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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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「七つの魔剣が支配する」 5→6

 だいぶ時間がかかったけど、ようやくここで今期の最終評価が一段落。ほんとはまだ終わってない作品もあるのだが……どこぞのゾンビはもう、いつ放送されるかも分からないからね……。こうして放送時期をずらされると「熱が冷める」という問題もあるが、純粋にスケジュールを追えずに視聴を逃すという問題がある。私、前クールに放送された「ニーア」の最終話、結局見逃したんだよなぁ……。とりあえず今期執筆された最終感想は42本。節目となる春・秋クールの本数としては平均くらいの数だろうか。これくらいならなんとか戦える数だとは思っているが……もう感覚が麻痺しちゃっててよくわかんねぇや。

 閑話休題、そんな記念すべき最後の作品になったのがこちらだが、何しろ15話というエラく半端な本数だったからね。変な時期に終わるのは当然である。こちらの作品は配信とかもあんまり関係ないはずなのだが、地上波放送を前提にしてこうしたフレキシブルな話数の作品が作られるようになってきているあたり、テレビ放送ってのも様変わりしているのかもしれない。

 最終的な点数をどうするかはちょっと迷ったが、後から見て差別化できるように一応加点しておいた。私の悪癖で、どうしても中盤に集中が切れて視聴がなおざりになってしまった時期があるので偉そうに評価するのは申し訳ないのだが、少なくとも通り一遍の、雑多なラノベ作品とは一線を画す作り込みだったとは思ったので、毎回の「何が起こってんだろ?」という困惑も含めての加点ということにしておく。

 「剣と魔法のファンタジー学園ラノベ」という今世紀にはバルタン星人の人口くらい作られているはずの作品だが、最近はラノベアニメの低迷もあり、意外と数は減っている(あくまでラノベ原作でね。なろうとは分けて考えてる)。そして、わざわざそんな停滞した時代に出てきたアニメだからこそ、しっかりと「ラノベだって、面白いものが書けるし、書きたいんだ」という矜持が感じ取れる一点ものの「魔法ファンタジー」になっていたと思う。最初のうちは割とテンプレ風というか、どっかで見たことがあるキャラばっかり出てきてるやん、と思っていたのだが、気づけばそこに「置きにきた」キャラは少なく感じた。主人公のオリバーからして生まれの複雑さや友人との関係性に思うところがある様子などは一筋縄ではいかないし、真っ直ぐヒロイン・ナナオも実は扱いが難しいデリケートな存在。さらにリバーシという珍妙な存在であるピートが多方面に刺激をばら撒いたり、お子さんの教育によくないオフィーリア先輩が「どこの年齢層を対象としたラブロマンスなんだよ」という厄介なドラマを紡ぎ上げる。ちゃんと「キャラを描こう」「お話を描こう」という意識が見て取れるだけで、視聴者としては救われるのだ(悲しい時代だよね)。

 アニメとしてはトータルで平均点だろうが、この「無難に収めつつ、だいじなところでは一仕事してくれる」感じはまさにラノベアニメの老舗、J.C.STAFFの渋いお仕事。こういうアニメって特に話題にもならずに流されることが多い気がするけど……クソアニメと一緒くたにされるのはかわいそうだし、どこかで報われるといいな。2期があったら、改めて世界観を確認した上で真面目に追いかけてあげたい。

 

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