 その他、増強スペルの「大群の力」、エンチャント対策に「帰化」と、基本カードは堅実路線。ドロー補助に「古きものの活性」まで与えられ、緑はコモンのハズレ枠が少ない期待のカラーといえる。

 アンコモンになると、さらにクリーチャー本筋で他の色との差が顕著になる。3ターン目に4/4で突っ込める「バーラ・ゲドの獣壊し」、落とし子の力を一転突破に転用する「茨噛み付き」、落とし子そのものでゲームを決めに行く「大群守り」など、あの手この手で力押し。サービス特盛りの「ペラッカのワーム」は、この世界では数少ない「エルドラージよりも強いクリーチャー」である。他にも単純明快「猪の陰影」、2回ジャイグロ「餌食の復讐」など、コモンの戦術を力強く後押ししてくれるカードが充実。

 レアクラスになると、構築で面白そうなのは例えば象メーカーの「カザンドゥの牙呼び」や、落とし子花こと「目覚めの領域」。そして器用なサポートの「重大な落下」に堅実なアドバンテージの「未知な領域」あたりは要注意。特に後の2枚はこれまで緑がなかなか出来なかった仕事をこなせるだけに、今後の環境に変化を与える可能性が高い。他方、これまでの路線をプッシュするなら「復讐蔦」が怖い。単純にでかい軽い強い。そして個人的に応援したいのは「巨術士」ですかね。あれだけ格好付けてるんだから、何かやってくれなきゃ嘘だ。


Ancient Strrings 古きものの活性 (G) C

ソーサリー

あなたのライブラリを上から5枚見る。あなたはその中の無色のカードを1枚公開し、手札に加えても良い。その後、残りをあなたのライブラリの一番下に望む順番で置く。

 青がインスタントかソーサリーを探していた「深遠の覗き見(CHK)」、そして緑がクリーチャーを探した「自然との融和(10ED)」は、神河で誕生した「5枚から探せるスペル」コンビ。普通こういったライブラリ操作は青の方に与えられるべきスペルのはずだが、今回はエルドラージに与しているのが緑なので、こうして緑に続編が作られた。これまでの環境で言えば、無色のカードは土地とアーティファクトだけ。このスペルは当然その2種も手に入れることは出来る。しかし、やはり最大の見せ場はエルドラージとの組み合わせだ。どうせエルドラージはクソ重たいのでそんなに大量にデッキに入れるわけにもいかず、いざというときにこうしてサーチ出来るスペルを入れることで「水増し」出来るのは非常にありがたい。序盤に引いてもさっさと土地に変換してしまえば後腐れもないし、5枚もめくれば流石に土地は1枚くらい含まれているだろうから、決して無駄にならない点は「深遠の覗き見」などの先輩スペルよりも優れている部分だろう。リミテッドならば手軽な圧縮スペルとして重宝するだろうし、構築でもエルドラージが現実味を帯びるならば充分使われる可能性がある。

 

Aura Gnarlid オーラのナーリッド (2)(G) C

クリーチャー・ビースト

2/2

〜より小さいパワーを持つクリーチャーは、〜をブロックできない。

〜は、戦場にあるオーラ1つにつき+1/+1の修正を受ける。

 時たま緑や白に登場する、エンチャント大好きクリーチャー。本家「ヤヴィマヤの女魔術師(10ED)」と違ってエンチャントの中でもオーラにしか反応しないという偏食家ではあるが、その分「乱打するワーム(GPT)」と同じ回避性能が与えられた。緑単色で考えても、「猪の陰影」をはればサイズが6/6となり、おそらく一瞬でゲームを決めてくれることだろう。専用デッキが必要にはなるが、選択肢としては充分アリなクリーチャーだ。普通はこうした単体で完結できないクリーチャーというのは評価が下がる傾向にあるものだが、今回のリミテッド環境はテーマが「防衛」。つまり、ブロッカーのタフネスはこれまでの環境よりも低い傾向にある。そこでこのクリーチャーをちょいちょいと強化してやれば、鬱陶しい壁やトークンをするりと抜けられるというわけだ。こういう環境の整備とちょっとした反発心は、なかなか見事なデザインである。

 

Awakening Zone 目覚めの領域 (2)(G) U

エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、【落とし子トークン】を1体戦場に出す。

 あだ名は当然「落とし子花」。あの魔の時代を生み出した「苦花(MOR)」の落とし子バージョンである。ただ、現在も「ゴブリンの突撃」という似たカードもあり、そこまで劇的な効果を生み出しているというわけでもないので、この手のカードが全て壊れているというわけではない。このカードも3マナというコスト設定に加え、出てくるのがパワー0のトークン。ここから出るトークンだけで勝負に勝つことは出来ないわけで(「勇壮な戦闘(JDG)」でもあれば話は別だが)、「苦花」の悪夢の再来というわけではない。しかし、やはり自動で無限生成されるチャンプブロッカーの強さは疑いようがないし、このトークンはマナソースとしても実に重要な役回り。順調に土地をおければ毎ターン2マナずつマナが伸びていくわけで、流石にマナの専門家の緑はエルドラージに最も近い色といえそうだ。さぁ、レッツ落とし子。

 

Bear Umbra 熊の陰影 (2)(G)(G) R

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー) 族霊鎧

エンチャントされたクリーチャーは+2/+2の修正を受けるとともに、「このクリーチャーが攻撃に参加するたび、あなたがコントロールする全ての土地をアンタップする」を持つ。

 セットで登場した「猪の陰影/Boar Umbra」と名前がものすごくややこしいオーラ。仕事が被ってるのに名前が2文字違いって、分かりにくいにもほどがあるわ。で、熊のご加護なので当然+2。4マナもかけて+2だけだと寂しいけど、何故かアタックすると土地がわっふるわっふるするという、あまり熊成分が感じられないオプションがついた。普段の2倍マナが使えるのでありがたいのは間違いない。第1メインでやりたいことやりまくった後でも、殴りさえすればコンバットトリックのためのマナが確保出来るようになるので、起動コストが重たい「シーリアの陽歌い」でも安心だ。まぁ、使ってる人みたことないけど。ただ、結局第1メインと第2メインに使えるマナが増えるだけでマナの総量がアップするわけではないので、このブロック独特のアホコストの支払いに充てられるわけではない。手数で勝負するにも手札はいつかつきるわけで、相当練り込んだデッキでない限りは立った土地も無駄遣いに終わることの方が多そうだ。ミシュラランドが殴りに行きやすくなるので、ひょっとしたら土地単みたいな土地殴りデッキが向いてたりするかもしれない。そして、緑は「マナの座、オムナス」というベストパートナーもいるぞ。熊の着ぐるみをまとった神話レアが見たい人はお勧めだ。装備するときには「キルミンフォーゼ開始!」の一声を忘れずに。

 

Beastbreaker of Bala Ged バーラ・ゲドの獣壊し (1)(G) U

クリーチャー・人間、戦士

2/2 Lvアップ:(2)(G)

LV 1-3> 4/4

LV 4+> 6/6 トランプル

 とことん肉弾戦を求めたレベルアッパー。本当に殴るしか能がない人間・戦士ということで、信頼度で言えばホイミンがいない状態のライアンくらいだと思えばいいだろう。2マナで熊として登場させ、遅れて3マナをつぎ込めば4/4。5マナで4/4なのだから、リミテッド基準は満たしている。アンコモンとしては些か物足りないが、デッキに入れるのを躊躇うこともあるまい。また、3ターン目に4/4が殴りに行けるようになるので、基本ガチの殴り合いになるリミテッドなら、このスピードと安定感は無視できないだろう。さらにさらに、もう9マナを頑張って加えると、今度は6/6トランプラーというフィニッシャーに昇格。9マナ払う暇があったらもうちょっと楽させろよ、とは思うが、無いよりあった方がいいオプションなのは間違いない。人間、精進を怠らなければ甲鱗さまとだって戦えるということを、その身で示してやろう。まぁ、甲鱗さまよりも総コスト数で重たくなるわけだがな。

 

Boar Umbra 猪の陰影 (2)(G) U

エンチャント・オーラ

エンチャント(クリーチャー) 族霊鎧

エンチャントされたクリーチャーは、+3/+3の修正を受ける。

 猪憑きってことは、草摩家で言うと楽羅です。CVは三石琴乃です。素晴らしいですよね。修正値が+3と大きく、当たり前だが「樫化(M10)」の完全上位互換。そして、このスタイルのオーラの大先輩ともいえる「象の導き(JDG)」とイメージが被る。「樫化」はリミテッドではかなりの破壊力を持つカードなので充分脅威であるし、それが族霊鎧で守られるのだから安定感は半端じゃない。リミテッドでは手軽に相手陣営に切り込めるナイスカード。個人的な不満点は、緑で+3という数字だったらもう「Elephant Umbra/象の陰影」で良かったんじゃないか、ってことくらいだ。白のマンモスと被るからかなぁ。

 

Bramblesnap 茨噛み付き (1)(G) U

クリーチャー・エレメンタル

1/1 トランプル

あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャー1体をタップする:〜はターン終了時まで+1/+1の修正を受ける。

 コストが軽くなり、トランプルを得た代わりにサイズが縮んだ「トーパの苦行者」。「苦行者」の場合は生息している世界に賛美カードが溢れていたために、タイマン勝負のプロとしての登用があったわけだが、このカードはおそらくパワーを持たない落とし子トークン達の存在価値をあげるのが目的だろう。この手のカードは初期ステータスはあまり重要ではなく、続けて「コジレックの捕食者」を出せば、そのまま4/4で殴ることが出来るし、この世界には壁も多くなるであろうから、そうした防戦一方の連中の元気を集めるメイン砲台の役割を務めることが出来るはずだ。「トーパの苦行者」がアラーラ環境で見せた活躍はまだまだ印象に残っているので、こいつもあの先輩を超える活躍が期待できるぞ。

 

Broodwarden 大群守り (3)(G)(G) U

クリーチャー・エルドラージ、ドローン

4/4

あなたのコントロールするエルドラージ・落とし子・クリーチャーは+2/+1の修正を受ける。

 落とし子戦術を意外な方向からサポートしてみせる、ドローン業界の知将。それまでマナの種だとしか思われていなかった落とし子たちが突如2/2に変貌して殴りかかってくる様は、深夜のグレムリンもびっくりのギミックである。自身が5マナ4/4とナイスボディを持っていることもあり、リミテッドでは「一応落とし子からエルドラージに繋げるデザインだけど、こいつが出たら出たで試合が早くすむので楽」という、一種の変則勝ちパターンとして重宝しそうだ。上記の「目覚めの領域」などと組み合わせた時のチートっぷりはなかなかのものであるし、2体引けちゃった時の落とし子祭りったら、もう。

 

Daggerback Basilisk 短刀背のバジリスク (2)(G) C

クリーチャー・バジリスク

2/2 接死

 Oh, It’s 普通の creature。タフネスに偏らせた「巨大蠍」の方が強い気がしますが、気にしちゃ駄目です。バジリスク1体でもエルドラージと相打ち可能。これ重要。

 

Gelatinous Genesis 軟体の起源 (X)(X)(G) R

ソーサリー

X/Xで緑のウーズ・クリーチャー・トークンをX体戦場に出す。

 純正バカスペル。なんでウーズが絡むスペルって全部馬鹿っぽくなってしまうんだろうか。制作者は何かウーズに恨みでもあるのかよ。というわけで、「ウーズの庭」の時に作られたウーズ・トークンが無駄にならないように作られたエコロジカルなカードだ。まぁ、今回のセットにもトークンカードがつくんだがな。3マナで1/1が1体出てくるという素晴らしきゴミ性能はマナを増すごとにクオリティが上がっていき、5マナなら2/2が2体。7マナで3/3が3体あたりになると、そこそこのレベルに。この世界なら9マナくらいは割と行けるだろうから、そこまでいけば4/4が4体。まぁ、ゲームは決められるだろう。問題はもう3マナ軽い「猛り狂うベイロス」ならもっと簡単なんじゃないか、ってことだが、この世界は無駄にマナを出したいみたいなので、せっかくだからこのスペルを使ってみようではないか。マルチキッカーと違って指数関数的に効果が上がっていくあたりに、ちょっとした製作チームのこだわりが感じられますな。でも、どうせレアなら(X)(G)(G)(G)くらいのコストでも良かったんじゃないかと思うのですが。駄目ですか、そうですか。

 

Gigantomancer 巨術士 (7)(G) R

クリーチャー・人間、シャーマン

1/1 

(1):対象の、あなたのコントロールするクリーチャーは、ターン終了時まで7/7となる。

 バカ魔術師。8マナ1/1というのは、カウンターを載せたりパワー変動システムを採用しているクリーチャーを除けば、過去には「軽蔑する利己主義者(SCG)」のみが実現させた幻のステータス。この虚弱さは破格だ。しかし、そんなひ弱な坊やは仮の姿。わずか1マナで自身も7/7にビルドアップするし、釣られて回りの取り巻きだって7/7のタフガイに。もう、これをプレイするための落とし子オンリーデッキを組んで、余った落とし子を全部7/7にすればゲームに勝てそうだ。頑張って配下を育て上げていた「ゼンディカーの報復者」たちが馬鹿馬鹿しくてやってられないだろう。人類で最も分かりやすいエルドラージへの対策法を生み出したのは、ひょっとしたらこいつなのかもしれない。いや、マジで構築あるぞ。

 

Gravity Well 重力の井戸 (1)(G)(G) U

飛行を持つクリーチャーが1体攻撃するたび、それはターン終了時まで飛行を失う。

 飛行クリーチャーが飛行を持たないクリーチャーよりも優れた点はなんだ、と問われたら、普通の人は「ブロックされにくいことだ」と答えるだろう。流石にここで「地震で死なないことだ」と言う人間は少ない。では、「攻撃時に飛行を失う飛行クリーチャーとはなんだ」と問われれば、それは確かに「地震で死なないクリーチャーだ」と答えるしかないだろう。もしくは、「単にサイズに恵まれなかった可哀想なクリーチャーだ」と。緑の飛行嫌いは、直接ダメージ系の「ハリケーン」などにも結実しているが、ここにまた新たな1つの答えを見つけたのかもしれない。悪斬? 幸い「聖遺の騎士」はそれよりでかいことの方が普通である。よし、緑ならいける。

 

Growth Spasm 成長の発作 (2)(G) C

ソーサリー

あなたのライブラリから基本土地・カードを1枚探し、それをタップ状態で場に出す。その後、あなたのライブラリを切り直す。【落とし子トークン】を1体戦場に出す。

 「不屈の自然」+落とし子で、合計3マナ。シンプルイズベスト。次のターンに2マナのびてるのでお高いお目当てのスペルにも一足先に到達できます。でも、このスペルに到達するには「不屈の自然」よりも1ターン余計に時間がかかります。……ん〜、微妙な違いだが、ゴールが10マナとか適当なエルドラージだとするなら、序盤の2マナと3マナの差が些細に見えてくるから不思議だ。少しでもカード効率をあげるなら、1枚のカードで2つパーマネントが増えるこちらが強い……気がする? やっぱり「木霊の手の内(CHK)」って強かったよなぁ。

 

Haze Frog もやの蛙 (3)(G)(G) C

クリーチャー・カエル

2/1 瞬速

〜が戦場に出たとき、このターン他のクリーチャーが与える全ての戦闘ダメージを軽減する。

 「濃霧」に2/1のカエルをくっつけたら、なんと4マナも重たくなってしまった。普通に考えると「流石にちょっとなぁ」という答えになってしまうが、一応こいつは「他のクリーチャーが与える戦闘ダメージ」というのがミソ。こいつ自身がブロッカーになれば、一応タフネス2までのクリーチャーを一方的に葬ることが出来るのである。まぁ、その可能性があるなら、このコストでもギリギリ。緑が積極的にこれを採用したい理由は少ない気もするが、世の中どんなデッキが登場するか分からない。覚えておけばラッキーな日もあるかもしれないだろう。ちなみに、その昔サクると「濃霧」が発生する「胞子カエル(PCY)」というクリーチャーがいた。何か関係があるんだろうか。

 

Irresistible Prey 抑え難い餌食 (G) U

ソーサリー

対象のクリーチャー1体は、このターン可能ならばブロックされなければならない。カードを1枚引く。

 1マナという最小コストで、過去には「ゴブリンの火の悪鬼(RAV)」のみが持っていた微妙なブロック強制能力を付与する。相手にお好みのクリーチャー1体だけがいれば大当たりだが、落とし子トークンが1体でもいれば残念賞。大人しくドローするだけの循環スペルと見て諦めよう。つまり、大半の場合は諦めよう。一応の使い道として、フライヤーどうしの接触を強制させたいシーンではそこそこの信頼感があるのだが、そんな状況がどれくらい頻発するものか。

 

Jaddi Lifestrider ジャディの生命歩き (4)(G) U

クリーチャー・エレメンタル

2/8

〜が戦場に出たとき、あなたのコントロールするアンタップ状態のクリーチャーを望む数だけタップしても良い。あなたは、この方法でタップされたクリーチャー1体につき2点のライフを得る。

 緑が時たまやる、よく分からないライフゲインカードの新作。ライフゲインは白が本職なので緑が頑張ろうとすると「鼓舞の滝(TOR)」やら「豊潤な収穫」やらろくな結果にならないことが多いのだが、このカードはクリーチャーなので、決して悪いカードではない。何しろ5マナ2/8という意味の分からないステータスなのだ。ちょっと前に「不屈の古樹(MOR)」の2/10で爆笑したのに、今度はアンコモンで2/8。馬鹿だねぇ。そして、このデザインならいっそのこと「あなたのコントロールするクリーチャー1体につき2点のライフを得る」でもいいような気がするのに、何故かタップを強要するあたりが分からない。そりゃま、単純にライフを得るだけだと流石にウザすぎるのだが、このタップにどんな物語が込められているのかが分からないので「なんかあの手この手で個性を出そうとしてて必死だな」という感想しか出てこない。そして、実際にプレイされたら本当に本当にウザいのは間違いない。マジ勘弁して。

 

Joraga Treespeaker ジョラガーの樹語り (G) U

クリーチャー・エルフ、ドルイド

1/1 Lvアップ・(1)(G)

LV 1-4> 1/2 (T):あなたのマナ・プールに(G)(G)を加える。

LV 5+> 1/4 あなたのコントロールするエルフは、「(T):あなたのマナ・プールに(G)(G)を加える」を持つ。

 マナクリーチャー業界にも、レベルアップの波が押し寄せている。「緑織りのドルイド」のレベルアップ仕様は、ほぼ確実に先代よりも能力は上だ。まず、先代とほぼ同じ(1)(G)(G)のコストで、(G)(G)を出す1/2のドルイド。この時点で普通に出番はあるはずだが、更に自らの能力を使ってレベルアップを繰り返せば、あのレジェンドだった「せし郎の娘、さ千(CHK)」と同じ能力を手にし、自らも1/4と安定感あるボディに昇格。ここまで来ると、エルドラージだろうが「らせんの円錐(EVE)」だろうが何でも来いのマナ量産体制だ。合計10マナの投資は安い買い物では無かろうが、少なくとも他のレベルアップクリーチャーと違って自分の手で責任を持って大きくなれるというメリットはある。そして、この世界には他にもレベルアップのために大量のマナを求めるクリーチャーがたくさんいるのだ! 起ちあがれ僕らのジョラガー。エルフデッキは、また別の高みを目指すことが出来るだろうか。ちなみに余談だが、このカードの3つ目の能力でマナが出せるようになるのはクリーチャーだけに限られていない。タイプとして「エルフ」を持っていれば、エンチャントだろうがプレインズウォーカーだろうがマナを出せるようになるのだ。まぁ、現在このカテゴリに属するのは「麗しき者の勇気(LRW)」だけなんだけど。

 

Kazandu Tuskcaller カザンドゥの牙呼び (1)(G) R

クリーチャー・人間、シャーマン

1/1 Lvアップ・(1)(G)

LV 2-5> (T):3/3で緑の、象・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

LV 6+> (T):3/3で緑の、象・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。

 レアレベルアッパー。最初の仕事を始められるようになるまでトータルで6マナもかかるのは不自由だが、2度目のレベルアップの時には、擬似的に「(1)(G):トークンを出す」と同じような働きになるので、実際にはそこまで重たいというわけではない。マナいらずで延々象が出てくるという訳の分からない性能は「野生の狩りの達人」に迫るスペックなので、充分エンドカードといえるだろう。ついでにレベル6まで行くとさらなるドリームも見えるようになるが、そんな暇があったら出した象をサポートして勝ちを狙った方が早いような気もする。まぁ、オプションがあるのは素晴らしいことだ。「獣群の呼び声(TSB)」も草葉の陰で喜んでいることだろう。新手のガラクとして、構築レベルも見える人材だ。

 

Khalni Hydra カルニのハイドラ (G)(G)(G)(G)(G)(G)(G)(G) M

クリーチャー・ハイドラ

8/8 トランプル

〜のコストは、あなたのコントロールする緑のクリーチャー1体に付き(G)だけ少なくなる。

 コスト欄を記入するときに何度も数を数える必要があるややこしい神話レア。単色マナシンボル8つというのは当然歴代レコードを更新しており、わずか2年で記録を塗り替えられた「尊原初(EVE)」もちょっと悔しそうだ(ちなみに色マナシンボル数のトップは当然「大祖始」)。で、そこまでマナシンボルを並べて何がしたいかというと、単に8/8トランプラー。そりゃま、強いのは強いだろうが、現在「土を踏み付けるもの」や「巨身化」が大活躍しているという話はあまり聞かない。このカードはシンプルな戦略でコストを削減できるようになるというおまけはあるが、仮に緑クリーチャーが4体いても残るコストは(G)(G)(G)(G)なわけで、本当に限られたデッキでの運用しか望めないわけだ。普通の人なら、そんな手間のかかるファッティを採用するよりも、大人しく色を広げて汎用性を追うだろう。つまり、リミテッド以外では用無しと言うことである。一応、無色カードの多い環境ということで単色デッキでの選択肢も大きく広がることにはなるのだが、逆に言えば多色デッキでも同じだけの選択肢が増えているということ。流石に緑単が一世を風靡する世界は見えてきそうもない。

 

Kozilek’s Predetor コジレックの捕食者 (3)(G) C

クリーチャー・エルドラージ、ドローン

3/3

〜が戦場に出たとき、【落とし子トークン】を2体戦場に出す。

 緑のコモンドローンは4マナ3/3にトークン2つ。流石に緑はマナレシオに優れているので、特にエルドラージを意識せずとも使いやすいデザイン。この世界の基盤をなす良いクリーチャーである。普通すぎてコメントに困るのが唯一の難点だが、特に言うことが無いのは良いカードの証、ということでどうだろう。強いてネタを探すとするなら、この日本語名だとどうしても「コジレックを捕食する奴」に見えるというのがちょっとした問題。所有格の「の」だからコジレック配下って意味なんだろうけど、日本語の語順だと「アリクイ」とか「マイマイカブリ」みたいに目的語に見えるんだよな。

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