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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 モフモフなのだからしょうがない、第11話。いや、さすがに完全にだらけきった状態の金剛先生は笑うわ。「いや、モフモフだったから……」って申し訳なさそうに謝る金剛先生の可愛らしさは、もう完全に中田譲治であった。

 前回の激闘は一体なんだったんだ、という超展開でまたも度肝を抜かれてしまう本作。ただ、前回や前々回の呼吸すらままならないようなひりつく展開とは打って変わって、今回は「どないやねん!」というちゃぶ台の返し方で度肝を抜くのである。なんだあれ。なんだあのモフモフ……。いや、冷静に見たら目の形が変だったりするし、我々の判断基準からすればあんまり「可愛い」生物ではない気もするのだが、何しろそこはカチンカチンの鉱物しかいない宝石の国である。あんなモフモフが現れてしまったら、問答無用でモフるしかなくなってしまうのだろう(アレキを除く)。しかし、あんな明王みたいな化け物が一体何故モフモフになるのか……。

 鍵を握るのは当然金剛先生であった。彼は何かを明らかに意図して「隠している」ことが今回明らかになり、モフモフがモフモフになったのもその秘密に関係している。まぁ、どう考えてもモフモフの正体は「金剛先生の飼い犬」でしかないわけで、それが月人の世界から「飛び出して」来たというのは一体どんな経緯があったのか。改めて確認しておくと、もともと地球上に生息していた人類はすでに滅亡し、「魂・肉・骨」がそれぞれ「月人・ナメクジ・宝石」に分化したと考えられている。つまり、月人が司っているのは人間の「魂」の部分。しかし、そんな有象無象の魂の中に、明らかに金剛先生が過去に飼っていたと思われる「犬」もまじっていた。まぁ、「人類」というのはあくまで地球上にかつて反映していた文明を表す言葉であるので、その中に犬が混じっていても構わないのだが、そこに明らかに「記憶」が付随していたのが問題であり、かてて加えて、それを金剛先生が「知っていた」というのも問題である。月人たちはあんな風に「虚ろな集合体」を形成しているように見えて、その奥にはなんらかの「意思」が介在しているということなのだろうか。記憶を残した個体が存在するというのは、つまりそういうことになる。そして、犬の方はそうして魂が虚ろな状態になって地上にさまよい出て来たというのに、「飼い主」だった金剛先生は、未だ健在でこうして宝石たちの監督の任を務めている。宝石たちの寿命の感覚は何百年、何千年とあるらしいので金剛先生が現在いくつくらいなのかはよくわからないが、どうやら彼は「魂・肉・骨」の分化以前から、確固たる存在として地上にあったということらしい。つまり、彼は分化以前の魂・月人のオリジンを知っているということになる。それなら何故、彼は月人と対話するでもなく、ただ宝石たちに過酷な試練を与え続けているのだろうか。謎は深まるばかり、そして、フォスの不信感も深まるばかり。

 しかし、そうして「何かの真実」を掴んだフォスに、シンシャがさらりと大胆発言。「みんな知ってるけど先生を信頼してるからスルーしてる」。まぁ、フォスが半端者として今までどれだけないがしろにされて来たかがよくわかるお話ではあるが……フォスがその夜に見た白昼夢のアンタークのことを考えれば、アンタークも含めて全員が「何かあるんだろうけど聞かない」ことを徹底している様子。なるほど、そこにコンセンサスがあるならば、これまでフォス以外の宝石がとってきた何だか煮え切らない行動についても説明ができるような気がする。不都合なことが起こって宝石たちが苦しむことになっても、それを金剛先生が黙認しているなら、それは何が何でも「正しいこと」だと認識すべし。それが宝石たちの暗黙のルール。フォスさん、ようやくそこにたどり着いたということなんでしょう。

 まぁ、先生だって宝石たちに対して害意があるようには見えないし、いうことを聞いていれば大体はうまくいっているという実績があればこその関係性なのだろうが、残念ながらフォスは「アンタークの喪失」という事件があまりにもでかい。不信感をそのまま飲み込むことなどできず、思いついた解決法は「月人に直接聞こう」という、いかにもフォスらしいぶっ飛んだアイディアである。さて、この無茶が吉と出るか凶と出るか……まぁ、吉になる未来はほとんど見えないんですけども。

 そんなフォスの悪戦苦闘とは別に、他の宝石たちもへんてこ月人の襲来を含めて色々な刺激が。特に今回スポットが当たったアレキサンドライトは、やっぱり変なやつだった(宝石は大体変なやつだ)。これもアレキサンドライトが「2種類の見え方で輝く」っていう性質から来てるらしいんですが、どうも、今期釘宮キャラは極まってるやつが多いですね(「妖怪アパート」の方はよりヤバい奴である)。他にも何故か知らんが「物語終盤で小さくて白い変な生き物を飼育した」っていうのが「少女終末旅行」とかぶり、「身体がボコボコの蓮コラ状態」は「ゆゆゆ」と被った。いや、完全にこじつけだけども。友奈ちゃんのボディはボロボロで救いがなかったが、今回登場した新キャラ・パパラチアのボディはルチル(中の人が風先輩)によって修復可能。他人の身体がパズルになっちゃうあたり、やっぱり宝石は自由である。なお、パパラチアの存在が明らかになったおかげで、ルチルさんが単なるマッドドクターでないことが判明して一安心。ちゃんと大事な人のためにメスをふるうんだね。まぁ、小動物は切り刻むけどな(駄目じゃん)。

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