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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ネオ園田はどの辺がネオだったんだろう、第7話。日常生活において、あんまり名前に「ネオ」つけるチャンスないよね(そりゃそうじゃ)。

 サブタイ通り、秘密兵器となる姫野先輩が加入するお話。「どんな人なんだろう」とか「今まで何してたんだろう」とか「モチベはどうなってるんだろう」とかいろんな興味があるわけだが、その辺りの重要なお話をまるっと1話で一気に処理してきやがった。おかげで姫野の心情についてはあんまり深く感じ入るものが無かったのは残念だが、まぁ、この夏の大会でしかお世話にならない先輩なのだとしたら仕方ないかぁ。ついでに今回は作画部分もかなり限界が来てるっぽくて、不安な画面がちらほら見えたのもちょい残念。でもまぁ、そんなにモーションに気を遣う話ではなかったので、作画陣も「中休み」くらいで考えてくれてればいいかな(決してサボってるわけではないのだろうが)。

 てなわけで姫野先輩のあれこれが一気に判明したわけだが、ざっくり一言でまとめれば「いい人」である。柔道部を辞めた理由も特にきな臭いものがあるわけではなく、単に人員不足によって部が成り立たなくなったため。ちなみにこうした昨年時点での成り行きを見守っていると、姫野以上に「先生、ええ人やなぁ」というのが感じられたりする。そりゃま、部にただ一人残された部員に気を遣うのは当たり前のことかもしれないけど、ただでさえ忙しい高校教員、たった1人の生徒のために休日返上でサポートしてやろうとはあんま思わんよ。しかも小学生との練習試合まで組んでくれてるとなると、相当時間をかけて駆け回ってくれてるのよ。こんだけ暴れ散らかす柔道部をまとめてくれる夏目先生マジ良くできた指導者。

 ただまぁ、そんだけ頑張ってもらっちゃうとかえって申し訳なく思うわけでね。「自分が辞めれば先生も楽になるんだから」ってんで、多少の未練はありつつも柔道をやめた姫野。そこからは特にやることもなく、バイトに精を出す日々だったが、そこに再びの乱入者。賑やかな1年生の加入を聞いたが、別に今更戻る理由もない、ってんで放置していたわけだ。そしてここで「恩師」たる夏目先生からの相談が入ったわけだから……断るのもねぇ。そして意外なところから後押ししてくれたのが、霞ヶ丘の3年、あーみん先輩だったという。こんなところにも繋がりがあるとは。あーみん先輩は天音にもめっちゃ好かれてるし、ほんとのほんとに人格者なのだろうな。彼女のおかげで青葉西と霞ヶ丘がうまく行ったまであるし、この度新たな縁も結んでくれた。今回を最後に引退しちゃうのは勿体無いよぅ。

 これだけ理想的な先輩連中に囲まれているのだ。未知たちもなんとか、この大会で学べることを全力で学んで欲しいもんだ。まぁ、予選無しでのいきなりの全国大会とかいう無茶な内容らしいが……さて、「ネオ」青葉西の初陣やいかに。

 

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 田中宏紀の1人コンテ演出回! 第8話! だからさぁ、本当にこのアニメは人材をなぁ……。注ぎ込めるものを全力でぶっ込んでくれる製作体制、助かります。

 というわけで、普段から作画クオリティが高くて安心して見ていられる作品ではあるのだが、今回は作劇のクセも色んなところに滲み出ていていちいち目を惹くお話になっている。細かいモーション演出を見ていくとキリがないのだが……個人的に笑ってしまったのはもみじと朝日のじゃんけんのところかな。別に動画枚数が特別多いとかじゃないし、細かい作画はむしろ歪みも際立つ造りになっているくせに、総体としてのモーションが面白いものになるという、お手本のような「アニメーションの作画」になっている。中学生女子4人の全体的なもちぷに感を伝えてくれるスキンシップの濃さも実に素晴らしい。キャラ単体でも、たとえば朝ごはんをもちゃもちゃしてるまひろなんかは可愛いよね。きちんと作品の良さを活かす方向で魅力を伸ばしてくれるのは大変ありがたいのである。

 そんなリソースを費やして描かれるのがなんの変哲もない中学生のお泊まり会ってのが今作の業の深いところだが、何故たった1日のお泊まりイベントを描くのにここでも尿が絡んでくることになるのか……もしかして、この作者の性癖のコアな部分に尿が関係しているな? え? なんで俺はよりによって尿が絡む回だけ記事が立ってるのかって? そらぁ偶然だよ。なぁ……。

 他にも関係性が密になればなるほど病巣の深さを滲ませる美夜の性癖もまひろにはだいぶ掘り下げられているし、よりによって観測者足らんとしている美夜がメンバー唯一の巨乳でそっち方向のいじりが加速するという可哀想な展開。確かに中学生くらいだと同性間でもあの乳はいじられる対象になるよなぁ。そうそう、乳といえばみはりも負けてないんだよね。冷静に考えると相当アウト寄りな兄妹(姉妹?)のお風呂シーン、このキャラデザのくせしてみはりの乳だけはエロい気がします。

 

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 お待たせしました、第4話。いや〜、長かったね。今期は本当に制作スケジュールがズタボロの作品だらけで珍しくもなんともないわけだが……今作に関しては、「まぁ、このクオリティなら遅延もやむなしか……」というだけの説得力があるので、フルパフォーマンスを発揮してくれてればなんの文句もありません。

 間が空いちゃったことでちょいテンションを捉えるのに手間取る部分もあるのだが、やはり今作の持つ不穏すぎる空気は好みにストライクなんですよね。「機械の心」なんてぇのは手垢のついたシンプルなテーマ設定だし、そこに何か新しい展開があるとも思わないのだが、今作の場合はそうして機械生命体と戦ってる主人公サイドもアンドロイドだってのが倒錯してて面白い。今回のラストシーンで9Sがとった行動についても、「ちくしょう! これじゃどっちがマシンか分からねぇぜ!」という皮肉の効いたものになっており、この世界における「心」がどこにあるのか、そして「正義」がどこにあるのかを考えさせられる。2Bたちがあまりに滑らかに、あたかも人であるかのように動けるのに対し、機械生命体が露骨にメカメカしすぎるのも残酷な対比構造を際立たせており、前回登場したモノマネアンドロイド機体みたいな連中ばかりならいっそ諦めもつくのだが、「やろうと思えば瞬殺できちゃう雑魚機体が、やけに人間味がある」というのがやるせないのである。

 そうして「人間性」を見せるやり方も実にエグく、前回は機械生命体たちが人類の神秘について考える、ってんでみんなしてエアセックスしてるシーンが実にエグかったが、今回のテーマは「演劇」。演じること、すなわち真似ることを機械が行っているというのはある意味で「生命の模倣」、つまりは憧れを表し、決して到達し得ない悲劇を描いた断絶の物語なのだが、そんな機械生命体たちの粗雑な演劇を見守る2Bたちが「あれは何をしている?」と、よりによってもっと理解してない風な反応しか返せないのが辛いところ。現時点での「人間性」に尺度を設けるなら、明らかに「ほんとの人間>機械生命体>ヨルハ機体」なのである。この断絶は創造主の想定した通りなのか。そして機械生命体はどこから来て、何を求めているのか。謎は深まるばかりである。

 そうしてエグさの際立つプロットを冷酷に描きつつ、アクションゲームとしての魅力もアニメからきっちり滲み出ているのも本作の見どころの1つ。1話の巨大ボスを見て「はえー、ゲームやってみたいな」と思ったわけだが、今回の舞台マシン戦も実にエキサイティング。「一度入ったら出られません」というボス戦のお約束をきっちり明文化しつつ、多種多様な攻撃方法で2Bたちを翻弄していくギミックの多さは素直にワクワクする。「こんなん、初見じゃ絶対勝てねぇよ」と思える難易度の高さが実に刺激的だし、それをアニメに落とし込んだ際、単なるステージギミックの表出ではなく、アクションシーンとして見応えのあるものになっているのも良い。そりゃ製作に1ヶ月かかってもしょうがないってわけだ。

 まぁ、できればちゃんと全部完成してから放送をスタートして欲しかったとは思うが……来週は放送ありますかね? これは毎週どっぷり浸かりたい作品だよなぁ。

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 えっ、この極限状態からでも風呂敷を畳める筋立てがあるんですか?! 第7話。まさかあの状況から全部丸く収めていい話風になるなんて想像できねぇよ。

 というわけで、なんとかVS忍者編が片付きました。斎藤の狙い通り、時間さえ止められたら無敵砲台も流石に脆弱性があったようで、ジジイもギリギリではあったが100数える間に処理することができた。この手の「作中でカウントダウンが入る」タイプの演出で、マジでカウントがリアルタイムで減っていくのって珍しいよな(まぁ、正確には100秒よりもだいぶ長かったが)。途中で忍者たちの記憶が挟まったからその間はカウント止まるかと思ったのに、次のシーンでちゃんと減ってたのでちょっと驚いた。モーロックにとってはだいぶ長い100秒だったが、突然の状況の割には葛藤もてんこ盛り。ほんと、彼が百戦錬磨じゃなかったら処理しきれない問題だっただろう。もし斎藤やラエルザが同じ状況に立たされたら、どういう判断になっていたのかはちょっと気になるところである。

 斎藤の機転のおかげでモーロックはザ・ワールド空間でも自分の任務を思い出せたわけだが、あのタイミングで「なんかやらなきゃいけないことがあったはず……」っていうジジイはもう、完全にボケちゃってる域。普段からそんなに日常のことを忘れまくってるわけじゃなかったと思うのだが、やはり時間停止魔術の副作用とかで記憶には色々影響が出るんでしょうかね。自分の皮膚に書かれたメモからの行動、最近もどこぞのアニメで見ましたよね。ラエルザさんの中の人がエンポリオに会いにいくやつですけど。とりあえず、やることが思い出せたらその中ではもう「呪文詠唱が出来ない……」みたいな小ボケを挟む余裕もないし、ジジイが大魔術師の名に恥じない活躍で見事に悪魔を撃退したのである。あの悪魔、マジで固定砲台みたいに硬い物質でできてたな。別にデブ妖精ちゃんが変身したわけじゃなかったのね。

 強敵を撃退し、あとはその事後処理。どう考えてもこんだけヘイト貯めた忍者を生かしとくわけにはいかんだろ、と思ったが、どうにもこの場に集まった連中はお人よしが多く、また、いつの間にやら一座の代表っぽい立ち位置にいた斎藤が穏健派だったこともあって、気づけばみんなが忍者に同情的な流れに。まぁ、今んところ忍者チーム以外でこんだけシリアス抱えてるのってモーロックくらいのもんだしな(ラファンパンの制約もかなり壮絶ではあるが)。一番活躍した人らが許してあげるって言ってるんだからそれ以上突っ込むのも野暮なのかもしれない。10人以上もの大所帯で、なんとかコンセンサスはまとまりました。途中で魔王の介入・謎の叔父さんと甥っ子の再会などの変なイベントも挟まりましたが、「この世界では魔族っつってもそこまで忌み嫌われる存在でもないな」ということが改めて確認できたのでよしとしましょう。魔族でも血のつながった親族は大事にするんでしょうかね。

 さて、あまりにでかいイベントが片付いたもんで完全に大団円みたいな空気になってるんだが……来週以降は何するんだろう。まだ斎藤の「元の世界」探索は続くんだろうか?

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 今回のエピソードだけで3話くらい使え、第6話。南雲の決心に幼少期の回想を丁寧に分解して1話、告白、入部、そして体育祭で1話。新生柔道着と南雲の血の滲むような努力で1話。それくらいの解像度で描かないと南雲の真価は発揮できない。

 南雲安奈の決意。それはただひたすらに、痛々しいほどに一途であった。本当に理由はシンプルなんだよ。幼い頃から一緒に過ごしてきた園田未知。彼女とは偶然部活が別々になってしまい、南雲は剣道で一旗上げ、隣の柔道部では未知が毎日コロコロ転がっていた。高校進学を機によわっちい柔道をやめさせて剣道部に入れられないものかと画策もしたが、当然未知はどこ吹く風。そこに氷浦永遠というイレギュラーも加わり、残念なことに未知は再び柔道の魅力に取り憑かれてしまう。もう、ここから3年間は南雲と未知が交わることが無いと確定してしまったのだ。そして、南雲安奈は、そのことに耐えられるほどに想いの小さい女ではなかった。思い立ったら即行動。過去の名声もかなぐり捨てて、ただ想い人のそばにいることを選ぶ。こんな純愛があって良いものか。

 今回は本当に南雲の心情に寄り添った作劇になっており、幼少期の写真一枚一枚に、無限に妄想できるくらいの思い出が詰まっている。2人して暴れ回った幼い頃、きっとご両親も気が気じゃなかっただろう。中学から一緒に柔道を始めた早苗ごときには辿り着けない繋がりがそこにはある。父親に尋ねられ、南雲は改めて自分と未知の関係を振り返る。面倒クセェ奴、いい加減でバカな奴。それでも、隣にいて一番楽しいのは未知だった。だからこそ一緒にいたい。幸いにして南雲家のご両親は娘さんの活動にとても理解のある方々。まぁ、親父さんが警察官ってことは、剣道はもちろんだが柔道だって一通りやってるはずだし、同じ武道での転身というなら、応援もしやすかったかもしれない。娘が中学までに一通りの結果も出しているのだし、新たな道に進むことを応援こそすれ、足を引っ張るなんてことはしない。滝川家のパパさんもそうだったが、親御さんの理解があって助かるアニメである。

 南雲の決心のすげぇところは、きっちり剣道部にけじめをつけての転部になったというところ。突然のお別れを告げられた剣道部員たちはそりゃぁびっくりしただろうが、何よりしんどいのは、その後の部活でふつーに南雲が隣で受け身を取っていることである。なんなら更衣室は同じである。一大決心で飛び出したはずの剣道部と普段から活動は一緒という……並のメンタルなら居た堪れなくてしょうがないシチュエーションも、南雲にとっては些細な問題。まぁ、剣道部の皆さんも理解のあるいい人たちばかりでよかったですよ。みんな南雲の性格をよく知っているからこそ、止めるなんてことはしなかったんだろうなぁ。

 そして「柔道部員」としての南雲安奈が始まる。運動会のリレーのシーンも良かったですよね。1人1人の走りに性格が現れてて、未知も早苗も最後にコケるのはどうかと思うが、そこから託された永遠が道着を脱ぎ捨ててスパートを決める様子も、かつて「道着を着ると勇気が出る」と殻をかぶっていた永遠からの脱却を暗示させる。そして最後には一番フィジカルで勝る南雲に繋ぎ、彼女は剣道部の先輩を追い越し、「剣道のさらに先」へと駆け出していく。最後には練習の成果である受け身も見事に決まり、新たな南雲安奈伝説の幕開けを華々しく祝しているかのようである。ほんと、まるまる1話使えるプロットだって。

 そうして4人になった新生柔道部。しかし、なんと夏の大会はこれでもまだ人数が足りないという。本当に自転車操業でしんどい部活だが……新入部員を今更探しても間に合わないんだろう、ってんで、いよいよ「最後の1人」が登場。今までオープニングとエンディングにはいたはずなんだけど、すみません、ずっと南雲のことしか見てなかったのであまり印象には残ってなかったです。どうやらかつての柔道部に在籍していた先輩のようだが……この4人に割ってはいる先輩、針の筵な気がするのだが……。

 

 

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 樹の国 船の国、第6話。もしくは「水のない国 水のない国」でも可。……こりゃ戦争は避けられねぇわ。

 手に汗握るリリハ救出作戦! のはずなのだが……なんだろ、いちいちコントみたいな流れになっとったな。バルギア兵の察しの悪さはなかなかのものである。まぁ、見張りで手抜かりがあったのは「まさかこんなところで取り返しにくるやつおらんやろ」って油断してたのはしょうがない気はするけど、あんだけ甲板でどったんばったんやってても気付かないものなんだろうか。実際の「船」なら波音があるから船内まで音が聞こえない可能性もあるのだが、雪海を走る船の場合、どういう状況なんでしょうね。流石に音がしないはずはない……かな? 軌道樹を降りてくる時に使った謎のレーザーガンをそのまま救出用武器として使ってる発想は面白かったんだが、あれってどれくらいの破壊力があるんだろう。綺麗に錠前だけ寸断してたってことは、あれは出てくる熱線(?)の長さが決まってるってことなんだよな。もし突き抜けるくらいの高出力だったらリリハまで焼き殺してるはずだもんな。

 そうして相手の隙をついての檻降下&檻破壊。しかし、狭い船のこと、当然脱出先などあるはずもなく、3人は必死に知恵を巡らせて生き残る方法を模索していく。リリハの提案した船を囮に使う作戦も功を奏し、無事に生きながらえるわけだが、多分バルギア兵の捜査がなおざりだったのって、大将がおっかなすぎるせいだよな。完全な恐怖政治を敷いている国のようだが、この短期間で自分の部下を2人も3人も殺してる。そんな状況で他の部下連中がまともな思考力が維持できなくなっていたとしてもしょうがない……。万が一ミスったらてめぇも斬られるって恐怖感があるんだからもっと真剣にできるだろ、という気もするが。こういう逃走劇って、普通なら「こっちに隠れたと思わせて、実はこんな意外な抜け道があったんだぜ!」みたいなネタを入れがちだが、今作はマジで「隠れられそうなとこに隠れてたら、運良く見つからなかった」というだけの話なんだよな。どうもそういうところにギミックが今ひとつ。船外への積荷の持ち出しも随分ザルだったしなぁ。

 やってることは面白いのにどうしても詰めが甘くて乗り切れない印象。いよいよ巨大要塞バルギアに到着し、相変わらずよく分からんビジュアルで迫力は感じられるので、次なる地・バルギア編でもう一つ盛り上がりが作れるかどうか。

 

 

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 だから話の重さァ! 第6話。前回予想外の話の重さに度肝を抜かれたってのに、そこにかえす刀でおんなじくらいの重さの話を叩きつけるというキツい展開。まさかこういうアニメだったとは思わなんだ……。

 まー、引き続き謎の方が気になりすぎるので確実に最後まで見るとは思うんですが、現時点で集まってきてるメンバーの中に「愛してしまったことが理由で最愛の人を殺してしまった忍者」と、「過去に自分の責任で娘を殺してしまったが、神にその記憶を抜かれて幸せになった魔術師」というとんでもねぇ2人が相対している。いや、「幸せになった」は確実に嘘なのだが、一応そう考えておかないとキツくてやってられん。少なくとも過去4話分のおちゃらけアルツハイマーいじりはどこにどうぶつければいいんだという困惑はどうしようもない。今から1話目を見返したら、色んな意味で辛くてしょうがないだろうなぁ。モンプイの酷さとか(そこじゃねぇ)。

 とりあえず、忍者さんチームの方はもうほぼ完全に人の心を無くしてしまった様子。異世界文化的にはどんなモンスターに変化するのが正しいのかよく分からんが、黒い羽の力によって変化したのは「連射可能な回転式多砲塔ビーム兵器」というとんでもねぇ化け物。確実に固定式砲台に変身したわけだが、これ、もしライバルチームを殲滅したらちゃんと解放される予定だったんだろうか。デブ妖精ちゃんの必死の訴えの結果がこの形って、あまりに救われねぇよなぁ。ちなみにビーム砲とはいうものの、単なる熱線ではなくて全てのビームは「質量を持つ光線」という謎の存在である。ロボットアニメとか見ててもたまに思うんだけど、「質量を持つビーム砲」ってなんなんだろうな? 熱と光のエネルギーだけじゃないってことなんだよなぁ……まぁ、この世界の場合はビームも全部「魔法」だろうから質量があってもなくても不思議じゃないんだけども。一応、拡散ビームになっているおかげでそれぞれのパーティもなんとか耐えられてるのかもしれません。あれ、目が一箇所しかなくて一点集中で全てのエネルギーを注がれたら、多分どのパーティーもひとたまりもないよね。

 そして、そんなビーム兵器に対峙できる最高戦力(見込み)はモーロックだったという。彼の過去が想像以上に重たかったもんでまるまる1話使い切ってしまうというとんでもない展開になったが(まぁ、流石にビーム発射シーンの尺稼ぎがクドすぎた感はあるが)、こりゃぁちゃんと切り出してあげないといけないエピソードでしたね。娘さんのことが可哀想とかいうのは置いといて、「過去にモーロックも斎藤エリアをすでに訪れており、異世界につながる手がかりを入手していた」というとんでもない事実が明かされたことが大事。そんな異世界との接点がモーロックによって迷宮の外に持ち出され、その魔法の力によって斎藤がやってきた(かもしれない)というのだ。なるほど、今回の斎藤エリアのアレは「斎藤が帰るための手がかり」でもあったが、「斎藤が来たことのきっかけ」でもあったのか。ただ、そうして次元間を繋いでいたと思われる神的存在がもうこの世界にはいないっぽいのよね……まー、斎藤はあんまり帰るの帰らないのっていう話で揉めるようなやつでもなかろうし、このままこの世界で楽しくやっていけるでしょう。

 ところでモーロックって今いくつなんだろう。記憶の欠落が神の「ご褒美」によるものだと判明したわけで、実は意外と若い可能性も出てきたんだよな。まぁ、あのドワーフに聞けば全部わかるか。

 

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 まだまだジョナス! 第5話。なんかもう、ジョナスが出てくるだけでちょっと面白くなっちゃんだけどあんまりよくない傾向かもしれません。

 前回あたりは独立したエピソードになっており、もうすっかりアン一座は安定した旅の職人(商人?)としてのスタンスを確立しているように見える。何しろシャルの野郎がもうデレというか、騎士気質を隠すつもりもなくなってしまっており、今でも口は悪いままだが、アンに危害を及ぼそうという(思えば1話目くらいですでに終わっていたかもしれない)企みは一切無くなっており、アンの方もシャルはすっかり自分のナイトだと思って安心している。ミスリルだって最初からずっとアンの味方のままなわけで、そこに不安要素が何一つ無い。さらにアンの腕前は王国で認められ、歴戦の職人からも一定の評価を得ている確かなもの。まだまだ旅の後ろ盾がない部分だけが不安かもしれないが、きちんと仕事さえ選べば、食うに困るということもなさそうだ。まだまだ幼く見えるアンだが、もう自分の腕一本で食っていける立派な「商売人」なのである。

 旅の道中もなんだかんだと賑やかにしており、このまま次の品評会までただ修行がてらの仕事をこなすお話になるかと思いきや(いや、思わんやろ)、次の街でのお仕事は、なんとまぁ、随分移動したと思ったのにまさかのジョナスとの再会。もう、これって運命じゃないですかね。あんだけ残虐無道な方法で殺そうとしてきた相手を前にしてもアンはせいぜい憎まれ口を叩く程度だし、ジョナスはジョナスで、あんだけのことをしてたはずなのにいまだに面の皮が厚く、身内連中にはアンの悪評を広める始末。本当にどこまでもクズな奴。ただ、どうやら実力はそこそこあったようで、最初の審査を乗り越えてよりにもよって1つの依頼を2人で受ける形になってしまった。普通に考えたらこんな男の隣で絶対作業したくないと思うのだが……アンはもう、あの時のことは「そりゃジョナスが悪いわ。でもまぁ、生きてたからヨシ」くらいで終わらせちゃってる感があるんだよな。それはそれで凄まじく心が広い措置だし、ジョナスはジョナスで悪びれる様子もなく平然と仕事してる。なんだかんだで幼馴染の腐れ縁って、こんなところでも切れないもんなんだろうか……シャルたちも気が気じゃないだろうなぁ。

 個人的に好きなポイントは、ちゃんと「ミスリルリッドポッド」ってフルネームで呼んであげてるアン。呼びにくすぎて、若干噛み気味。

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 えっ、やめるとこまで行くんか……第5話。てっきり剣道部との兼部くらいだと思ってたのに……想像以上の純愛やんけ、すげぇな南雲。

 ラストの衝撃が大きすぎてせっかく感動的な試合を展開してくれていたAパートの記憶が薄らいでしまったが、スポ根アニメなのだからやっぱり試合の展開を楽しみたいところですよね。因縁の対決となった永遠VS天音については、下馬評通りに永遠の辛勝。どうやって憧れの先輩を乗り越えていくかと固唾を飲んで見守っていたが、見事な二段切り返しのスゴ技で相手の読みを1手上回っての見事な勝利。なかなか見にくいはずの柔道のモーションの中で、きちんとどの辺が凄かったのかが分かりやすいモーション作画も丁寧で実に良い。先輩が「あの日の永遠」のことをしっかり覚えており、それを乗り越えんと見事なカウンターを放ったところまでは良かったが、天才・氷浦永遠はさらにその上をいった。お互いに「相手が自分を超えてくる」ことを前提としてしっかりそれを乗り越えたという、認め合いの勝利である。

 そして決勝。未知の大舞台は一番未知らしい幕引き。これはまぁ、最初の方で言うてた「1年生ばっかりで、練習設備もろくにない新設柔道部でどんだけ結果が残せるもんか」という文句にもなんの問題もなく答えてくれる結果になっている上に、園田未知というキャラクターの戦いの結果としても不満が無い、非常に良い落とし所。あそこで守りに入ってたら、そりゃ未知じゃなくなっちゃうもんねぇ。外野も含めて部員が全員一致で攻め続けることを望み、その果てに相手部長の技に一日の長があった。この負けでまた未知が成長できるというのなら、1年生の春に1回負けるくらい、どうということはない出資になったんじゃなかろうか。多分、あそこで勝ってたとしても残りの試合で早苗がついていけなくなってたよ。

 開始5話目にて既に大きな大会が1つ終わるというスピード展開だが、ただまぁ、高校の部活のペースってまじでこれくらいなんだよな。普通に2年生3年生がいる部活だったら、1年生の春の大会なんて無いようなもんだしな。弱小であるおかげで、ここでしっかり試合経験が積めたのは珍しい事例なのかもしれない。まぁ、個人戦はナンボでも出たらいいけども。

 そうして1つの大会が終わった余韻が残る……はずだったのだが、なんとAパート終わりのラストカットは、晴々とした部員たちの顔とかではなく、部外者のはずの南雲の決意を込めた表情だったという。もう、このアニメは全部南雲を中心に回ってるんじゃなかろうか。色々と意味深な「同性間の感情」が渦巻く今作、そんな中で最もストレートに突き進み続けている女、南雲安奈。そしてその速度はますます高まり、いよいよもって大きな動きを見せることに。……いやぁ、せっかくだから剣道を続けた方がいいと思うのだけど……でも、思い立ったらもう止まれないタイプっぽいんだよなぁ……そこまでして未知といたいってことなのかよ……こればっかりは青春の情動ですので、どうしようもないです。周りの人たちが彼女の決心をどのように捉えるのか、勝負は次回。

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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