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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 きッ、キラやば〜〜〜! ……最終的にそういうテンションで終わってしまうのもしょうがない作品。通してみたらそのインパクトが一番でかいしよぉ。東映さん、やりたい放題が過ぎませんかね? いいぞもっとやれ。今回は祝日に観にいったせいか、普段のお一人様状態よりも随分小さなお友達も多く、周りで素直に笑ったり叫んだりとお子さんたちの反応が楽しめたのは割と新鮮だった。意外に笑えるポイントって子供達も同じなのね。

 

 

<以下、よいこのみんなはネタバレ注意だ>

 




 さぁ、久しぶりの戦隊映画である。というのも、個人的にあんまり「ゼロワン」にハマってないせいでこないだのライダー映画をスルーしてしまったためである。ジオウも出るんだから観にいってもよかったんだけど、微妙にモチベーションが上がりきらなかったのよね。そういう意味では、正直そこまでノリきってないリュウソウジャーも近いものはあるのだけど、まぁ、さすがにルパパトもあるし、さらに新作戦隊の顔見せもあるということなので、「一応チェックしておこうかな」くらいのノリ。戦隊映画は、別につまらなかったとしてもそこまで時間が長くないので辛くならないので安心ですね。

 とまぁ、一応予防線は張っておいたものの、なんのなんの。問題なく面白いじゃぁございませんか。やっぱりルパパト最高だわ。ほんと、今作はキャラ同士の絡みが本当に濃密で、ルパパト当時と同じように、「これ、お子さんたちには受け入れられてるのだろうか?」と心配になるくらいにファン必見の一本になっている。ルパパトの7人なら全員見せ場があるし、もちろんリュウソウ組もきっちり5人(+オトちゃん)で見せ場が用意されているぞ。

 今作で一番驚いたのは、なんと巨大戦闘が無かったことである。この手の映画でロボ戦闘が無かった回って、正直記憶にない。劇場スクリーンでやるんだからでかいものはきっちり使わなきゃ、ってんで、やはりロボ戦にも本腰を入れるのがセオリーだとは思うのだが、今作の場合、2年分の戦隊のくせに絡みが3つ分あるのでとにかくキャラ同士の関係性を描くのが大変。普段ならそれでもジェットコースターで詰め込んでロボ戦に持ち込むものだが、今作の場合、もうその要素はなくても充分成立すると思われたのだろうか。最後までロボどころか輸送ガジェットすら登場せず、ひたすら「人間同士のドラマ」に終始している。そして、その方向性がドンピシャでハマっているのである(少なくとも、おっさん目線ではね)。

 何しろ与えられた時間をフルに「もしも、3大戦隊がそれぞれ絡むなら」というifの物語に費やしており、ファンなら誰もが観たかったあれやこれやがてんこ盛り。こういうのがあるからVSシリーズはやめられへんねん!というファンの欲望フルコースである。朝加圭一郎のファンですか? それなら堅物バンバさんとの融通効かない合戦を楽しみましょう。その隣では青二才の象徴たるグリーン2人の心温まる交流も描かれています、咲也さん、先輩戦隊として登場したくせにその活躍はどうなんでしょう。でも魅せるところはきっちり魅せてるのがずるいぞ。

 つかさ先輩は可愛い側の側面を強く押し出しつつ、まさかのカナロとの結婚芸を披露。「こんなつかさ先輩ばかりを見せるなんて風評被害やんけ!」と思ったけど大丈夫、そこは透真と出会うことでビシッと締まります。これでカナロは「他の戦隊と絡んだ時には片っ端からヒロイン勢に声をかけていく」というポジションが確定したな。一人随分イメージが変わった初美花はどうかというと、まさかのオトちゃんとのペアでおねーさんっぷりを披露。それでも3人が集まればいつものポジションに落ち着ける実家のような安心感。魁利が漏らした「うちの黄色」っていう呼び方もたまらんですわ。そして何と言ってもリュウソウ側との橋渡しを完璧なネゴシエーションで進めた高尾ノエルさん。もう、今回の主人公はノエルだったと言っても過言ではないのでは。いつもより多めに飛び回っております。全然必要ないのにぐるぐる回っております。最後のケボーンダンスではルパンエックスが踊ってるはずなのに、「これ、絶対ノエルじゃない……」ってわかるくらいの動き方なのです。

 そして当然レッドどうしの絡みというのが最大の見せ場になるわけだが、コウは本当にアホみたいに素直すぎるので、魁利も逆に張り合いがないくらいのあっさり感やったな。まぁ、単細胞の相手はほんとのほんとに手慣れてるのであれで随分楽しそうではあったけど。どっちかっていうと、やっぱり魁利×圭一郎の方が見せ場になってしまうのよな……。コウは先輩が2人もいるから大変やな。その分ギミックも色々と仕込めて楽しいけどさ。

 そう、ギミックといえば何と言ってもしっちゃかめっちゃかの戦闘シーン。実は今回は敵キャラでも目立った奴がたった2体だけという、劇場作品には珍しいセッティングになっているのだが、その分は雑魚キャラ相手の殺陣シーンでまかなっている。武器を取っ替え引っ替えしていく様子は何がなんだかわからなくなるカオスな楽しさがあり、スーパーパトレン3号はまさかのこんなところで初お披露目&オチ担当。さらにそこからスーパーリュウソウグリーンという謎展開もあったし、色合わせなどのお家芸も一癖ある仕上がり。アスナがあまりにもクレーン似合い過ぎ問題。時間にしたらバトルシーンはそんなに長さは無かったはずなのだが、ものすごい密度でネタが詰め込まれていたのでお腹いっぱいである。「パトレンはルパレンと比較すると防御特化の守る戦隊」なんて設定もきっちり活かされていたし、本当にシリーズ愛がたっぷり詰まった一幕であった。

 ほんと、毎年こういうVSシリーズをやってくれれば万々歳だなぁ、という出来だったのだが、まぁ、多分真っ当なお子様ニーズだともうちょいシンプルなデザインの方がいいんだろうな。今回のお話は下手したらライダーくらいの年齢層に寄った出来だったかもしれない。是非とも、ルパパトの締めくくりとしてファンの人はその活躍をその目に焼き付けておきましょう。

 

 んで、一転してとにかくド派手にシンプルに魅せてくれたのが「魔進戦隊キラメイジャー エピソードZero」である。ぶっちゃけ、初の試みなのでこれがどう評価されるのかは悩ましいところだが……シリーズを見る上では欠かせないエピソードだった気がするんだけど、これを見なかったお子さんでも来月始まる1話目についていけるんでしょうかね? まぁ、最低限の説明はもう一回するんだろうけども。5人中4人が集められるエピソードで、レッドが最後に加入のパターン。もうシリーズ1話目がどういう構造になるかは大体想像できるな。

 新番チェックの時に改めて触れるだろうから今回は簡単にまとめておくけど、リュウソウが全力でファンタジー寄りの作品なので、キラメイジャーは「お仕事戦隊」「変身ギミックも全て科学力」と比較的メカニカルな仕上がりに、やたらファンシーな宝石の国ギミックを付け足したデザイン。今回も「相棒」が1人1人付与されているが、さすがに「しゃべる石」とのタッグってのは初か。まぁ、多分1話目ですぐに乗り物の形になるだろうから、大体炎神と同じ扱いだろうけども。確かに宣伝文句の通りに「史上最もきらめいている」のは間違いなく、スーツや撮影時の光源の扱いが大変そうな戦隊である。デザインは割と好みだし、「とにかくすげぇ能力を持ったプロフェッショナル5人を集めてくるぜ」っていう節操のないお仕事感は最近では久しぶりの感覚。強いていうならボウケンジャーあたりが近いかな。多分、もっと昔の「軍隊的な戦隊もの」のイメージが近いとは思うけど。そんな中に「eスポーツのプロ」なんてのも混ざっているのがいかにも現代風よね。そして史上初の、ピンクの年収が一番高い戦隊でもある(シュリケンジャーは意外とわからんけど)。それぞれのキャラ特性は非常にわかりやすく、当然のように女の子は可愛い。中でもグリーンの陸上競技ユニは素直にエロかったので大変満足である(多分もう二度と出てこないと思われる)。

 そして何と言っても、今作最大の見どころ(??)はそのキャスティングのうるささである。基本音声が杉田の時点で色々だめだが、宝石の国の王家、杉田が兄王で裏切り者の弟が中村の時点でネタ臭しかしねぇな。二人して水瀬いのりを奪い合うという、壮絶な杉田中村戦争の幕開けだ(多分王様死んでない)。他にもキラメイストーン役の岩田光央・鈴村健一など、とにかく余計なまでにウルセェ。まぁ、炎神連中もほんとうるさかったし、また一年賑やかになることだろう。

 そういえば主人公レッドが高校生なんだけど、こんだけ若いレッドってかなり久しぶりな気がする。確認したら(例外のトッキュウジャーを除けば)マジレッド以来かな? 学園シーンなんかも描かれるタイミングがあるんだろうか? 早くも次の戦隊が気になってしょうがないですわね。まぁ、今はひとまずリュウソウの結末を見守らなきゃだけど。

 そして最後のダンス……うううぅ、まさかこんなところで「また会えるとは……」ってむせび泣くことになるとは思わなかった。何の通達もなしにどさくさに紛れて踊ってるエールさん、なんなの(番宣だからしょうがない)。これって、戦隊映画で番宣して男の子たちを引っ張り出す効果ってあんのかな。多分無いよね。

 

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