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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 大団円なのかしら、最終話。わざわざ今年一本目に視聴するアニメとしてこれをとっておきました。当然のように新年一発目から閉校式されてしまったわけだが。

 なんと、冒頭いきなりビクトリーフラッグから始まるという展開。前回のライブ披露で、すでにラブライブ本戦は終わってしまっていたらしい。まぁ、「ラブライブ」っていうタイトルの割に、この世界って「ラブライブ大会」自体はそこまで重要視されてないんだよな。μ’sの時だってなにがどうなって優勝したのかはよく分からなかったわけだし。μ’sの時にも盛り上がりを見せた優勝者特典のアンコールステージを前回・今回と分割して放送。当然の「青空Jumping Heart」を披露し、持ち帰った優勝旗は無造作に浜辺に突き刺すという海辺の民であった。

 こうして本戦自体はさらりと流し、最終話はたっぷりと後日談。こうしてエピローグがたっぷり描かれるのは喜ばしいことだが、本作の場合はどうしても湿っぽい閉校式・卒業式になってしまうので感情の整理がなかなかつけられなくて大変。でもまぁ、これまで散々「終わるんだ、終わるんだぞ」ということは繰り返してきたわけで、そろそろ受け入れなければ前には進めないだろう。Aパートでは徹底して「閉じる」というアクションに焦点が当てられ、千歌たちは自らの手であらゆるもの、あらゆる場所を「閉じて」いく。小さなものならずら丸が閉じた図書室の段ボールがそうだし、最後に象徴的に閉じられたのは学校の校門である。それぞれ「誰が『閉める』のか」という部分も重要で、図書室のドアを3人で一緒に閉めたいと切望したずら丸と善子の繋がりは、涙なしには見られない名シーンである。

 「全てを閉じる」というエンディング。すでに3年生たちが離れ離れになることが確定しているのだからこれは当然の話であり、「閉じる」ことで物語も閉じるはずだった。もちろん千歌たちには春からの新しい学校生活も待っているわけだが、おそらくその部分が見たいという視聴者はそう多くはないだろう。浦の星の終わりとともに、この「サンシャイン」という物語も終わりを告げるのだ。校門を閉じたところで、今週のストーリーが終わってもおかしくはなかった。しかし、物語にはBパートがある。

 正直なことを言うと、残念ながら最後まで見てもこのBパートの意味はよくわからない。「泣かないと決めた」と言う千歌ちゃんは、必死にこらえながら、曜・梨子という盟友2人とともに校門を閉じた。そこで千歌ちゃんの任務は果たされ、彼女の主人公としての役割は終わったはずなのだ。だが、Bパートの千歌ちゃんは自分で閉めた門の中へ、再び舞い戻ってくる。その背中を押したのは「諦めたふりなどしなくてもいい」というお母さんである。その言葉で、千歌ちゃんは弾かれたように学校へと駆け出すのだ。しかし、彼女は何を諦めきれず、何を取り返したというのだろう。

 全てを「閉じた」のに再び校舎を巡り、屋上にたどり着いた千歌ちゃんは改めて悔しさを滲ませる。「諦められなかった」と一人漏らし、涙を流して自分の頑張りを「嘘」だと言ってしまう。この時点で、Aパートで彼女が果たした「役割」が無駄になってしまう。そりゃもちろん、悔しいのは当たり前なのだし、いくらでも悔やんでもらって構わないのだが、それは改めて見せるべきシーンだったのだろうか。そして、そんな千歌ちゃんの当てどない悔しさを汲み取るかのように、改めて全校生徒が集まり、挙句旅立ったはずの3年生トリオまでもが戻り、最後のライブへと繋がるのである。ライブ自体の演出は相変わらずの出来だったので不満はないし、最後をライブで締めようという制作意図は理解できるが、果たしてこの流れは必要だったのか? せっかく旅立った3年生の決意、浦の星に「終わり」を告げた千歌たちの必死の努力。そうしたものが、最後のくだりでなんだかうやむやになってしまった気がする。

 まぁ、結局劇場版の告知が出た時点で「終わり」ではないということなのだろうが……。できれば「アイドル」としてのピークはなんとかラブライブ本戦に持ってきて、その後のエピローグは「Aqours」ではなく千歌ちゃんたち個人の「終わり」の物語としてまとめて欲しかった。よし丸のつながりとか、曜梨子のまとめとか、そういう部分は本当に理想的だったのだが……。

 うーむ、なんだか「盛り込みすぎてちょっとクドい」というオーバーな結果になってしまった。なんかね、今回だけで「1人ずつセリフを言って退場する」っていうシーンが2つもあったし、いちいちサービス過剰というか、演出過多というか。そういうのが求められる部分もあるんだろうけども……。

 まぁ、うだうだ言ってても「まだ続くよ」の報告には逆らえないか。劇場版の公開がいつになるかわからないが、あとはおとなしく待ち続けましょうね。

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