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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 だから種﨑敦美ボイスのアンドロイドは色々とアレだと言うとろうに、第6話。滲み出る悲壮感、そして救いを求めるような人間感。

 さて、視聴時に「あれ? 1話すっ飛ばした?」と不安になっちゃうくらいには話が繋がってない感のある容赦のない展開。正直、現時点でも繋がりがよく分かってないのだが、確認したらちゃんと5話目の後に6話目を観てるんだから間違っていないはず。前回の機械生命体村のお話は、あれはあれで終わりってことなのかしら。なんか……救いとか解決って概念はこの世界にはなさそうだな……。よく考えりゃ、これまでの話数も特に単品で解決があった話ってほとんどないんだわ。もう「そういう構造のアニメ」ってことでまるっと飲み込んでしまう他はなさそうだ。

 とはいえ、それが苦痛だとか物足りなさに繋がる訳でもないのが不思議なところで、今回のお話はいきなりあんまり注目されてなかったレジスタンス部隊の過去話にスポットが当たり、過去のいざこざの思い出話と共に「アンドロイドとは何か」という問題が掘り下げられており、これはこれで気になるエピソードだった。そして、何よりも私の盛大な勘違いが1つ明るみに出ることになった。………………地上で戦ってるのってアンドロイドなのね。てっきりお空の上にはアンドロイドを使って支援してるえらい人たちがいて、地上では生き残った人間たちが泥臭い戦いを演じてるのだと思っていたのだが、地上で戦ってるのも2Bたちと大きくは変わらないアンドロイドだったようだ。……今までそこって言及してたっけ? 確かに「アンドロイドと機械生命体が戦争を繰り広げている」っていう説明はあった気がするが、てっきりここで言う「アンドロイド」って派遣された2Bたちのことを言ってるものだとばかり思ってたわ……そうか、レジスタンスも機械で、そしたらもう地上にいるものは全部メカなのだね。まぁ、その上で「夢を見ない」アンドロイドではあるわけだが。もう、関わり合う全部がメカだっていう前提に立っちゃうと、そりゃ機械生命体たちがあんだけ感情豊かになっていくのもなんの不思議もないよな。いっそ人類も争いをやめてみんなで仲良くしろよ、と思えてくるくらいである。

 それでも許されぬ何かがあるから、戦ってるのだろうけども……多分、このアニメシリーズだけで深淵は覗けないようである。そりゃしょうがない、実際のゲームのプレイ時間がどれくらいかは定かじゃないが、少なくとも1クールのアニメに収まるような話じゃないだろうからな。せいぜい外枠の雰囲気だけでも楽しませてもらいますよ。

 それにしても、コンピューターウィルス的なものでアンドロイドもコントロールされてしまうほどの技術力が敵側にもあるのか……ちょっとしたゾンビものみたいなテイストになってたな。そりゃ千年規模で戦争が長引く訳だ。そんで、それだけ長けりゃ両陣営に色々と変なことも起こるわけだ。お互い、末端兵士が色々と変化を起こして戦場に影響を与えてるんだろうね。機械生命体は「存在そのものに疑問を持ち、銃を捨てる」という方向での変化だったけど、アンドロイドの方は「夢は見ないけど自分たちの生きてる意味を貫き通す」という健気な変化である。目隠しを外した後の激情の表れが、美しくもあるがなんだか物悲しい。あの目隠し、果たしてどう言う意味があるのか……。

 

 

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 なぜか知らんけどモブのキャストの中に「初美メアリ」「柚木尚子」という人狼界隈でしか見たことない「声優」が並んでいるちょっとした奇跡、第5話。今更だけど、村中先生、ご結婚おめでとうございます(どこ向けの発信だ)。

 まぁ、モブのキャストは聞いてても誰が誰だかはよく分からんのだが、あんだけ加工しまくってもがっつりわかる悠木碧ボイスというのはやはりすごいもんである。今回は1体だけ他の機械生命体とは声が異なる個体・パスカルが登場し、さらに機械生命体の謎文化に切り込んでいく。これまで散々「人間味」を見せてきた機械生命体だが、ここで一気に振り切れて人間味どころか生活感まで出してきた。もう、こいつら普通の人間と同じだと捉えて問題ないよな。そもそもアニメで初見の私の場合はアンドロイド連中との技術レベルの差というか、概念の差がいまいち分かってないからな。

 此の期に及んで確認しておくと、この地球はかつて人類が繁栄しており、そこに宇宙から侵略してきた謎の勢力が機械生命体を放ち、人類と機械の長きにわたる戦争が幕をあける。……そこまではわかるんだが、アンドロイド連中って人類が作ったものっていう認識でいいんだっけ? 宇宙ステーションみたいなところからきてたよね? 元々人類にはそれくらいの科学水準があり、機械生命体なんかよりもよっぽどスマートな「機械」が作れたけど、いつの間にか人類は「レジスタンス」へと追いやられてるっていう間の時間がすっぽり抜けてるんだよな。数にものを言わせた機械に地表の大部分を征服され、一旦宇宙に逃げて限定的な戦力だけで版図回復を狙っている、みたいな認識になるのかしら? まぁ、よく分からんけどとりあえずみんなして人間らしさが増し増しになってきているのでヨシとする。

 人間味が増しているのは何も機械生命体だけではなく、さまざまなミッションやヘンテコ機械との交流により、2Bと9Sという2体のアンドロイドも色々と状況は変わっている様子。まぁ、9Sの方は最初からだいぶちゃらんぽらんではあった気がするが。今回のTシャツの件なんかからすると、普通に考えたら今作は2Bがどのように「心」を学んでいくのかっていう話が主軸になりそうなもんだが……もう、ほぼヴァイオレットヴェヴァーガーデンじゃん(中の人しか見てないかのような発言)。

 とりあえず、機械生命体のわちゃわちゃを見てるだけでもなんとなく可愛いのでヨシとする。いや、でもそんだけ可愛らしいフォルムで愛嬌をアピールしてくるくせして、どうしても作品の性質上不穏さが拭えないからなぁ……。なんか、物語の後半で自分の情緒がどうなるか、今から不安である。

 

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 お待たせしました、第4話。いや〜、長かったね。今期は本当に制作スケジュールがズタボロの作品だらけで珍しくもなんともないわけだが……今作に関しては、「まぁ、このクオリティなら遅延もやむなしか……」というだけの説得力があるので、フルパフォーマンスを発揮してくれてればなんの文句もありません。

 間が空いちゃったことでちょいテンションを捉えるのに手間取る部分もあるのだが、やはり今作の持つ不穏すぎる空気は好みにストライクなんですよね。「機械の心」なんてぇのは手垢のついたシンプルなテーマ設定だし、そこに何か新しい展開があるとも思わないのだが、今作の場合はそうして機械生命体と戦ってる主人公サイドもアンドロイドだってのが倒錯してて面白い。今回のラストシーンで9Sがとった行動についても、「ちくしょう! これじゃどっちがマシンか分からねぇぜ!」という皮肉の効いたものになっており、この世界における「心」がどこにあるのか、そして「正義」がどこにあるのかを考えさせられる。2Bたちがあまりに滑らかに、あたかも人であるかのように動けるのに対し、機械生命体が露骨にメカメカしすぎるのも残酷な対比構造を際立たせており、前回登場したモノマネアンドロイド機体みたいな連中ばかりならいっそ諦めもつくのだが、「やろうと思えば瞬殺できちゃう雑魚機体が、やけに人間味がある」というのがやるせないのである。

 そうして「人間性」を見せるやり方も実にエグく、前回は機械生命体たちが人類の神秘について考える、ってんでみんなしてエアセックスしてるシーンが実にエグかったが、今回のテーマは「演劇」。演じること、すなわち真似ることを機械が行っているというのはある意味で「生命の模倣」、つまりは憧れを表し、決して到達し得ない悲劇を描いた断絶の物語なのだが、そんな機械生命体たちの粗雑な演劇を見守る2Bたちが「あれは何をしている?」と、よりによってもっと理解してない風な反応しか返せないのが辛いところ。現時点での「人間性」に尺度を設けるなら、明らかに「ほんとの人間>機械生命体>ヨルハ機体」なのである。この断絶は創造主の想定した通りなのか。そして機械生命体はどこから来て、何を求めているのか。謎は深まるばかりである。

 そうしてエグさの際立つプロットを冷酷に描きつつ、アクションゲームとしての魅力もアニメからきっちり滲み出ているのも本作の見どころの1つ。1話の巨大ボスを見て「はえー、ゲームやってみたいな」と思ったわけだが、今回の舞台マシン戦も実にエキサイティング。「一度入ったら出られません」というボス戦のお約束をきっちり明文化しつつ、多種多様な攻撃方法で2Bたちを翻弄していくギミックの多さは素直にワクワクする。「こんなん、初見じゃ絶対勝てねぇよ」と思える難易度の高さが実に刺激的だし、それをアニメに落とし込んだ際、単なるステージギミックの表出ではなく、アクションシーンとして見応えのあるものになっているのも良い。そりゃ製作に1ヶ月かかってもしょうがないってわけだ。

 まぁ、できればちゃんと全部完成してから放送をスタートして欲しかったとは思うが……来週は放送ありますかね? これは毎週どっぷり浸かりたい作品だよなぁ。

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 オッパイ、スキスキ、第3話。いちいち画面が衝撃的でどうしても見入ってしまいますな。しかし、残念ながらこちらの作品はいただいた情報の通り、制作遅延のために一旦ここで中止となる様子。こんな気になるとこでお預け食らうのはしんどいなぁ。

 というわけで、再開後に少しでも思い出しやすいように現時点での覚書き程度に記録していくが、とにかく不穏な空気の出し方がうまいな、というのが全体的な印象。2話目もサイレント劇を中心とした機械生命体の物語が何とも不可解なものに仕上がっており、「機械の心」みたいなベタベタなテーマを扱っていて何度も見ている展開なはずなのに、どうにも目が離せない。ひとえに美麗なグラフィックのおかげもあるのだが、今回のお話のロボットセックスの描写なんかも含め、要素の出し方がピンポイントに刺激に溢れているのが実に良いですね。主役である2Bと9Sの2人も人工生命体であるにも関わらず、そこに過剰なまでの「生」を感じさせつつ、2Bの方はそれでも「機械らしさ」を残しているため、見れば見るほどにどんどん機械と人間の境界が曖昧になっていく感覚が実に不安定で気持ち悪いのだ(褒めてます)。

 こういうお話を見ていると、どうにも日本人のDNAに共通して刷り込まれているトラウマ要因に「ロビタ」っていう名前があるんじゃねぇかという気がする。手塚治虫が生み出したSFキャラの最高峰の1体、多分、これまでの人生であれ以上の「ロボットの描き方」の衝撃を受けた存在っていまだに無い気がするのよね。今作の機械生命体も、どこかロビタの面影をまとっているようで必要以上に過去の記憶を想起してしまう。別にパクりとか二番煎じとかいう話ではなく、昔からある根源的な問題意識を、改めて掘り下げてくれるシナリオ展開になっているんじゃないかと。

 てなわけで、やっぱり返す返すも中断は惜しいわね。なるべく早く復帰できるように願っているが、この作画クオリティあってこその話でもあるので、半端な妥協も見たくないという気持ちもある。さて、どうなるものやら。

 

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 最後のカットがやりたかっただけだろ、第11話。まぁ、我々が観たかったものでもあるので、そこで利害は一致してるんですがね。

 というわけで、千束とたきなが再会するまでを描く分かりやすいお話。おかげで話の中身はあんまり無いのだが、とりあえず困った時には「クルミちゃんすげー」って言っておけばいいんじゃなかろうか。空港で座ってるだけであんだけ情報解析が捗るのはあまりにもドラえもん過ぎる働きである。でもまぁ、「そんなん出来るわけないやろが!」と突っ込みつつも「でももしかしたら科学技術がちょっと進めばこれくらいは可能なのかもしれんな……」と思わされるのが現代社会のすごいところでね。ご存知の通りAIによる解析速度なんてのは信じられない速度で進歩しているわけで、あとはその上に乗せるデータさえあればなんとかなりそうな世界。作中の日本はすっかり監視カメラによるチェックが一般化している極度の監視社会になっているので、「ありとあらゆる監視データが自由に使えるならば」という条件付きなら、もしかしたらこの国の中で起こっているあらゆることを観測できる存在だってあり得るのかもしれない。そして、その一部の機能を実装したのがDAであり、リコリスだったわけだ。

 そうして情報をまるっと管理し、さらには隠蔽することによって成立していたリコリスによる統治社会。一般市民は知らなければそれはそれで幸せだったのだろうが、真島さんの頑張りによってその存在は明るみに出ることになる。その手法は多少強引だし、それこそ「そんなん出来るわけないやろが!」なのだが、真島さんの主張自体は割と真っ当なものだ。たとえ見せかけの平和があったとしても、その裏で政府中枢が暗躍して都合のいい命の刈り取りを行なっているのだとしたら、やはりそれは健全ではないだろう。問題が起こらなければ表面的に目立たないことではあるが、もしこれが悪意によって操作されたらどうなるか。独裁政治の発端になりかねない、危険なシステムには違いないのだ。まぁ、今の日本も統一教会がどうこういう話題で似たような問題を抱えているわけだが……どこまで支配の根が食い込んでいるのか。それは一般市民の与り知らぬところである(当方、別に陰謀論者じゃないので別に悲観してるわけじゃないけども)。

 そんな真島さんの主張は分かるのだが、如何せん人間的に問題があり過ぎるため、訴えかける手段は無茶苦茶。当然、そこは正義の鉄槌が振り下ろされるべきである。幸か不幸か、真島は目的達成を第一としながらも、千束というおもちゃでもっと遊びたいという欲求に対しても素直。おかげでメインミッションの片手間で千束という危険物をいじって楽しもうというかなりデンジャラスな二面作戦に挑んでいる。もちろん、直接対決の際の勝算があってのことで、千束の「目」に対し真島は「耳」らしい。自分の得意分野に持ち込むための真っ暗大作戦を立案し、因縁のフィールドでワンサイドゲームを狙う。目論見はほぼ叶ったはずなのだが……文字通り、そこに「光をもたらす」たきなの乱入。いったいどこから飛び込んできたのかはよく分からんのだが、とにかく千束のピンチには間に合った。さぁ、あとは手に手をとってのゴールインだけだ。

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 いいなードイツ、第10話。俺もいっぺん本場のボドゲマーケットを見てみたいという気持ちはあるが……でもドイツ語も英語もさっぱりだから無理かなー。昔、とある知り合いがドイツまでわざわざボドゲのフェスを見にいって、その結果、単位が足りなくなって大学卒業できなかったっていう素敵な思い出があります。

 こちらは大学どころか人生を卒業しそうな千束のお話なんですが、相変わらず千束自身がいつも通りに振る舞ってくれているので、あんまり悲壮感は無いですね。そもそもが「なんとなく充電切れたら終わるからもって2ヶ月」というやんわりな余命宣告なもんだから、どこで何したらダメなのかもよく分かんないんだけどね。実際にリコリコの業務は平然と行ってたわけだし。ただ、どうしても周りの連中は気にしてしまうってんで、たきなは追い払ったけど結局リコリコ閉店の流れに。ちなみに、関西は放送が遅いのでこのタイミングなんですが、どうも今作は話題性ばかりが大きいようで、関東での放送のタイミングでリコリコ閉店のお知らせがTwitterで回ってきちゃってちょっとしょんぼりしました。

 お店閉めちゃったらもう余生を過ごすしかなくなるのだが、そこはきちんと真島が空気を読んで特大の面倒ごとを提供してくれる。ここでDAを選ぶか、吉松を選ぶか、好きにしなさいというまさに人生最後の選択を迫る展開。まぁ、ミカと2人して一通り悲痛な雰囲気は出した後なので、その辺の選択にあんまりジレンマはありませんでしたがね。結局千束の中での吉松の存在価値があんまり揺らがないもんだから、せっかく「悲しき過去の事実」が明らかになってもこれまでの構造に影響を与えにくいんだよな。「それはそうとしてヨシさんは救おう」が秒で決まっちゃうからね。まー、最後までブレないところが千束らしさなので、これはこれでいいんでしょうかね。

 どっちかというと、ブレるというかいまいち目的意識がはっきりしないのは真島……いや、DAの方かな。とにかく真島は上っ面だけを取り繕うこの国のシステムが気に入らないからぶっ壊したいという。「都内に銃1000丁ばら撒いたったわ」という彼の作戦がどの程度うまくいくかも分からんし、どうやってそんな大作戦を実行したのかも謎ではあるのだが、多分彼からしたら達成した時点で割と満足しちゃったんだろう。あの警察官の偶発性ドンパチなんてのは真島が想定していた中でも一番「うまくいっちゃった」パターンだろうし、別にそこまで行かずとも、「自分の身近なところに、もしかしたら簡単に命を奪える武器があるかもしれない」という疑心暗鬼を民衆の中に加速させるだけでも意味はあるんだろう。

 そうして真島が動いたことは別にいいのだが……それに対するDAのお偉方の反応がな……。「千束を使えば解決するじゃん」というお叱りだったのだが、……そうかぁ? 此の期に及んで女子高生1人投入したところで、別に事態は変わらんと思うんだけど? 司令も、こんな状況でもなんとかしちゃうスーパーガールとして千束を紹介してたんだろうか? ここ数年で1人も殺してないのに? せいぜいカフェの片手間仕事でしかDA手伝ってなかったのに? なんかよく分からん神格化が進んでて、「そんな組織はいっぺんダメになってしまってもいいのでは……」という気になってくるよ。まぁ、元々リコリスが暗躍して「すべてのテロを未然に無かったことにしている」っていう世界設定に無理があったからなぁ。どうしても話が盛り上がってくるとその辺でボロは出るよね。

 とりあえず、千束の晴れ着姿が似合ってたからそれでいいんじゃないでしょうか。

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 ダイキチヤマノボレ、第9話。魂の交感のためには、少女達は山に登るしかない。ただしかし、残念ながら決定的にトランペットが足りない。

 最終回へ向けての動線。1クールアニメでクライマックスを用意しなきゃいけないのだからそれなりの素材が出てくるはずなのだが、随分インスタントに命の問題に直結させてしまったな、というのが正直な感想だ。そりゃね、人工心臓なんてもんが登場した時点で「まぁ、どっかで止まりそうにはなるよね」ということは予測できるわけだが、なんとダイレクトにそれをいじって、投げつけられる余命宣告。ドラマとしては余命宣告は鉄板なんだけども、取ってつけたような印象は拭えない。まぁ、千束をはじめとして周りの連中が全員それを受け入れてる状態で日常を送っていたのだから、「今まで全然出てこなかった要素が突然出てきた」という印象も不自然ではないんだけども。多少余命が変わったところでそれを極力表に出さないように生活し続けるのも千束らしい部分だしなぁ。彼女の中で「そんなに長くない」ことは分かっていたのだろうし、それが多少縮まったところで、あまり大きな問題ではないのだろう。

 そうしてある程度達観めいた生死観を持つ連中だらけの中、1人寝耳に水で慌てちゃうのはたきなさん。リコリコの連中が彼女に何も伝えていなかったのは不親切ではあるのだが、じゃぁいちいち前もっていうことかというとそうでもないので難しいところね。実際、今回初めて伝えられたから戸惑ったわけだが、それが多少早かったとしても結果は変わらなかっただろうし。ただ、たきな目線での「千束の命の意味」をきちんと描出しておかないと、「元々死ぬはずだった千束が死んだところでしょうがないよ」で話が終わってしまうので、やはり少し無様でもいいので、たきなにはもうちょい悩んで、暴れて、迷惑をかけて欲しかったところである。何が面倒臭いって、視聴者目線だと誰一人「このまま千束が死ぬ」なんて思ってないところなんだよな……そこにウェイトを置かなきゃいけないけど置けないという、なんだかむず痒い状態である。

 そんな千束の存在に大人たちがどうやって片をつけるか、というのがこの作品の最終的な問題設定なのだろう。吉松もミカも「殺しの道具として見ていた」というスタート地点があったというが、そもそもおっさん連中が何を考えていようとも、千束は幼少の時点ですでに「救世主」になっており、殺しの道具でも何でもなかったのだから、あんまりおっさんたちが揉める意味もない。千束は千束で生き様があり、彼女は与えられた命に感謝し、自分なりの方法でその命を使っている。別に金と打算だけで進むような物語でもなかろうし、このままの関係性が続いていても良かったと思うんだけどね。その上であえて心臓をいじるってことは……吉松サイドにまだ何か1つ隠してることがあるよな……。ふつーに「1つ目の心臓が壊れたら、次に変えられますよ」っていう事実を隠してるだけだったらどうしよう……。

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 もう顔わかったなら似顔絵はがせや、第7話。なんか、たきなさんは以前別作品でも犯人の似顔絵描かされてた気がしますね……そして、そんときも下手でしたね……あっちは一応犯人検挙の役に立ったけども……。

 というわけで、余裕で顔バレしちゃった真島さんは随分相思相愛で千束とくっついてしまった様子。お互いにご執心で素性を探り合うのだが、かたや潜伏中の犯罪者、かたや秘密のエージェントってんで、出逢おうと思うと案外出会えない。両チームにスーパーハカーがいて監視カメラのチェックとかドローンの撮影とかも割と簡単そうなのだが、それでも広い東京の街の中で意中の人を見つけるのは簡単ではないか。

 結局、千束の方は自分の身辺の方が大事なので真島のことは傍に置いとく。真島は真島で、アクセスする手段がDA経由しかないと判断しての強行作戦。どんだけロボ太が優秀なのかは分からんが、あんだけ盛大にテロをやっといていまだに真島が捕まってないのは流石にどうかと思うの。普段はリコリスによって犯罪が明るみに出る前に事件が解決してしまうので、いざことが大きくなると案外脆弱なのかしらね? まー、吉松がどれくらい裏で糸を引いてるかにもよるのだろうが……。

 そんなわけで、真島は真島で物騒なことをやりまくってる間、千束は自分の生い立ちに迫る秘密ミッションをお友達とエンジョイしてた。千束の人柄もあるのだろうが、本当にこの4人がすっかりチームっぽくなってしまって、何をやってもすちゃらかイメージにしかならんのよな。今回のミッションだってシリアスに寄せようと思ったら徹底してシリアスにできる内容だったと思うのだが……どんだけ自分の身に関わる出来事になろうとも、少なくとも表面上はおちゃらけを崩さない千束は強い女だね。

 それと比較するとどうしてもミカの弱さ……というか優しさみたいな部分は目立っちゃうかもね。今回は「百合ばかりじゃ不公平だからちょっとホモォも匂わせようぜ」という作戦があったのかどうかはよく分からないが、イケおじどうしの壁ドンが見られるなど、多方面へのアプローチに余念がいない年寄り組。どうやら千束の扱いについて、吉松は「殺しの才能」としてとにかく使い倒したいって感じなのかね。でも、それにしちゃぁ現時点での千束の立ち位置がユルいけどね。単にキリングマシーンに仕立て上げたいなら機関の力をフル回転させて強制施設にでも放り込んでるだろうし、吉松は吉松でもうちょい何か考えがあるのかもしれない。千束もその辺りの微妙な空気感は感じ取ってるのかしら。ヘラヘラしてても大事なところはちゃんと見られる子なのでね。

 千束に一本芯が通っており、そんな千束を理解し始めたたきなもパートナーとして着実に成長している。そうなるとなんだかミズキのどうしようもなさばかりが引き立つのだが……まー、元気なのが一番ですね。ちなみに今期はあみっけが別な場所でも4人チームで一番脳筋っぽいポジションにいますね。あみっけ元気でアホがいい。

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 最初はグーをキャンセルしての勝負なのにチョキ出しにいくのはだいぶ勇気がいりません? 第6話。たきな目線だと単にサマがヒラになっただけの勝負であって、決して必勝じゃなかったはずなのだが、あそこでドヤ顔でチョキ出したのはなんでだったんでしょうね……そして千束はあれだけの能力を持ってるなら、多分ゴンやキルアと同じジャンケン必勝法も使えると思うのね。……千束、ハンター試験で結構いいところまでいけそうやな……。

 というわけでジャンケンが同棲生活を彩るお話(違う)。たきなってあんな性格だからどっかにポンコツ成分多めで割り振られてると思うんだけど、家事はどれもきちんと出来るみたいね。まぁ、カフェでバイトしてるくらいだし、2人して家事全般はある程度フォローできるくらいのスペックなのかしら。でも自宅で洗濯するのはトランクスなんだよな……2人の常識レベルがどこにあるのかがいまいち分からん。1つだけ分かるのは、少なくともここ数日はたきなが千束のパンツを洗濯していたということくらいである。

 リコリス襲撃班、名前が真島であることが判明し、その目的の中心は「DA撲滅」であるらしいことも確認された。ただ、どうにもテロリストとしては自分勝手というか、自由すぎるところがあるらしく、これで国家の敵になり得るのかどうかはまだよく分からない。狙撃手としてもプランナーとしてもそんなに大物には見えないのだが……彼の過去にも何かおっきな秘密があったりするんでしょうかね。あまり主義主張の見えない男ではあるのだが……。

 単なる享楽主義者の可能性もあって、そんな真島が直接対決を経て千束にロックオン。これで敵キャラとの直接的な因縁が出来ましたね。真島をやっつけて最後に大物のあの人(吉松)にたどり着くまでのお話ってことになるのか。千束サイドは超便利電脳ツールであるくるみちゃんがいるのでかなりの有利がつきそうな気がするのだが……まぁ、やる気が起こればの話だからなぁ。

 ちなみに、今回千束がくるみと遊んでいたボドゲはゲームボードがさっぱり映ってないけど、2人対戦してて特徴的なタイルを取り合っているのでパッチワークっぽいゲームデザイン。なんかこのアニメ、いちいちボドゲの解像度が高いんだよな。

 

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