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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ドロー・バーン 

土地(19)

山×8 沼×4 

竜髑髏の山頂(M10)×1

溶岩爪の辺境(WWK)×4

乾燥大地(ZEN)×2

 

クリーチャー(4)

ケデレクトの寄生魔(CON)×4

 

その他(37)

稲妻(M11)×4

燃え立つ調査(M10)×3

紅蓮術士の昇天(ZEN)×3

焼尽の猛火(WWK)×4

血の署名(M10)×3

吠え猛る鉱山(M10)×4

脈火の境界石(ARB)×4

寺院の鐘(M11)×3

神話の水盤(CON)×2

消耗の蒸気(ROE)×3

ルーン炎の罠(ZEN)×4

 

サイドボード(15)

脅迫(M10)×4

死の印(M10)×4

ドラゴンの爪(M11)×4

跳ね返りの罠(WWK)×2

地震(M10)×1



 過去に組んだドロー・バーンデッキを、思い切ってコンセプトチェンジしたモデル。といっても、今回はデッキを組む段階で「何かがやりたい!」という明確な意志があったわけではなく、M11で加わった「寺院の鐘」を使ってみたかった、というのがスタート地点。現環境は「吠え猛る鉱山」「神話の水盆」とドローアーティファクトは山ほどあるので、これらが大挙している現在でしか使えないデッキを組んでみたかった。

 「吠え猛る鉱山」ということで真っ先に浮かぶのはターボフォグだろうが、大量のエルドラージが蠢いている環境ではライブラリ破壊は夢の又夢なので却下。そこで過去に組んだ「ドローをダメージに置換する」デッキが登場した。最初は引くだけ引かせて「リリアナの愛撫」や「偏頭痛」でダメージにするプランも考えたのだが、なーんか遠回りな気がして、「ドローしまくる恩恵を最大に受けられるデッキは、カードが全部軽いデッキだ」という結論に達し、バーンデッキの構成を狙うことにする。そして、「引きまくり」+「バーン」という足し算の間に、気付けば「紅蓮術士の昇天」が紛れ込んでいたというのが面白いところ。普通の「昇天」デッキはご存じの通り青赤の構成にしてドロー操作をすることでカウンターを溜めていくわけだが、このデッキの場合、単に「こんだけ引きゃあぁいつかは条件クリア出来るだろ!」というアホなプラン。まぁ、えてして達成したときにはオーバーキルになりがちなのだが、とにかく引きまくる構成はその骨子がコントロールに強く、使っていても異次元なゲームになりやすいので楽しいのだ。

 最初の調整段階では「血の長の昇天」をいれてダメージソースを色々と増やしていたのだが、やはり大量に引いて、即座にダメージに置換する機構にしたかったので、勝ち手段は「紅蓮術士の昇天」と「ケデレクトの寄生魔」に絞った(「地獄界の夢」は犠牲になったのだ)。そもそも持っているドロー系アーティファクトを全部ぶっ込んだおかげで、既にスロットは10枚以上埋まっている。これに火力を入れたら、もう空き容量がないのである。

 火力の選択は、とにかく軽さ重視で本体狙い重視。デッキの基盤である「ルーン炎の罠」は当然4枚として、「稲妻」「焼尽の猛火」も4枚。さらにドローギミックを押し出すための「燃え立つ調査」が加わって低マナに寄せることに成功。序盤はタップインランドと「境界石」(「寄生魔」のため)のおかげでマナはそこまで延びないので、なるべく1マナ・2マナ圏内で出来ることを増やしておきたい。後はドロー+ダメージといえば「血の署名」だろうし、プロ黒や火力圏外の特大生物を見越せば「消耗の蒸気」も欠かせない。「紅蓮術士の昇天」はキャストに反応するので、「消耗の蒸気」は1枚でカウンターを2個溜めてくれるのだ。

 実際に回してみると単純なデッキで、ドロー系アーティファクトが序盤にガンガン並べば勝てるし、それが遅れると簡単に討ち死にする。分かりやすいですね。総じて時間がかかったりアドバンテージを大事にしようとするコントロールには強い。細かくアドバンテージを刻むカードが馬鹿馬鹿しいくらいカードが引けるし、引けば引く程こちらの思うつぼだからだ。カウンターだって、1マナ2マナのカードを毎ターン細かく裁ききるだけの余裕は無いはずだ。一応ピンポイントで「ルーン炎の罠」をカウンターされると決め手には欠けるのだが、「紅蓮術士の昇天」があるおかげでワンチャンスというほど尖ったデッキでは無いのが救い。

 他方、クリーチャーで序盤から押すデッキには弱い。「軽いスペルなら引いた分だけ連打できるよね!」というこちらのメリットをそのまま使われてしまうし、手札を乱打出来るデッキはかさばりにくく、「ルーン炎の罠」による特大ダメージを見込めない。そのため、サイドボードには赤単用に「ドラゴンの爪」が4枚。自分も赤いので回復量はなかなかのもの。また、緑系ビートには「死の印」もフル投入。コントロールには「脅迫」を刺す。これだけドローさせてるのにハンデスもなかろうと思うが、「1マナで撃てるソーサリーが相手の心臓部を落として時間を稼げる可能性」はやはり強い。4枚刺しのスペルをスロットごと入れ替えることにより、「紅蓮術士の昇天」の効率を下げずにデッキをいじるのが目標だ。あとは青相手に覿面の効果を発揮する「跳ね返りの罠」ね。「ジェイスの創意」が曲げられないのが難点だけど、一応「マナ漏出」をカウンター出来る。「地震」は1枚刺しのお守り替わり。単体火力ばかりで数を武器とするデッキには弱いのだが、それでもメインで対策しなかったのは、今そこまでメインメタでいないはず、という期待があるから。

 

Round1 VS白単エメリア

 1戦目の相手は、2ターン目に「孤独な宣教師」でライフを4点回復するデッキ。カウンターが絡まないコントロールは御しやすいのでラッキーといえる。こちらは1ターン目「境界石」から綺麗に「寄生魔」に繋がり、チビチビとライフを削る。その他、相手がキャストしたのは平地を更にサーチする「巡礼者の目」や、「孤独な宣教師」を手札に戻して更にライフを得る「コーの空漁師」、そして定番の「前兆の壁」など。1体目の「寄生魔」は「忘却の輪」されたものの、更に「吠え猛る鉱山」と「寺院の鐘」で加速し、2体目の「寄生魔」を繰り出して「燃え立つ調査」でライフを削る。相手は手札に「紛糾」だったらしくていまいち「寄生魔」を御しきれず、渋々1体相手に「審判の日」などともっさりしたプレイ。おかげで「精進の猛火」や「ルーン炎の罠」があっさりとライフを削りきった。

 2セット目。相手の「天界の粛清」対策に「脅迫」サイドは考えたのだが、結局面倒だったのでサイドせずにゴー。今回も「孤独な宣教師」からスタートした相手は、すぐさま「空漁師」や2体目の「宣教師」でライフを30点に持ち込む。途中「エルズペス」と「巡礼者の目」が4点パンチを繰り出そうとしてきたが、ちょっと勿体なかったが8点くらいの「ルーン炎」でエルズペスを処理し、コロコロと出てくるクリーチャーには「消耗の蒸気」が効率の良い除去を刻んでいく。ライフゲインではそこまで困らないのがこのデッキの凄いところで、相手が時間をくれたのを利用して「神話の水盆」「寺院の鐘」などを並べ、お互い1ターンに5枚ドローとかいうところまではすぐに到達。

 相手は「空の遺跡、エメリア」を2枚セットし、「太陽のタイタン」で墓地からさらなる「孤独な宣教師」を送り込み、「真心の光を放つ者」で「寄生魔」を追放。対するこちらはタイタンはすぐに「消耗の蒸気」で処分し、こちらが中盤に引いた「紅蓮術士の昇天」で相手はちょっと悩み顔。まぁ、この組み合わせはあんまりメジャーにはならんわな。

 そしてそのターンは訪れる。相手のライフは結局ほとんど削れずに28点。相手はキッカー2で「司令官の頌歌」をプレイ。これにより「太陽のタイタン」と「孤独な宣教師」が舞い戻り、ライフは32点に。さらにタイタンはフェッチランドを1枚リアニメイト(エメリアを起動するために平地が欲しかったらしい)。このタイミングで、こちらは「タイタン」に「稲妻」を2枚打ち込み、さっさと「昇天」をONの状態にした(実際はタイタンを除去するつもりもあったのだが、「頌歌」で7/7になっていることをすっかり失念していたのだ)。そして返ってきたこちらのターン、「血の署名」+コピーで相手に4枚引かせて4ライフルーズ、28点にしてターンを返す。そしてアップキープとドローステップに相手は5枚のカードを引き、合計するとドローステップに手札が16枚。ここで「ルーン炎の罠」(+コピー)。手札をドローステップに使うことが出来なければ、そのまま32点の本体ダメージだ。

 かくして、白単は火力に負けたのである。

 

戦績・ 1-0-0

 

Round2 VS 青白コントロール

 珍しく1戦目に勝利してテンション上げ目の2戦目。相手は「セジーリの隠れ家」をタップインしてくるデッキ。こちらが先攻だったので2ターン目に「血の署名」でドローを加速し、何とか相手のカウンターをかいくぐろうとするのだが、残念ながら「ケデレクトの寄生魔」はあっさり「未達への旅」。その後もドローエンジンは「寺院の鐘」が1枚通っただけで、その他の火力や追加のドローカードはカウンターに阻まれてしまう。ついでに通してはみたものの、「紅蓮術士の昇天」もなかなかカウンターが載らなくて少し寂しそう。そして、相手が余裕を持って繰り出してきたのは当然の「悪斬の天使」。丁度良いタイミングでこちらは「消耗の蒸気」を持っていたのだが、こちらの土地は6枚。残念ながら「マナ漏出」をくぐれない。試しにもう1枚来ていた「紅蓮術士の昇天」をキャストして釣ってみるが、流石に相手はのってこず、これは素通しされて後続の「消耗の蒸気」はきっちり潰された。

 その後「悪斬」に2回パンチされ、さらに「天界の列柱」にもボコられ、「血の署名」2回使ったのでこちらのライフは1点。相手はカウンターマナが有りそうだし、僕に出来ることは悪あがきで「稲妻」を1発。これで「血の署名」と合わせて2枚の「昇天」がONモードになる。重ねて「寺院の鐘」2枚目も通った。

 29対1で迎えた相手のアップキープ→ドローステップ。「寺院の鐘」も使って相手に合計3枚のカードを引かせ、まずは「稲妻」で様子見。2枚の「昇天」で9点火力となった「稲妻」は、相手のライフを残り20に引き落とす。そして更に「ルーン炎の罠」。何も無ければ2回コピーで30点という特大火力である。ま、こちらのマナはフルタップだし、当然カウンターがあればそれで終了……と思いきや、相手がプレイしたのはまさかの「ジェイスの創意」。意外にも手札が増えました。結局カウンターも引かなかったようで、合計36点でございます。

 

 2セット目は重たくて大して使えない「消耗の蒸気」と穴埋めの「燃え立つ調査」を抜き、「脅迫」「跳ね返りの罠」を積んで勝負。ただ、この試合は相手が土地3枚で止まり、序盤に刺した「脅迫」で視界良好を確認したので、「寺院の鐘」や「ケデレクトの寄生魔」を置きやすくて楽だった。「脅迫」では「寄生魔」「昇天」を除去れる「忘却の輪」に退場してもらい、ジェイスには「好きにして下さい」と。だってジェイスのブレインストームって、「寄生魔」がいる状態で起動すると死ぬんだぜ。ライブラリのトップをいじったところで、1ターンに2枚も3枚も引けるデッキだとあんまり関係無いし。意外な方向からジェイス対策が出来ていました。

 準備が整ってしまえば、あとは処理されない「寄生魔」がジワジワとライフを蝕んでいき、窮屈そうにしている相手に「稲妻」本体とか調子に乗ってみる。きっちり「ルーン炎の罠」だけはカウンターされたが、相手のカウンターマナが尽きるところに「溶岩爪の辺境」が突っ込んでフィニッシュ。「跳ね返りの罠」も含めて、サイド要員がきっちり仕事をしてくれました。

 

戦績 2-0-0

 

Round3 VS緑青トークン

 実を言うと、長年のフライデー参加経験の中で、初めての2連勝。決勝卓に入るのすら初めてなので、既に満足。そんな中で行われた最後の試合は、予想通りというか何というか、あまり相手にしたくない「数で攻めてくるデッキ」である。序盤から「ラノワールのエルフ」「貴族の教主」とマナを加速し、「巣の侵略者」「コジレックの捕食者」とトークンも延びる。一応イメージはしていたので序盤からなるべく火力を細かく使ってマナソースを潰すようにはしていくが、お互いガンガンカードを引くわけで、嫌でも相手の陣営は広がっていく。あとは「エルドラージの碑」だの「獣使いの昇天」だのを使われたらおしまいになるのだ。

 ただ、1戦目はそこまで戦線も延びず、最序盤にプレイ出来た「寄生魔」がテンポ良く相手のライフを蝕む。青緑トークンなので「分かち合う発見」で相手が4点くらったりしてくれたし、あとは「燃え立つ調査」からの「ルーン炎の罠」であっさり終幕。ほとんど殴られませんでした。途中ガラクも出てきたんだけど、このデッキ、「寄生魔」が出てるとプレインズウォーカーが全然怖くないよ!

 

 2セット目は相変わらず効果の薄そうな「消耗の蒸気」を抜き、「燃え立つ調査」もちょいちょい抜いて「死の印」と「地震」をイン。ダブルマリガンからのスタートがやや厳しい。一応気付けば4ターン目に「神話の水盤」は置けたのだが、そこにたどり着くまで何の準備も出来ず、あっという間に緑色の軍勢が膨れあがり、「巣の侵略者」あたりの迫力もいまいちな連中にチビチビと殴り続けられる。サイド後ということで相手も「瞬間凍結」「統一された意思」などのカウンターがきっちり回り、残念ながら特にチャンスも見いだせませんでした。

 

 そして運命の3セット目。一応初手は悪くなかったものの、タップインランドや境界石という実にかみ合わないマナソースのおかげで、「吠え猛る鉱山」を置くのも3ターン目。その間相手はマナクリーチャーが並び、さらに「活力の力線」なんてナイスカードも飛び出す始末。一瞬「タフネス増えるの? 別にいいけど……」と思ったが、ライフゲインの効果の方がメインなのだね。

 気付けば2枚の「力線」が並び、「コジレックの捕食者」が6点のライフを提供する恐ろしい展開。こちらも「寄生魔」が除去されないのでライフは20点台中盤を行ったり来たりしているくらいだが、決定打を見いだしにくい状態に。その間にも、一度「地震」でリセットしたのにあっという間にクリーチャーの数が増え、こちらも少しずつ殴られ始める(まぁ、1ターンに5枚引かせてるんだから当たり前だが)。

 そして訪れたいつも通りの決めシーン。相手は「獣使いの昇天」をキャストし、クリーチャーの数を見れば確実に次のターンに終わるという状態。こちらの「紅蓮術士の昇天」にはカウンターが1つ、相手のライフは22点。まず、「稲妻」を本体にプレイし、19点にしつつ「昇天」をON。返すターンに、「血の署名」といって4枚引いてもらう魂胆だったが、1つは「否認」されて2枚ドローで4点ダメージ(「寄生魔」のおかげ)。相手ライフ15。さらに「燃え立つ調査」をコピーして2回。これまた1回は「統一された意思」でカウンターされるが、3枚引いたことで相手のライフは12。そしてこちらの手札には……長年探し求めた「ルーン炎の罠」! 無事にランダムディスカードを乗り越え(確率は1/9くらいだったけどさ)、「寺院の鐘」でカードを引いてもらい(ライフ11)、繰り出されるコピー「ルーン炎」。流石にそこまでカウンターの用意もなく、わずか1マナの火力で、相手の二桁ライフは一気にゼロに到達した。

 

戦績・3-0-0 

 

 

 というわけで、初優勝ですよ! 長年ダラダラとフライデーには参加し続けてましたが、ずっと1勝2敗の神様に愛され続けていたためにレーティングは落ち続けるばかり。そんな人生に、ようやくの福音。いやぁ、嬉しいですわ。

 今回の勝因は、デッキの性質が結果的にメタに適合してたってことだろう。M11以降は一気にコントロールデッキが増え、ある程度マナを溜めて大きな手で攻めたり、細かくアドバンテージを刻むタイプが多かったわけだが、このデッキが提供する異次元ゲームは、アドバンテージやらなんやらいう言葉の概念をどうでもよくして、なおかつ強引に突破するだけのスピードとダメージ力があったということ。

 もちろんもっとデッキをいじれる部分は多いと思うが(特にサイドボード)、「ドローエンジン」+「火力」+「紅蓮術士の昇天」という割とアホなコンセプト、穴場かもしれません。皆さんも是非どうぞ。

 

 何はともあれめでたしめでたし。目標1つをようやくクリアじゃい! 

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