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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 出ちゃいましたね、それなりの規模のリークが……。発売日まで丁度2ヶ月ってところでのリーク、流石に早過ぎるのでこれもまたWizards社の意図しなかったものでしょう。あれだけ「我々は情報を出すタイミングも含めて全部コントロールして最も魅力的な状態で皆さんにカードをプレゼンしているんだ!」と力説していたのだが、それでもここまで世界規模のゲームだと情報漏洩をシャットアウトするのは難しいようで……。でも、ゲートウォッチでのコジレックバレまでは、しばらくリークも無くて割とスムーズに発表できてたと思うんだけどなぁ。今回もやからしてしまったことを考えると、最近新しい穴でも出来たんかな。

 

 そんなわけで、私はいち早く情報が知りたい人なのでやっぱりリークも見てしまったわけなんですが……確かに、これをちゃんとWizards社が統制して大々的に発表してたらそれなりに盛り上がったかもしれないなぁ、って部分はありますよね。未だに、「次元の混乱」の時の「滅び」のサプライズや「エルドラージ覚醒」の時のコジレック爆誕ギミックなんかの鮮烈さは印象に残っているので、Wizardsには今後もしっかりと情報統制を徹底してもらって、ああいうサプライズを効果的に演出して欲しいものです(ですんで、それを楽しみにしてる人は以下の記事は読まない方が良いです)。

 

<以下、信憑性の保証されない情報なので、遊び半分で良い人だけ>

 




 

○新キーワード

 

Delirium(昂揚)

 既に「デュエルデッキ・正しき者VS堕ちし者」に収録されるために公表された「精神壊しの悪魔」(下記データ参照)で明らかになっていた能力語。「Delirium」はカード名の定訳では「狂乱病」と訳されていた英語だが、今回はそれが「とにかく気分が盛り上がっている」という風に解釈されてこんな日本語名になった。昂揚はスレッショルドや金属術と同じオンオフを持つ状態定義であり、具体的には「あなたの墓地のカードに、4つ以上のカードタイプが含まれている」ことでオンになる。いわゆるタルモ的計算方法。スレッショルドのようにとにかく墓地にカードを送り込めばいいわけじゃないというのがポイントだ。現在存在するカードタイプはタルモを見れば分かる通りに「アーティファクト・クリーチャー・エンチャント・インスタント・土地・プレインズウォーカー・ソーサリー・部族」の8種。ただ、実際には「部族」は再録されることは無いとマローが断言しているので、上の環境で考慮すべきは7種だ。さらにプレインズウォーカーはレアなので日常的に使えるのは6種。そのうち4種を送り込まねばならないとなると結構大変。適当にライブラリをめくっていてもなかなか達成は難しそうだ。今回は手札を捨てる手段が色々与えられそうなのでそこで調整していくことになり、リミテッドではこの昂揚を巡るデッキメイクが成否を分けそう。構築で実用レベルになるかどうかは全くの未知数だが、イニストラードの導入と同時にスタンからはフェッチが落ちるため、土地を送り込むのが結構大変。さて、どうなることやら。

 

Investigate

 日本語訳では「調査」「捜査」みたいな意味で、以下の文で定義される能力。「無色で『(2)、このアーティファクトを生け贄に捧げる:カードを1枚引く』を持つ、Clue・アーティファクト・トークンを1つ戦場に出す」。

 Clueは日本語にすると「証拠・手がかり」的な意味で、このカードはイニストラードに潜む闇について調査し、その結果「証拠トークン」が得られ、マナを支払えばそこからカードが引けるというもの。現時点ではどう見ても「弱いキャントリップ」でしかないのだが、今後の情報でこのClueトークンをいじるカードなんかも出てきそうな気がするので(でないと意味が無いので)、今後のイニストラード調査チーム(ジェイスが率いているんだろうか?)の活躍に期待しよう。一応アーティファクトがガンガン産まれるので、下の環境に与える影響は結構あるかもしれない。金属術のサポートになるし、アーティファクトの187誘発するし。

 

Madness(マッドネス)

 なんと、あの「Magic史上でも有数の細かいルールがめんどくさいシステム」であるマッドネスが帰ってきた。今回のリークで一番のサプライズはこれだろう。時のらせんでも復活したギミックだったが、イニストラードはどう考えても墓地セットに違いないので、今回「スレッショルドもどき」である昂揚と一緒に帰還し、あたかも世界はオデッセイリターンズである。あとは共鳴者なんかのディスカードギミックがどの程度盛り込まれるかだ。「おう、既存のディスカード呪文の価値が下がるやんけ!」と思ったら、今あるディスカード呪文って大体追放するから問題なかった。流石エルドラージさん、後ろの環境にまで配慮してるわ。

 

Skulk

 Skulkは日本語では「こそこそする」「隠れ潜む」といった意味で、以下の文で定義される戦闘用能力。「このクリーチャーは、これより大きなパワーを持つクリーチャーにはブロックされない」。最近だと「シルムガルの暗殺者(DTK)」が持っていた能力である。常磐木化以前に着実に数を増やしていた威迫なんかと違ってあんまりメジャーな能力という印象もないのだが、イニストラードのズルズル地を這うゾンビとか、そういうイメージからの定義なんだろうか。基本的にクリーチャーってのはパワーが大きいことが正義なわけだが、そうとも限らないぞ、と待ったをかけるという意味では、既存の概念を揺さぶる面白い能力だ。

 

Transform(変身)

 イニストラードといえば何はさておき両面カード。ってことで、今回もやっぱり収録されました。まー、オリジンのプレインズウォーカーで伏線は張ってたしな。現時点で出ている情報では狼男の変身条件は前作イニストラードと全く同じようなので、当ブログではイニストラードの時と同様にこれを「変身条件・<狼男>」と省略して記載する。変身するカードの扱いも旧作同様で、変身用の代理カードも封入されるようだ。色々面白そうな名前が並んでますなぁ。「Town Gossipmonger」(町のゴシップ売り)とか「Uninvited Geist」(招かれざる霊)とか「Kindly Stranger」(親切な余所者)とか、どんな変身劇場を見せてくれるのか、今から楽しみだ。

 

 

Expose Evil (邪悪の暴露) (1)(W) C

インスタント

最大2体までの対象のクリーチャーをタップする。

Investigate(無色で「(2)、このアーティファクトを生け贄に捧げる:カードを1枚引く」を持つ、Clue・アーティファクト・トークンを1つ戦場に出す)

 新能力Investigate付きのタップ呪文。ベースとなるのは「闇の追い返し(ROE)」で、あちらは1マナ重いが純正キャントリップなので普通はあっちの方が強い。この世界でClueトークンがどの程度副次的意味を持つのかが分からないことには評価しにくいカードだが、最低限攻守に使えて、軽めのマナ域でインスタントを墓地に送り込めると考えればそこそこか。こうしてみると、この能力はキャントリップの分割払いとも考えられるので、「予言(M15)」と「急使の薬包(ALA)」みたいな関係性と言えるのかもしれない。ちなみに、このカードのフレーバーにはシガルダさんの言葉が刻まれている。シガルダさんたち天使チームは健在なんだよな。なんでイニストラードは影に覆われてるんでしょうね。

 

Furtive Homunculus (隠れるホムンクルス) (1)(U) C

クリーチャー・ホムンクルス

2/1 Skulk(このクリーチャーは、これより大きなパワーを持つクリーチャーにはブロックされない)

 新能力Skulk持ちのホムンクルス。全く同じような文脈で「こそこそするホムンクルス(8ED)」や「かすんだホムンクルス(PCY)」といったブロックされにくい先輩たちもいるので、どうやらMagic世界においてホムンクルスは小さくて見つかりにくい存在として描かれているようである。そのままだとパワー3以上にブロックされないだけなので同マナ域の熊とは簡単に相打ちしてしまうが、青コモンとしては文句のない性能。バニラの「湿地帯の水鹿(KTK)」だってデッキインされてたわけで、2マナパワー2の時点で要件は満たしている。その上で中盤以降に筋肉自慢が集まり始めれば、こそこそ作戦タイムがやってくるかもしれないのだ。「深水潜み」みたいなカササギ支援を与えてやると青っぽくて面白そう。ちなみにこちらのカードのフレーバーはゲラルフさんから。まぁ、あの姉弟は元気だわな。

 

Invasive Surgery (侵略手術) (U) U

インスタント

対象のソーサリー・呪文1つを打ち消す。

昂揚 - あなたの墓地のカードに4つ以上のカード・タイプが含まれているなら、あなたはその呪文のオーナーの墓地と手札とライブラリから同じ名前のカードを探し、それらを追放する。その後、そのプレイヤーはライブラリを切り直す。

 昂揚によるおまけ付きの「被覆(JDG)」。「被覆」と言えば現在は「歪める嘆き」によって改めて構築環境でも意識される呪文になっているが、こちらの呪文は素の状態で既に「被覆」であり、条件を満たせばさらに「鎮圧(BOK)」効果までついてくる。ソーサリー呪文というのは単体で影響力の大きなものが多く、その代表的なところが全体除去。1マナでそれを打ち消せるだけでもサイドボード候補になり得たが、さらに1枚でデッキの中からキーとなるソーサリーが根こそぎ出来る可能性もあるのだから、何らかのソーサリーに大きく依存したコントロールなんかには災難以外のなにものでもないだろう。昂揚条件の達成はかなり難しいが、上手くそこがクリア出来れば「実物提示教育(USG)」やら「納墓(ODY)」が潰せるのは下の環境でも意味があるかもしれない。

 

Lamplighter of Selhoff (セルホフのランプ灯し) (4)(U) C

クリーチャー・ゾンビ、ホラー

3/5

〜が戦場に出た時、あなたが他のゾンビをコントロールしているなら、カードを1枚引いても良い。そうしたなら、手札を1枚捨てる。

 ゾンビのくせにランプを付けまくって世間を明るくしてくれる優しい奴。その灯火は我々にも知性の火を提供し、ささやかなルーター能力をもたらしてくれる。でも、他のゾンビがいないと火がつかないってことは……何に点灯してるんですかね。5マナ3/5でルーターといえば現在は「塵の預言者」である。コストがかかるとはいえあちらは繰り返し使用可能なので、こっちのゾンビはやや分が悪い。先輩と比べるなら同じ効果の「空長魚の群れ(SOM)」あたりかな。それでもちょっと負けそうだけど。まぁ、コモンだし。今回も当然、青黒がゾンビカラーよね。

 

Dead Weight/死の重み(ISD)」 C

 同じイニストラード世界からの続投。基本セット以外の再録では非常に珍しい、イラストまで同じでの再録である。最近Magicを始めた人からすると「消耗する負傷(KTK)」と比べて「やべえ、強い」って思うかもしれないが、当時はこれが普通やったんや。まぁ、強いですけど。同じ環境に「幽体の飛行(ISD)」とかが平気で転がってた時代だしな。

 

Hound of the Farbogs (遠沼の猟犬) (4)(B) C

クリーチャー・ゾンビ、猟犬

5/3

昂揚 - あなたの墓地のカードに4つ以上のカード・タイプが含まれている限り、〜は威迫を持つ。

 「遠沼/Farbog」もイニストラードの地名。別にカタカナで「ファーボグ」でも良かった気もするのだが、何故かここだけ直訳を漢字で当てられている。そんな遠沼は基本的にゾンビの住み家であり、この犬も当然ゾンビ。サイズはそれなりに大きく、さらに威迫も持つので現環境だと「間欠泉の忍び寄り」枠である。……そう書くとあんまり強くなさそう。少なくとも我々のドラフトで「忍び寄り」がデッキインされてるのは見たことない。黒コモンの基本ステータスにおまけ付きなんだから条件は満たしてるはずだけども。このコスト域は回りのカード次第よね。

 

Mindbreaker Demon 精神壊しの悪魔 (2)(B)(B) M

クリーチャー・デーモン

4/5 飛行 トランプル

〜が戦場に出た時、あなたのライブラリを上から4枚墓地に置く。

昂揚 - あなたのアップキープの開始時に、あなたの墓地のカードに4つ以上のカード・タイプが含まれない限り、あなたは4点のライフを失う。

 デュエルデッキに「聖トラフトの霊」と共に収録された新レア。4マナ4/5トランプラーというナイススペックだが、昂揚条件を満たしていないとデーモン的お約束八つ当たりが行われる。まぁ、ふて腐れてタップしないだけ過去の先輩方よりも優しくはあるが、その分スペックはそこまでぶっ壊れとは言えない。もちろん、条件さえ満たしてしまえば、空飛ぶ「包囲サイ」が弱いはずもない。リミテッドならゲームエンドだし、構築でも充分デッキの根幹を成しうるスペック。特に次の環境はフェッチが落ちて色はある程度絞られると思われるので、単色でドラゴンに対抗出来るスペックというのは重要だ。187でライブラリを削ってくれる能力も、セット内で多くのシナジーを生み出しそう。デーモンを基盤にした昂揚デッキが暴れ回る時代が来るのかも。

 

Dance with Devils (小悪魔との踊り) (3)(R) U

インスタント

1/1で赤の、デビル・クリーチャー・トークンを2体戦場に出す。それらは「このクリーチャーが死亡した時、それは対象のクリーチャーかプレイヤーに1点のダメージを与える」を持つ。

 ファッ? なんてカード名だ。愉快な学園殺伐ミュージカルが展開されてしまう。Airが覚醒してしまう。息が騰(ア)がるようにジャッジメントしてしまう。分からない人は分からないままでいいぞ。さておき、「死んだ時にダメージ飛ばすデビル」もイニストラードの隠れた名産品。基本は「燃え投げの小悪魔(M14)」だが、分割可能な「小悪魔の一団(AVR)」など、こっそり命脈を繋いでいたチームなのだ。今回はそんなチクチク悪魔がトークンとしてフィーチャーされた。4マナで1/1が2体だとちょっと重いように感じられるが、これ1枚で4/4と相打ちが取れるわけだし、2体の3/2を道連れにすることも出来る。インスタントなのでトリックとしての影響力も高く、なかなか侮れない呪文だ。一時は一切収録されずに死に絶えたかと思われていたクリーチャータイプ・デビルだが、最近は順調に仲間を増やしている。そりゃ小躍りもするだろうて。

 

Devil’s Playground (小悪魔の遊び場) (4)(R)(R) R

ソーサリー

1/1で赤の、デビル・クリーチャー・トークンを4体戦場に出す。それらは「このクリーチャーが死亡した時、それは対象のクリーチャーかプレイヤーに1点のダメージを与える」を持つ。

 更なるデビル大フィーバー。こちらはソーサリーだが、なんとトークン4体の大盤振る舞い。4点を分割出来る「発火」が5マナソーサリーなのだから、これが6マナというのは当然のコスト設定(まぁ、レアなのはどうかと思うが)。出した次のターンにこれが一斉に殴りかかってきたら、どう対処したものかかなり悩まされることだろう。この「小さいけどすげぇイライラする鬱陶しさ」は、この世界におけるデビルのキャラ付けとしてよく出来ている気がする。デーモンと区別しなきゃいけないからね。

 

Fiery Temper/癇しゃく(TSB)」 C

 今も昔もマッドネスの代表選手といえばこれ。基本性能もそこそこであり、マッドネス出来れば「稲妻」に昇格というお手本のようなスペック。時のらせんに続いての3度目の登場だ。ちなみに、カード名は「かんしゃく」でも「癇癪」でもなく「癇しゃく」が正しい。なんでこんな半端な表記になったんだろね?

 

Structural Distortion (構造歪曲) (3)(R) C

ソーサリー

対象のアーティファクトか土地を追放する。〜はそのパーマネントのコントローラーに2点のダメージを与える。

 最近はすっかり基本呪文になった「破砕(ORI)」に、追放効果とダメージという2つのおまけを付けた豪華版。ダメージを与えるのは「粉々(ORI)」みたいにアーティファクトをぶっ壊す過激さを表す赤らしい能力なのでしっくり来るが、どさくさに紛れて追放しているのはどういうことなんだろうか。エルドラージの力でも借りたんですかね? このカードで一番気になるのは、フレーバーテキストにナヒリからソリンへのメッセージが刻まれているところ。なんて書いてあるかまでははっきり読めないのだが……気になる。「ゼンディカーが〜〜なのだから、イニストラードもそうなるでしょう。だから私は〜〜しなければね、ソリン」と書かれているように読めるが……。

 

Duskwatch Recruiter (薄暮見張りの徴募兵) (1)(G) U

クリーチャー・人間、戦士、狼男

2/2 変身条件・<狼男>

(2)(G):あなたのライブラリを上から3枚見る。あなたはその中から、クリーチャー・カードを1枚公開し、それを手札に加えても良い。残りのカードを、任意の順番でライブラリの下に置く。

Krallenhorde Howler (爪の群れの咆哮者) ー

クリーチャー・狼男

3/3 変身条件・<狼男>

あなたの唱えるクリーチャー・呪文のコストは(1)少なくなる。

 アヴァシンの加護によりイニストラードの狼男はウルフィーとして「綺麗な狼男」になったはずだったが……全ての狼男が改心したわけではないんですかね。今回も、見事に緑や赤ではクルクルと裏返りまくります。変身条件は前作と同様、静かな夜を狙ってクルリと裏返る。今回注目すべき点は2つ。1つは、表の人間部分にマナだけの起動型能力を持っている点。前作の狼男は、変身のために何も唱えずにターンを明け渡す必要があり、そのターンにはどうしてもマナが無駄になってしまう問題があったが、こうして起動型能力を付けておけば、これを起動するためにマナが使えるので変身のために待つことに対する心理的抵抗がなくなるという配慮だ。そしてもう1つの注目点は、変身後もそこまでサイズアップしていないということ。前作の狼男は「とにかく変身してナンボ、変身前は完全におまけ」みたいな連中が多かったが、今回は変身することがそこまで強く求められてはいない。また、変身後の能力は1ターンに複数枚の呪文を唱えることを支援するものになっており、再び人間に戻ることも多いと考えられる。単に「狼になることを目指す」だけではゲームとしてあまり面白くないため、変身クリーチャーの醍醐味であるクルクルがよりたくさん楽しめるデザインを意識しているのではなかろうか。なかなか面白い調整だ。

 

Pack Guardian (群れの守護者) (2)(G)(G) U

クリーチャー・狼、スピリット

4/3 瞬速

〜が戦場に出た時、あなたは土地・カードを1枚捨てても良い。そうしたなら、2/2で緑の狼・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。

 瞬速で出た上に、4マナで4/3と2/2。でかい、多い、強い。アンコモンとしてはかなり魅力的な1枚。それに加えて、これは変形した「共鳴者」の役割も果たす。捨てられるカードが土地に限定されているのも、普通に考えれば土地というカードタイプが一番墓地に送り込みにくいことを考慮してのものだろう。序盤からクリーチャー・インスタント・ソーサリーと3つのタイプを送り込むことが出来れば、最後の1手でこれを唱え、インスタントタイミングで昂揚トリガーをオンにすることが可能だ。痒いところに手が届きまくるナイス狼。

 

Stoic Builder (冷静な建築家) (2)(G) C

クリーチャー・人間

2/3

〜が戦場に出た時、あなたは対象の、あなたの墓地にある土地・カードを手札に戻しても良い。

 フレーバーによると、一連の騒動で廃墟と化し幽霊の温床になったホロウヘンジ(元はアヴァブルック)に戻ってきて、町を復興させようとしている建築家のようだ。その能力は「地図作り(ODY)」と全く同じ。コストもそのままで、時代を鑑みてか、タフネスだけが1点あがって上位互換になっている。「地図作り」も墓地環境であるオデッセイで再録された実績を持つ「墓地肥やしからのアドバンテージ狙い」クリーチャー。ライブラリを削ることで墓地を肥やす行程では自然に墓地に無駄な土地が溜まることになるので、そのうち1枚をさりげなく回収することでへそくりを溜めようって寸法だ。アドバンテージとしてはささやかなものだが、共鳴者環境になれば、再び燃料を蓄える役目もこなせる。素のステータスが悪くないので、頑張って家造りに励んでもらおう。

 

Watcher in the Web (網の監視者) (4)(G) C

クリーチャー・蜘蛛

2/5 到達

〜は各戦闘でさらに7体のクリーチャーをブロック出来る。

 ナイスフレーバー優先。1/10以下だが、あの「百手巨人(THS)」の再来だ。手が百本ある巨人なら100体ブロック出来る。それなら、足が八本ある蜘蛛は当然8体ブロック出来るのだ。……あれ、でも百手巨人にも足は2本あるんだよね。その理屈だと、あいつ2体分サボってやがったな。いや、どう考えても八本足全部使ってブロックとか笑える絵しか想像出来ないけども。そう考えると8体を締め付けていたロートスさんも割と無理してやがったな。まぁ、散々遊んではいるものの、普通の蜘蛛である。「大蜘蛛」より1マナ重く、その分タフネスがあがって、複数ブロック時にも生存率はちょっとだけ高い。2/2飛行程度なら2体までがっちり受け止められるので、実は結構な障壁なのかも。装備品やオーラでよりがっしりしてやると、八面六臂ならぬ一面八臂の大活躍となるかも。

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コメント
無題
遠沼もさることながら、ストロムカーク家が流城と訳されたり、ニアヒースが近野になったりと、せっかくの雰囲気が損なわれてると感じてしまいます
【2016/02/10 02:50】 NAME[NONAME] WEBLINK[] EDIT[]
Re:無題
あぁ、近野……ありましたなぁ。どう見ても「コンノの忍び寄り」って読めて、「近野さんのストーカーかよ」って思った記憶が。流城は一応地名として特徴を出そうとしてる努力は分かるんですけどね。

難しい問題なんですよね、カタカナで全部そのままにしたらいいかってぇとそうでもないですし。「アッシェンムーア/Ashenmoor」とか。「ダークスティール」と「荒廃鋼/Bligtsteel」が対応しなくなったりとか。逆に「幽霊街」なんかは固有地名なのかと思ってたら別な次元で再録されたんで汎用性のある日本語にしておいて良かった、なんて例もあるし……難しい。先々まで予想出来ませんからな。
【2016/02/10 12:20】


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