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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 P.A.声優第2陣、能登麻美子出撃の第8話。まぁ、そんなにたくさん出てるわけでもないのだが。北陸出身声優は積極的に囲っていく地産地消のアニメスタジオの鑑。

 前回が「真希回でしおり回」と言われても「あんまりしおり成分強くないなぁ」と不満だったのだが、どっちかっていうと今回のミッションがガッツリしおりさんの出番。というか四ノ宮家総出で色々と賑わせてくれています。やっぱり町興しアニメにおいて「地元でずっと生活している家族」っていう立ち位置は色々と有利よね。家族構成は祖父母に両親、それに姉。おねーさんも地元で働いているらしく、こんな姉妹だったらおそらくご近所でも評判の美人姉妹として野郎連中からも一目置かれているのではなかろうか(もしくは評判の巨乳姉妹である)。少なくとも町内会のババアからもしおりさんは嫌われてないし、ご家族ののんびりした様子を見ても、典型的な「町民」としてこれまで穏やかな生活を続けてきたであろうことが容易に想像出来る。よいご一家である。

 そして、そんなしおりさん一家を巻き込む形で展開する新たな町興しプランは「美味しい名物料理を作ろう」。まぁ、これまた定番といえば定番。地方にわざわざ観光しにいく理由なんて、特産品を食べるか、温泉に行くかが大体のモチベーション。間野山はあんまり良い保養地ではなさそうなので、有り余る自然の恵みを活かしたお料理作戦で呼び物を開発する狙いだ。まぁ、チュパカブラまんじゅうは成功してないけども……大丈夫、今度はうら若きオンナノコが5人も額を寄せ合ってアイディアを出しているのだ。きっと何か時流に合った素晴らしい新商品が…………

 生まれる気がしねぇな! 薄々気付いてはいたが、この5人、しおりさんを除くと女子力というものが全くと言っていいほどに宿っていない。いや、個人個人で部門別に分ければそれなりにスキルを持っている人間ばかりなのだが、たまたま今回のテーマである「料理」というカテゴリに触れる人間がいない。おそらく一番ひどいのは早苗。田舎にIターンとか言ってる割にまったく食い物に頓着しておらず、農作業ブログ書いてたくせに虫が大の苦手なので自然素材なんてもってのほか。新メニューを考えろと言われてカップ麺を持ってくるという、一番救いようのないポジション。真希は、バイトの経験も豊富なので色々と器用だし、多分料理をさせれば最低限のものは作れるはずなのだが、いかんせん発想が男前過ぎる。細やかな心遣いとか、おもてなしの精神とか、そういう概念には程遠いセンスの持ち主。まぁ、かき揚げサンドはひょっとしたら美味いかもしれないけどね。「学食メニューですね」って、そんな学食無いわ。そして、もっともアニメ的な爆発鍋の素質を持っているのが凛々子。本人は真剣そのものなのに、何故か立て続けに緑色の料理を繰り出してくるあたりがおかしいし、全てホラーな絵面にしてしまう毒物製造機。お婆ちゃん、お孫さんの花嫁修業くらい監督しておけば良かったのに……良くも悪くも箱入り娘だ。そして、それなりの大学生活で一人暮らしは長かったはずなのだが、その結果として「一人暮らし風の雑な仕事」しかできなくなっているのが我らが国王。いや、ファミレスのメニューとしてはそこそこ魅力があるはずなんだけどね。それ、田舎に来て食べるメニューじゃないからね。今回は元々由乃主体で動き出した企画ということでこれまでで一番張り切っていたようなのだが、残念ながら全てが空回りである。

 こうなると、頼りになるのはもっとも家庭的で、間野山の食事情にも詳しいしおりさんのはずだったのだが……。どうにも消極的。これまでは「前に出そう」という圧力も無かったので目立たなかったが、いざ責任ある仕事を任せようとすると及び腰になってしまう根っからの「裏方」体質。まぁ、今回の家族との対話を見て分かる通り、彼女もなんだかんだで箱入り娘なのである。特に良くできた姉がいる妹さんともなると、あとはもう甘え上手でのんびり育つことが多いですからね。「矢面に立て」と言われて嫌がるのは無責任なようにも見えるのだが、おそらくこれまでの人生でそうした経験がほとんど無かったのだろう。「目立つ」ことが出来ない性格なので、地味な料理で地味に下支えするポジションに落ち着きたいのもやむなしである。

 しかし、そんなレシピ会議は2つの側面から揺さぶられることになる。1つは、観光協会と商店街の対立の激化。これまでもジジイとババアの不仲は明らかだったわけだが、今回はついに明確に由乃のミスと言える事故からの対立構図。「余所者は余計なことしかしない」という指摘に加え、ババアが重ねる文句はどれをとっても全て正論。ジジイという不審物を抱えてしまっている時点で、王国に勝ち目はないのだ。結局はっきりしたレシピのアイディアもまとまらないし、普通に考えたらそのままお蔵入りになる企画だ。まぁ、どうせ宣伝を打ったところで大して客も来ないだろうし、取りやめても大した迷惑にはならないと思うが……。

 しかし、そんな敗戦ムードをもう1つの不測の時代が更に揺さぶってくる。それが「四ノ宮家の変化」という外部要因である。実際に起こっていることは単に「お姉ちゃんが仕事のために実家から出て一人暮らしを始めるよ」というだけのことなのだが、そこから当然のように姉妹には「そろそろ相手を見つけて……」という田舎特有の余計なお世話な空気になり、そうなると、「跡継ぎが……」という話題も自然に考えるようになり、しおりさんがお父さんと話した「10年後の未来」の話になるわけだ。いつも裏方に回っていたしおりさんはそんな先のことまで考えたことなんて無かったと言い、改めて、「自分から動き出さなきゃ世界は変えられない」という焦燥感を覚える。放っておけば実家は農家じゃなくなる。気がつけば隣にいた姉は一人暮らしを始める。いつまでも、間野山がこのままだとは限らないし、王国だってこのままじゃあっという間に空中分解してしまうかもしれない。こうして「難局」がはっきりと姿を現したことで、初めてしおりさんは自分の足で立ち上がり、戦う決意をするのである。それはもちろん、国王が、仲間が、王国が大事だからだが、何よりも、間野山が大事だから。つまらないことで言い争っている年寄り連中に守られてばかりじゃ、いつまで経っても若者の時代はやってこない。ここで何とか、地元の若者が頑張る時なのだ。

 しおりさんの決意は、果たしてどんなメニューに結実するんだろうか。ネタを綺麗にまわすなら、今回しおりさんが出してきた「地味メニュー」を何かリビルドして解決策を出したりすると上手くハマるんだけどね。流石に「フリーズ炒飯」とかが活かせる気はしないけどな。まぁ、相変わらず都合良く戦闘力の高そうな料理人の仲間が増えたことだし、彼の力を借りて何か若者向けでオサレなアイディアがおりてくるに違いない。今回登場したシェフの彼は木彫りのあんちゃんの時よりも分かりやすくラブなロマンスが展開しそうで、ホントに今作は個々の要素をベタベタにするのが好きね。多分、次週は熊さんが高校時代の誤解を解いておねーちゃんといい仲になり、そのまま実家の田んぼの手伝いもやってくれるようになるんだろう。まぁ、分かりやすくていいんだけどさ。ただ、立て続けに能登キャラを「行きおくれ」に認定するのはやめて頂きたかった。巴さんは天使。繰り返す、巴さんは天使。

 そういや、今回(本編には)サンダルさん出てこなかったな……。

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