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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ディーナさんに頭撫でてもらいたい、第9話。彼女のピンポイントで見せる優しさ、何なんでしょうね。いや、絶対撫でてもらえないやつですけど。それでも、そのセリフを引き出せるケイが羨ましいのですよ。

 今週はシリアスメイン。最近は割とシリアスの量も増えてきているのだが、完全にそれだけになり切らずに抜くところは抜いてくれるのが本作のこだわり。今週なんて、ダグさんもキリルもめちゃめちゃ格好いいことしてんのに、オチだけでも和ませてくれるのだから優しさいっぱいである。まぁ、状況はかなりシリアスに違いないのだけど。

 意外だったのは、ダグがザベルに再会した時にそこまで驚いた様子がなかったことだ。もともとポーカーフェイスな男だが、あの様子だともしかしたらザベルの死については懐疑的だったのだろうか。生前(?)のザベルとの関係性を考えるとずいぶんドライな対応な気もするが、まぁ、ああいうシーンで驚いて弱みを見せてしまったら不利だという考えもあったのだろう。当然、画面の向こうにいるキリルは遠慮なく驚いてみせたのでホッとしました。普通はそういう反応になるはずだよなぁ。そして、ダグさんは「AからZまでの序列が逆になっていたんだな」と推理したわけだけど、そこは本当なんでしょうかね。それだとバンブーマンのポジションがめっちゃ下ということになってしまうわけだが……多分ザベルの「Z」だけが特別なんじゃねぇかな。まぁ、そもそも26人いるかどうかもよくわからんしな(Aは死んでるんだよな)。

 で、そんなザベルの企みはセブンオーの関係者を拉致し、アンセムがらみの薬のデータを奪い取ろうというもの。確かに、アンセム周りで荒稼ぎしているエスペランサからすれば、独自技術でそれに対策できるのがセブンオーだけというのは面白くない状況。あんだけ薬を扱ってるんだから自社で研究開発しろよ、とは思うが、やっぱりすでに運用できてる連中から情報を奪ったほうが手っ取り早いからな。パッと思いつく顔見知りとしてダグさんがいたので、そのままコネをつないで拉致って聞き出しちゃおうという分かりやすいプランは、これまでの事件みたいなひねりが無い分わかりやすい(一応狂言誘拐という裏はあったけどさ)。

 1つ分からんのは、なぜザベルがこのタイミングでわざわざダグに顔を見せたのかということである。あのまま死亡扱いにしておいた方が動きやすかったはずなのに、これだけ監視カメラの情報網が発達したリスヴァレッタでわざわざ挨拶に出向くのはリスクしかない気がするのだが。それをやっても問題ないくらい超強いってことの表れなのだろうか。もしくは、自分が顔を出せば昔のよしみでダグさんが情報を漏らしてくれるとでも思ったか? 大組織のボスとしては何だか軽はずみな行動である。まぁ、実際にセブンオーは彼を捕らえていないのだから問題なかったんだろうけども。今後は軍の上層部との絡みも問題になりそうだし、この街のぐちゃぐちゃした暗部にも食い込んでいくんだろうなぁ。

 で、そんな急場のダグさん救出作戦だが、いよいよセブンオーが1つになって動く時。これまで見せなかった8人全員での特別ミッションである。各々のバディがちゃんと連携して動いているのが分かるあたりがニクい演出で、やっぱり目に入るのはディーナ&ケイのコンビネーションが以前よりも格段に良くなっていることだろう。彼女たちが無二の友情を深めていく様子はもっとゆっくり見たいもんである。できれば山田尚子の作劇で(無茶言うな)。そしてもちろん、ダグとキリルの連携もバッチリだ。いや、本人たちは相変わらずちぐはぐのつもりなんだろうけど、いつの間にやら「ここしかない」って言うタイミングでお互いが動けるようになってるんだよね。現時点では喧嘩らしい喧嘩もしたことがないけども……どこかでこのパートナーシップに揺れが生じることとかあるんかなぁ。個別の動きだけ見ても、ダグはどこぞの百合スパイ物なんかよりもよっぽどキレ者感を出して細かい情報戦で目覚ましい活躍を見せているし、キリルの方もぶっつけ本番で無茶な装備品を渡された割には100点の動きでフィジカルの強さを見せつけている。もともと才能はある連中なのだろうが、おちゃらけ抜きで見ると普通に格好いいヒーローやってるんだよな。頼もしくもあり、どこか物寂しくもあり。

 さて、サブタイトルにも出てくるアホみたいな文句がまさかの「上の世界」との関わりを示すフレーズだったことが判明してしまったCパート。まぁ、この世界で軍のお偉いさんが何かを抱えているのは半ば必然だったので驚きもないけど、キリルのじい様が何かを掴んでいるというのは気になる話だ。もちろん、いつぞやの酔っ払いの話は全部本当だったというオチなわけで……どこまで行っちゃうんだろうねぇ。

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