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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 いい最終回だった……第10話。いや、全然区切りでもなんでもないかもしれないけど、それくらいに後味の良い素敵なお話。このアニメについてはこんなふうに未来に夢と希望を残した状態でさらっと終わってくれても全然構わない。

 前回の次回予告で突発的に出現した能登麻美子の正体は月菜のママンだった(まぁ、そこしかないやろ)。「親の顔が見たい」ならぬ「親の声が聞きたい」状態で麻美子だったのは納得なような、そうでもないような状態だが、最近は麻美子のママン役も本当に堂に入っているのでただただ羨ましくもあるし、可愛らしいお母さんの様子を見ていたら娘さんの今後の生育についても何の心配もいらないんだろうなぁ、という安心感があった。ほら、最終回に向けて月菜の重たい過去とかが明かされてちょいシリアスになる展開もあるとは思ってるので……どう見ても裏とか無さそうな幸せな一家じゃんね。ちなみに一番気になったのは、「月菜がデフォルメモードに自在に変身できるなら、同族のママンもデフォルメモードが存在するのでは? ……麻美子、聞かせてくれ」である。まぁ、声の高さ的にずっと可愛い状態みたいなもんでしたけどね。

 ママンの登場でうやむやにはなったが、月菜の実家の謎は結局放置されてしまった。なんだったんだあの建物は。一応日本国内に、それなりに最近建てられた超巨大建造物だと思うのだが、それが吸血鬼一家が過ごすために作られたものだとしたら結構な事件である。石川家は本当にどういう成り立ちのご一家なのだろう。ママンがパパンに電話しててふつーに「海外で仕事してるよ」くらいの感覚っぽいのだが……まぁ、月菜ちゃんがいいとこのお嬢さんである、という認識さえ固められればそれでいいか。

 そして今回のメインは文化祭。まぁ、多くのシーンはダイジェストで流されてしまったが、とにかく一番伝えたいことは「月菜が初めての文化祭を心底楽しんでいたぞ」ということだろう。いろんな友達とちょっと非日常的な風景を楽しみつつ、周りのモブたちは石川月菜が文化祭を楽しんでいる様子を見て多幸感を得る。なんてWin-Winで平和な文化祭だろうか。そしてあろうことか、エンディングイベントの主役は月菜その人である。吸血鬼としての特性をフル活用しつつ、個性を最大限に尊重され、文字通り「羽を伸ばした」月菜は本当に楽しそうで、それを見守る大鳥だって(疲労困憊だが)満足げ。そして最後には2人の関係に収束する穏やかなエンディング。あの状態で大鳥が息を引き取ったりしたら大変なことになっていたが(一瞬そんな雰囲気になりかけたが)、もちろんそんなことはなくて「実母を含む大量のママ」に見守られてグンナイ。

 このアニメに、これ以上何を求めろというのですか。

 
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 今期の富田美憂キャラ、主人公に迷惑かける展開多くね? 第11話? いや、これ以外に1つだけなんだけどさ。最終局面での足の引っ張り方がダイナミックなキャラが続いたもんで、「やっぱ迷惑かけそうな声なんだろうな……」って思ったね。

 あともう1つ思ったのは「なんかサブタイトルの文章おかしくね?」だった。焼き足りないからってミンチにするのはどういう調理法やねん、って思ったのだが、内容を観たら確かにアルフレイムが焼いて足りないところをスカーレットがミンチにしていたので間違いではなかった。「2000体以上ものモンスターを1人で薙ぎ倒す主人公」というだけだとやっぱりすげぇなろうらしくはあるんだよな。やり方がエグいってだけで。

 さておき、大ピンチかと思われたパリスタンだったが、各方面からの脅威を各個撃破していくことでとんとん拍子で問題解決へ。「大量のモンスターがなだれこんできました!」→「アホ王子アルフレイムと討伐姫の脳筋コンビで何とかしましょう」。「エルフたちの王国が宣戦布告だそうです!」→「たまたま血縁者が寝返ったので、そいつのコネを使って穏便に帰ってもらいましょう」。……んー、何ともインスタントで大した捻りもない展開ではあるが……まぁ、多分今作は「戦争ゲーム」にあんまり尺を割くタイプの構造でもなさそうなので、一応はジュリアスが頑張って考えたってことにしといてざっくり片付けておこう。

 その過程でディオスは「多大な代償を支払った」らしいのだが、まぁ、その辺は「自業自得」の一言で処理できるのであまり問題ではなかろう。妹さんに対する想いは本物なんだけど、普段の態度がアレなもんでどうしても軽く扱われがちな奴である。今回はナナカとのタッグというちょいと不思議なチームメイクだったが、やいやい言いながらも「便利な従者コンビ」となってうまい具合に働いてくれたようである。まぁ、それだけにナナカのあのラストはちょっと意外だったけど……ごめんよテレネッツァ。先週は「こんな適当にナナカを開放するとか頭悪いんか?」とか思っちゃって。ちゃんと謀略を仕込むべき部分には仕込んでいたんだね。

 そんなテレネッツァさんは諸悪の根源である女神パルミラとの対話シーンが初公開された。ただ、こちらもスカーレットとクロノアの関係性同様、完全なる信頼関係でなりたっているわけではなさそうで、テレネッツァの野望は女神の意思とはまた別にあるようだ。まぁ、自身が「異世界転生者」だという自認があるなら、ほんとはもっと主人公っぽいことやりたいだろうしな。どう考えても悪人なムーブばっかりやらされたら、一般的な現代人ならそりゃ抵抗があるのは当たり前。この2人がどれくらい手を取り合うかで今後の攻略難度も変わってくるだろう。案外テレネッツァの改心……というか女神との喧嘩別れ展開とかもありそうな気配ですけどね。

 次回、再びテレネッツァとは直接対決が避けられない状態。ステゴロ上等のスカーレットは対面希望だろうが、基本が後方支援型のテレネッツァが前回の反省を活かさずにまた直接ぶつかることはあるんでしょうかね。


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 何でもありなハッピーアドベンチャーゲーム、第10話。今回は人狼要素ゼロで完全にアドベンチャーしてました。「自分はループしてて、今回のこの設定はこの人を攻略するターンかぁ」って自認してる主人公、ちょっとヤだな。

 目が覚めると、身体が女性になっていた!! 黒の組織もびっくりのループマジック。今回はグノーシア変化じゃなくてまさかのTS。最後まで観ても「……うん、だからなんで性転換したん?」という部分はよく分かってないが、ユーリ自身は納得してたみたいだからよしとしよう。あと個人的には「なるほど、そんでCVがちかぺだったわけね……」という部分も納得いったのは収穫か。ユーリちゃんは何とも可愛らしい女の子でございますね。まぁ、この世界には「ハン」と呼ばれる無性も多数存在しているらしいので、ラキオさんのいう通りにこの世界で男だの女だのという区別はあまり問題ではないのだろう。

 とりあえずほとんど意味はないので今回の人狼盤面だけ記録。

 

・第11卓(10話)13人2狼 ユーリ:素村

人狼:沙明、SQ 

占:セツ 霊媒:ジョナス 共有:ラキオ/しげみち 勝敗?

 

 13人2狼で共有まで出てくるという、およそ狼に勝たせる気がなさそうなレギュ。一応護衛ができない村なのでCOには注意が必要だが、だとしても狼側が盤面を掻き回すのはかなり難しい。実際にプレイしたら占いのCOタイミングがかなり重要になる村だろう。ちなみに最後に表示された結果だとエンジニアがセツ、ドクターがジョナスだった。普通に議論してたらセツは真取れそうだし、沙明が試合前に投了してるのはもしかしたら正しい判断だったのかもしれない(SQちゃんが不憫だが)。こうして見ると、沙明の狼率やたら高いな。

 さて、そんなゲームは置いといて、今回1つ目のトピックはやはりユーリの性別について。ユーリは何故こんなことが起こったのかを考えるため、ヒントを求めた先が共有確定でグノーシアの疑いがないラキオのところだった。今まで言及されてなかったが、何と彼もセツと同じ「ハン」だったという。まぁ、納得ではあるな。あんまそういうとこにこだわらなそうなタイプだし、何かしらの効率化のために性別を捨てたと言われたら納得はできる。そして、敵対してない時のラキオさんは割と話が分かるいい奴でもある。ループの話もさっさと飲み込み、ユーリに対してベストのアドバイスを提供。どこまで見えてるんでしょうね、この人は。

 「女になったのはこの世界線でその方が情報収集に都合が良かったからではないか」というラキオのアイディアを元に、ユーリが向かったのはジョナスのところだった。「女の方が都合がいい」→「じゃぁ男に目を向けようか」だったのか、それとも単に以前のククルシカ騒動が頭に残っていたからなのか。レムナンの様子も気になっていたが、全てをまとめて処理するために一番情報量が多そうなジョナスを選択したのは分かるといえば分かる。しかし、このループで未登場のククルシカの名前を出してしまったことで警戒を上げてしまい、残念ながら狙ったような結果は得られず。どうやら女性バージョンの利点はここでは活かせなかったようだ。

 というわけで次なる男は沙明である。こちらも前回のループでちょっとだけ人となりが垣間見えたので気になってた位置。こちらは見事に女性設定が功を奏し、ハニトラ(どっちかというと被害者じゃね?)まがいの接触から交流を深める。沙明さん、やっぱこうして見ると普段の立ち振る舞いからめっちゃ損してるタイプ。グノーシアになった時にも自分の生存よりも他者の安定を優先しちゃう先行狼タイプなのでポジション的に損しちゃうのはしょうがないけどな。一応可愛いユーリちゃんと寝床をともにすることはできたので、コールドスリープ前に一旦それだけ満足してもらうことにしよう。

 そしてそんな沙明のお話と全然関係ないところで「コメットがうっかりコールドスリープに入っちゃった」という訳の分からん理由で彼女が抱えていた粘菌が暴走。レムナンがまた悲惨な死に方である。これ、流石にゲーム的な要素とは無関係なトラブルだよね? ゲーム中に「粘菌暴走モード」で卓が不成立になるなんてことはないよね?(ね?) これでおわちゃったのでせっかく役職引いた人とか、グノーシア引いて頑張ろうと思ってたSQちゃんはちょっと不憫。

 ククルシカ騒動と違って今回の粘菌騒動はジョナスの機転で解決。ジョナスについてはククルシカが人形だったというとんでもない秘密が暴露されたので気になる要素はまだまだ多いが、今回は一旦「ジョナス/沙明との仲がよくなりました」で終わりにしておこう。……せっかくの女体化サービスターン、これで終わりかぁ。

 

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 健康によくない!!!!!!!

 どうも僕です! さぁ、待ちに待った6thライブ。世の共犯者の皆様は如何お過ごしでしたでしょうか。わたくしとしましては、1月開催の大阪公演に参加できない上に配信もないことを知ってしょんぼりしていたのですが、仕方がない、その分こちらの配信を骨の髄まで堪能させてもらうことにしましょう。つい先ごろニューシングルもリリースし、そちらのお披露目も期待が高まる今回のライブ。5thの時点で「新しいMujica」の姿を嫌というほど見せつけられ、今回は「その先にどんな進化を見せるのか」が最大の焦点。正直、5thであれだけのものをやりおおせてしまって、もはやその先など見えるものかと思っていたのだが……常に予想の先を行く。それこそがバンドリプロジェクト、それこそがAve Mujica。マジで「頭がおかしい」としか表現できない最強で最狂なライブが実現しました!

 今回は記述方法をMujica式(ライブ鑑賞しながらひたすらTweetしていくスタイル)か、視聴後改めて感想を綴るちゃんとしたスタイルにするかはちょっと悩んだんですが、試聴しながらテンションがブチギレてしまったせいで、後からなんか書いても無意味だな、という感じになったので、基本はいつも通りの垂れ流し式を記載します。何が起こったのか気になる方は、アーカイブは1週間程度試聴できるはずなのでチケットを買いましょう(ダイレクトマーケティング)。かくいう私もすぐにリピートしたいと思います。特に八芒星!

 

<というわけで、以下はリアタイ試聴時の私にパスします。セトリネタバレなど注意>

 


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 血脈の物語、第11話。思いの外グロい話になっており、結局、この世界は守護団ノッカーの想定通りに動いてるんだな、っていう。

 これまでの展開は全てフシ目線から語られたものだったため、勝手の分からぬ世界で全てが偶発的に起こっていることのような印象があった。しかしながら、蓋を開けてみればどれもこれもがノッカーの想定内。やはりこの数百年を寝て過ごしたか、人間と共存共栄の形を選んで経過観察しながら過ごしたかで解像度が全然違うのだ。守護団の力はフシ同様に世界の根幹にまでつながっており、回想の中でちょろっと漏れ聞こえたノッカーの台詞に「まもなくフシが復活する」みたいな話が出ていた。フシの動向も全てはノッカーのプランニングの上でしかなかったのだ。

 そうして繋がれてきたノッカーの世界。その犠牲は全て守護団に、つまりはハヤセの血脈に集約されている。何百年もの間熱心に守護団を維持してきたその体制もあっぱれなものだったが、よりによって今このタイミングで生まれたイズミという1人の女性が、たまたま守護団の教義に対して否定的なスタンスの末裔だった。彼女は意味の分からぬ宗教的価値観に反発し、そして「こいつ、『よふかしのうた』にいた奴やんけ……」みたいなデブ杉田が嫌になって出奔。繋がれてきたハヤセの血が教団から途切れたかと思われた。

 しかし、そんなイズミさんの一大決心を嘲笑うかのように取り込んじゃうのが現代でも守護団の力の大きさを物語っている部分。流石にミキシン夫(イツキという名前らしい)のポカが酷すぎる気がするが、彼女が必死に自分の力で作り上げたと思っていた「新しい人生」も結局は守護団の手の内。逃げても逃げても絡め取られる運命に、イズミさんのメンタルは限界を迎える。そして、血族の自殺願望にはノッカーがそっと忍び寄る。

 医者からは「ストレスによる健忘」と診断されていたが、イズミさんは振り返って「あれもノッカーの仕業」と分析している。ノッカーは苦しみながら生きる人間たちのストレスを肩代わりしてやることがあるというのは、みもりの件で語られていたこと。ノッカーが良かれと思って嫌な記憶を消していたのか、最後の盤面が見えていてわざとやっていたのかは分からない。しかし、とにかく自分の行為が「積み重ね」られないことにイズミは恐れを抱き、追い詰められていく。完璧を求めた娘はいつの間にか守護団に絡め取られ、外側からもノッカーによる包囲網が迫る。最後の抵抗が苦し紛れのミズハの囲い込みだったが、これが全くの逆効果となり、哀れイズミは愛娘の手によって命を奪われてしまったのだ。

 あまりにも悲劇的で哀れな母娘の物語。私は本当に「母親」というテーマに弱いので、こんな悲惨なイズミさんの運命を目の当たりにしては、流石に同情せざるを得ない。ただ、彼女自身が嘯くように、やってることだけ見たら「毒親」であったのも事実。そこに苦しんだミズハの気持ちも分からないではない(これまではそっち方面の様子ばかりがクローズアップされていたのだし)。ミズハは追い詰められていた。だから「代わりの」母親に寄り添おうという倒錯的な現在の状況も致し方ない。そう思ったからこそ、イズミさんは失意のうちに自分が退場することを選んだのである。

 「不幸なすれ違い」、そう思えば両成敗でもあり、どちらが悪いというわけでもない。そう考えればこの度の決着も納得できる形ではあるはずだが……ただ、その裏にノッカーという全能すぎる存在があると、このストーリーもどこまで信じていいのか分からないのが怖い。ミズハにノッカーが宿ったのはいつの時点だったのか。それによってイズミの人生がどの程度コントロールされていたのかが変わってくる。母娘の双方から自然に「ノッカー主体の」家庭になるように少しずつ誘導されていたのだとしたら、イズミさんは完全な被害者。その可能性がある限り、やはり彼女の物語は自業自得ではなく、単なる悲劇なのである。その辺りが確定しないこのお話は、やはりグロいのである。

 しかし、結論は出された。今回のタイトル「かれらのいえ」はもちろん新たな共存の形を示したミズハたちの「家族」を表したものであるが、この「家族」こそが、ノッカーたちにとっては一番の安住の地。その身体を借りて世界に広がるためのベースとなっている。「よその家のことに口を出さない」なんてのはご近所付き合いのマナーではあるが、果たして、このあまりにも歪な「家族」に、フシは介入できるのだろうか。

 
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「僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON」 ―→7

 さぁ、今期も最終回シーズンに入って参りますが、その口火を切るのがよりにもよってこの作品。「今期の」とかいう問題じゃなくて、年数にして9年、話数にして170話。長き、輝かしき歴史に大きな幕。そのことを、まずは言祝ごうじゃないか。

 まぁ、おかげで今回は単発でファイナルシーズンのみの評価なんてものは出来ないんですけどね。昨年度あたりから顕在化した「長い歴史を全部ひっくるめた総体への評価」という軸のズレた数字を出すしかないのは申し訳ないが、ここまでの作品ではそれ以外の処理はできないだろう。綺麗に完結を見たジャンプ漫画で、ここ最近はここまで丁寧に、綺麗に、完璧に物語を閉じられたアニメというのもほとんどないんじゃなかろうか。ここまでの歴史を連綿と繋いできたアニメスタッフの皆皆様にはとにかく感謝。こうして1つのスタジオで、少なからず人員は動いているはずだが、監督をはじめとしたメインスタッフの多くを維持した状態で作り続けられたのはもはや奇跡と言ってもいいのかもしれない。もちろん制作側が最初から「死ぬ気で付き合う」つもりで作り始めたからこその成果であるが、それだけのものを賭けるだけの価値があった作品なのも間違いないはずだ。「ヒーロー」という大きなテーマを掲げ、逃げずに描ききった責任感、そして最後までダレることなく「少年漫画」であり続けた筆致。これだけのボリュームのジャンプ漫画をコントロールしきった制作体制、これは作家性なのか、それともジャンプというブランドの総合力なのか。その内実は知りようもないが、アニメ業界を取り巻く種々の問題が常にジャンプアニメを中心に回っており、綺麗にゴールできない障壁もあちこちに確認できる昨今、偉業であることに疑いはない。多分、世の漫画原作者たちは、みんなこういうアニメ化を望んでいるんだろうなぁ。

 総まとめなもんだからどうしても大きくてぼんやりした話しかできないのだが、ファイナルシーズンに限った話にしても、壮絶な仕上がりに不満の出ようもない。何しろ1クールまるまる「クライマックス」なのだ(ラスト数話は「エピローグ」だが)。なんなら前のシーズンあたりから全部のお話が最終決戦でクライマックスだった。普通に考えたらそんな長大すぎるシーン展開はどこかでダレてしまうだろうし、長すぎる山場はもはや「山」じゃないはずなのだが、不思議と今作はずっと「山」だった。戦いの局面が複数あったのでそれを1個ずつ切り出していったっていうだけの話なんだけど、ここまでの蓄積があったおかげが、その1つ1つにきちんと納得いく決着があったし、決してとっ散らかった印象にならず、ほんとのほんとに「ゴールに向かってるんだ」というもの寂しい実感を伴っていた。何となくだけど、オールフォーワンと死柄木という2つの側面を持つ「ラスボス」がいたおかげで常に緊張感が維持できた構造は大きかった気がするかな。

 改めて、これで終わっちゃうのかと思えば寂しくはあるが、現金なもので、来期はすぐに「ヴィジランテ」2期があるらしいですからね。そっちはそっちでしっかり切り替えて応援していきましょう。

 
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 ぶん殴られたキャラの吹っ飛び方が(作者の)親父さん譲り、第11話。渋川先生ならもっと綺麗に回してる。

 痛みを伴い、一応は生田目戦の決着となるだろうか。結局、子供に対して明確な対策は見つけられなかった三田。元々持久戦の構えだったが、一旦冬村の乱入があって水入りの状態になり、そこで思いついたのは「大人じゃなかったら子供のフミを叩いても合法」という積極的なんだか消極的なんだか分からない解決策であった。大人になることが強みであるはずのサンタという存在が、ここにきて「子供」という天敵の対策のために一時的に変身を解除した状態で戦うというのは理にかなっているような、そーでもないような。しかも変身解除後は殴られて血が出てしまうと強制変身ということで(なんか、変身の条件がどんどんユルくなってないか?)、サンタ側はいちいち「変身解除」という余計な一手間がかかることに。聡明な甘矢の見立てによれば、この変身と変身解除の過程で相当な負担がかかっているとのことで、結局サンタは子供相手に余計すぎるハンデを背負わなきゃいけないって部分にあまり差はなかった。ただ、子供姿でなければフミちゃんには一切の言葉が通じなさそうだったので、「目線をそろえて」対決することが重要だったのは本当のことだろう。

 結果そうした作戦が功を奏したとは言い難いが、弾切れによりフミちゃんの持久力負け(これだけだったらサンタ姿のままで撃たれ続けても結果は同じだったんだよな)。大人しく制圧されろ、とサンタは抱きしめに行くが、それこそがフミちゃんにとって一番のナイーブポイントだった。結局、「大人殺し」の問題児は大人に対して一番大きなコンプレックスを抱えた可哀想な子だったのである。「抱きしめる」ことをやめ、サンタに「抱き抱えられ」て救出されるフミちゃん。今後の彼女の人生、もう少し前に向かって歩けるようになるといいのだが。

 今回も見どころとしてはサイエンスSARUらしいふざけた動画の数々があるが、サンタのキモ変身シーンはコミカルさとヤなリアルさが混ざり合った絶妙なギャグになっている。よくよく見ればサンタと三田の間には「大人の三田」みたいな状態も一応存在しているようで、表情だけでなくあらゆる箇所の筋肉・骨格が絶妙に姿を変化させながら不規則に動き回るシーンが的確にキモい。最終的に複雑骨折みたいな状態で死んでいたが、どこをどう成長させたらそうなるんだよ、というツッコミ待ちなのか、そうではないのか。まぁ、結局は「何をするにしても、変わっていくことは痛みを伴うことなのだ」って話で。

 そしてそんな痛みを一身に受けているのは小野さんであった。冬村もようやく思い出していたが、1人放っておかれた小野はどうやら皮肉にもこの未成人式の日こそが「最後の日」だったようで。いや、でも成長痛で人は死なないだろ。小野が勝手に勘違いしているのか、マジでこの世界の「成長」はそれほどにリスクを伴うものなのか……流石にここで死なれると(主に冬村の)夢見が悪すぎるし、何とか小野さんはナイスバディのお姉さんになって生き残る道を模索してほしい。でないと、なんか大渋の思い通りになったみたいでムカつくしな。

 

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 聞こえず、届かず、第11話。他作品がクライマックスで重たくなりつつある今日この頃、今作におきましては、割とずっと重たいまま。

 ちなみに私ごとですが、なんか我が家の機材トラブルがあって今回冒頭5分くらい録画できてなかったのでその辺がまだ観られてないんですが、話の流れからしてそこまで大きな問題もなかろうというので一旦記事立てしてます。番組自体は来週のリピート放送で補完する予定。入っててよかった、ワンランク上のアニメチャンネルAT-X(宣伝)。

 さておき、そんなわけでずっと沈みっぱなしで、いかにも今作らしいじっとりジメジメずっしりな展開。比名子にとって、汐莉の欺瞞は思った以上に影響が大きかったらしく、その沈み具合は番組始まって以来最低ラインを割り込んでいる。思えば不思議なもので、元々「死にたい」方向に向かっていた比名子は汐莉からの「美味しくなあれ」という応援にねじくれたモチベをもらっていただけで、それがたち消えたからとてプラスからゼロになるだけのような気もする。しかし存外このカンフル剤は効いているつもりだったようで、気づけば劇薬がプラセボだった、というので一気にマイナスを突き抜ける。その重さはよりによってミコちゃんに降りかかり、「あのミコちゃんが全力で励まして、思い切って気持ちを打ち明けたのに届かない」という形で表されている。この世にもはやミコちゃん以上に比名子を想っている存在などいないわけで、彼女の想いが届かなかったとなると事態は絶望的だ。

 比名子の厄介なところは、その傾向に「死にたい」しかないという部分。普通に考えると、世の自殺志願者というのはほとんどの場合は「死にたい」の前に「生きたくない」がくるはずだ。何か辛いこと、悲しいことがあって、それが理由で「こんな場所は嫌だ」という逃避が起こり、その結果として死という逃げ道を選択する。比名子も「悲しいことがあった」のは共通しているが、彼女はそのせいでこの世界に苦しみを感じているわけではない。あくまでも「家族3人に置いて行かれた」「一緒に逝きたかった」という願望が表れているだけで、いわば向こう側に「引っ張られて」いる形。「生きたくない」であれば苦痛の種を取り払ってやれば姿勢は前を向くが、現在の比名子は強烈に向こう側へのベクトルが働いている。汐莉の振る舞いは結果的にその背中を蹴り付けることになり、比名子の死への妄念は止められない状態になってしまった。

 厳密に言えば、別に比名子の家族は「水難」で死んだわけではないので海に漂う有象無象の中には含まれていない気もするのだが、汐莉の言う通り、海には歴史を重ねたどうしようもない「死」が積み重なっている。これまで何とかその呼び声に抗い続けていた比名子も、このタイミングでは抵抗の術を失った。比名子の周りにずっと出続けていた「沈み込む」エフェクトも今回は最も濃くなった。もはや、海の底への道行きを妨げるものは何もない。

 最後の一歩で、汐莉が間に合うまでは。

 さて、どんな言葉なら、比名子を「こちら側」に戻せるやら……。

 

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 前世持ちを前科持ちっぽく言うな、第10話。まぁ、罪の重さという意味では似たり寄ったりなのかもしれないが……。

 この時期になるとさ、どのアニメもぼちぼち最終回に向けてアクセルを踏み出すので全体的に重い雰囲気になりがち。1作品だけならその緊張感も楽しいものだが、週に何十本ものアニメを摂取しているとこの「クライマックスハイカロリー症候群」とでも呼ぶべき現象でげっぷが出がち。今作もゆるゆるギャグが売りの作品だが、今回のイアナのピンチはこれまでに比して一際重たいものらしく、だいぶシリアスタッチで時間を引っ張る展開になっている。

 前回のブラッディローズ騒ぎの一連の処理のおかげで、イアナの中でも自分の黒歴史がどのようにこの世界に影響を与えているかはなんとなく定式化できた様子。どこから何が襲ってくるかは見当もつかないが、やはり巻き起こる事件は自分が過去に創作したものが絶対的な基準となっており、長い黒歴史の中の「どこかで描いた」物語が「時間を飛び越えて」襲いかかってくる仕様。そしてそれらはコノハの聖女覚醒を前提としているため、現在ののほほんコノハを引き連れた状態だとだいぶハードモードになっているというのは以前も確認した通り。一応、夫人の家でイアナがピンチになっていたところを救ったのはコノハの「神託」だったっぽい触れ方もあるので聖女要素がゼロではないのかもしれないが、少なくとも佐藤コノハが描いた聖女伝説に比べればまだまだちっぽけな存在。それを埋め合わせるために奔走するのが、この世界における「前世持ち悪役令嬢」のお仕事ということになる。

 金はあるかもしれないが力も信用もないイアナ。そんな彼女が持つ最大の武器はやはり「前世」である。まぁ、原因もそこにあるのでなんとも言い難いが、事実上の「2週目」となる彼女は(思い出せさえすれば)全ての危難を予測して事前に行動することができる。「転生悪女」の時点で充分なろうっぽい設定のはずだが、さらにそこに前クールあたりに放送してた「2週目」別作品みたいな要素も加わり、いよいよがっつりとなろうファンタジーのセンター街道を進み始めている状態。ただ、コノハは「長い黒歴史、何を書いたかもはやあんまり覚えてない」という都合の悪い(適当なタイミングで思い出すので作者的には都合のいい)設定があるため、2週目のうまみを活かすために入念な準備ができたりはしない。そのせいで毎回ギリギリのところで不穏なまでにドタバタしてしまい、ソルには変な目を向けられるわけだ。

 しかし、そんなソルやギノの態度が軟化しているのが原典との最大の差であり、今回に至っては、もはやソルを相手にフラグを立てきった状態。このままいけば新たなカップリングの幕が開くレベルだったのだが……久しぶりに登場のヨミが足を引っ張る。まぁ、こいつはこいつでうまいこと使えれば頼りになる存在なのだが、やっぱり悪女設定を引きずってしまったことが何一つプラスに働いておらず、ヨミがくっついてくる状態だと余計なストレス源にしかなってないのよな。ただ、それが「ソルがヤキモチ焼いちゃう要素」にまでなるとは思わなかったが……。こうして見るとソルのちょろさもなかなかのものだな。

 なろう的なピンチ展開、そして王道のラブ展開。まさに少女漫画的になろう文脈を拡張したらどうなるか、というサンプルが破綻なく進行している。とりあえず一旦今期のゴールまでは見届けたいですね。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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