最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」 3 まぁ、よくある設定だよね。いわば阿波連さんとか古見さんの流れだと思えばクール系彼女を愛でる作品は別に問題なく成立するのだが……。 なんかね、めっっっちゃめちゃ薄いんよ。とにかくテンポがもっさりしてて、「そんな時間かけてやることか?」っていう感覚がずっと続くようななんとも耐え難い時間。この手の「設定1本から始まりました」みたいな出オチ系Web漫画スタイルは最近もちょこちょこアニメ化はしている。今期だって「不器用な先輩」は似たようなもんだろうし、「今更そのネタでなんかやろうと思ったんか?」という疑問についても、「いや、別にそんな長々と続ける気があったわけじゃなくて……」ってくらいのテンションだろう。Twitter漫画とかは特に「なんかちょっと描きたいネタを1枚絵で描いてみたら思いの外評判が良かったので、そのまま何枚かシリーズ化して描いてみました」みたいな展開はよくある話で、(今作がそういう流れかどうかは知らんが)そういうジャンルがあっても別に構わない。ただ、そうした作品をわざわざアニメにするってのは結構なハードルがありますよ、というだけの話。 この手の作品は特にタイトルなんか決めずにシチュエーションだけで描き始めることも多いので、それこそ「不器用な先輩」のように味も素っ気もないタイトルになりがちだし、今作のようにタイトルで設定のキモを全部言っちゃうパターンも多い。このタイトルで始まったアニメなのだったら「はいはい、女の子が無表情で、相手役の男の子が単細胞なのね」ということは視聴前からわかっているわけで、そんな中でなぜ最初のババ抜きのネタで3分も5分も引っ張ろうと思うのか。あまりにも時間の無駄である。画に力があるわけでもないし、大したオチが待っているわけでもない。なんでそんな静止画じみたうっすい映像を我慢しながら見続けなければいけないのか。 また、そこまで漫画としての整合性を考えずに描かれたものだからか、こんなふわっとした内容なのにどうにも描写がチグハグなのも入り込めない原因だ。一例をとると、冒頭のトランプ勝負では勝った柏田さんに全員が拍手を送って教室全体が盛り上がるような描写になっているのに、その後Bパートで「柏田さんはいつも1人だ」と突然孤独キャラっぽい扱いになっている。例えば普通の学校で「掃除の時間にどこかのクラスの担当がプール掃除」はまずあり得ない。例えばその後先生にみつかった後、手伝いにきた太田たちが罰掃除をやらされてるのに途中でサボって抜けた他のクラスメイトへの言及がない。 シーンごとの違和感もあって、プールで水鉄砲を持った友達が加わるカット、太田目線では「水鉄砲で突然撃たれる」→「振り返ると水鉄砲を持った友人2人がいる、1人は柏田さんの分の水鉄砲も持参している」なのに、その次に太田にカットが移り、横から突然柏田さんが水鉄砲を撃ってくる。この間、太田は友人2人から目を離していないはずなので、柏田さんが水鉄砲を受け取ってこっそり狙撃できる隙はどこにもないはずなのに。太田がお茶にいたずらを仕込むカットも、(酢を入れる時点ですでにいじめの範疇すら超えているが)柏田がケロッとした状態になっているのを見てパニクった太田がおもむろにお茶を飲んだら普通は「柏田のお茶がおかしいことを確認した」(つまり間接キスしにいった)と見るのが普通なのに、実際は何の因果関係もなく、突然「全く同じラベルの自分のお茶を飲んだ」だけだった。普通はあのシーンの繋ぎでそういう展開には見えない。 「こまけぇとこ気にしすぎだろ……」と思われるかもしれないが、あまりにテンポが緩くて見るべき中身がないせいでそんなとこくらいしか見る要素がなかったのだ。別に「ユルい日常ラブコメアニメ」があることを否定するつもりはないが、多分、その枠はこの作品じゃなくてもいいと思ってしまった。多分アリーヴェデルチ。 PR ○「野生のラスボスが現れた!」 4 オープニングの岸田教団の曲名がちょっと面白かったです。……えっと、それ以上の感想は……特に……。 視聴序盤「オバロやん」→視聴中盤「オバロやん」→結論「オバロやん……」。という何も新しい刺激が入ってこないなろう作品。まぁ、今更なろうアニメに新しい刺激なんて求める方が間違っているとは思うのだが、それでもわざわざアニメ化されてるんだからなんとかして得られるものを求めたいというのが視聴者感情である。強いていうなら今作で注目すべきは「小清水魔王」という部分くらいで、露骨なゲーオタ設定の小清水ボイスというのはんまり聞く機会がなかったので新鮮といえば新鮮。ただ、それとてモモンガ様で日野聡がやってたことの二番煎じになってしまうわけで、どこまでいってもオバロの影がついて回る。 かつてなんかの作品で「○○やん」と思ってたら実はその作品の方がスタートが古かった、なんて事例もあったので念のために確認してみたが、こちらの作品は当然オバロよりも後だし、なんなら連載期間はオバロのアニメ化よりも後である。純正の後発作品で、ほとんどプロットをそのまんま持ってくるというのもどうかと思うし、ここまで独自性が感じられない作品でもアニメ化にこぎつけてしまうなろう文化はどうにかならんもんか。もちろんここから面白くなるっていうなら応援もしてみたいが、少なくとも1話目でそうした気配はどこにも感じられなかったんだよなぁ。 映像制作のワオワールド、すんげぇ久しぶりに名前を聞いたな、と思ったら、ここ数年は元請け業務はやっていなかったらしい。ただ、制作協力でもさして仕事量は多くなく、今までどこで何して生き延びてきたのかはよく分からない。そんな半死半生みたいな状態のスタジオのひさしぶりの元請け作品、クオリティは並レベルで大きく崩れてないのがかえって哀愁を感じさせる。頑張って作って、面白いアニメになるといいんだけどね……。 ○「父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。」 4 私くらいのプロフェッショナルになったら、この作品をどのように見てたか分かりますかね? せっかくなのでここで教えてあげましょう。正解は「作中にメインで登場したキャスト、興津、中原、杉田、そして新井里美……この人ら、全員同世代だな……」です。日々そんなことを考えながらアニメを視聴しています。 というどうでもいい話から入ってみたが、私としてはせいぜい「父は興津、母は中原、娘の若手は深川芹亜」くらいしか見る部分なくてですね。……でも気づけば深川芹亜も結構なキャリアになってきてるんだよなぁ……残念ながらこの子はいまだにあんまりビビッと来た役を見たことがないのだが……まぁ、今作はロリっこなので声質的にはマッチしてますね(そのくせなんか座りが悪いんだよな)。 中の人の話ばかり続けたいのは、それくらいに中身に触れる部分が乏しいから。いや、結構斬新な設定ではあるんだけどね。タイトルだけ見たら「どうせ最強チートを自慢するための設定だろ。また周りに友達やらはべらして魔王討伐するかスローライフを送るかのどっちかやろ」と思ってたら、まさかの「親父の実家の家庭内問題を解決しに行きます」という。そんなところに英雄やら精霊やらの力を使わんでも……。ただ、そうして展開自体はあんまり見たことがないものではあるのだが、別にそれが特に興味をそそられることもなく。「敵って言ってるけどなんかちっちゃいなぁ」としか今のところは思えない。実家に入り込んだ寄生虫のような義妹が、実は魔王でしたくらいの展開になったりするんだろうか。父親の「英雄」要素がどれくらいの規模なのかが分からんからあんまりピンとこないんだよな。 制作はJ.C.STAFF。今期はこれで2本目のなろうという不憫な状況で、さらにこちらの作品に至っては映像クオリティもなんだかピンとこない仕上がり。一応メインヒロインの顔くらいは可愛く描くぞ、みたいな気概は感じ取れたが、それ以外の世界描写がだーいぶ雑だし、最後に出てきたばけもんのデザインが完全にギャグなので「これ、なろうの中でもこのすばみたいなギャグ枠で見た方がいいのか?」と困惑。見たことない展開だけに、1話目が終わっても作品の方向性はふわふわである。来週まで見れば多少方向性は見えてくるんかなぁ。 そして主人公の能力が「元素の操作」というのがにんともかんとも。「ついこないだまで1粒のプラチナを求めて川を浚い、地面を掘りまくってた女子高生がおるんやぞ、ふざけんな」というのは単なるいちゃもんだが、こういう連中って結局単一元素を都合よく扱う程度で仕組みの説明も雑だし、「精霊がいる世界で元素がどうこう言われても」みたいな印象は処理しきれないのよな。どこかで一撃、プルトニウムを敵の直近に生み出してあり得ない方向から殺戮する主人公とか現れないもんだろうか(こいつらは人工元素は作れるんでしょうかね。魔法の理屈だけで言えば作れるはずなんだけどね)。 ○「アルマちゃんは家族になりたい」 5 僕の娘は感情がない。……どうだろ、ちょっと感情はにじんでる気もするけども。 なるほどこういう切り口かぁ、と「面白い/つまらない」以前になんか納得しちゃった。原作はウェブ漫画らしいのでそれこそ「僕の妻は〜」みたいなひとネタ勝負の作品であり、個々の要素だけ取ったらいろんなところで見たことがある気はするのだが、最終的に出てきたものは「なるほど」という印象。 無理やり似たようなイメージを他のアニメから探ってみると、「僕の妻は感情がない」が真っ先に思い浮かんだが、こちらはあそこまで「機械であること」を正面から描写しようという意図はなく、主人公(?)のアルマちゃんは程よく機械だけど程よくただのロリっこ味もある、単なるホームドラマのいちキャストっぽい。続いてメイン2人の恋愛模様に関しては、「互いに天才が競い合って素直になれていない」という情景は「理解が恋に落ちた〜」の雰囲気がすごく似ている。互いの感情を図りかねているところもそうだし、認め合わずに何とか相手の弱みを握ってマウントを取ろうとする姿勢がかなり近い印象だが、こちらは女性側が1話目から割とヌケてる要素も前面に出していて、別に「天才科学者」という部分はそこまで押し出していないのが差分である。 そんでトータルすると実は一番近いのは「SPY×FAMILY」なんじゃないかという結論になる。「互いの利害が一致したために作られた仮面夫婦と、その間で特殊能力を駆使しながら二人をくっつけようとする面倒な娘」という構図がかなり近く、放送時期が被ってることも既視感に拍車をかけている。とはいえ、ロイドとヨルさんは足を引っ張りあったりしないし、ここまで露骨に2人を意識するような描写も多くはない。やっぱり狙ってる筋は違う路線なんだけど、いろんなところに「やっぱ似てる」があるので不可思議な印象を与えているのだ。 とまぁ、ほんと強引に他作品と繋げてみたが、そんな接続にあまり意味はなく、最終的に「まぁ、ロリっ子がかわいいならそれでいいんじゃね?」というのが万国共通の結論である。今のところアルマの「殺戮兵器」としての側面は一切発揮されてないので今後イメージが変わる可能性はわずかながら存在しているが、多分このテイストで1話を終えたなら、あとはダラダラとホームコメディをやるだけの作品になるんじゃなかろうか。そして、多分それだけで足りている作品なのだ。 中の人としては、アルマ役の月城日花は「ざつ旅」で主役デビューした子なので割といいペースで仕事はもらってるな、という印象。この子もまだ若いらしいわよ。まぁ、個人的にはやりたい放題やってるM・A・Oネキの方が気になるけど。そして実は一番気になるのはナレーションの福島潤だったりする。潤ちゃん、あんまナレーションでサラッと聞き流せる声じゃなくない? ○「かくりよの宿飯 弍」 ― 凄まじく強引に解釈すれば今作もタヌキアニメと言えなくもないので、めでたく3期連続でタヌキアニメが放送されることとなった。……かわいいタヌキプリーズ。 さぁ、まだまだ続く「何一つ覚えてない作品」シリーズ。今作は1期が7年前ということで「そりゃ覚えてなくてもしょうがねぇだろ」の枠ではあるが、放送情報を確認しに行ったらなんと2クールやってたという。マジか。何となくの印象はあったが、2クール作品だったイメージは全然なかったわ……。しょうがないので少ない手がかりを手にいれるためにブログを探って履歴を確認したら……「東山奈央」の4文字しか刻まれてなかった。正直お手上げである。まぁ、しょうがないので改めて「東山奈央」と叫んでおくか。今期はさらにオープニングもエンディングも全部奈央坊という奈央坊フルベット作品になってるし、もうそういう扱いでいいんだろうよ。 アナザー和風テイストの食堂アニメ。どうやら記録によれば「フツーに庶民派、飯を作ることで問題を解決したり、そうでもなかったりするハートフルアニメ」ということなので、なるほど中心にいる奈央坊が頑張ってくれればそれが作品の魅力に直結したということなのだろう。 ちなみに映像制作はなんとなんとあの懐かしのGONZOである。お前まだ会社として生きとったんか。確認すると7年前のはちゃんと元請けスタジオとしてクレジットされる程度には活動していたのだが、その後2019年に会社としてのGONZOは事実上消滅したみたいな扱いになっているのだが、なんか経営関係の難しい手続きを経たのち、今作の制作でアニメーション事業を再開する運びとなったらしい。GONZOは死なない……のだろうか、よく分からん。ちなみに共同制作に名を連ねる「マカリア」は直近だと「ざつ旅」を作ってたところ。うーん。 そんなわけで映像部分は可もなく不可もなく、1話目である点を加味しちゃうと正直物足りないレベルではある。ここから奈央坊一本で興味を引っ張り続けられるかは五分五分といったところ。前作だって今の基準だったら途中で切られてる可能性はあっただろうしな。低空飛行でもいいので、何とか1つ2つくらいはモチベを維持する要素を提供してほしいもんである。 ちなみに、そのモチベの1つとして「オープニングがなんか愉快」は入れてもいいかもしれない。オーイシマサヨシが作った楽曲を奈央坊が歌う形になっており、途中でおもむろにラップパートが入る曲の展開に意表をつかれてちょっと笑っちゃった。まぁ、いつも通りの大石なんだけどさ。こないだ「花子くん」のオープニングが「かごめかごめ」で今回は「とおりゃんせ」なのね。 ○「青のオーケストラ Season2」 ― やっぱ体制の入れ替わりって騒動が絶えないものだよね……今にして思えば、そこで大きなトラブルもなく(?)見事な代替わりを果たした大天使・吉川優子ってやっぱ偉大だったんだよな……。ちなみに今期はABCにて「ユーフォ」の再放送が始まっています。私はスケジュールがキツすぎてさすがに視聴はできてないけど、改めて観たらきっとウゼェ時代の素敵なデカリボン先輩が拝めると思います。 閑話休題、こちらは吹奏楽じゃなくてオーケストラ。当たり前のように1期の記憶など一切残っていないのが申し訳ないが、確認したらちょうど2年前だそうで、そこまで時間も経ってないのだな。そしてブログ履歴を確認したら私としてはそこそこ楽しんでいた作品であり、2期目への期待を綴って感想としていた。「楽しんでた作品の記憶を2年そこらで忘れねぇだろ。どんなクソ雑魚記憶力だよ」と思われるかもしれないが、考えてみてほしい、私にとっての2年というのは、概算でおよそ350本のアニメが目の前を通り過ぎていくだけの時間なのである。流石にそれだけの作品の濁流の中で、記憶が霧散してしまうことはご理解いただきたい(突然誰に言い訳してるんだろう)。 まぁ、必死で言い訳してるのは「多分割と楽しい作品だったはず」という情けない記憶で許してもらうため。「キャラの関係性とかあんま覚えてないけど、大丈夫かしら?」と思いながら恐る恐る視聴した1話目、ありがたいことに冒頭で触れた通りに「代替わり」のタイミングでの再開ということで、そこまで前回の記憶を引き継がずともいいのは本当に助かる。極論したら引退した3年生は一旦忘れていいっぽいもんな。その分、話の焦点は運営の中心となる2年生に移り、某宇治高校からは1年遅れて「サボるの、サボらないの」というやる気の問題がクローズアップ。どうしたって大所帯になるオケ部は火種だらけで前途多難。神谷ボイスのウザそうな先輩がいきなりのフル回転で、青野君も珍しくプリプリ怒っちゃうレベル。はたから見てる分には興味深い状況だが、当人たちからしたらストレスがヤバそう。ほんと、佐伯との関係性がきちんと解決しててよかったよ。隣に遠慮なく文句も言い合える友達がいるのといないのじゃ、メンタルへの影響がダンチだろうからね。1年生組は色々と苦しいことも多いだろうが、何とか友情パワーで乗り越えてほしいもんである。 相変わらず、オープニングなんかをみると「演奏シーンのCGはもうちょい何とかならねぇかなぁ」とは思ってしまうが、そこはないものねだりなので致し方ない。むしろその他のパートのキャラの動きなんかは軽妙で観やすい部類なので、とりあえずは青春ギスギスドラマとして楽しませてもらいましょう。 余談だけど、エンディングのスリットアニメーションの演出がなんか格好良くて好き。あれって1期の演出から引き継いで「五線譜」との接続でのデザインなんだよね。面白い。 「ウィッチウォッチ」 6→6 日曜夕方に2クールの放送、そしてさらに2期も決定。これこそが恵まれたジャンプ漫画のポジション。 後から適当に理由をつけてみると、日曜夕方の時間枠って、これくらいの作品がちょうどいいんじゃないかって気がする。シリアス要素も思い出したように入るけど基本的には1話完結できるショートギャグの連続。ジャンプの代表的なところでいうなら「銀魂」に近いスタイル。これなら気が向いた時だけ観てもそこまで問題はないし、テレビの前で気合い入れて構える必要もない(世の中の人間がいちいち気合いを入れてアニメを観ている前提)。もちろん深夜にやっても問題ない作品だったとは思うが、この枠に入って需要があるジャンプ作品って、そういうスタンスが良かったんだと思う。最終的には期待された以上の成果が得られたんじゃなかろうか。 もちろん映像クオリティの高さは評価の対象。特に今作は原作漫画からして「漫画」という媒体の強みをフル活用したネタ回しが特徴なので、それをアニメに落とし込むのって相当大変だったとは思うが、そこを可能にするのがバイブリーの底力。2クールの長丁場をよくもまぁ走り切れたもんだ。 他に何か触れることがあるかな……そうそう、中の人の贅沢さが頭抜けてましたね。そんな中でも印象的な仕事だったのはやっぱりニコ役の川口莉奈。割とクセがある声質で、下手したらどこかで浮いてしまう危うさも孕んでいると思うんだけど、ニコは役の性質も上手くハマっていたし、いい具合に取り込んで初の大役を見事にこなしてくれていた。ニコのキャラがあってこその作品だし、周りの男どもがサポーターとしてしっかり仕事がこなせる「センター」が機能したことで統制が取れた部分もあるんじゃなかろうか。 2期でもっと騒々しくなるといいですな。
○「ウマ娘 シンデレラグレイ(第2期)」 ― これ、エンディングで毎週ロリタマモが見られるってことだよね、ちょっと嬉しい。 さて、順当に始まった分割2期目なので特に追記する部分もなく。1期同様に頑張ってくれ以外にかける言葉もないが、しいてあげるとしたら構成についての話くらいだろうか。2期目はジャパンカップが控えており、よりドラマティックな展開が期待される。そんな大事な2期目だが……。 なんと開幕がマーチ始まり! これがちょっと嬉しかったですね。やっぱマーチ格好いいもん。ライバルキャラとしてヤマノサウザンがまさかのCV田村睦心というのもなかなかの贅沢。こうしてみるとカサマツも充分中央と張り合えそうである(中の人でしか見てない視聴者並の感想)。 原作をリアタイで追いかけてない私としては時折耳に入ってくる「今、原作がどえりゃぁしんどいとこやで」という情報なんかは聞かないフリをしつつ、元気よく見守っていきましょうや。 ○「SI-VIS: The Sound of Heroes」 6 なんかよく分かんないところからよく分かんないものが飛び出してきた。とにかく今期はニチアサがえらいことになってるのでまとめておくと、朝日系列は8:30スタートで「プリキュア→ライダー→戦隊」という伝統的な流れで1時間半(今期はまだライダーは切ってない)。前クールから視聴している「プリンセッション」がテレ東系で9時からの放送(その後のアイプリは視聴してない)。そして新たにフジ系列で「デジモン→これ」という流れが9時から1時間(前クールはTO BE HERO Xの枠)。ギッチギチで我が家のレコーダーもヒィヒィ言っている。 更なる因果関係もまとめておこう。 「プリンセッション」→「女児向けで人が死なないシンフォギア」 「今作」→「殺意高めのプリンセッション」 ということは……つまりシンフォギアじゃね? という謎の等式が成り立ってしまいそうだが、もちろん今作には上松の影は一切ないので、全く別軸で「歌って戦うヒーロー」の新登場ということにはなるわけだが、見事にプリンセッションと放送時期が被り、時間で見ると「アイドルプリキュア」→「プリンセッション」→「これ」という1時間半ずっと歌って戦いっぱなしアワーになっている。よくもまぁ、こんだけコンセプトがかぶるもんだ。「歌って戦えば何でもかんでもシンフォギアにするのはお前の勝手だろ」と思われるかもしれないが、今作は1話目で奏さんが絶唱して死んでいくところまで完コピだったため、俺の中では完全にシンフォギアである。ちなみに、同様に「頼れる先輩だと思ってるキャラが1話で即死」という状況だけでいうと1つ前の放送枠であるデジモンも兄貴分が倒れていてそこも被っているという。日曜の朝からこんなに人が死んでいいものだろうか(まぁ、少なくともデジモンの兄貴の方は生きてるだろうけど。今作の浪川は死んでて欲しい気はする)。 とはいえ、すでに春クールで「TO BE HERO X」を放送していたことからも分かる通り、フジのこの枠はもはや「子供向け作品」の枠ではない。ガンガン人は死ぬだろうし、ガンガンアニオタに売っていくタイプのガチアニメが展開。今作はタイトルからどんなアニメか全く予測がつかなかったが、こんなところに「アイドル歌唱バトルアニメ」が爆誕するとは。Wikiの情報によると主導しているのはアニプレックスとソニー。これらのレーベルがアーティストを売り出すために「音楽」をテーマにしたアニメとしてデザインされているということ。ただ、最初に中心的グループ「SI-VIS」が紹介され「キャストが浪川・佐倉さん・鬼頭・信長・斉藤壮馬だと?!?!」とバグみたいな設定がぶっ込まれた時点で「こいつらの中の人が歌って踊るライブとか絶対不可能じゃん」というところまでは想定できるわけで、根本的なセールスイメージがシンフォギアとは全く異なるのは間違いない。ライブなどでリアルSI-VISを売り出す気は一切なく、いわゆる「うたキャス」が楽曲を担当し、キャラクターイメージの構築はプロの声優でゴリゴリに固めてアニメはアニメで展開するということなのだろう。これはこれでアリな設定ではあると思う。シェリルノームだってそうしてるんだし。 というわけで、未だその全体像は見えてこず、「バトルもの」としての設定は謎だらけの1話目ではあったが、そんな訳がわからないパニック感は存分に発揮され、勢い任せで笑ってしまういい導入だった。脚本はなんと丸戸史明とのことで、今まで見たことがない珍妙な科学変化が起こることも期待できそう。唯一懸念があるとすればベースとなるアニメ映像がしっかり維持できるかという部分。制作を担当するスタジオヴォルンを信用していないわけではないのだが、例えば1話目では主人公が1人で踊るダンスシーンなんかがあんまり魅力を感じないものになっており、CGパート以外の映像でちゃんとクオリティを維持できるかどうかが気になるところ。CGについてはサンジゲンが大きく関わってるみたいなのでそこは心配してないのだが……。 まぁ、訳の分からんものが出てくるのは今後が楽しみな要素ではある。油断ならない日曜朝、みんなで元気に起きようぜ(リアタイ視聴はしねぇよ)。 |
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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