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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 毒島先輩は黒か……な第5話。メリハリの効いたアクションに緊迫感を維持したシナリオライン。この作品にこれ以上の要素を求める必要も無いと思うのに、何故か今日もパンツが元気です。いや、あれもひょっとしてどこぞの世界のようにズボンなのか?!

 前回が孝と麗の珍道中だったので、今回はバス乗車組をメインに大きく3つの要素が描かれた。1つ目は、少しずつ明らかになっている世界の現状について。空港ではなにかと話題のヨン様ゾンビ狙撃シーンから始まって、飛行場のスタッフや軍などが現在の状況をどの程度把握しているかが何となく描かれている。既にゾンビに対する処置は分かっているようで、伝染病などと同様にとにかく外部との接触を避け、因子を持ち込まないということは様々な水際で徹底しているらしい。そのためには軍事力でもって防衛ラインを築く必要があろうし、飛行機だって頑張って飛ばす。思いの外、人類は速やかにゾンビどもの恐怖に対する体勢を整えつつあるのかもしれない。

 ただ、飛行場や狙撃銃を構えられるレベルの軍部ならいざ知らず、末端の自衛隊構成員や現場の警官隊にまでその命令が徹底しているのは正直驚き。「ゾンビはとにかく排除すべし」という姿勢は徹底した検問封鎖に現れているし、少しでも危機があれば容赦なく排除するという目的意識も、放水活動による不良学生退治で明示された。いかな緊急時といえ、あれだけ思い切った鎮圧はなかなか出来るものでもなかろう。そして一番おっかなかったのは、直接ゾンビとバトルする最前線の盾持ち警官隊。確かにでっかいシールドで守りながら確実に頭を潰していく作戦は堅実で効率もいいのだろうが、あれだけ密集した陣形では動きも制限され、少なくとも前面の人間は逃げることが出来ないだろう。その上で、盾は構えられても身体を守っているのは一般的な防護服止まり。実験したわけでもあるまいし、あの装備でゾンビの牙から逃れられるかどうかは、誰も分からないはずだ。その上で「一度でも噛まれれば終わり」というデータは行き渡っているはずで、最前線の兵隊たちにとっては、本当にすぐそこに死が待ち構えている状況なのだ。そして、ちょっとでも噛まれればアウトという条件では、「噛まれてしまった仲間を見殺しにする」という、1話で孝が経験したのと全く同じ判断を下す必要性も出てくるだろう。あれだけの数の警官隊すべてが、その「死の覚悟」と「見殺しの覚悟」をもって業務に当たれているとは、到底思えないのだが。ものすげぇ現場である。

 で、そんな殺伐とした水際とは別に、もっと内的なうじうじがわだかまっていたのが、バスの中の面々である。紫藤のカルト的な統制には既に限界を感じていた沙耶は、さっさとバスから降りることを提案し、これに他のメンバーも一も二もなく賛同する。いざ降りる段になって一悶着はあったものの、平野のナイス覚醒によって状況を掌握。そのままの流れで不穏なバスとはおさらばということになった。広い視野で現状を分析して最善手を狙う沙耶と、それを受けて現場の判断を決定し、意見のとりまとめを行う毒島。そして先兵として敵対勢力を牽制する平野という役割分担は今のところ実に見事なもので、「発案」→「考証」→「実行」という今回の流れは滞りなくクリアすることが出来た。鞠川先生は……道具袋?

 結局紫藤がどういった目論見であのバスの中を掌握していたのかは分からないままであったが、これにより、一行は完全に独立部隊として機能するようになったわけだ。芝居がかった紫藤の立ち居振る舞いなどは既にギャグの領域だったので、わかれるとしたらここが最適だったろう。

 そして、最後のステージは、バスを降りた後の路上での戦闘シーン。手数に限界のある毒島と、弾数制限のある平野。2人の武力だけではあっという間にピンチを迎えてしまったわけだが、そこにナイスタイミングで主人公登場。これで白兵戦に使える戦力が一気に2人加わり、更に平野には確実性の高い新アイテムも受け渡すことが出来た。ひとまずのパーティーとしてはそれなりの完成度だろうか。まるまる1話あけての再会だったおかげか、合流後の戦闘シーンは本当にお芝居のようなすさまじい動きの演出が施されており、ついに実弾を手に入れた平野の生き生きした様子や、バイクから飛び降りてはせ参じた麗の流麗なアクション。そして何故か手を取りコンビネーションを披露してクルクル回る毒島先輩まで。「お前らどこまではじけた高校生だよ」と突っ込みを入れたくなる愉快なシーンである。やっぱり活劇勝負の作品だ。

 結局、即座に動くことは出来ないと判断した面々は、実に都合良く近所にあった鞠川の知り合い(自衛隊の狙撃のねーちゃん)の部屋をひとまずの根城とすることを決定し、奪還作戦を敢行する。孝の独白でも言っていたが、気付けばゾンビに正面から立ち向かうことに恐れを抱かなくなってきたメンバーたち。たった1日でのこの進歩は目を見張るものだが、「人間はピンチになればどんな状況でも対応出来るものだ」と見るべきか、それとも「実はゾンビってそんなに怖くないんじゃね?」と見るべきか。

 何はともあれ、現時点ではバトルもきっちりで、シナリオ進行がそこまで早くないのに不満点はないです。平野が暴れれば暴れるほど、なんだか楽しくてしかたない。檜山って本当に……変な声だなぁ……(褒め言葉)

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