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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
冒頭の文芸部室内、中の人だけならそこそこ北宇治吹部、第8話。圧をかける側とかけられる側まで一緒だけど綺麗さ、汚さが随分違う。こんなドラムメジャーは嫌だ。 前回で焼塩編が一段落し、次なる展開は学園ラノベの定番・文化祭、そして小鞠を中心とした文芸部のお話へ。どうにもラノベ的高校生による学園祭ってベッタベタの定番描写ばかりが多くて飽き飽きするものだが、今作の場合はまずクラス企画からしてよく分からんし、文芸部の展示とかいうクッソ地味な企画もしっかりいちから作ろうとしてくれているので割と新鮮な気持ちで見守ることができる。まぁ、どんだけ頑張って展示を作ったとしても「どーせ文芸部の地味展示なんて文化祭じゃ客こないんだよなぁ」の気持ちは拭えないが。そういう意味ではなんとかして風穴を開けようとするコンサル様の試みもあながちとっぴな思いつきってわけでもないんだけどな。 こないだの焼塩の話は「負けヒロインが負けたかどうかわからなくなる話」だったが、小鞠さんは部長との関係性が今更どうこう変わる見込みもないため、負けは確定した状態からのその後のお話である。部長もBL先輩もいい人たちなので過保護なくらいに小鞠ちゃんのことを心配してくれているが(BL先輩は怖いくらいだが)、そんな2人の「勝ち組」のために慣れない業務を必死にこなして晴れ姿を見せたいという小鞠ちゃんの姿勢はとても立派。普段があんなんだから、なんとか自分の足で独り立ちしようとしている様子は眩しくもあるし、それを純粋な気持ちで手伝ってあげようとしている温水もいいやつだ。普通の男子高校生だったら「文芸部の展示作りぃ? めんどくせー」で終わっちゃいそうなところを、純粋に小鞠のことを思って手伝ってあげてるんだもんな。まぁ、一応次期副部長という肩書きではあるようだが。 とはいえ小鞠と温水だけではできることにも限界があるためもうちょい人手が欲しいところなんだが、焼塩はメインの陸上部だけでも随分忙しいだろうから、残った選択肢はカロリーの伝道師・八奈見しかいない。発する言葉の1つ1つが適切に残念なこの女、やっぱ純正負けヒロインはオーラが違う。いやまぁ、流石に今回は忌まわしきカップルの見せつけが強すぎたせいで八奈見にも同情するとこあるが……。クソけしからん高校生どもめ。 そんな八奈見のアイディアもうまいこと取り込みつつ、なんとか形になってきた企画展示。温水はハイパー妹ちゃんパワーでお菓子の問題をクリアしたので、あとは小鞠がしっかり展示を作れるかどうかにかかっている。いや、ああいう展示物って基本的に全部1人で作るもんじゃないが……普段から人とコミュニケーション取らない人間は、こういう時に負担を抱えがちである。そんで潰れてさらに内へ内へとこもってしまわないかと心配だが……そこはうまいこと温水がサポートしてやるしかないか。襲来する盗聴保険医、そして絵に描いたような強権生徒会長。まだまだ前途多難で、小鞠が潰れてしまわないよう祈るばかりである。 追伸:ラッコを恋人にする選択肢があってもいいじゃない。可愛いし。
PR あれがデネブアルタイルベガ、第7話。夏の大三角は割と目視でも分かりやすいですよね。なお、夏の大三角には四角、直線などのバリエーションが存在します。 焼塩編、完全決着。ハッピーエンドの向こう側とは題されているが、さてこれはハッピーなのか。もしハッピーだとしたら誰にとってのハッピーだったのか、惚れた腫れたの問題ってのは、なかなか一筋縄ではいかないものであります。 事態が丸く収まったのは、ほんとにただ「関係者全員いいやつだったから」の一言に尽きる。中でも渦中の焼塩本人が突き抜けてイイ奴だったのでこんな素敵な「負け」エピソードになっているわけだが、綾野、焼塩、朝雲、温水、あと多分八奈見という人間模様の中に、ちょっとでもはみ出してしまうやつがいたらドロドロの愛憎劇にまで発展していた可能性があり、全ては綱渡り。前回の事件は、そんな綱を踏み外して一気に奈落へ落下しかけたその過程だっただけの話だ。結局そのまましがみついて渡りきれたのは、焼塩本人の人間性によるところが大きい。 強いて一番「悪い」人間をあげるとしたら八奈見になるだろう(まぁ、法的な悪で言えば朝雲だろうが)。彼女はことの顛末を外野で(なんか食いながら)見守りつつ、焼塩の友人というポジションから彼女を応援しようとしていた。当然自分と重なる部分は意識していただろうが、それでも他人事だったら好き放題に言える。八奈見はまるで自分の失恋の鬱憤を晴らそうとするかのように、焼塩を焚き付けて略奪愛に走らせるプランもあったに違いない。でもまぁ、そこで踏みとどまって言わなかったあたりは八奈見も決して「悪い子」じゃないことの表れ。外付け倫理装置の温水が頑張ったこともあり、文芸部と焼塩の関係性はただ「慰めに来てくれた頼れる仲間」の範疇にとどまった。 そうしてみんなから力をもらった焼塩は彼女らしくきちんとケリをつけることを決意する。そのまままっすぐ綾野にぶつかっても結果は変わらなかっただろうが、事前に朝雲が単身乗り込んできたおかげで女子2人で膝を突き合わせて対話できたのも結果的にいい方向に働いたんじゃなかろうか。朝雲が悪い子じゃないというのは焼塩ならずともすぐに分かる部分だろうし、焼塩が「綾野の最大幸福」を優先する場合、「今カノ」の人となりを知るのは重要な行程だ(別に焼塩は元カノでもなんでもないが)。焼塩と2人で対話しようとしたその姿勢自体も評価対象となり、彼女の中で「もう綾野のことは全部朝雲に任せる」という決心がつけられたのではなかろうか。 そうして迎える決戦の日、舞台は出会いの場所、夜の小学校。とっくりと語らう幼馴染2人の光景はどうにも甘酸っぱく、どこまでもいじらしい。ほんとこの距離感・この関係性で付き合わないとかいう選択肢があるのかよ、とすら思ってしまうが、どうやら今作において1対多というお付き合いの構図は存在しないらしい(そりゃまぁ)。焼塩はあくまで「幼馴染の親友」として一歩引き、「かつて綾野に惚れられていた」という歴史を誇りに、変わらず隣を歩き続けることだろう。もちろん、朝雲とも「親友」としての関係性を深めながら。……ほんと、2人同時に付き合っちゃえばいいのにね。最近のアニメを見てればそれくらい余裕でOKっていう脳になってしまうよな……。これがアニメ脳……。 というわけでハッピーだったのは実は焼塩だったかもしれない、という晴れやかな「負け」でめでたしめでたし。まぁ、男と女の関係なんて、こんなシーンは現実にもいくらもありますのでね。どちらかというと現実感がなさそうなのは、エピローグ部分の八奈見の方かもしれない。「代理彼氏」って、アニメではよく見る役割だけど実際そんなことやる人間いるのかしら……。そしてラブコメなら鉄板のシチュエーションなのにきっちりとした前振りからフラグをバキバキにへし折ってくれる八奈見の剛腕。さすがでございます。自分の立場が分かってんなー。ほぼギャグ無しで進行した今回のお話、やっぱ最後は八奈見節を拝まないと終われませんからね。
なんかもうね、基本的にプロットがちゃんと面白い。前回の流れから温水が修羅場に巻き込まれるだけかと思ってたら、あれよあれよとダブルデート(?)に持ち込まれてしまう意味不明な流れ、そしてその場にいる全員が絶対に悪人じゃないのにそれぞれの方向にポンコツなもんだから勝手に事態が変な方向に転がり続けるという。みんなして後のこと考えずに身体はってる(何かを犠牲にし続けている)あたりはスラップスティックな笑いである。そんでドタバタしてるからギャグアニメなのかと油断させといて、きちんと青春部分は締められるだけ締めてくるからな。その温度差で心臓がギュギュッとされてしまうこの感覚も気持ちいい。今回はなんと言っても焼塩さんの言動の全てがギュギュッとなりますよね。いや、そもそもおめぇがデートについてこなきゃよかったやんけ、とは思うのだが、告って振られたわけじゃないので友達としていろんな場所にホイホイついて行ってしまう現象はすでに八奈見からも報告されてる事例だからな。……こうしてみると鈍感だった男の方に責任があるように思えてくるが……小鞠の時の部長さんはまだしょうがなかったが、今回はやっぱ最終的に「全部綾野が悪い」でファイナルアンサーにならんか? まぁ、そうしてホイホイついてきてしまった焼塩。単にそれだけだったら被害は少なかったかもしれないが、よりによってお互いに「ダブルデートなのだ」という勘違いのままで展開してしまったため、温水や焼塩は綾野&朝雲を2人にしようとするし、綾野の方は焼塩を引っ張り込んで八奈見と温水だけで行動させようとする。その結果互いの意見がすれ違い、ぽろっと漏れ出てしまった焼塩さんの秘めたる気持ち。……まぁうっかりはうっかりなんだけど、そのことを責めるわけにはいかないよねぇ……そこに至るまでの彼女の追い詰められた状況も同情しかないし。2人の様子に胸を締め付けられてる焼塩の描写、見てていちいちしんどい。 今回のプロットで評価すべきは、こうした一連の「勘違いからの悲喜劇」みたいなプロットも、きちんと今作のメインテーマである「負けヒロイン」に沿っているということ。焼塩は負けたと思って行動しており、何度も出しているように「負け終わった負けヒロインってもう単なるサブキャラなのでは?」みたいな状況を、わざわざ追い焚きして再び「負けてないかもしれないヒロイン」にまで持ち上げ、もっかい落とす。いや、今回に限っては朝雲さんだって色々迷ってたみたいだし、落とし切らずに「朝雲さんが負け側にニューエントリーする可能性すら?!」という状況で振り回す。徹底して勝ち負けを意識させてふるいにかける、考えようによっては鬼のようなシナリオライン。そして、負けを認め、その苦しさに悶えるヒロインがまた一つ輝くのである。そうして焼塩が負けてくれるからこそ、温水が発する「あいつには追いかけてくれる主人公がいない」という歯の浮くような台詞も説得力が増すんですよ。温水の「いや、女の子4人とお泊まり会とか、どう考えてもお前がハーレムものの主人公やんけ」みたいなポジションなのに別に「勝ち組」に見えない位置取りは本当に見事なものだ。 そしてそんな主人公に「まぁ、確かに勝ててないわな……」みたいな諦観を持たせることだけが唯一にして最大の目的である八奈見さんも見事なものだ。この炭水化物の奴隷、回を増すごとにほんとに単なる糖尿病予備軍にしかなってないのに、少ないカットでヒロイン力というか、阿漕な萌えパワーみたいなものを発揮するのがとてもうまい。ずるい奴め。そんで旅行に帯同してるのがBL先輩と小鞠ちゃんというセッティングもこれまた地獄のような話で、考えてみりゃ、「イマカノに負けた焼塩を慰めようぜ」って駆り出された一団の中で「同じ男を取り合ったイマカノと負けイン」が仲良くマッサージ受けてるのも凄まじい話なのよ。小鞠ちゃんが小鞠ちゃんだったから成立してるわけで……BL先輩、どんなつもりで小鞠ちゃんを引っ張り回してんだよ……って、小鞠も楽しんでるから問題ないんだけどさ。「こういう女どうしの関係もあるよ」ってことが克明になればなるほど、今の焼塩の不便さがさらに際立っちゃうんだよなぁ。 ……五平餅食いに行こうかなぁ……(人類は炭水化物から逃れられないので)。 ヤッターーーー! ちゃんと頭がおかしい要素を持った上田麗奈だ!! この作品、勝ちヒロインも「お前が勝ってええんか?」みたいなバランスで成り立ってるのすげぇな。 なんかもう、あばたもえくぼなんでしょうかね、観てたら全カット面白くていちいち笑ってしまう。特に今回は前回の(やや)シリアスの反動か、我らがメイン負けイン八奈見さんがフルスロットルで暴れ散らかしてくれており、彼女が出てくるシーンの全言動がいちいちキレッキレ。発する言葉の1つ1つが適切にイカレているので一切勢いが衰えないという八面六臂の大活躍である。これはもう、何度でも言うし毎回でも書くけど、遠野ひかるボイスがどんどん新しい方向に開花して研ぎ澄まされてるのが声オタ冥利につきる幸せポイント。 元々とのぴーってああいうキャラじゃないですか(知ってる前提)。でも声質が声質なもんで、それこそ「天使つき」のとわちゃんとか、ほわんみたいな甘々ボイスばかりがフィーチャーされる傾向にあったんですよ。まぁそれでも存分に魅力は出てたと思うんですが、そこから一歩進んだ展開を見せてくれたのが八奈見杏菜という女で、新しい方向性を拓くにしても拓きすぎ。360°のフルオープン。今回も自己啓発本で酩酊してる八奈見さんとかどっから出てるかもよく分からん声がイカレてるしイカしてる。そんでこれが割と普段のとのぴーボイスのまんまでもあるんですよ。このヒロインをよく作りたもうた。もちろん、小鞠とか焼塩だっていい具合に振り切れた状態は維持されてるから素敵なんですけどね。 八奈見はいつの間にやら「ひたすら食い続けるカロリー限界突破ヒロイン」という謎の属性が付与されていたが、今回はそのカロリーの8割を素麺が担うという謎展開。1ヶ月の給料が素麺で支払われる職業、どう足掻いても娘さんを養育できるとは思えないんだけど大丈夫か? そして温水家に持ち込んだ以外にも文芸部部室に大量に送り込まれてしまった素麺。あれ、どう考えても無償で配り歩いてるとしか思えないのだが、形の上では「給料」だったものを無償で配ってしまったら家計は大丈夫なのだろうか。それとも、1ヶ月くらいは給料が飛んでも痛くも痒くもないくらいに日頃から稼いでるお宅なのだろうか。でも「30万円分」って言ってたし、そこまで高給取りにも見えないんだよなぁ……。まぁ、人様の財政事情を心配してもしょうがないんだけどさ。どっちかというと、そんだけ大量の素麺が積み込まれるというとんでもねぇ事態に陥り、画面を大量の段ボールが圧迫してるというのにそこに一切触れずに部室シーンが終わったこの作品の図太さの方が怖い。そういうネタの押し引きが上手いんだよなぁ。 前回時点で「負けインが負け確定した時点でこっから何したらええねん」という懸念を持っていたのだが、そんな心配などどこ吹く風、あらゆる方向からしっかりとシナリオは回り続ける。個人的に一番気になるのは小鞠の今後ですね。あいつ、どう見ても焼塩家のDNAに惹かれているようにしか見えないのだが……負けてしまったヒロインは、もしかしたらサバサバして男っぷりのいい同性の友達に惚れてしまう可能性が。いいぞもっとやれだけど、流石に焼塩×小鞠のカップリングはなかなかイメージできん。どうなってしまうんだろう。 そして我らが八奈見さんはカロリーを迸らせながらも、余計なことに首を突っ込んでいく。新たに表舞台に現れたのは、見た目にはどこぞの高木さんのようにも見えなくもない、新たなクレイジー・朝雲千早。焼塩の想い人だった綾野光希のイマカノのはずなのだが、焼塩の怪しげな動きから行動がバグってしまった可哀想な人。まぁ、あのボイスなので過剰なストーカー行為もとってもよく似合うんですけどね。ここにきて「勝ちヒロイン」の勝ちが一旦キャンセルされることにより、負けイン同盟にも暗雲が立ち込めている。……いや、視聴者目線では「絶対に負けインは負け続けている」という謎の信頼があるから、焼塩がどうこうなるとは全く思ってないのだが……同じヒロインを取り上げて何度も負けさせ続けるとしたら、こんなにも入念な話もないぞ。頑張れ焼塩、そして頑張れ上田麗奈。気づいたら勝ちヒロイン勢がだいぶわんだふるなことになってるということに今更ながら気づいた。
先週からの流れでとりあえず前半は「小鞠編」の後始末。前回時点で「これ、告白先の部長も、その相手のBL先輩もちゃんとした人じゃないと小鞠の負けが正式な負けにならんぞ」という警鐘を鳴らしていたのだが、なんとまぁ、トリッキーな設定でそこを抜け切った。なんとこの2人、お互いに好き合って告白イベントまで終えてたはずなのに、認識の齟齬からすれ違っていたという状況。まー結果的には部長先輩の方がちょいと間抜けにはなってしまったのだが、あそこで小鞠の告白を受けるでもなく、断るでもなく半端な対応をしてしまった理由としては納得いく。そりゃね、目の前に「告白したのにフってきた女」がいる状態でホイホイ後輩からの告白を受ける気にならないのはしょうがないし、かといって即座に断るほどの理由もない。それなら「一旦保留」という取り繕い方をするのも理解できる。 それに対するBL先輩の対応も理解の範疇で、彼女目線だと部長は「長いこと付き合ってる同然の距離感だったから事実上カップルみたいなもんだと思ってたけどまだ告白イベントが成立してないやつ」であり、そんな奴が自分の目の前で後輩の告白を即座にシャットアウトしなかった時点で怒るのも無理はない。めんどくせー女になりかけたが、その実態は単なるピュアピュアBL彼女だったというオチ。これなら確かに、過度にこの2人の株を落とさず、正式に小鞠が「負け」るシチュエーションになるわけだ。ここまで念入りに負け要素を固めなくてもいいとは思うのだが……そこをしっかり確定させないと羊頭狗肉の名ばかりラブコメになってしまいますのでね、「負けることを、サボらない」というのが今作の大切なところ。 というわけで小鞠にも無事負けの烙印が押されたわけだが、さて、ここで冒頭の問題、「この話の落とし所は?」。ここまでで3人もの負けヒロイン(と同数の勝ちヒロイン)が登場し、さながら「負けインコレクション」みたいな様相で主人公の温水の周りには歴戦(歴敗)の精鋭が集まった。しかし、「だから何?」というプロット的な宙ぶらりん状態になってしまいかねないのもまた事実。負けた後に彼女たちが新しい恋を始めるのはそれでも良いが、それって単なる「2つの恋愛の過程」でしかなく、負けインギャラリーと言える今作の特徴が特に活かされるでもない。わざわざこの4人が傷を舐め合うようにして集まったところから新たなストリームが始まってこその「史上初の負けインラノベ」である。さて、そんなうまい展開はあるものか。 まぁ、それをこっから何話もかけて模索していくってことなんでしょうけどね。当然中心に据えられるべきは温水と八奈見の関係性。これまでの暴虐が嘘だったかのようにシリアスにきちっと焦点を合わせてきた八奈見の手により、小鞠さんが盛り上げてくれた「悲恋」的テイストは温水との間にもしっかりと残留していた。温水自身が表に出る気のない「アンチ主人公」なものでなかなか顕在化させるのが大変だが、そこは同じく負けマインドを抱えた八奈見と二人三脚で構築していくべき部分なのだろう。おそらく3人の中では純正ヒロイン力が高い焼塩がうまい具合に緩衝材となり、一仕事終えていい顔になった小鞠と共に、ひとまず「温水×八奈見」という1つの計算式だけを立式しておいて、ここから新たな「勝ち負け」の伝説が幕をあけるということだ。さて、何が出てくるものやら。正直、全く想像がつかないです。
撤回されてないので文学部ガールについての言説は有効なままですね、第3話。そもそも全国の高校に文芸部ってどれくらいあるんだろう……。 引き続きかっ飛ばし気味で勢いの落ちないアニメ。ここまで各方面に迸るカロリーに遠慮がないラブコメラノベアニメってのは初めての体験かもしれない。一応今回は3人目の「負けイン」である小鞠がメインとなるエピソードだが、なんとついに正式な「勝負」を挑んだ初のヒロインとなり、そのせいで尺が伸びたのか、初の話数跨ぎでの結果待ちとなった。まぁ、よりによってこれを書いてるのが放送から1週間以上経過した後なので世間的には結果が出た後だろうし、そもそもタイトルに書いてあるんだから結果は火を見るより明らかなわけだが……これまでの「事実上の負け」ではなく、正式な黒星が付く初のヒロインとなりそうな小鞠。今まで以上に悲壮感が漂いそうなのだが、これをうまいことギャグに収めてくれるのだろうか。 今作の迸るカロリーは本当に各方面に隙なく張り巡らされており、今まで出てきたヒロイン勢が全員どっかイカレてるのは当然として(?)、ちょい役で出てきた生徒会の人もおかしいし、なんなら商店街のおっさんが言ってることまで狂ってるので主人公のツッコミが追いつかない。こうして世界の全てが徹底してギャグに塗り固めてくれるのはとても安心だし、もう「そういう世界」だと割り切ってしまえば視聴者サイドは余計なことを気にせずギャグに身を任せることができるのがありがたい。そもそも好きな漫画に「めだかボックス」が入ってる私が「設定盛り盛りでハナからイカれた連中の集まるお話」が嫌いなわけがないんですよ。 そして本作のエロい、違う、偉いところは、そうしてギャグの種としてばら撒かれた「負けイン」勢が、確かに「ヒロイン」としては欠陥品に見えるが、「主人公」としてはきちんと立脚できているという部分。今回はほぼ食い役に徹していたせいでバーベキューの恐ろしさを伝えるだけの役割になった八奈見ですらほんのちょっとのシーンで男前っぷりを見せてくれているし、映像美として今回感心したのは焼塩と主人公が転んでしまった砂浜のシーンの細かいモーションやカメラアングルの取り方である。あのシーン1つ切り取っただけでも、「焼塩が主人公のラノベ」だったらクライマックスとして置いといてもいいくらいだ。そしてこの2人、まだ3話目だというのに展開される「水着デ合宿!」イベントに万全の調整を合わせ、お為ごかしではない全力の水着シーンを見せてくれている。焼塩は日焼け後のフェティシズム! いいね、最高だ!(CV中村悠一) そして八奈見はワンカットで叩きつける谷間の美学。こいつ、このスタイルでライバルのことを牛扱いしてたのかよ。こいつが「負け」側に回されるメタ環境、いくらなんでもわんぱくすぎませんかね? そして、こんだけ「負け」の先輩方が堂々たる立ち回りで存在感を発揮しているというのに、その重圧を押し除け、堂々と「ヒロイン」の座に上り詰めようとする小鞠の奮戦。そうだよなぁ、一度「勝負」を乗り越えなければ「負け」の烙印は押されないわけで、それがどれだけ劇的なものかで今後の印象も変わってくる。これ、真っ向勝負で相手役の部長がどう立ち振る舞うかも重要なのよね。これで適当なあしらわれ方をして男の株が下がっちゃうと、「まぁあんな男ならフられて正解じゃない。こっちからフッてやりなさいよ」みたいな大義名分が成立してしまうため、「負け」要素が大きく減退してしまうのである。部長が100点の返しをし、BL先輩もそれに輪をかけて「イイ女」ムーブを見せてこその「負け」。さぁ、どうなる次回。 なんやこの強度……第2話。現状、今期新規枠では頭1つ抜きん出たクオリティ。このオープニングが作れるアニメが弱いわけがなかろう。負けヒロインが勝ちアニメかよ。 というわけで、2話目でのトーンダウンを覚悟していたがむしろ初速をそのまま活かして2話目も一瞬で走り抜けていった。それこそ今回のメインヒロイン・焼塩のごときバイタリティである。とにかくどこのシーンを拾っても何かしらの小ボケは交えてくるというサービス精神がお見事で、原作の小説媒体ではどれほどの密度でねじ込んできているかが気になるところ。ほんで小説でも滑ってないのかも気になるところ。アニメの場合、画がついて、声がついてのネタになってるわけじゃないですか。だからこそ許されてるようなネタ回しもありそうな気がするんだよなぁ……前回もちょっと触れたけど、メインヒロイン(?)八奈見は普通に考えたらうぜぇ奴になりそうなもんだしなぁ。いや、でもこれはこれで可愛い……のか? もちろん、アニメではこいつのウザさも綺麗に魅力の一部へと昇華されており、彼女が出てきて画面脇で百面相やってるだけでも笑いに繋がるし、台詞回しの1つ1つが変なとこから飛んでくる不意打ちのボケにもなっている。主人公・温水の小回りの効いたツッコミも見事なものだ(妹さんとの対話のあたりとか、あの短時間できっちりまとまったネタになってるのが実によく分かる)。 そうして八奈見が整えてくれたフィールドに、早速第2の「負けヒロイン」焼塩が堂々と名乗りをあげた。「負けヒロインなんて数を集められるもんじゃねぇよ」と初見では思っていた訳だが、なんとまぁ、ここまできちんと、徹底して「負けたーーー!!!」って分かる状態に叩き込んでくるのか。しかもご丁寧に焼塩が狙ってた相手が主人公属性だったっていうのもメタ視点では「負け」度合いを加速させる要素になっている。まー、CVが小林千晃だしなぁ(そんで相手がうえしゃまだしなぁ……ラグナとアルテマティア様のカップリングじゃん)。 「負けヒロイン」という属性だけを統一させるために必ずヒロイン勢は残念要素を入れる必要性があり、焼塩も八奈見同様、根本的なところで「馬鹿」には違いない。体育倉庫イベントは暑さでおかしくなってしまったようなので割引いて考える必要はあるが、その後の温水との対話なんかを見てるとやっぱどこか抜けてる子なのは間違いない。ただ、単なる馬鹿だと八奈見と被ってしまう可能性があるため、彼女のスポーツ少女要素はきっちり本物として仕上げてあるのだろう。真面目で一生懸命な負けヒロイン。これはこれでなかなかに愛らしい(そしたら努力要素すらない八奈見はどうなるんやって話だが)。 そしてすでに第3の負けヒロインも土俵際ギリギリの状態でエントリーしており、多分来週には負けが確定する。3人目にして一番はっきり「おめぇさっさと負けろ」と言われそうなコミュ障クレイジー文芸部員。いちいち「どっから声出してんねん」という奇声が漏れてるのが愉快だが、キャストを確認したら寺澤百花という名前はなんと「柚木さんちの四兄弟。」の岳さんの声だった。あとユーフォの1年生ユーフォの子。ユーフォのラジオで「笑い声が1つの芸」とともよにいじられていたが、その声の出し方がこんな武器になっているとは……とりあえず彼女が負けるってことで前回「どっちだ?」と思ってたBL先輩は純然たる勝ち組に。こちらの勝ち組はヒロインの方が「なんかやっちゃいました?」体質である(まぁ、中の人が歴戦の魔女すぎるからしょうがない)。 さらにさらに、1話目では「お前もはやノイズなのでは?」と訝しんだあまりにイカレすぎた先生に、さらにもう1人やべぇ大人が追加されている。もはやアニメ演出の定番となった「止まれ」のハザードシンボル(?)がよりによって先生の凶行のシーンで用いられるとは。ヒロインは負けるわ、教育者は全員畜生だわ、この学校はどうなってやがる。しかもCVがすみぺ&千和だぞ。どうなってやがる。 シナリオ:映像:キャスティング、3点とって何一つ抜かりなし。来週も楽しみだ。 アジ食わば すぐに死ぬなり アンドロイド(字余り)、第8話。それにしてもなんてぇサブタイトルだよ……こんだけ意味深でおもたそうな話しといて、一番の注目ポイントがそこっていう……。 だいぶ不穏な感じも加速してきましたね? 元々機械生命体のやたらと人間味あふれる所作は気になっていたところだし、さらにパスカルの登場や、機関を裏切ってるのにあんまり悪そうに見えないA2の存在など、どうにも「何が正義なのかしら?」という部分に若干の疑問がよぎる展開。アンドロイドなんてものはおとなしく上の命令に従ってりゃいいもんだと思っていたが、実際は上で指令だしてるのもアンドロイドだったわけで、果たして「人類のための戦い」とはなんぞ? というのはあやふやな状態にまで移行していた。そしてそこに今回の9Sの行動である。ふむ、どうやら一筋縄ではいかない物語のようですね。そして、多分1クールで何がが収まるような物語でもなさそうですね。 その辺の背景はもう黙って見守るしかないので余計な考察とかは特に無いのだが、今回はそんなメインの筋を差し置いて、とにかく映像でのインパクトがギュギュッと詰まっているのが良い。「海水浴」を楽しむため、あっさりと目隠しをとっちゃう9S。彼の美少年な風貌は別に何もおかしなところはないのだが、今まで平然とつけていた目隠しをああもあっさりと取ってしまったので「何で今までつけてたん?」という逆の疑問が湧き上がってくる。そして、それに釣られるようにしてゆっくりと目隠しを解く2B。その容貌のあまりの美少女っぷりに惚れ惚れしてしまう。もう、あの部分のキャラ作画だけでも文句は出ません。さらに今回は拾ってきたお花にも注目が集まったせいで2Bの戦場的な胸元にもやたらフォーカスがあたるし、海水に浸かる時にタイツ(?)がそのままでミニスカから漏れるむちむちの太もももやたらエロい。なんでアンドロイドがこんな扇情的なのだろう。そのくせ、後から出てきた完全な「水着」の方は言うほどエロティシズムを感じず、やはりキャラと見せ方が大事なのだということも教えてくれるし、アジの生きた魚のような目のキラキラっぷりも無駄に力作。変なアニメである。
パスカルさんの生きてるって感じ、第7話。作中で一番人間味があるのがパスカルさんと、それと掛け合ってる機械生命体なのよねぇ……。迷子探しの切り出しコント、やたらツボってしまった。 どうにも話が行ったり来たりしてる感があり、今度は前回の話がなかったかのようにしてパスカルさんたちのところに戻ってきた。いや、大局で見ればやってることの流れはあるのだろうが……どうにもミッションが局所的なもんで、どうにも現状を掴みにくいのが悩ましい。まぁ、こればっかりはゲームをやってない方が悪いと言われればそれまでなのだが……ソシャゲ原作アニメでは「ケッ、どうせ一見さんお断りのファン向け作品だろ。ノットフォーミーなら観なくていいよ!」って砂かけて終いなのに、この作品については「わかりにくい展開になってんなぁ……惜しいなぁ……自分で調べなあかんのかなぁ……」という気になっているあたりは贔屓といえば贔屓かもしれん。でも、そうさせるだけの引きはちゃんとあるのよねぇ。一番はとにかく画面が綺麗なことだけども……1つ1つの要素がどこに関わってくるのか、分からないなりに気になってしょうがないのよね。 アンドロイドVS機械生命体の構図だったところに、この度いよいよ敵性(?)のアンドロイドが登場。ただ、考えてみりゃ向こうさんが言ってた「アンドロイドが機械生命体の肩を持つのか」という考えの方がもっともではあるので、彼女を裏切り者と断じるのもなんか違う気はする。どんどん独自進化を遂げている機械生命体について、全て敵だと断じて無差別に切って捨てるのも怖いといえば怖いのだろうが、だからとて個体差を1体ずつ確認して選別するわけにもいかない。そもそも、末端部隊であるアンドロイド勢にそうして敵を選り分ける権限があるとも思えない。その辺でだいぶ揺れてしまっている2Bを、9Sは許容しているわけだが、この2人の考え方について、上層部はどう考えてるんでしょうかね。 いや、でもやっぱり目の前であのコント見せられたら、そりゃ切って捨てるのはためらうよな……。
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プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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