最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
祝、アキラちゃん久しぶりに登場、第9話。ヒロイン大渋滞だけど相変わらずアキラちゃんは可愛いなぁ。ちなみに全然関係ない話だが、偶然にも今週は「きせこい」にもアキラさんという女性が登場している。 全てを語り終えたナズナちゃん。そして見計らったようにコウくんの下を訪れる餡子。彼女からしたら親切心のつもりかもしれない、吸血鬼ナズナとの共生の道を歩み続けるコウに対し、最後の宣告。吸血鬼の全てを憎む餡子からすれば、今のコウならまだ救えるが、自分が踏みとどまった最後の一歩を踏み出してしまえば、もはやコウも「敵」になる。そうなれば躊躇は無い。そして図らずも、餡子は労せずにコウくんの「人間だった時」を手に入れることが出来る。吸血鬼の道を選べば、もはや分かりあうことはないと。 そんな餡子の忠告を受け止めながらも、コウくんの意思は変わらない。それは長年の憧れもあっただろうし、このタイミングで全てを打ち明けてくれたナズナちゃんへの答えでもあったのだろう。コウのそんな様子を受けてか、ナズナちゃんはさらに吸血鬼コミュニティにも餡子の真実を伝えていく。「そうであってほしくなかった」という苦い過去の記憶を共有し、吸血鬼ガールズもナズナの苦悩に一定の理解を示した(それ以上に彼女の変化と成長を喜んだ)。夜に限られるとはいえ、人間など軽々と凌駕する吸血鬼の力を持ってすれば、今更餡子1人が襲ってきたからとてそこまで大きな問題にはなるまいと、今はまだ鷹揚に構えていられそう……だった。 餡子の両親の命日でもある「Xデー」、それがハロウィン。名探偵コウくんはこの日に何か起きるかもしれないと読んだ。それはもしかしたら、まだ人間である者だけが感じ取れる何かしらの憐憫。餡子は大々的に動き出す。彼女の手にはどこで調達したのか、無骨な実銃が光り、衆人環視の中で堂々とニコを狙撃。さらに追っ手をかわしながらセリにも銃弾をぶち込んだ。「銃なんかで吸血鬼は死なない」という事実はそれこそ吸血鬼ハンターの餡子は一番よくわかっているところで、わざわざそれをやって回ることの「裏」が気になるコウくん。長年こじらせた怨念が無意味な八つ当たりに終わるとも思えず、この先の餡子の計画は気になるところだが……そこに割ってはいるのは後輩であり、助手であり、親友であり、怨敵でもあるナズナちゃん。この介入は探偵の計算を狂わせるのか、はたまたここまで全てが計算ずくか。因縁の決着はどこに転がるのだろう。 ……というシリアスで緊迫感あふれるお話だが、やっぱヒロイン勢がわちゃわちゃしてる部分は理屈抜きで楽しいよね。久しぶりにコウと話ができたアキラちゃんはコウの乱れきった(?)交友関係に呆然。いろんなタイプの年上おねーさんをよりどりみどり。アキラちゃんからしたら別世界の存在にも見えちゃうよ。なんで行き合う人たちみんなしてエロいんだ、と思っただろうが、その実一番エロいのがアキラちゃんなのも困ったもんだ。名前的に無理筋だろうが、アキラちゃんも夜の眷属になりませんか? あと、途中で餡子が助けてた謎の女性、わざわざ名前付きでCV羊宮妃那という訳のわからんキャスティングだったんだけど、あれだれだよ。 PR 大事なところではしっかりとワーニング出すぜ、第8話。ウマ娘ですら牧場とトラブったりするわけで、このアニメが遠因で事故とか起きたら、そりゃ最悪だもんな。 今回のお話では学術的なプラス要素はそこまで多くなかったが、前回知り合った瀬戸さんとの関係性を深める部分に主眼が置かれているのは分かりやすい。瀬戸さんは伊万里さんに、瑠璃は凪さんに全幅の信頼を置いているため、4人で活動しても自然と2・2の師弟コンビみたいになってるの分かりやすくていいですね。 鉱物採集のキャリアなら瑠璃よりも長いはずの瀬戸さんだったが、実際の調査採集となると案外腰は重い。瑠璃がむちゃくちゃやってくれてたせいで忘れかけていたが、確かに「なんとなく採集にいこうぜ!」なんて気軽に出かけられる趣味ではないんだよな。浜辺でシーグラスを漁るくらいなら素人でも手が出せるが、がっつり山に入っての調査なんておいそれと出来るものではないだろう(まぁ、瑠璃は1話目時点でノープランで突っ込んでたが)。現時点での瀬戸さんのステータスは伊万里さんに近く、基礎知識や地頭は瑠璃より上かもしれないが、いざ動いてみようと思っても、これまでなかなか活動できていなかった分だけ経験は足りない。 自由研究の水質調査にかこつけて、隙あらばパンニングへと赴く瑠璃。そして偶然発見したオレンジ色の鉱石から今回のお話は始まる。もちろんここで瑠璃はその鉱石がなんなのか言い当てるなんてことは出来るわけもないのだが、彼女はただ、「初めて自分の手で見つけたなんか綺麗なもの」に特別な価値があることは知っている。せっかく知り合うことができた瀬戸さん、せっかく瀬戸さんが初めて見つけた宝物。それを無駄にはしたくなかった。瑠璃と瀬戸さんの最大の違いは実際の行動へのモチベーション。「分かんないね」で終わっちゃっても別に良かった瀬戸さんと違って、瑠璃は「なんだか知りたい」が圧勝するマインド。かつては「なんか綺麗なものが欲しい」という物欲が最優先だったが、今回の一件ではすでに「自分が宝石を手に入れる」というモチベーションはほぼゼロになっており、「瀬戸さんにいい思い出を残したい」、そして「あのオレンジ色の鉱物の正体が知りたい」という純粋な知的好奇心に突き動かされてのもの。ほんと、この子の精神的な成長も著しい。 今回のテーマは「水」。元々川砂の調査を繰り返していた瑠璃からしたら水質調査なんてお手軽すぎるしむしろありがたい方法なのだが、視聴者目線だと「ほなこれまでも水質調査だけで良かったのでは? なんでわざわざ砂つぶ見てたんだろ?」という疑問が出てくる。もちろんこの疑問にはすぐに凪さんが答えを提供してくれており、曰く「鉱石は歴史を語り、水は今を語る」とのこと。あまり長期的な傾向を見るのには水質調査だけでは不充分。また、工場や生活排水など、周りの環境の影響が色濃く出るためにおそらく様々な誤差も多くなるのだろう。かっちりした基盤研究を最初に教え込みたかった凪さんからすれば、瑠璃が砂つぶを相手にめげないかどうかを見定める目的もあったのかもしれない。 一度方針を決めれば話はとんとん拍子で進み、今回も無事に狙い通りの目的地に到着。そこにあったものは多少イレギュラーなものではあったが、見事ジンカイト鉱石を手に入れ、瀬戸さんの記念すべき初採集は大成功。瑠璃のおかげで素敵な思い出になったのでした。 最後の名前呼びのくだり、「瑠璃側からも瀬戸さんって苗字で呼ばなくなると中の人とごっちゃにならないから助かるんだけどな」とかいう訳のわからない感想が出てきてしまったので反省します。瀬戸ちゃんが瀬戸さんって呼んでるとほんとバグるのよ。
アレクシス様、フッ軽すぎるだろ、第8話。いや、正義の人っぽいからオーバージャスティス本部長の方か? もうTRIGGERユニバースは訳わからなすぎて追いつけないよ。 Aパート「インターネットをやっつけろ/インターネットたちの沈黙」。ひたすらに「我々は何を見せられているんだ……」と虚無顔を続けるしかない謎パート。少し調べてみたら、なんでもTRIGGERがはるか昔に作った「インフェルノコップ」というヘンテコアニメ(?)が元ネタになっているとかなんとか。残念ながらわたしゃその作品のことを全然知らなかったもんで、ただひたすらポカーンだったんですが……作風としては「ニンジャスレイヤー」のそれだよね。時代順で言えばむしろその「インフェルノコップ」とやらで生み出したデザインが忍殺にスライドしたってことになるのか。独自路線を突き進むTRIGGERの歴史の一端を感じられるお話といえば一応意味はあるのか。省エネ作画が省エネになってるのかどうかもよく分からん事例である。そういえばダテンシティって世界のどこかも分からない場所にある町だとばっかり思ってたけど、今回はサンタバーバラとかニューオリンズとかアメリカの地名がはっきり出てたけど、このトンチキパートだけの限定設定かしら。 Bパート「ファ・ファ・フ*ック」。こちらの元ネタは当然「ラ・ラ・ランド」ということになるが、残念ながらこっちも元ネタを知らないので「ふーん」と思って見ている程度だったが……最低最悪のミュージカルシーンは見ていて気持ちよくなっちゃうものなので、そこは純粋に楽しい。これもどこまで原作オマージュなのかが分からないのでなんとも言えないんだけど、ノリノリのパンティが街中を闊歩するシーケンスの音楽性と映像表現が上手い具合に今作のキャラデザに噛み合ってたし、アメリカン・カートゥーンデザインになってる意味がはっきり出てる部分。もし可能であるなら、今回のミュージカル楽曲が全部伏字じゃないバージョンで公開されたら、ぜひカラオケにも入れてほしいもんである。みんなで「ファック!ビッチ!」ってコールするの盛り上がりそう。 それにしてもエンジェルタンのとこだけやたら具体的にキモかったのなんだったんだ……。この世界における天使ってどういう存在なんだろうな。あと天界にちゃんとコンプラ委員会があったのも驚きだよ。もっとはよ仕事しとけ。
れな子・真唯・紗月の三つ巴決戦には一旦決着。そりゃまぁ、ここで結婚エンドになるわけがないので勝者はれな子に決まっているのだが、その実れな子の「勝ち」など一切意味はなく、長きにわたる真唯・紗月の痴話喧嘩に決着がついたというだけのお話である。分かっちゃいたことだが、みんなしてお友達に対して巨大感情持ちすぎなのよ。 今回の顛末はなんだかんだでれな子にとっては八方丸くおさまった形。もちろん真唯との関係性も大事ではあろうが、案外一番大事なのは妹ちゃんの誤解が解消したことかもしれない。いや、なまじ誤解とも言い切れなかったあたりが面倒臭いのであるが……家に押しかけた紗月が最低限の申し訳なさを抱えていたのだろうか、一部フィクションも交えながらうまいこと言い訳してくれた。これで妹さん目線では「れな子の本命は真唯」で安定なわけだね(それもどうなんだろう)。 そして迎える決戦当日、これまで真唯は特にゲームに興味などなかったはずで、今回対戦で使用したれな子垂涎のゲームルームは決戦が決まった後に新調した部屋ということになる(でなきゃあんなeスポーツ会場みたいなセティングの部屋があるわけない)。そして、真唯がそれだけの用意をしたということは、試合そのものへの仕込みも充分ということで……。れなこは「顔がいいだけの俺様ヤロウ」などと揶揄してみせるが、腹の立つことに王塚真唯の才能は本物なのである。普通に考えたら紗月以上に多忙な毎日を送っているだろうに、がっつりゲームの対策を立ててジャイアントキリングを狙いにきた。そこそこゲームをやりこんでいたはずのれな子が思わず宇宙猫になってしまうような奇襲戦法に出たのも計算づくのもので、やはり実力差が出やすいFPSゲーム、いくら真唯といえども完全に実力差が埋まることは期待できない。そこで狙うのは一発逆転の奇襲ってことになる。長期的に見たらハイリスクローリターンなプランも、ここで勝てば結婚確約ともなれば、賭ける価値は充分にある。この選択が取れるあたりが王塚真唯なのである。 1本先取で後が無くなった真唯だったが、ここで紗月からの揺さぶりが入る。ゲーム内では太刀打ちできないと判断した紗月は盤外戦術で真唯を揺らしにかかる。もちろん真唯はそんな攻撃にいちいち動揺したりしないが、それでも多少視野が狭くなったのは、長年の幼馴染の関係性ゆえか。ここはごっつぁんゴールでれな子が取り返す。 後が無くなった紗月は一旦トイレに避難(やたらと風呂やらトイレやらが出てくるアニメだな……)。落ち込んだのは間違いなく本心だっただろうが、そこから「親友」れな子の鼓舞が飛び、見事に「性格の悪い腐れ縁」の琴紗月が復活。れな子チャージで元気ももらい、一世一代の大勝負で見事大金星を手にいれる。結局はこれまで抱え続けていた感情を洗いざらい喋ってしまったが……ここで真唯に対して弱みを晒すような真似をしても、トータルで勝機に繋がるなら問題なし。この捨て身の姿勢こそ、紗月がれな子から学んだものだったのだろう。仲良く喧嘩し続けたバカップルには相応しい末路であった。ちなみに紗月さんの勝利宣言中は一切コントローラーに触らずに待っててあげたれな子が一番いいやつなのは確定な。 こうして、最強VS最強の対決は一旦水入り。これから先もこの2人は戦い続けるのだろうが、少しだけ素直になれた「悪友」のことを、真唯は今後は多少受け入れやすくなったんじゃなかろうか。れな子からしたら一応は紗月という重荷が降りて一安心といったところ。 ちなみに、今回初めて気づいたんだが王塚家に仕えているメイドがCV千和というよく分からない起用になっていた。……こいつも何かやらかすんか? れな子のママンが中原麻衣なのも併せて、なんかこう、煮えたぎるマグマのようなエネルギーを感じる作品だぜ……。 アバンの1枚絵のヤエちゃんが可愛い、第8話。今作のヒロインは全員ちょっとぬけてて可愛いけど、やっぱり僕のイチオシはヤエちゃん。 「島編」に突入だ。いや、別に今作は「島編」とかいうカテゴリはなかろうが、ミステリ好きの人間ってのは「島に行くやで」って言われるとそれだけでちょっとワクワクしてしまうものである。その先にあるのが人魚様だろうがデスゲーム会場だろうがオペラ座館だろうが何でもいい。そんでその島が「謎の因習を数多く残したクソ田舎」とか言われるとそれだけでもテンションあがっちゃうわけで。 さらに喜ばしいことに、今回はヤエちゃんメイン回ということで今までで一番ヤエちゃんの台詞が多い。それ即ちゆきよ節がたっぷり堪能できるということで、ヘンテコ方言やらシリアストーンやら可愛い孫娘やら、いろんなヤエちゃんが出てきて眼福(耳福)である。かてて加えて、お話が変わったら登場しなくなっちゃうだろうなぁと思っていた杏子さんがなんと家族旅行という名目で帯同。この人も大変可愛らしいし、家族総出だと藤史郎さんの家族思いな側面とかも垣間見えるので実に微笑ましい。ついでに詩魚ちゃんまで出てきて、これまで以上に画面も賑やかだ。 一応の目的は、(真木のレポート作成が第一だが)モグラをかつての知り合いに合わせること。モグラが戦時中にヤエちゃんの曾祖父さんと面識があったとのことで、モグラ側からしたら「旧友に会う」ことが目的。そしておそらくヤエちゃんからしたら、だいぶ痴呆が進行しているであろう曾祖父さんに全盛期の記憶に残るモグラを会わせることで、多少なりとも刺激になって元気を取り戻させるというのも狙いなのかもしれない。まぁ、そんなことせんでも割と元気そうではあったが。大学生のヤエちゃんの曾祖父さんって、御歳おいくつぐらいなんでしょうね? ジジイの妙な性格も気にならんではないが、真木たち部外者からすると一番気になるのは島の独特な雰囲気。まぁ、日本に現存する限界集落みたいなところは大なり小なりこういう雰囲気はあるのだろうが……「島」となるとことさら閉塞感も強まるし、ガラパゴス的に変な風習も醸成されやすいのだろう。ヤエちゃんがしきりに気にしている「島の地主と豆の関係」とかもかなり気になるところだが、まぁ、今後この島で起こるであろう事件と関係あるか無いかは全くわからない。いや、厳密に言えば別に事件が起こるかどうかも分からない。単に真木がレポートの資料だけ集めてちゃっちゃと帰る展開があっても別におかしくはないのだが(いや、流石におかしいやろ)、どうやら何かしらの事件は起こりそう。一番の不穏分子である「人魚様」については、毎年島で鎮魂祭みたいなことをやって長いこと大過なく過ごせているのだから、今更大暴れとかいう展開はなさそうなんだけどね。あのサイズだと、ナベシマ・イケブクロ両氏が力を合わせても結構大変そう。何事もなければいいのだが。 海の問題も気にはなるが、最終的に杏子さんの目に留まった「現実的な問題」は、偶然出会ったヤエちゃんの元クラスメイトの男の子のことだった。しばらく見ないうちにイメージがガラッと変わってしまった知り合いを見てヤエちゃんも訝しく思ったようだが、そこにさらに杏子さんアイのお告げまで降ってしまっては、そりゃまぁ、何か起こるだろうよ。事件がモグラを呼ぶのか、モグラがいるせいで事件が起こるのか……謎が解明される時はくるんでしょうかね。 そういえば、ヤエちゃんとこの爺さんは戦時中の記憶からすると「見える」方の人っぽいのよね。ってことはモグラたちが引き連れてきたナベシマさんたち(あとマギーくん)も見えている可能性が高いのだが……なんも反応してなかったよな。気づいてるのか、それともボケて見えなくなっちゃったのか……マギーくんがあんなに可愛いのに反応しないことないと思うけどな。 ちなみに幼少期のヤエちゃんの思い出の中にはすでに「小熊猫」と書かれたTシャツが写っている。ほんとにちっちゃい頃からレッサー推しだったんだな……。 天さんだよ。天さんはいつの間にか天さん。最初は「天ちゃん」って呼んでた気もするのだが……なぜだろう、奇怪なレベルで「天さん」の方が座りがいいですね。……気功砲くらいは撃てそうだもんね。当然読みは「そらさん」じゃなくて「てんさん」である。油断すると「あめみやてんさん」って1つも合ってない呼び方してしまいそうなので注意が必要だ。今回も「声優の人生も色々ありますね」って話です。
なんや急展開。7話目ってことを考えるとここが中盤の盛り上がりなんだろうが……流石にちょっと急すぎやしないか? なんとまぁ、次なる刺客はまさかのケイシ-。これまで完全に転校してきた素敵フレンズポジションだったのに、モニカがハッと気づいちゃったもんだからいきなりナイフを振り回す可哀想な被害者に。これまで伏線らしい伏線はなかったと思うし、何よりアニメ的には彼女の生い立ちやらなんやらが全く分からない状態だったもんで、ちょっと彼女の豹変っぷりにはついていけない。いや、冷静に考えれば、そんだけ彼女がしっかり潜入工作員として仕事が出来ていたってことなのだから、我々視聴者が気づかないのはおかしくはないのだが……なんか、ハプニングの規模としてどんだけデカかったのかもビミョーに伝わりきらずに「まぁ、沈黙の魔女強いから」で収まってしまったのはなんだか肩透かし。やはりチート能力者のバトルは真に迫ったものを表現しきるのは難しい。 そういう意味では正直今回のお話は残念な内容になってしまっているのだが、一応フォローしておくと、アニメ的には尺を調整する都合上、ケイシー周りの伏線とか描写を色々と端折ってきたのかなぁ、という気はしている。前回、前々回くらいまでを振り返ってみると、クローディアが特に顕著だが、それ以外にもイザベルの活躍やら悪ガキどもへのお仕置きやら、描写しなければいけない要素が多すぎたもんで、その中に紛れたケイシーにあまりウェイト置けなかったというのはあるだろう。一応「なんかよく分かんないけど彼女は田舎者だよ」というところまでは伝えられていたので、「地方の貧乏貴族の娘さんが窮状ににっちもさっちもいかなくなって凶行に及んだ」という動機面はギリギリ理解できなくはない。その上で、単なるクレイジー暗殺者じゃなくてモニカとの関係性だってほんとは大事にしたいと思ってたよ、くらいのケイシーの人物像は匂わせてくれている。次回どうなるかはまだ分からないが、多分そういう方向に持っていきたい話だろう。 ただ、その舞台をこしらえるためにアニメとしては色々無茶しすぎてていくらなんでももったいなかったという話である。ことの発端となった倉庫での事故についても、彼女がなんであんなところのロープ切ったのか分からないんだよね。まず「モニカを害するつもりだった」は嘘だったわけだが、「アリバイ作りですか……」で納得できるもんじゃないだろ。だってあんな事故なんて起こさずとも「モニカと2人で別な倉庫にいました」でアリバイは成立するんだから。目にもとまらぬ早業であの木材のロープを切って素早く所定の位置まで戻ってきました、という動きも「わざわざそんなことせんでも」という展開である。自分ががっつり怪我するところまで想定してたってことなのかしら。だとしたらますます「そこまでせんでも」だよなぁ。 その他、今回のお話だけだと「螺炎って何?」(漢字これで合ってる?)とか、「なんでそれを止めるのにわざわざルイスさんの結界をいじる必要があったの? とっとと王子がいるとこまで駆けつけて避難を促せばよかったのでは?」とかも分からんことが多いし、「薔薇の魔女」とやらのトラップを打破するための「召喚術」がどれだけのもんだったのかもあんまり伝わってこない。なんかね、今回の顛末に限っては、そこかしこに説明不足が転がってて本当に勿体無い気がした。まぁ、これが他のなろうだったら全部「ま、なんも考えてないだけやろ」で終わりになるので、こうして「勿体無い」とか文句を言ってるのは、「うまくやればもっとちゃんとできたんだろうに」という信頼の表れだと思ってほしい。 なお、今回もクローディアさんはウザ可愛かったです。こんだけ純粋に性格が悪い可愛らしさは珍しい。 新章突入……したのかしら。なんやかんやで作風は大きく変わらず、何事もなかったかのように次なるヒーローにバトンが渡った。 次なるヒーローの名は梁龍(リョウリュウ)。所属は魂電と同じマイティグローリーで、例の黒幕社長・イェンが見出した才能である。とにかくヤンキーな性質だけがクローズアップされたので能力云々はまだまだ謎のままだが、現時点でランキング12位、そしてランク内にいるベテランヒーローとの殴り合いでも引けを取らないなど、とにかくシンプルなフィジカルは強そうである。そして、梁龍とイェンの当座の目標はランキング入り、そして当然Xの座を狙うこと。宇宙船事件の後、結局ヒーロー制度は変わらずに残ってしまったもんだから、まだまだ社長の暗躍は続きそうである。 今回鍵を握るのは今まで名前も出てこなかった謎のベテラン・スマイル。彼も魂電同様に長年ランキングに居座っていたらしいが、年季の長さばかりが目立っている。誰もその座に位置していることに文句こそ言っていないが、こっそり脅かしたとしても問題なかろう、というなんとも微妙な立ち位置。他のホットなヒーローと揉めると後々面倒だってんで、イェンはこのヒーローを引きずり下ろすプランを立てている。その結果があのペンダントを持っての強請行為だったわけだが……どうなんだろ、なんか梁龍はペンダントの意味をよく分からずに振り回してたように見えたけど。社長が相変わらずなんか悪どいことしてて、よくわかんない単細胞の梁龍がいいように使われてるだけだとまたまた後味悪そう。 こうして梁龍がのし上がってくる流れに絡むのがさらに2人のランキングヒーロー。1人はナイス。この時代のナイスはまだ過去ナイス? 途中で飛び降りのシーンがフラッシュバックしてたからすでにリンリンと入れ替わってるのかな。それか、単に自分の死のイメージを勝手に思い描いてしまったものか。多分リンリンで間違いないとは思うけど……写真のくだりとか、社長のフォローとかは「別人」ナイスを示唆するものだろう。そのナイスも、ランキングに関わって動きたくもないのに動かされる被害者サイド。やはりランキングがあるとそれだけで火種は尽きないようである。 そうしてもう1人、びっくりの存在だったのはこれまでずっと謎の存在として描写がほぼゼロだったXである。なんと、ロートルヒーロー・スマイルが訪問した先は全く様子が違う平凡な青年にしか見えないXの家(視聴者サイドも声が宮野じゃなかったら分からんかったわ)。そこでの2人の会話では、Xが王座に君臨してることに深い意味なんかなくて、適当にやってたらいつの間にやらディフェンディングチャンピオンやりまくっちゃってるというなんともしょうもない話が聞こえてくる。何がどうなったらそんな怪物が生まれるのかとか、スマイルとの関係性はどうなってるんだなんて疑問は山ほど出てくるが、とりあえずこの先を見守っていくしかなさそうだ。ますますこの世界における信頼値の定義がわからなくなっていくな……。 ほんと、鮫洲さんの見識の深さには信頼しかない……第20話。なんでこんなにデリケートで触れにくいテーマの時だけでずっぱりなんだろうな……。 Aパート、トイレ。「家電」がテーマの作品なのにトイレ? というので一瞬首を傾げるが、なるほど現代の便器といえばそれはもはや先端技術ぶち込みまくりの立派な家電と言えるものか。日本人のトイレに対するこだわりの異常さはちょいちょいお国柄自慢なんかの文脈で話題にのぼるもので、鮫洲さんも言っていた温水便座のエピソードなどはよく知られるところ。そこまでこだわりを見せるのは、やはり日常生活の重要な部分を占める排泄という行為について、少しでも快適にしたいという原初的な欲求のなせる業である。まぁ、だったら日本人特有のものにはならんだろ、とは思うのだが……どうなんでしょうね、いくらか宗教的な価値観なんかも影響はしてると思うけど。あとは水の使用に遠慮がない国土的要素も少しはあるのかしら? とにかく、そこに商機があるってんなら家電メーカーも頑張るわけで、「タンクレス」という言葉自体がそもそも気にしたこともない概念だったが、確かに脈々と続く水洗トイレの歴史を考えればその形状変化ってのは革命的なことだったのか。残念ながら鮫洲さんの解説だけでその凄さを100%理解できたわけではないのだが、細かいポイントにとにかく心血を注いで開発したメーカーさんの努力についてはなんとなく理解した。そして、それらの歴史的事実をソラでまくしたてられる鮫洲さんの凄さも。この子、将来的には実家に戻って家電店継ぐんですかね? メーカーに就職してもこれだけの熱意とカリスマがあれば成功する気はするけど。 そうして「トイレ」という製品についての見識を深めるのが桜子たちの目的だったわけだが、その向こうには人類を理解しようとするデシマル・ムームーの目論見もあった。光合成だけで生きていけるムームーたちには「蛮行」とすら言えるかもしれない排泄行為。デシマルはこんだけ地球にいてその内実を1ミリも理解してなかったのはどうかと思うのだが(それだけ人類は排泄という行為を表に出さないように苦心しているのだろう)、理解した後にはちゃんと敬意を持ってアキヒロの愛情に応えてあげているあたり、デシマルの律儀な性格が伺えるのである。まぁ、クソデカ偽うんこを処理させられて嬉しいのかどうかは知らんが……猫のうんこのサイズにも限度があるだろうよ。 Bパート、脱毛器。こちらもなかなか表立って話題には出てこないジャンルの家電……というか営みのお話。正直私は脱毛なるものに興味を持ったことすらないのでこの辺のジャンルもさっぱりだ。私が気にすることと言ったらせいぜい髭剃りくらいだろうが……髭も薄いもんで、あんまり気にしたことないんだよな。学生時代までろくに剃ったことすらなかったし。まー、その辺は女性の方がやっぱり気にするのだろう。「脱毛器」とか「脱毛サービス」の話はちょいちょい目にするし、最近だと某YouTuberが脱毛にチャレンジする動画とかみたけど(催眠術で痛みが消えるかどうか実験してた)、その仕組みについて気にしたことはなかった。そうか、レーザー脱毛って本当にちっちゃいレーザー砲で毛根を狙撃するようなものだったんだ。痛かったり痛くなかったりってのは、いったいどういう理由からなんでしょうね。マジで「焼き尽くす」のが処置の終了だというなら、それまでに皮膚という皮膚を焼き焦がすことになってんのかね。……怖い。もうボーボーでいいじゃん。 という話を女の子たちが真剣にするかどうかは分からないが、まず相談役として白羽の矢が立ったのがお久しぶりの登場、飲んだくれOLの北品川さん。およそ危うすぎるポーズで日常的な脱毛シーンを披露してくれるサービス精神に頭は下がるが、残念ながらそういうアニメじゃないので別にエロくはなく、純粋に「下ネタ」と言った方がしっくりくる画面。謎の美容器具がいっぱい出てきちゃったせいで、またも拠り所は鮫洲さんということに。美容にも家電にも強い関心がある鮫洲さんは今回に限っては天空橋以上に適任の解説者であった。まぁ、家電屋の娘として、怪しげな商品を否定すべきか認めるべきか、若干の迷いはあったようだが……視聴者も気をつけましょうね、という啓蒙VTRだったのかもしれない。 話は美容からちょっとずつ逸れて、ムームーが最終的に興味を持ったのは兵器や伝送装置としてのレーザー。これでエネルギーの受け渡しが容易になれば、桜子宅周りの状況もまた変わってくるのだが……残念ながら母艦の調子が悪い? とのことで、まだまだ電気代はかかりそうである(負担は穴守)。そして、そんなはるか宇宙では……月の裏側は地球からは見えないそうですね。……規模がでかいなぁ……。 |
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HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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