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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「はねバド!」 6→7

 とにかく真っ直ぐの速度だけで勝負する作品。もちろん今作を評する時に最大のポイントとなるのは「画」である。

 性格として一番近いのは、同じスポ根ものだと「ハイキュー!」になるだろう。あちらも壮絶な動画の仕上げによって作品の盛り上がりを2倍も3倍も引き立てることに成功した傑作であり、今作は、そんなProdcution I.G.の渾身の作品に勝るとも劣らないクオリティを見せつけてくれた。それだけで、文句のない一品ものである。

 スポーツを描く作品といえばこれまで星の数ほど作られてきたわけだが、その中でのドラマと競技のバランスは作品ごとに千差万別。ぶっちゃけ競技自体はおまけ程度のもので、キャラの心理を描くためのツールと割り切ってる作劇だってかなりの比率で存在しており、熱気をあえて排除したかのようなあだち充作品なんかはそちら側に含まれるだろう。逆に、本作はリソースの全てを競技シーンに注いんでるんじゃねぇか、と思えるくらいに研ぎ澄まされた試合描写でとにかく引き込み続ける。1話目の超絶動画で度肝を抜かれた視聴者も多かっただろうが、この試合のクオリティが最後まで維持され、しかも、1度作ったモーションで満足するのではなく、それらの細やかな作画をあらゆるシーンで抜け目なく掘り下げ、徹底して臨場感を追い求めたのである。

 こうして作られた映像は、当然「単にすげぇ動く」というだけではない。どういったカメラワークで見せるか、キャラの心情がどこから透けて見えるか。「競技」だけでなく「ドラマ」に還元させるための方策にも抜け目なく、綾乃やなぎさたちの試合を通じて「人生」までが透けて見えるかのようである。とにかく真に迫るということが重要で、そこに肉体的な美しさまでが付随すれば、あとはキャラの魅力だろうがエロさだろうが、何でもかんでも武器にすることができる。今作はそうした貪欲で偏執的な作り込みに関しては、文句なしでナンバーワンと言えるだろう。

 一部漏れ聞こえるところによると、今作の筋立ては随分原作から改変がなされており、原作ファンであればあるほどに困惑する要素が多かったらしいのだが、ぶっちゃけ原作を知らない人間には全く関係ない。作中での綾乃の揺れ動きは充分に理解できるものだったし、過激なまでのキャラ描写は余計な要素を廃して筋立てをわかりやすくする方策であろう。うわべだけで「変なキャラ」を作られたら辟易するかもしれないが、上述の通り、腕っぷしで納得させるだけの映像が用意されているのだから不満はない。そういう意味では、私みたいなスタンスが一番幸せな視聴者だったのかもしれない。アニメなんだからそういうターゲット層があってもいいよね。

 それにしても……良いエロさであった。「はるかなレシーブ」と比較すると色々楽しそうだが、今作の場合、前面に押し出さずとも自然ににじみ出る躍動感と肉感が鮮烈である。例によって試合中にそういうとこを意識しちゃうとどうしても野暮になってしまうのだけど、本作だと格好よさとエロさが自然に結びついているのであまり後ろめたくもないのだよね。ビバ筋肉である。

 あとは中の人の話だが……さて、大和田仁美は次にどんな役を食らっていくのだろう。なんだか濃い役ばかりを任されているので、今後の展開が気になってしょうがない。あと個人的にチェックしておきたいのは理子役の三村ゆうな。この人、ピカちんのパティ役なのよね。なんか……おいしいぞ。

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