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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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原作カラーページのネタをぎゅぎゅっと集めた第8話。やっぱりこの作品の魅力は美術ネタも絡めて、実際に色彩やタッチの個性を漫画の中で見せてくれるところ。断片的なネタの集合なのでいくらかとっちらかった印象にはなるものの、アニメの画面で動いてくれると感慨深いものがある。

 今回はAパートが原作2巻のカラーページ、Bパートが「シュルレアリスム」という構成。Aパートはそれにキョージュの黒にまつわるネタも組み合わせ、黒に対するキョージュの並々ならぬ執着が確認できる。そういえばアニメの中ではこれまで特にネタにしてこなかったんだね。画材に関するネタについては、「魔法少女ノダミキ」がカラーリングも含めて最大の見せ場。確かに「〜〜ノダ」っていう語尾の魔法少女っていかにもありそうだし、実際うざい。

 Bパートはキサラギの幻想世界をメインに描いた「シュルレアリスム」。流石に尺の関係からか幻想世界の描写は原作よりも増えており、「キサラギ困る」→「目が覚める」→「また夢」という入れ子構造も一回多い。巨大なおニワトリ様鉄球におそわれたシーンはオリジナルだが、逃げ惑うキサラギが「ニワッ! ニワトリッ!! コケッ! コケーッ!」って叫んでるのが訳が分からなくて面白かった。アドリブだとしたら初めて「戸松グッジョブ」である。最後に階段から電話ボックスに飛び込もうとしたら突然逃げられるのもシュール。こういう意味不明なノリは4コマ漫画ではあまりチャレンジ出来ないのでなかなか面白い。

 他には、原作でも気になったのは夢で登場したあーさんが謎の仮面を装着してる部分。確かに原作ではこの時点でキサラギとあーさんはほとんど面識がなく、あーさんはぶちさんがキサラギに入部をお願いしているのを遠目に見ていただけだし、キサラギも美術部の部室を覗いて「なんだか楽しそうでした」と言った時にあーさんを少し見た程度。アニメの場合は「美術部やしき」の回を先にやっているのであーさんの側からはキサラギを認識できるかもしれないが、やはりキサラギはあーさんの顔を知らないという設定なのだろう。でも、夢に見てるってことは「ぶちさんにそういう友達がいる」ことまでは知ってるんだよね。何でそんな微妙な関係の人間が夢に出てきたんだろうな。

 個人的には一番アニメで見せて欲しかった「空を描くナミコさんとキョージュ」の部分がいつも通りのハイスピードで終わってしまったのはちょっと残念。キョージュだったら本当に空を塗りつぶす仕事をしてくれそうな気もするのだが。キサラギの「あ、こちらはなんか納得」という呟きもアニメではカット。尺の長さの関係で色々と難しい部分はあるのだろうが、ああいうさりげない台詞も聞きたいんだけどなー。

 ある意味原作に最も忠実だったのは、途中で挿入された「ナミコさんはハト胸」ネタ。4コマ漫画風にきっちり再現した手法は、「ひだまりスケッチ」(3期決定大感謝)の次回予告の演出に似ている。まぁ、原作に沿うといってもここまでやる必要はないんだけどさ。あの描き方でもきっちり中身が理解できることを考えると、やっぱり4コマ漫画の作者さんは偉大なのである。

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