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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 歌がある、最終話。これで良い。これが良い。

 何を語っても野暮になってしまうとは思うのだが、せっかくなのでいくつか。個人的にグッときたポイントをあげるとするなら、ラストステージとナビの存在。「ゲームスタート時の場所がラストダンジョンになる」ってのはドラクエⅠの昔から引き継がれる伝統で(あれはちょっと違うけども)、巡り巡った物語の終末として感慨深いものがある。そして、そこで迎え入れてくれるのがナビだったというのも実に心得たものである。ヴィヴィの過ごしてきたこの100年(とちょっと)。全てを見守ってきたのはマツモト、そしてアーカイブくらいだろうが、それに続いて多くのシーンで付き合い続けていたのは実はナビだった。「ディーヴァ」に与えられた使命である「歌で人々を幸せにする」という大命題を一番理解し、最後まで彼女にそれを貫き通すように言っていたのはナビだった。もちろん、ナビは本当に「お仕事で」それを言い続けてきただけなのかもしれないが、最後のステージに関しては、きっと彼女も「心から」ヴィヴィにメッセージを伝えようとしていたはずだ。でなければ、あそこでわざわざモモカのホログラムまで使ってヴィヴィに立ち向かう必要もなかったはず。ディーヴァとヴィヴィが歩んできた道行き、その最後の最後で「歴史が変わった」ことを証明するのに、これほどふさわしい人材もいないだろう。ナビは、果たしてヴィヴィが変わってしまったことを憎んでいたのか。それとも、歌を届けたその果てにヴィヴィが辿り着く運命を憎んでいたのか。今となっては誰にも分からない。最後にステージで奏でられたのはディーヴァの歌ではなく、ヴィヴィの歌である。そしてその歌は決して最後まで紡がれることなく、100年の重責を果たしたボディとともに終りを告げる。一世一代の大舞台を果たし、彼女の命は解放される。彼女の「Fluorite Eye」が灯を消し、最後の最後にヴィヴィを見送ったのはナビであった。

 世界は変わった。多くのAIはその活動を終えたが、「修正後の世界」に立ち続けたAIの名はエリザベス。間違いなくヴィヴィの意思を受け継いだ「シスターズ」。ヴィヴィの役割は終わっても、彼女の意思は、彼女の使命は受け継がれていく。また、前回助けられなかったおっちゃんがきちんと生き残って、後世に彼女の意思を伝えている。災害の規模は甚大だったが、未来への希望がここに繋がれる。

 新しい世界では、新たなAIが、新たな使命を持って生まれてくる。次の世代にこそ、きっと「心を込めて」人にもAIにも、歌が届くはずだ。

 

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