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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 え〜ん! 面白い! 第4話! ……私は以前「世界史の知識がさっぱり無いことがコンプレックス」ということを書いたんですが、今作のおかげでちょっとだけ良いところが見つかりました。「史実かもしれないお話なのに、一切ネタバレ無しで楽しめる」ってところです。知ってるネタバレ、「最終的にモンゴル帝国も滅びる」だけだからな。

 というわけでお話も面白いのだが、ぶっちゃけ今回のシナリオは8年もの時間が流れてるのに「チンギスカンが死んで跡目が決まったよ」「その後にシタラが衝撃的な提案をされたよ」の2つを語るだけなのでドラマとしての要素は少ない。しかし、その間にみっちりと挟まった「モンゴル絵巻」がただ画を見ているだけでも楽しめてしまうというのが最大の特徴なのだ。よく分からないモンゴルの風習、いちいち言葉で説明しないでなんとなく流れていくだけなんですよ。酒宴でのマナーから普段の生活の細かな所作まで、正直「何やってんだ?」ってよく分からない描写もあるのだけど、その分からなさも含めての「異文化感」。そしてそこには「モンゴルの文化に嫌でも取り込まれていくシタラの苦闘」が描かれているわけで。異物を異物として描いてくれた方が、その辺りの切実さが伝わってくるってもんで。

 ギミックとしても色々と楽しませてくれる工夫が施されている。今回最大の見せ場(の1つ)は当然チンギスの後継者が明らかになるシーンなわけだが、ここまでの持っていき方も実に抜け目が無い。まずもって私なんかは「末子相続」って言葉すら初めて聞いたくらいなんですよ。「そんなんあるんや」って思わず調べてしまったのだけど、まさにWikiには今回のオッチギンの例が掲載さており、遊牧民社会でのこのシステムの有用性が解説されていた。なるほどと後から納得はしたものの、ふつーに考えたらやっぱり我々の常識とはちょっと違う文化で、視聴者目線で「トルイが継承するんだろうな」っていう認識はあんまり芽生えない状態のはずなのだ。

 そこを、少しずつ「トルイの為政者としての姿勢」を見せることで説得力を加えていき、「そうだ、この国では末の弟が広大な親の領土全てを相続して当たり前なのだ」という認識を重ねていく。そして充分な下地ができたところで、カット割りの妙で視聴者の目を欺き、ダイナミックなトリックで逆転を演出するのである。この辺りの持っていき方、途中からカット割りがちょっとずつ不自然になって、「あれ? なんか違う?」と思わせて出てくるのでやたらとドラマティックに見える。そして、この「逆転劇」があるからこそ、ラストのソルコクタニにガツンとつながるわけだ。なんて綺麗な構成。

 と、後半部分のギミックも見事だが、今回心臓を鷲掴みにされたのはなんといっても冒頭の数分、ソルコクタニVSシタラの対面シーンだ。無垢で真っ直ぐなソルコクタニは、そりゃまぁシタラたちの苦悩なんて知らなくてもしょうがない。シタラ目線では恨み節も出てくるが、それを当人に求めるのは酷というか、お門違いというか。そして、もしこれでソルコクタニが単なる阿呆の世間知らずであれば「何にも理解してねぇこのアバズレがァ!」というシンプルな怒りで昇華できただろうに、タチの悪いことに、ソルコクタニは馬鹿ではなく、むしろこの時代の女性像としてはかなり聡明な部類。夫の一族での立ち位置を理解し、それを支える内助の功としての学び。シタラが「なんの役にも立たないのに」と揺さぶりをかけた「原論」についても、しっかりとその重要性を認識し、学びの大切さを説いた。シタラの中で、その姿がよりにもよってあのファーティマと重なってしまったのが最大の屈辱。ファーティマが育て上げた自分の「知」を、何も知らないソルコクタニが同じような言葉を使って再び発揚させる。裏事情を全て取っ払えば、ファーティマとソルコクタニの精神性は近しくすらあるはずなのだが、シタラの立場からそれを認めることはできない。ソルコクタニの行動そのものを認められない。それをしてしまったら、精神的な隷属が決定的になってしまうのだ。

 このシーンのシタラの表情やら息遣いやら、本当に緊迫感のある出来で……最高でした。そして毎回で本当に申し訳ないのだが、中の人の仕事を礼賛させてほしい。誰なんだ、ソルコクタニに久野ちゃんを配したのは!! すごい! この久野ちゃんはすごいよ! ほんとに美しく、賢く、思慮に飛びながらも無邪気さを残して罪作りなソルコクタニがそこにいる。ごめん久野ちゃん、俺は初めて認識したんだ。あなたの声、本当に綺麗だったんだな、って。

 人生で何度目の発見だろう。声優って、やっぱすごいよ。

 
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