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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
魚心あれば狐心、第6話。人外2体がひとまずは和解。打算の極みではあるが、結局は妖怪どもは自分勝手なのである。 もちろんそんな中でもミコちゃんの献身は理屈抜きのもの。前回の引きで「どうなっちゃうんだ〜!?(まぁ、喰えないだろうが)」という展開だったが今回あっさりと自傷行為からの逆転劇。食欲を抑えるための自ら蓄えてきたレベルを犠牲にするという選択で諸々の問題に一気に解決を見た。「そんなん出来たならさっさとやれば……」とも思ったが、一応は説明している通りに「比名子周りの諸々が気になって、自分の戦闘力を落とすわけにもいかなかった」という理由があるなら納得はできるか。汐莉という外敵が現れて比名子周りに追加のディフェンスが敷かれたことで、奇しくもミコちゃんが武装解除してリラックスできるようになるという皮肉な結果であった。 ミコちゃんは自分が一歩引いても比名子に危害が加わらないようにする防衛装置として汐莉を「利用」し、汐莉側は比名子のQOLを改善して味と品質を向上させるための触媒としてミコちゃんを利用する。ある意味でWin-Winだが、なんとも歪な同盟関係である。まぁ、ミコちゃんとしては文字通りに「苦肉」の策でしかないからね……なんだか全部が汐莉の都合のいい方に向かっているようでなんとも癪ではあるが。 和解ついでにミコちゃんからは比名子の過去話という貴重な情報もゲット。曰く、かつての比名子はふつーの子供だったが、あの事故くらいのタイミングをきっかけにしてとっても美味しくなってしまったという。「子供が途中で血肉の質を変える」なんてのは珍しいことらしく、これはまだ汐莉にとってもクエスチョンマークか。当時のミコちゃんのことを考えると、庇護対象だと思ってたものがいきなり強烈な捕食対象に見えてしまったってんだから大変だっただろうが、その状況を10年近くも必死に耐え抜いてきたのだ。やはりお友達ナンバーワンはミコちゃんにこそふさわしいということだろう。事情を聞くだけ聞いて後から「美味しいとこ」取りの汐莉はほんとにずるい。 まぁ、その分今後の監督責任は汐莉に回されたので、しっかりと管理・生育を行なってもらいましょう。名実ともに「保護者」となったミコちゃんからも背中を押され、毎回海沿いで展開されている今作でさらに念入りな「海回」。残念ながらこんだけ女子高生だけのお話のくせして(メインキャラの)水着ゼロという信じられない塩展開だが、そういう作品じゃないのでしょうがない。海なんていったら、水着やエロじゃなくてあかん存在が引き寄せられるだけでした。汐莉さん、こうなること分かってて誘ってた感あるよな……。 PR そりゃ悪手だろ、第5話。……「高圧的な態度で迫れば押せる」まで理解しておきながら、なんでそこに悪女演技かませる必要があったんだ。そこは一気に「いいから黙って言うこと聞け」だけねじ込んどけばよかったんちゃうんかい。 という疑問を残しながらも、ひとまずはヨミ騒動が一段落。どうやら毎回なんやかんや理由をつけて「死亡フラグ」がやってくるというのが今作のメインボディのようである。以前から気にしている「運命修正力」についてだが、結局どれくらい働いているかはよくわかっていない。一応の仕組みとしては、「最初にコノハが魔力覚醒するイベントをすっ飛ばしてしまったのに他のイベントの難度設定に変更が効かないため、現時点でのコノハに対しては無茶なイベントが目白押しになっている」→「その度にコノハに命の危機が訪れる」→「本来だったらコノハ由来の冒険譚になるところを、コノハが受け身になっちゃったせいでイアナが積極的に関わらないとイベントクリアができない」→「おかげでイアナは絶対に事件に巻き込まれることになり、結果的にソルから疑われる」という流れだと理解しておこう。 この構造は必ずしも「イアナの死亡フラグ」が確定しているわけではないので、ソルの態度を少しずつ軟化させる方向にちょっとずつ事実を捻じ曲げていけば、そのうちサイクルが解消されるかもしれない。実際に今回のお話ではそうして周りの連中との関係性が変わってきていることが示唆されているので、だいぶ遠大な目標ではあるがゴールがないわけではないのだ(原作未完ならまだゴールしてないのだろうが)。まぁ、だからこそ今回の「悪女設定」はほんと余計なことしたと思うんですけどね。 イベントがどれくらい継続して発生し、どれくらいの難度のミッションが降りかかるかはすべて「原作黒歴史」次第。そこを覚えていないとイアナとしても対処のしようがないのだが、覚えてないもんはしょうがない。そしてこの「覚えてない」に加えて「設定を超えてキャラが動く」という現象も発生しているためにすでに世界はイアナの手を離れた独自世界として躍動し始めている。今回はそれが分かりやすいように3人の男連中がそれぞれに変なことをして変な感情を植え付けられている。まぁ、「媒体が少女漫画だから」と言ってしまえばそれまでなのだが、実にアホみたいなラブ模様が展開されてるのは笑っていいのか苦虫噛み潰した方がいいのかはよく分からない。最終的な相手役は(いるとすれば、だが)ソルになるだろうからそこだけ注目すりゃいいのかと思っていたが、元々の設定で「相手役」になってるのがギノフォードなのでギノもまた無視できない存在感を発揮しているというのはまだ落ち着かない部分、まぁ、イアナ目線ではコノハの幸せが絶対条件なので、ここからギノとの関係性が深まるっていう選択肢もなさそうだが。ソルだけに焦点を絞っちゃうと、ヨミの立ち位置も難しくなるよなぁ。ほんで今作が逆ハーレムだとしたら、3人じゃぁ終わらない可能性もまだまだあって、次回は多分また新キャラ追加になるんだよなぁ。イアナさんからしたら、望まぬ逆ハーレムで心労が重なるばかりの状況、全然望んだ歴史になってないのが不憫ではあるが……全部ひっくるめて「黒」歴史ってことよなぁ。 ようやくピンチらしいピンチ、第18話。これで少しは流れが変わるかしら。 先週感想を書かなかったことからも分かる通り、残念ながら2期に入ってからシナリオ上の面白さがずっと低迷している本作。1期の頃はもうちょい刺激があったと思うのだが、2期に入ってからはダラダラした追走劇と、アーノルドに会うの会わないので同じような展開が2週3週と続いていて流石にダレてしまっていた。 加えて、今回の話数でかなり顕在化したが、どうにも作画部分の魅力に欠ける。なんかね、1枚絵としてはそこまで悪くなくてちゃんとキャラデザが維持できてるように見えても、ちょっとでも動くとなーんか妙な空気になったり、そもそも動きがなかったり、カット割りにももっさり感が付き纏って、省エネにさらにプラスアルファの懸念材料があるような状態。元々外注作画で支えている作品ではあったのだが、2週前あたりから1つのスタジオとどこだか分からない海外スタッフの名前が作監としてクレジットとして並ぶようになり、映像部分のクオリティがかなり落ち込んでしまっている。さらにコンテも今回は監督含む3人の分業ということで、おそらく2期に入ってからは制作環境がかなり逼迫しているのだと思われる。もうちょい落ち着いてゆっくりやってほしかったのだが……。 というわけでどうしてもネガティブな感想ばかり出てしまうお話になっているが、冒頭で書いた通り、一応ぐだぐだ展開も一段落し、ここいらで少しは動きがありそう。そしてシリーズとして初めて、ほんとのほんとにクライが単独で孤立してしまう状態になり、スマート姉妹も一応は無力化され、ちゃんとピンチらしいピンチにはなっている(まぁ、相手がポッと出の盗賊団ではあんまり説得力もないのだが)。次回からの展開で多少は刺激が増えることを期待しよう。 ……せっかく名実ともに「温泉回」だったのに、なんで微妙な作画が回されるんだよ……。 すげぇキャスティングだな……第5話。ここまでのキャラクターをまとめておくと、主人公は若手の夏吉ゆうこなわけですよ、アシさんにみっく、担当編集に天さんくらいまでは分かるとして、サポーターのカッター、師匠筋の漫画家に麻美子も年上ポジションに順当にハマるキャスティング。はーさん姉のみさおもまぁいいだろう。でもさ、「かつてのアシ仲間でライバルポジション(自称)の先輩」が……画伯ってさぁ。すげぇな。 ほんでその仕事っぷりがかなり面白いもんだからたまらない。今回は遠慮なく中の人の話から書かせてもらうが、正直小林ゆうのこういう仕事ってほんと久しぶりじゃない? なんなら聞いたことないまである。いや、新キャラの梨田はテンションが乱高下するめんどくせぇ性格だからローの時は徹底してローなので、低音ハスキーな画伯ボイスがしっくりくるのは分かる。でも、梨田のベースの音域はそこじゃなくて、むしろ双見とかに合わせられるような「ほぼ同年代のフツーの声」なわけですよ。どうしたって「声優小林ゆう」は低音キャラかイロモノばかりが求められる傾向にあり、こんな可愛い女の子(「可愛い」の部分は諸説あり)やってるのはほんとに貴重なサンプルな気がする。正直、今回アバンの初登場シーンでも画伯の声だって気づかなかったくらいだし。ちゃんと可愛くてちゃんとめんど臭い。小林ゆうワールドもまだまだ終わりがない。 というわけで新キャラ。一応は「ライバル」と言っているがあんまりライバル要素がなさそうで、現時点では「同業者」キャラというにとどめておくか。意外なことに、すでに5話目となる今作は双見以外に純粋に漫画家と呼べるキャラはほんのちょっと顔を出しただけの師匠以外存在していなかった。まぁ漫画家なんてもんはスタンドアローンの孤独な仕事でもあるので「周りの同業仲間」がいなくてもそこまでおかしくはないのかもしれないが、それでも、やっぱりこれまで1人も出てこなかったのは双見の人間性の問題なのだろう。そしてよりによって満を持して登場した貴重な「昔馴染み」が更に人間性に問題を抱えているやつだったという。 梨田も色々と要素が詰め込まれた濃いィキャラで、「酒癖悪くてネガティブだけど悪いやつじゃない」とのこと。基本的にはヘタレのくせして双見相手には先輩風を吹かせたかったのだろうか、ちょっとマウント気味にくってかかっていたアシ時代の思い出も今は昔。同じ土俵に立った双見に対しては、圧倒的なシンパシーとひとつまみの対抗心を抱いているというのが現状らしい。張り合える土俵があるうちはよかったのだろうが、連載を打ち切られて「無職」になってしまった今、梨田側から双見に強く出られる要素もなくなってしまい、もはや一緒にぐだぐだする貴重なリア友として接した方が実入りが大きいという判断なのかもしれない。まぁ、実際に「悪い奴ではない」のだろうけども……。 そんな梨田を通じて描かれる、漫画家という職業のどうしようもない危うさ、厳しさ。常に1作1作が戦いであり、競争を生き残らねば明日も分からぬリスキーな身の上。そんな哀愁と将来への不安を漏らし、酒に逃げるメンタルの脆弱さは漫画家という職業に共通した脆さみたいなものがあるんだろうか。これ、双見が今の連載を打ち切られたらどうなるかちょっと見てみたいわ。 そうして「漫画家にしか分からない苦労や不安」があるからこそ、双見も梨田のことを邪険にせずに色々と付き合ってあげているのだろうが、それを良く思わないのははーさん。表面上は「仕事が滞るし、振り回されてたら双見が心配」という話ではあるのだが、必要以上に双見にベタベタしにくる節操のない梨田を見て、どうにも監督者責任以外の何かしらの感情も抱えているように見えるのがはーさんの放っておけないところである。厄介者へのツッコミも冴え渡ったが、そんなはーさんですら今週分では梨田の撃退に失敗してしまった。来週以降は「三角関係」になったりするのだろうか……。どことどこに線を引いたらいいのかよく分からない作品になってきたぞ。
トマトジュースを飲み干す時ですら口が出てこない主人公、第4話。大鳥の簡単フェイスはこだわりというよりもそういう信念に見えてきた。こんなに描きやすそうな主人公も珍しい。 Aパート、「吸血鬼ちゃんと調理実習」。調べてみたところ、パウンドケーキとカステラの違いはバターなどの油脂が入るか否かだそうです。確かにカステラはしっとりあっさりで和菓子に近い存在だものね。何故大鳥が頑なに「カステラ」としか呼ばなかったのかは謎だけど、単に洋菓子に疎い人間だったんだろうか(あんだけ菓子を食い漁るやつがそばにいるというのに)。そういえば調理実習って選択科目なんだろうか。月菜たちが作業している場所にふつーに男子もいたので男女別ってことはないはずだが、何故か調理実習と同じタイミングで並行して美術の写生の授業も行われている。つまりこの学校は「家庭科/美術」が少なくとも選択制になっているということ……そういうもんだっけ? いや、そもそも俺、高校時代に家庭科やった記憶ないぞ。その辺のカリキュラムって学校によって違うんでしょうかね。 まぁ、そんなこたぁどうでもいいのだが、なんで気になったのかというと「月菜の菓子へのこだわり」がそこにも表れているようだったから。Bパートでのやりとりによって、「吸血鬼は食物の摂取で味覚を楽しむことはできるし、一定数の満足は得られるが、決して食欲は満たされない」という謎の性質が明確になった(これまでもなんとなくは説明されていたが)。この性質はとても不思議なもので、毎日のように菓子を食い漁る月菜ちゃんの摂取したはずのカロリーはどこに行ってるんだろうか。「楽しむことはできる」とは言っていたが、そこから接種されるカロリーは本当にゼロなのだろうか。もしそうだとすると、大鳥と出会う前の月菜はガチで飲まず食わずの状態で学校生活を送っていたことになり、「ハラペコ帰宅」どころじゃない壮絶な学園生活だったことになるわけで……なんか色々とお察ししてしまうが、そんな状況下であえて「家庭科」を選択して調理実習に挑むあたり、「実利はないけど食べることは好き」という月菜の倒錯した欲求がなんとも不憫にも見えるのである。 そしてもう1つ、今回のお話で確信した設定がもう1つ。それは、「もう通常形態とちびっこ形態のメタモルフォーゼに特に意味はないんだろうな」ということである。いや、「ここまでのお話でそれくらい察しろよ」と思われるかもしれないが、なにしろ1話目に大上段に設定されたのが「へちょくなった月菜が可愛い」だったわけで、この世界における月菜のメタモルフォーゼは大きな意味を持つ「実際の現象」であると考えなきゃおかしかったのだ。そして実際、イメージ映像などではなく月菜は変身(変形?)している。それは例えば、今回家庭科室で佐久間さんが月菜を抱え上げるシーンなどで明らかで、脇に手を回した時点では通常フォルムだが、そこからひょいと抱え上げた瞬間にちまっこくなり、簡単に持ち上げられるようになっている(まぁ、仮にイメージ映像だとしても佐久間さんのパワーなら持ち上げられそうだが)。つまり、実際に月菜は「小さく」なっている。 では、この能力というか性質についてはどのように説明されるかというと……「説明しない」がファイナルアンサーなのだろう。そこはもう、ギャグというかネタというか「当たり前のこと」として作中では認識されるのだ。そしてスイッチする理由は「なんか可愛いと思った時に勝手に小さくなる」である。身も蓋も無い言い方をすれば「作者の都合でシーンによってフォルムが変わる」だけなのだ。そんな当たり前のことに、今回のお話でようやく確信が持てたので、それを最大の収穫としたい。 Bパート「吸血鬼ちゃんとおでかけ」。バドミントンがやりたい月菜。この子、普段はちょっと外面を気にしたりしてんのに、待ち合わせ場所は公衆の面前であるにもかかわらずちびっこフォルムでべそべそ泣いてたり、もはやなんでもありである。これもまた「作者の都合、読者のニーズで一番可愛い時に可愛くなる」だけだ。なんの問題もない。そして、「フードコートにいったこともないし、なんならショッピングモールに行くことすら初めてだったかもしれない」というずいぶんな箱入り設定も明らかに。大鳥と出会うまでは本当に友達が少なかったということなのだろうが、何故彼女のこれまでの人生において、周りの人間どもはこんな可愛い生物を蔑ろにしていたのだろう。その辺の設定もおいおい明かされたりするのか、それとも、そこも「単なるギャグ」で終わるのか。 なんでこんなゆるふわギャグアニメで真剣に考察しているか、そのモチベが自分でもよく分からなくなっているが、最終的な結論が全部「可愛ければいいじゃん」で終わってるあたりが容赦ない。そして、こんだけの展開だったら普通はどっちか片方でも「これってもしかしてデートなんじゃぁ!?」みたいなことを考えて赤面したりするものだが、月菜も大鳥も、そんなことは1ミリも考えずに単にうどん食って満足するあたり、もしかしたら阿波連カップル以上の大物なのかもしれない。
なろう的チートは相変わらずだが、その割には案外抜けも多いことが分かってきた我らがスカーレットさん。今回は形の上ではヒヤッとする場面もあり、最強チート主人公のはずだが、適宜ピンチも提供してくれる可能性がある便利な性格がちらほら見える。まず、一番の欠点は思慮深そうに見えて脳筋の快楽主義者なので後先考えずに動いちゃうところ。今回の一件だって、「指先ひとつ動かせませんわ」になった最終的な理由は「憂さ晴らしのためにゴドウィンにオラオラをぶち込んだため」である。あの最後の魔力使い倒しラッシュは、問題解決のためには必要なかった要素であり、単なる私利私欲(肉欲といえばいいのだろうか)のためにしばらく後遺症を引きずるまでに魔力を使い倒してしまうというのは、なろうのチート主人公らしからぬ向こう見ずな姿勢である。その結果がアレなのだから、周りの人たちから「おもしれー女」扱いで終わっちゃってるのもやむなしである。 そして弱点(?)その2。言うても最終的な攻撃手段が物理属性の打撃に限られているので、前回の細谷王子もそうだったが、物理耐性だけ全振りで上げてくる奴への対策がおろそかである。まぁ、普通はそんなこと考えなくてもいいくらいのパワーだから問題ないのだろうが、今回は続けてゴドウィンが何かしらのマジックアイテムで物理攻撃を無効化(まではいってない?)していたために隙ができてしまった。オラオララッシュの時点で致命傷になってないような手応えはなかったんですかね。 そして3つ目の弱点はそれらに紐付けられたもので、「常人に比べればおばけスペックだが、その分魔力を損耗した際の回復手段に欠ける」という悩みがある。自己満足のために最後の最後まで使い切っちゃった魔力は数日の療養でもフル充填されておらず、必要に応じて湯治にまで行こうかとか検討してたってことは、回復手段が限られている可能性もある。今後はスカーレットを目の敵にする勢力もいくらか現れるとは思うのだが、そいつらはとにかく物量で攻めてガス欠を待つという選択が取れるため、それが露骨にビジュアルに現れる体質も問題といえば問題だ。普段の態度から無敵は気取っているが、案外弱点は多いのである。まぁ、全部ステゴロ前提での弱点ではあるのだが……。 ジュリアスの協力もあってなんとかクリアできた今回の一件。残念ながら黒幕と思しきテレネッツァは取り逃してしまったという。今のところは彼女もゴドウィンとの関係が切れ、バカ王子も投獄されている状態なのでのしあがる下地がなさそうな状態だが、どうやら彼女の基本スキルは強力すぎるチャーム。どこぞの宗教にがっつり食い込んだらしく、次の題材は宗教戦争になるのだろうか。美の女神VS「戦場の華」。……変なマッチメイクである。テレネッツァが異世界転生者だという証言についてはまだ裏が取れてないのでなんとも言えないが、まぁ、普通にこの世界の住人が思いつく妄言ではなさそうだし、おそらくは事実なのだろう。そして神に与えられたチートスキルがチャームだと考えると……あれ、もしかして同じようにチートを持ってるスカーレットも転生者だったりする? 流石にそれはないか。さて、悪役令嬢はどっちだ。 ようやくチュートリアルも終わる感じか? 第4話。なんか、「無いのかな」と思ってたパターンも普通にあって、もうなんでもありになってきたな。 意味はないかもしれないが、そろそろ後の傾向と対策のためにこれまでの卓の情報をまとめておく方がいいかもしれない。前回「ラキオ初日につられすぎ」って書いちゃったけど、第2卓は釣りじゃなくて噛みだった。すぐごっちゃになっちゃう。 ・第1卓(1話) 5人1狼 ユーリ:素村 ラキオ釣→ジナ噛→セツ釣 人狼:SQ ⚫️
・第2卓(2話) 5人1狼 ユーリ:素村 セツ釣→ラキオ噛→SQ釣 人狼:ジナ ⚫️
・第3卓(3話) 7人2狼 ユーリ:素村 ラキオ釣→セツ噛→しげみち釣 人狼:ステラ、ジナ ⚫️
・第4卓(3話) 7人2狼 ユーリ:占い ラキオ(占対抗)釣→ジナ噛→しげみち●釣 人狼:ラキオ、しげみち ○
・第5卓(4話) 7人1狼 ユーリ:素村 しげみち釣→ユーリ噛 人狼:ラキオ 占:SQ ▲(途中死亡)
・第6卓(4話)7人1狼 ユーリ:素村 ラキオ釣→SQ噛→ステラ釣→ユーリ噛 人狼:セツ 占:夕里子 ▲ (2日目昼にセツがユーリに対して人狼CO)
こうしてみると結構変な卓があるけど、そこはチュートリアル的な都合上仕方ないことか。さて、今回のチュートリアルでは「なぜループするのか」「ループの中でユーリが行うべきこと」などが解説され、とりあえずの設定が出揃った。正直、「人狼を当てようが間違えようが大して変わらんやんけ」という部分はやや気になるが、一応「推理者になって色々周りの人から話を聞いてみよう!」というモチベーションは無意味ではないか。ただ、それでもやっぱり最終日の投票が一番意味がない……というか、どっちかというとグノーシア化したLWたちと残された方が「知識」は増えそうな気もする。まぁ、その辺はしゃーなし。 そして、今回は2卓行われたわけだが、前回からさらにレギュが変わっており、なぜか7人1狼という村有利の状態に。占い生存確定の7人1狼、普通に考えたら狼不利すぎだろ。そして今回はジナと入れ替わりで新キャラ夕里子が投入された。なんか特殊能力持ちなのかと思ったが、「単に自信満々で強そうな奴」だった。ラキオに引き続き、圧の強いプレイヤーが多いのは治安の悪そうな卓である。 そして何より、今回は初めて「ユーリ襲撃」という展開が訪れた。前回占いCOだったにも関わらず噛まれずだったので「ユーリって釣られなければ最終盤面いけるってこと?」とか思ってたけど、もちろんそんなことはなかった。噛まれてしまうとそれこそ「知識を得る」という最大目的から遠ざかってしまうので、ユーリは「釣られず、噛まれず」という絶妙なポジション取りが求められることに。人狼ゲームとしてはだいぶハードモードだ。 さらにさらに、今週の2卓目ではついにセツが人狼を引いてしまった。そのついでにループの設定とか教えてくれる親切設計だったが、これにて将来的には「ユーリ狼」の盤面も入ってくる可能性が。でもその場合ってユーリのモチベはどうなるんやろな。推理者視点のくせして襲撃とかしたくないんちゃうかな。まだ「ユーリ釣り」の盤面が訪れてないので、その時にまた話がどう転がるかは気になるところだ。 次週はさらに卓が大きくなり、8人ゲーになるとのこと。セツが「100回以上ループしてる」って言ってる割に鍵に溜まった「知識」が半分くらいだったように見えたのだが……これ、終わるまでに何卓プレイしなきゃいけないんだろう。 なんとまぁアダルティックなチルドレン、第5話。ほんとに毎回湯水のように刺激を浴びせてくれる、今期一番アツいアニメ。 今作はいちいち破天荒な設定に開いた口が塞がらない。「BEASTARS」の時からほんとにどんな脳の構造してんだと思うことがあった作者だが、今作はより野放図にその発想が飛び回っている印象。これが板垣の血のなせる業なのだろうか。いや、でも今作のアクロバティックな部分はやはり板垣巴留オリジナルの作法だな……。 今回明かされた謎設定その1、「台風が来ると1ヶ月くらい続く」。それはもはや台風とは言えない気もするのだが、地球規模の異常気象というか、「気候変動」によって台風が「すげぇデカくて長い梅雨前線の親玉」みたいな存在になってしまったのだろう。雨季なんて生やさしいもんじゃない地獄の環境となり、子供達は外に出ることもままならない。「単に長雨が続くだけならそこまで問題じゃなくね?」と思うかもしれないが、冷静に考えて、台風規模の気候が1ヶ月居座る環境でまともな農作が成立するとも思えず、おそらくこの国の食料事情や勤労環境にも大きな影響を及ぼしていると考えられる。こんなところにも「滅びの国、日本」の一端が垣間見られる。 今回明かされた謎設定その2、「サンタは子供に恋愛感情を抱くと死ぬ」。まぁ、これは特捜隊の連中が噂してただけなので本当かどうかは分からないが……前回時点で「ヒョー、三田と冬村の関係性、盛り上がってきたぜェ」と思っていたら、ダイレクトにそこに水を刺された気持ちだ。まー、そりゃあのおっさんフォームの三田が冬村だろうが誰だろうが子供にガチ恋したら事案なのは間違いないのだが……サンタは本当に意味不明な生態を与えられてしまったものだ。「不死身のサンタの唯一の弱点」ともされたが、これがほんとにサンタ攻略の唯一の手段だったらどうしよう。柳生田さん、困るわよね。 今回明かされた謎設定その3、「子供達は国が決めた許嫁がいる」。まぁ、これは割とありがちな設定ではあるが……これまで一切言及されていなかったが、三田にもしっかりと許嫁が存在しており、その女の子、二胡ちゃんもまぁいいタマである。今作に登場する女の子、まともな奴は1人もいないくせして、それぞれが別方向に魅力的なのが困る。 ウンコかわいい二胡さん、CVがだいぶきらっきらんらんしてるせいもあってクソ生意気なのに「最高の結婚相手」に見えちゃうことがあるくらいには蠱惑的で、がんじがらめのこの世界で、彼女の持つ奔放さは三田じゃなくてもときめくものはあるだろう。こんな子と関わって妊娠・出産を義務付けられるディストピア、ただのエロ漫画の世界じゃないか。当の二胡さんも三田に対する感情が決してヘイトではなさそうなのが厄介。彼の正体を知ったら、さらに刺激を求めて惹かれたりしちゃうんだろうか。怖い。 そんな二胡さんに対して三田のことを直訴にいった冬村さん。自分でもなんでそんなことしちゃったか分からないという面倒臭すぎるマインド。彼女の中で「少年三田とおっさんサンタのどっちに惹かれてる?」問題は解決してないだろうが、ともかく三田に近づく女はどうにも好かぬというのはしょうがない感情だろうか。抱えちゃった本人が一番悩んでるのでまだ答えは出そうもないが……少なくとも二胡に茶化された上でもういっぺん持ち帰って考えるくらいの向き合い方はしているようだ。 そしてそんな冬村のところへ、満を持して現れたのは小野さんである。失踪の謎の答え合わせがあまりにあっさりと行われた衝撃展開。そして今回明かされた最大の謎設定その4、「子供は寝てはいけない。寝たら第二次性徴が始まって一気に大人になるリスクがある」。……すげぇ設定。まじかよ、これまで作中では(冬村以外)誰も寝てる描写がなかったのか……全然気づかなかった。そしてそんな設定の理由もだいぶはちゃめちゃ。多分睡眠の効能ってそこまで万能じゃないとは思うのだが、この世界がそうだと言われちゃったら文句を言ってもしょうがない。実際問題、それで小野は変わってしまったのだから。 そんな厄介の渦中にいる小野さんを生み出してしまったのは、更なるイレギュラー存在である冬村が起点だったという。「生まれつきデカかったから」というよく分からない理由で自身の第二次性徴を否定し、この世界で唯一好き勝手に寝る権利を持つ冬村。寝る子だから育ったのか、育っちゃったから寝てるのか。今となってはそれは分からないが、そんな特権的立場を持つ冬村を見て、まるで危険なものに惹かれるかのように小野が距離を詰めていく様子もなんともインモラル。ガチ百合設定のベッドシーンなども(夢だけど)描かれ、大人と子供の境目も、放送コードもひとっ飛び。哀れ、小野さんはナイスバディのおねーさんへと成り果てた。 「子供と大人」というテーマを予想外の方向から扱い続ける今作、こんなもんじゃまだまだ終わらないかもしれない。学園長が純正のヤバい奴なので、結果的に一番の指導者ポジションになっちゃった柳生田の苦労が偲ばれる。 エンドカードが全部持ってった、第5話。そのイラストレーションは俺に効く……。いいよね、「三角形の重心」っていうサブタイトルが凄まじく好きだったなぁ……。 ミコちゃん劇場の顛末、相変わらずジリジリとしたテンポで進むためにどうにももっさりした感覚はあるのだが、多分制作側は今作において、徹底して湿り気みたいなものを重視する演出方向なのだろう。筋立てだけ追ってサクッと描けば多分前回と今回で1話にまとめるくらいの強引な構成も可能だったかもしれないが、それをよしとしないデザインだと判断したわけだ。これはこれで評価すべきポイントなのかも。 正体を明かしたミコ。そしてその苦闘の様子が時に汐莉を通じて、時に本人から語られる。まず、前回「認識改竄能力とかあるの? 強くね?」と思ってしまったわけだが、どうやらそういう類の話ではなかったようなのでちょっと安心。汐莉さん、思わせぶりな言い方はやめてくださいよ。「比名子の人生のどっかの段階でいつの間にかスルリと紛れ込んで居座っている」とかいう話ではなく、事故により天涯孤独になってしまった彼女を不憫に思い、友人として顕現して次第にその日常生活に溶け込んでいったという話。つまり、別に彼女と育んだ幼少期からの思い出は偽りでもなんでもない真っ当な記憶だったということ。まぁ、それはならミコちゃんにはなんの罪もないし、ほんとのほんとにただのいい狐だった。今作のタイトルは「我が家のお稲荷さん」でもいいくらいだ。 ただ、1つだけ問題があり、「土地神くずれ」と評されたミコちゃんは元々はその辺の雑多な人食い妖怪出身。それがずっと昔にどこぞの徳の高い坊主に調伏され、強制的に社に縛り付けられて土地守りの仕事を任されたということだったが、決して妖怪としての本性が変わったわけではない。これまでのように社を中心に地元住民と適度な距離をとって生活していれば問題なかったのだろうが、あまりに比名子という個体と密に距離を縮めてしまった影響だろうか、元来の捕食衝動がじわじわじわじわじわじわ募ってしまったとのこと。これまでミコちゃんが体調不良で引っ込んでいたのは、比名子といる時間を調整するための苦肉の策。逆に言えば、そうまでして比名子に執着してしまうくらいに、彼女は縛られてしまったのかもしれない。心では喰いたいと思わないけど、身体は求めてしまっている。もしかしたら今作のタイトルは「うまく食えないお狐ちゃん」とかの方がいいのか。 いや、やはりここは「私を喰べたい、ひとでなし」か。ミコちゃんも間違いなく「ひとでなし」。変身後の姿はダイレクトにバケモンなのでこれまで汐莉さんがぶっ殺してきた有象無象と大して変わらず、「さすがに歯ぁ多すぎだろ」という巨大な外見は歳を経た分の貫禄すらある。こんな奴が前回エンディングで踊り狂っていたかと思うと大変な騒ぎである(公式さんがなんとフルバージョンあげてくれてるぞ)。しかし、彼女の長いバケモノ人生の中でも、比名子と過ごした数年間はやはり特別なものだったのだろう。衝動に抗いながら、必死に生きてきた。そして、そんなところに傍から油揚げをかっさらおうとトンビが乱入してきたのだ。そりゃもう、修羅場になるしかないだろう。どっちが先に美味しくいただくかの勝負だ。 ……でもミコちゃんは喰えない。彼女は絶対に比名子を食べない。それはもう自明だろう。汐莉とは決して相容れない教義の中、3人はどうやって関係性を築いていくのだろうか。今作のタイトル、汐莉にとっては「わたしを(いつか)喰べたい」なのに対してミコちゃんは「わたしを喰べたい(のに……)」なのがちょっと切ないわね。 あと、そんな温度感であのおまけコーナーやられても困るんだけど。……こっちはこっちで別アニメとしてやってよ。 |
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Thraxi
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声優のこと全般
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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