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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ○「ヨスガノソラ」 5

 意外に久し振りかもしれない、純正エロゲ原作もの。キャスティングでそれが分かるっていうのは、ある意味ありがたいかもしれません(キャスト変更が原作から無いってことだからね)。

 個人的な注目ポイントは、とにかく監督が高橋丈夫であるということ。脚本もいつも通りに荒川稔久とのタッグだし、この2人の作品が好きな人間としては期待せずにはいられない。高橋さんらしさはそこかしこに発揮されており、1話で印象的なのは夕暮れ時に浮かぶ幻想的な色合いを持つ入道雲や、その後一転して窓硝子を叩く雨の激しさ、それに、季節の影響力を直接受けていることが印象づけられた田舎の風景など、本当に世界を作っている部分。牧歌的、という言葉が似合うような気もするが、そうした「単なる平和な田舎」ではなく、その世界できちんと人が生きているのだ、ということが伝わってくる背景美術の使い方と、世界を前提としたキャラクターの立ち居振る舞いの細やかさは見事なものである。

 ただ、今作はストレートにエロゲーの中身を表現する必要があるため、そこにややきつめの「絡み」の描写も入ってくる。具体的には主人公兄妹のインモラルな関係性と、お嬢様と騒がし娘のどこか怪しげな人間関係など。そうした部分は、日常生活からはかけ離れた場所にある1つの姿であり、なかなか地に足を付けた作品世界へのリンクを作るのが難しい。ひたすらフラグを立てまくっていく主人公のナイスガイっぷりもやや現実離れしており、シナリオとしては現実感の薄い、単調なものになってしまっていたのが不安材料か。まぁ、1話はどうしたってキャラクターの紹介に時間を取られてしまうので、2話以降でどのような物語が展開していくのかに期待しましょうか。

 途中うとうとしそうな部分もあり、導入としてのインパクトが弱かったので多少点数を下げようかとも思ったのだが、エンディング後に登場した謎の小劇場が面白すぎたのでその分加点。チビキャラの掛け合いも楽しかったが、その後の生々しい「女の有り余る欲求」を、そこだけはギャグとして処理しきってしまった肩すかしっぷりは逆に面白い。毎回この2本立てでいくのかしら。そのあたりのギャップも楽しめそうな一要因である。

 キャストに関しては、いわゆる「エロゲキャスト」なのであんまりコメントは無い。耳に馴染んでいない声がちょいちょい出てくると、キャラの識別に時間がかかって大変である。

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