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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 今期はいい猫アニメが多いな……第4話。このアニメを見て「猫アニメ」でくくるのは明らかにおかしいけど気にしない。

 先週からの印象がずっと続いてるだけなんで別に新しく触れることはあんま無いんだけど、やっぱこの作品の空気はとても好き。なんかね、すごくいい意味で間が抜けている。「マヌケだなぁ」っていう好印象ってなんか珍しい。一応「青春ラブコメ」にカテゴライズされる作品だと思うのだけど、このふわっとした感じがずっと続いてるだけでも不思議と見られちゃうっていうあたり、どっちかというとゆるふわの日常系に近い摂取の仕方かも。

 Aパート、聡介と演劇部の関係にまずは決着。今作の大事なほんわか要因の1つに「基本的に悪人がいない」ってのがあると思っていて、例えばちょっと腹黒要素があるクラスメイトの江頭さんも別に他者を害そうとして行動しているわけじゃないし、彼女なりの生き様というか、「理由」があって動いているのが分かるので決して嫌なやつには見えない。ちょっと雰囲気が飛んでる演劇部の部長も同じで、聡介から見たら触れたくない過去に呼び戻そうとズケズケ踏み込んでくる空気読めない奴ではあったんだけど、だからって必要以上に干渉して迷惑をかける方向に進むわけではないし、今回の美津未との交流もそれなりに距離感を図りながら、程よいところまでの勧誘にとどめてくれている。何より、きっぱりと美津未から断りの報告が入った時にはあっさりと引いてくれてもいる。彼は別に聡介の周りにトラブルを起こそうという人物ではなく、そのおかげで美津未・聡介の関係性がさらに一歩進むことになったわけだ。なんか最近「体育の授業でボールが顔面に当たって保健室に行く女子」を立て続けに見た気もするが、そうしてこっそりと友好を深めていく2人の関係性を見ているだけでも幸せである。こういう「男目線で見てもいい奴だと分かる男キャラ」は安心するわね。

 Bパート、美津未とちょっとカツカツな高嶺先輩のお話。ここでは高嶺先輩というだいぶ極まっちゃった人の方にスポットが当たってるようにも見えるが、そんなちょっとした奇人の目を通して、最終的には美津未という主人公の特異性を示すエピソードになっている。あんな性格なのに「地元の神童」として成績はそれなりに良いというギャップがあるんだかないんだかよく分からない美津未。都会のリズムに揉まれてちょいとまごつくこともあるが、優しい隣人たちに恵まれ、いつの間にやらこの街の空気にも馴染んできている様子。そんな彼女の周りに流れる独特の時間を、さらに「独自の時間」を持つ高嶺先輩目線から観察することにより、主人公の強さをより堅固なものに仕立てている。単なる天然ほわほわ女子というだけではない美津未の珍妙なリズム。これが許されるというだけで、それはもう善い世界なのである。

 そんな彼女がちょっとぎこちなくも楽しく踊るオープニングも実に良いですよね。まぁ、「絶対にTikTokで流行らしたるねん」みたいな強い意志は感じるが。実際に流行ってるかどうかは、おっちゃんTikTokなんかやってないから知らない。

 

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