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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 学園艦やんけ、第4話。実際に豪華客船って町ぐらいの規模があるらしいし、空母みたいな巨大建造物もあるのだから一応「国」と称するのもありえない話ではないのかもしれないな。

 今回はあんまり「キノの」旅ではないな。そういう意味ではタイトル詐欺である。金返せ(払ってないけど)。2話で登場した元王子様のシズさんとその愛犬(?)リクのコンビがサムライソードで無双する話である(嘘)。別にここで主人公をキノからシフトする必要ないやんけ、って気もしたのだが、キノってどこまで行ってもクールなところがあるので、この国の現状を見て義憤に駆られて革命を目指す、っていう展開があんまりそぐわないので別主人公を用立てた感じなんでしょうかね。2話でも革命はしてるんだけど、あれは巻き込まれた末の成り行きだったからな。

 学園艦に居住し続ける「船の国」。そこに自治が発生し、主権があるならば確かにそれは「国」である。しかし、その実態はとにかく船の中という無謀な住環境で生き抜くための過酷な労働を強いられる「国民」と、それをコントロールする統治者の世界。そして、航海を続けながらの船の修繕にも限界があるわけで、どこかで一度船を降りない限りはいつか滅びゆく運命の国でもある。統治者サイドが何故少しでも船を修繕して長生きする方向を目指さなかったのかは謎だが、現時点ですでに労働環境は飽和状態だし、これ以上の労役を生み出してしまったら限界だと判断したのかもしれない。もしくは、どうせなら船が崩壊してくことで自然にこのいびつな国が消滅することを良しとしたとも考えられるな。

 とにかく、コントロールする側は文字どおり機械的に、ひたすら船を動かし続け、国を国として存続させる方向で「政治」を牛耳る。国民たちもそれを良しとし、船は人の血を燃料に進み続けているのだ。そんな状態を外から見た旅人がおかしいと判断するのは真っ当な判断であり、特に正義感の強いシズは黙っていられなかった。なお、キノさんは別にどうでもいいと判断して塔サイドのお役目を選んだ模様。さすがやなこのヒロイン。

 結局、シズの登場はこの国の歪んだ構造の正体を暴くだけに留まり、それを変えるところまでは至らない。しょうがない、長年積み上げて来た実績と伝統がたった一人の刀でどうにかなるわけもないのだ。統治者は新たな指導者の誕生に安堵し、後のことを押し付けてその生涯を終えた。そして押し付けられたシズの方も、国民たちを陸地に下ろしてしまえばそれで済むと考えていたようだが、そんな甘いことはない。普通に考えたって、国ひとつ分の人口が一気に移動したら事件にならないはずはないんだしな。まぁ、実際はそれ以前の問題として、人々が船から動こうとしなかったけども。「ここ、揺れないよ」はさすがにひどいと思うが、それ以上に、彼らにとって船は「ふるさと」であるというのは致し方ない。船の中だけで何世代もの人生を続けて来た人々を、突然何の庇護もない状態で外に放り出すのは確かに残酷である。結局、船に生まれ、船に生きる人々はこのまま船と一緒に滅びゆくしかないのだ。何ともやるせない結末。前回の国が同じように「移動する国」だったのにテンションが全然違うあたり、面白い対比になっているのかもしれない。

 シズの物語として描かれた今回のお話、最後はすったもんだの末におまけとして佐倉さんボイスの幼女が手に入りました。キノは「死ぬほど驚くかも」と言っていたが、あの幼女にまだ何か隠されてるんですかね? その辺よくわかりませんでした。

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