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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 アニメ映画の数がなかなか減らない昨今、なんとか処理していかなきゃいけないけど劇場に足を運ぶタイミングってのも難しい。あんまり混んでないタイミングで行きたいけど、平日に行けるかというと難しかったりもするし。現時点ではコレと「ギアス」が公開中で、なんとか観に行くタイミングは計っていた。まずはこちらの作品から。周りでやたらと盛り上がっている人間もいたし、余計な先入観を持たないうちに観に行かなきゃ、と思ってたんですよね。つい最近Fateの映画って観たような気もするんだけど、多分気のせいだ。

 

 

<一応ネタバレとかそんなんだけど、むしろ気をつけるのは俺の方だ>

 




 さて、そんな映画でしたが……一言でいうと、「わからん」でした。周りに盛り上がっている人間がいたので「先入観を持たないように」と思っていたけどもこの時点で既に先入観は持っていて、視聴のハードルが上がっていたというのもあるんでしょうか。観てる間も、視聴後も、「うん?」くらいの感想である。別に悪いというわけではないが、そもそも連作のうち1本目で何か結論が出ると思っていた時点で間違いだったんだよな。

 おそらく、今作で満足感を得られるのは生粋のファンの人たちなのだろうと思う。私は(Fateシリーズのことを書くときは毎回確認してるけども)ぶっちゃけあんまりFateフォロワーじゃないんだよね。この作品についても全然知らない状態で観に行って、「俺の知ってるstay nightと違うやんけ」っていう(当たり前の)感想しか出てこなかった。色々とすっ飛ばしてる部分があるのはおそらく私のようなstay nightの大まかな部分は知っている人間でも問題ないようにデザインされているのだと思うが、その他の部分に関しても、パート2以降に持ち越す要素が多すぎるせいで、これ一本観ただけでは何一つすっきりせず、宙ぶらりんの放置プレイが残るばかりである。2作目以降を見るモチベーションが上がるといえばそうなのかもしれないが、単品映画として観た場合には、不満の残る結果となった。

 今作を観て改めて気付かされたのだが、私はこれだけ何作ものFateシリーズを見てきて、間桐桜というキャラクターのことをほとんど知らなかった気がする。気づけば士郎の隣にいて、なんとなく「センパイ」って言ってくれる子。凛の目線(UBW)で見れば疎ましくも可愛い妹であるし、同人誌業界では「とにかくエロいことされるかわいそうな子」である。しかし、本筋において桜がどんなキャラなのか、という結論が出されたことはほとんどなかったのではなかろうか。おそらく、一番印象に残っているのは直近の「雪下の誓い」の桜であるが、それだって士郎との関係性において「何故そのポジションにいるのか」という説明はなかった。

 今作では桜が中心となることは知らされており、ようやく「馴れ初め」がはっきりと描かれるに至ったわけだが、「え? それだけ?」っていうすげぇあっさりしたコンタクトだった。桜の人生に色々と後ろ暗いところはあるだろうが、そんな中で衛宮士郎という人物にどれだけ惹かれる要素があったのか、今回語られた回想だけではあまりピンとくる部分がない。それこそ士郎のいう通りに「親友の妹だぞ!」のレベルで終わってもおかしくない程度の交流だろう。今後、彼女の悲壮な生い立ちがしっかり描かれるようになれば見方も変わってくるのかもしれないが、少なくとも今作だけではそれが一切表に出てこないので、やっぱり桜は「センパイっていう機械」の域を出ていない。色々ともったいぶって複雑な心情を匂わせてはいるが、その「答え合わせ」が行われていない状態。美遊のように家族同然の付き合いがあったわけでもないし、凛のように英霊になってまで関係が続くような因縁もないのでヒロイン勢の中でも動機は弱い。

 あとはまぁ、純粋に筋がわからんな。もともとこの世界のアサシンの扱いがよくわかってなかったところに、突然「真アサシン」とかいうのが出てきて「なんだこいつ?」って思ってたらなんの説明もないままに無双を始め、まさかのランサー・セイバー2連撃墜という快挙。いや、お前誰だよ、しらねぇよ。っつうかセイバーさんの扱いが作を重ねるごとに悪くなってるよ。俺の中でstay nightのヒロインって言ったら彼女なので、仕方ないとは理解していても、扱いが悪くなるとどこか落ち着かないよ。散々「最強のサーバントが云々」って言われるのにあっさり覆されちゃうのもよくわからなくて、作中で「直接戦闘でアサシンはそこまで突出してない」って言われてるのに勝ってるのも釈然としない。あの紐状の何かが原因なんだろうけども、結局種明かし無しで終わっちゃったし。他にもライダー復活の謎とか、慎二の振る舞いの裏側とか、ぶっちゃけなんとなくは聞き及んでいるので想像はできるのだが、「答え」が出ていない中でそれらを前提として進められると、答えが確定していない視聴者にとってはストレスが増える一方である。そういう意味では、あんまり「向きの」視聴者ではなかったのかもしれない。

 シナリオ面を離れて映像面に映ると、そこはもうufotableですのでね。いつも通りのクオリティです。「テイルズオブゼスティリア」「刀剣乱舞」と続いているやつです。このクオリティで「いつも通り」の一言で処理されるのもすごいといえばすごいのだが。個人的に作画関係でベスト3を上げておくと、3位はアサシンVSランサー戦。カーキャリアの運転手さん、さすがに荷物が1つ吹き飛んでるのに走り続けるのはおかしくないですか? 第2位、復活したライダーさんのチェーンアクション。ここ最近の作品ではライダーさんに活躍の機会が与えられなかったので、久しぶりに彼女が生き生きしているのは良かったですね。最初に瞬殺された時にはどうしようかと思ったけども。そして第1位、綺礼先生のマーボアクション。……そこはギャグなのかよ。いや、でももう奴がマーボ食ってる時点で吹いてしまったし。どんだけ好きやねん。

 まぁ、茶々を入れながら観るだけ観たけど、とりあえず続編を待たないことにはなんともいえない作品である。「雪下の誓い」が単品で充分満足いく作品だっただけに、どうしてもこちらは拍子抜けではあるんだけども。しかし、セイバールートから始まり、凛(アーチャー)ルート、そして美遊(イリヤ?)ルートと、士郎さんも同じような世界線でこれだけ女を取っ替え引っ替えできるのは本当にすげぇコンテンツだとは思うわ。ここまで来たらあと残ってるのはタイガールートくらいでは?

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