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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 「ケダモノダモノ」はアニメキリングバイツ」エンディングテーマでした、第4話。え? だからなんだって? ……何にでも意味を求めようとするのはオタクの悪い癖ですよ。

 頭からケツまで、ずっと「俺は何を見せられてるんだろうな……」と思い続けなきゃいけない酷なアニメ。最近、こういう絶望感をしょっちゅう感じてる気がして、具体的には「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」視聴中にほぼ毎週同じ感覚に陥っています。幸い今作はあそこまで圧倒的ではないかもしれないが(?)、自分ワールドに引き摺り込み、「わけわかんねぇよ」という感想を大前提にしてしまうことで「わけわかんねぇことを承知した上で見ろ」という無茶苦茶なタスクを我々に科しているのである。端的にまとめるなら「そういうもんだから諦めろ」ということ。

 ギャンブル・地下格闘技ときて、今回のテーマは「ブラック企業」だろうか。典型的なパワハラ上司による日本の悪しき伝統、因習まみれの企業体質の中で、人がどのように壊されていくのかを描いていく。今作は確か「メイド=ヤクザ」というよく分からない置き換えをしているだけのハートフルピュア任侠ものだと思っていたのだが、ヤクザの界隈だってこんなブラック企業めいた因習は無いだろう。多分、序盤に組織のボスらしき人物がやった「裏切りものはハジく」くらいの思い切りの良さがヤクザっぽさであり、軍隊じみた洗脳訓練を通じて末端構成員をコントロールしようなんて発想はあんまり無いんじゃなかろうか。いや、現代ヤクザのことなんて何も知らないからもしかしたら今のトレンドはそういう組織作りなのかもしれないけど。

 そして、本作の一番の見どころは、そうして明らかに「イカれた方向」にコントロールされているにもかかわらず、舞台設定そのものがより一層イカれているため、徐々に統制が取れていくメイドたちを見ていると「あれ、こっちの方がまだ社会に適合できてるような……」というよく分からない納得感が生まれてしまうところである。指揮官役の小林ゆうが力技で丸め込んでくるために、「この流れで更正できたと考えればむしろハッピーエンドでは?」くらいに見えてきてしまった。まぁ、最後はきちんとしぃぽんが目覚めさせてくれるんだけどさ。彼女がなぜメイドを志したのかとか、その辺のバックグラウンドは全く語られてこなかったのだからオチに至るまでの彼女の活躍なんてとにかく突拍子もないものなのに、周りの状況が輪をかけておかしいもんだから「そこはそれでいいやぁ」と安寧に縋りついてしまう流れなのである。あの状況下で自分の「一番」を守り通したしぃぽんの精神は本当にタフだったな。なごみが最初にぶっ壊されるのはわかるのだが、ゾーヤが意外に雑魚だったのがなんか残念。まぁ、彼女のメイド思想がもともと組織上層部の考えに近かったというのはあるかもしれないけども。

 そして、この話をする上で一番の障害となるのが、おそらくどんな調教も教育も意味を成さぬ作中屈指のクズである店長だったので、彼女は早々に退場することになった。……別にメイド喫茶クビになったからって、秋葉原でホームレスする必要はないはずなんだが……。あと、結局パンダはパンダのまま。一応「人間だからな」という言質こそ取れたが、未だブラックボックスならぬ白黒熊の中。いつ、何が出てくるんでしょうね。

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