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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 気づけば王家姉弟はどっちもプリキュアかぁ……第5話。世界は全てプリキュアで出来ている。

 先週怒られたからもうちょい何か有意義なことを書こうかと思ったのだが、やっぱり今作は分からんことしかないので……「分からん」しか書けねぇんだよな。一応、改めて分かったこと、分からないことはまとめていくしかないのだけど、ちょっと展開がダレてきているので、来週どうしたもんかは決めかねる。

 まず、雪海についての情報更新。今回カイナたちが海底ならぬ雪海底を進んでいたのでいくつか情報が増えたといえば増えた。まず、雪海の中では会話は出来ない。これはまぁ、普通の水中と同じ理屈だろう。別に水が音波の振動を伝達しないわけではないが(むしろ水のほうが空気よりも伝導率が良いのだが)人間の発生器官は水の伝導率に最適化されておらず、まともに音を伝えることが出来ない。ボンベを背負った状態の雪海の中は、おそらく声を発することは可能なのだろうが、それがうまいこと相手に伝わらないということだろう。ただ、それが「伝導率の違い」によるものなのかどうかがちょい微妙なのは、カイナもヤオナも、雪海の中でもほぼ地上と同じくらいの効率で飛んだり跳ねたり出来てるのよね。カイナのボウガンも地上と変わらぬ精度で使えてたし。となると、雪海に満たされた物質(便宜上、今後これをユキと呼称しよう)は水と違ってほとんど抵抗がない。となると、ユキと空気の音波伝導率もほぼ似たようなものであると考えられ、そうなると何故音声が伝わらないのかはよく分からないのである。

 また、ヤオナの案内でたどり着いた雪海への入り口が「もう雪海よりも下」と言われていたのもよく分からない現象である。雪海と大気はいわゆる気圧・水圧と同じ関係性でその接点が維持されていると考えられるわけだが、普通に考えたら水面の高さは一定でなければいけないはずで、あの軌道樹の下の方にまで空気があったのはどういう構造なのかがよく分からない。「空気だまり」のような場所は、まぁ、後から水深ならぬユキ深が上昇したってことなのでその際に偶然残された文字通りのエア・ポケットなのだろうが、王国から梯子で移動できる場所にそうした「たまり」のような部分が残っていたのは不思議といえば不思議。

 そして、やっぱり不思議なのは酸素ボンベの秘密。「空気の実」とやらを中に詰めることでそこから酸素が供給される仕組みなのだろうが、この装置、「排気」がほぼないのである。つまり、現実の酸素ボンベのように圧縮空気を効率的に梱包した構造ではなく、「空気の実」とやらがタンク内で吸気と排気を循環させて維持しているようなのだ(よく見ると、たまに口元のマスクあたりから排気っぽいものが見える時もあるので100%の交換率ではなかろうが)。とんでもなく優秀な仕組みなのだが、これを天膜育ちのカイナが持ってきたという謎が深まるばかり。「空気だまり」の存在が知られていたり、雪海の下から人類が上がってきたという歴史があったり、おそらくこの世界の人々は「雪海の中に入る」ことは考えていたはずなのだが、そうした装置が地上に残っておらず、精度の高い維持装置が天上にのみ存在していた。普段、カイナたち天膜の住人はあのボンベを何に使っていたというのだろうか。

 その他、「雪海の中には魚のような生物がいる」ことや「地上は地上で、雪っぽいものが降っている」という情報も新しく出てきた。あのお魚たちは……どういう存在なのだろう。まぁ、雪海馬みたいな変な生物もいたのだから、この世界に版図を拡大し続ける「雪海育ち」の生物が増えることは進化の過程としては必然なのかもしれないが。「地上に降る雪」に関しては、当然水分は含まれていないと考えられる(もし普通に水であるなら、水不足緩和の役にたつのだから無視できないだろう)。とすると、多分あの雪は「ユキ」で出来ているはず。そしてそれが蒸散しないとすれば、なるほどヤオナの言っていた「雪海は上昇している」という話とも整合性が取れる。この世界は、水ではなく、しかも人がその中では暮らすことが出来ない厄介な「ユキ」が少しずつ積もっている世界。なるほど、ちょっと見えてきたかも。

 まぁ、それはそれとして、カイナたちの「交渉場所もよく分からん状態で、見切り発車で雪海に飛び出した挙句に目的地ミスってダメだった」「しょうがないから一か八か、どこに行くかよく分からない魚(?)にモリを打ち込んで移動に使った」「まぁ、その時点で時間切れだったからあんま意味ないけど」などの行動がどうにも場当たりすぎていまいちついていけないのだけど。この世界の住人、どこまで先を見据えて行動してるんでしょうかね?

 

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 エンドカード見て「まぁ、渡辺明夫が描くとしたらやっぱそのキャラになるよな……」という納得があった、第6話。八重歯、お膝に絆創膏、死ぬまで変わらぬ属性であってほしい。

 さて、1話目で衝撃を受けた今作だったが、正直、作品クオリティになんの不満もないけど特にいじるポイントも無くて記事としては立てていなかった。今回はいつにも増して性癖温床のオンパレードだったり、新キャラ2名を追加して放送も折り返しという節目のタイミングということで一応触れてみた。ほんと、ハイクオリティで放送してるせいで許されてる感はあるが、冷静に考えると実に異常性の高い、キワキワな作風で攻めてるのは違いない作品である。視点次第では確実にエロ漫画なのでアウトはアウトなんだよな。

 先に処理しておきたいのは、今作最大の焦点となるまひろの精神性である。本来ならば外に出ることすら滅多にないヒキニートだった「お兄ちゃん」が、みはりの数々の調教を経て、ついには学校に通い出すまでになった。ふつーに考えれば学校なんて朝ははえーわ時間は管理されるわコミュニケーションは強制だわ、ヒキニートにとっては鬼門でしかない存在。私自身に当てはめて考えてみても、今この歳になって小中学校のような規則正しい生活に戻れと言われたらまっぴらごめんである。であれば、まひろは「中学に行け」という指令には一も二もなくノーと答えるはずなのだが、「勢いに流されて」とは言いつつも、気づけば無事に登校している。これはやはり、幼女化以降時間が経過し、何人もの人間と新たな交流を持ったことで、まひろの精神性がどんどん変化していることの証だろう。まひろが「変えられた」のは性別と年齢。年齢に関しては「もともと幼稚な精神性だった」という可能性もあるが、やはり相応の中学生マインド(それも幼い寄り)に変化しつつあり、今では妹の背中に隠れるなど、兄目線では絶対やらないようなことも平気でやっている。そして性別に関しては、男子トイレのエピソードなどで分かるように習慣的な部分では時折「男」が顔を覗かせるが、それでも着実に女の子に変化しつつあるということだろう。

 何が怖いって、「薬の影響」でそうして本人も気づかないうちに精神面でも変化を強制されているという部分である。今回みはりは「薬が残っている」という表現を使ったが、これだけ持続的に幼女形態が保持されているのは、もう薬の成分が残存しているとかではなく、体組成そのものがすでに変化してしまっているということであり、もし元の状態に戻りたいなら、「薬が抜けるまで待つ」はもはや意味がない。おそらくみはりに依頼し、逆の効能を持つ新たな薬品を開発する以外ないだろう。アポトキシン4869をパイカルで中和するような真似はできないのである(あれも原理は分からんが)。そうなると、あとはみはりにどの程度「戻す」モチベがあるかって話になるのだが……現状、みはりの当初の目的って力づくで兄の現状をぶっ壊して真人間に更生させることだと思うのよね。要所で「実は兄のことは尊敬していた」風の描写が見えるので、最終的には「ちゃんとしたお兄ちゃん」を復活させたいと思ってるのだろうが、どうにも幼女まひろを相手にして可愛がってるうちに愛着が湧いてる節もある。みはりは「兄」と「妹」のどちらを最終的に選択することになるんだろう。当のまひろは、多分どっちでもそこそこ幸せにやっていけそう。

 で、そんな幼女兄の動向の中に様々な倒錯シチュエーションを盛り込むために病巣の深い作品になっているわけだが、何故か知らんがすでにおもらしシチュエーションが2回目。いうほど女子中学生って漏らすか? まぁ、男に比べると女性の方が尿意を我慢するのが苦手、なんてデータもあるようなので、身体の変化についていけなかった結果なのかもしれませんが……単に作者の性癖だよなぁ……。そして性癖といえば、今回投入された新キャラはシンプルに属性鬼盛り。バカな子(朝日)の方は真っ直ぐで特に捻らないキャラだが、その脇に控える内気属性の子(美夜)が中学生女子にして「同級生の百合フェチ」というあまりにもあまりにもな設定。そしてそれに合わせるかのように、もみじがどうにも過剰な独占欲をまひろに対して発揮しているという。あれか、結局津田ちゃんボイスだとユルい百合がゴールか。さもありなん。

 ……こうしてみると、なんぼでもいじるポイントはありそうだな……。

 

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 最終回直前かな? 第5話。前回時点でストーリーが接続して大きな流れを作り上げていく感じはあったものの、まさかここまでシリアスなストリームになるとは……。

 そう、前回時点で「あの魔女とイチャイチャしてた忍者はどこ行ったんだよ、世界観飛びすぎか」とか茶々を入れていたわけだが、まさかのそっからダイレクトに繋がってるが故の流れだった。いろんなところにホモだの百合だのラブの種が転がっている世界だが、そんな中に、まさかここまでシリアスになるような純愛、そして種族を超えた友情の物語が紛れ込んでいるとは……いまだにこの世界の据えるべき中心はなかなか見えてこないのだが、それでもなお、忍者と魔女の物語、そして魔女と妖精の物語は周りを黙らせるだけの説得力があった。

 それに加えて、圧倒的戦力だと思われていた忍者に対抗するため、ここまでに登場したパーティーがいつの間にやら集まっているというサプライズ。正直新米勇者連中とかが来たところでどれだけ戦力になるかもよくわからんし、そもそもモンプイのあの悪さを許せるわけでもないのだが、これまでぶつかったりすれ違ったりしていたヘンテコパーティどもが雑然と集まってきて協力する姿は、やはり少年漫画的お約束でどこか胸高鳴るものがある。みんなしてクセが強いおかげで、こんだけ雑多に集まってきたのに、そして大した話数を重ねたわけでもないのに、きちんと区別出来てバラエティに富んでいる雰囲気を維持できてるのはすげぇや。これが異世界冒険バラエティ効果か……。

 繰り返しになるが、ほんと変な構成のアニメだった。今回も忍者や妖精さんの回想シーンに移る時にいちいちサブタイトルを入れる部分は要素として残っているが、今後はあのタイトル表示の方が異物っぽくなっていくんだろうか。それはそれで寂しい気もするが、このままシリアス一辺倒のお話も見てみたい気もする。ここまできちんと「異世界についていけずに置いてかれてる」感じの転生主人公、初めて見たかもしれん……。

 

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 オールストン家の女たちのあまりの事態に思わず記事立て、第5話。普段あんまりこうして中の人単体の影響で記事立てしないんだけど、久しぶりの衝撃だったし、こうしてたまには私の依って立つところを思い出す必要もあるかもしれないので、どうかご容赦ください。

 別に今作に関してはそこまで興味も無いがネガティブな印象も無いというニュートラルなポジションで落ち着いている。新番チェックの際に「男役の方の精神性がおかしすぎる」みたいないちゃもんをつけてたが、ジュンががっつりトモのことを意識してることは割とあっさり露呈して、その葛藤に必死に戦っている様子もいちいち描かれているため、これはこれで青春の悩みを描いた真っ当なラブコメとして成立している。ただまぁ、そのラブコメ部分が面白いかと言われたら「普通……」くらいで、ジュンがみすずと付き合っていたという事実が判明した時には「すわっ」と荒れる展開も期待したのだが、残念ながらその程度で何かが動く関係性でもなかった。でもまぁ、今回の後半パートみたいにお約束ながらも確実に揺さぶりをかけていく展開もどんどん出てきているので、多分1クール分くらいは緊張感を持続させる内容はあるんじゃなかろうか。単に勿体無いのは、我が家の枠だと長瀞さんとこれがほぼ並びなのよね……長瀞のやつ、すでにもうイジるとかそういうアイデンティティをすっかり忘れてデレ過剰期に突入してしまったため、流石に似たような甘々展開をラッシュされるとこちらも胃もたれしてしまう。そういう意味では、ジュンには申し訳ないが、今後ともギリギリの関係性で粘っていただくようにお願いしたい。……これさぁ、気のないふりしてるとトモの方からガンガン寄ってくるもんだからジュンの心理的負担が増えるっていう悪循環(?)なんだよなぁ……どこまで耐えられるもんかね。

 とかいう普通のラブコメ部分もまぁいいのだが、今作においてもっと見るべき点は、実はトモの女友達だったりする。1話目時点でキャラが立っていたみすずは言わずもがなだが、そこにブッ込まれた爆弾・キャロルの破壊力が尋常ではない。登場直後は「留学生キャラでかき回そうとするとは、なんと安直な」という印象だったが、すぐにこいつがとんでもねーカオスキャラだということが判明し、そこからはキャロルが出てくるだけで常にハラハラが待ち構えているという、狂言回しのお手本のような存在になった。またねぇ、この子の声が良いんですよ。中の人・天城サリーは英語ネイティブのようだが、英語力とは関係ないところで次元を超えた発声を聞かせるキャロル。サブキャラというには濃すぎる存在感。

 そうしてキャロルが散々に作品世界をかき回してくれている状態で、今回はさらにお宅訪問からご家族登場。「母親」キャラなのに萌え袖。そしてそのCVが……いやぁ、ぼかぁこういう声も久しぶりに聞きたかったんですよ……なんのこっちゃと思う人はたまにこのブログの右の柱を確認してくださいね。私にとって、大原さやかボイスは天上の存在なんです。最近はどうしても落ち着いた役、威厳のある役、はたまた底意地の悪い役なんかが多かったのだが、娘のキャロルをも上回る、世界ぶっ壊し系のテンション。多分キャロルの演技が最初にあって、そこに合わせる形でのディレクションなのだろう。ネイティブの娘に負けない英語力を存分に発揮し、アニメのママさんキャラの中でも異質の存在になったんじゃなかろうか。ちなみに同時に登場したみすずのママン(こちらも良いキャラ)はCV川澄綾子。母親世代は同年代である(トモの母親はナベクミさんなのでこっちはだいぶ上)。いわゆる「アイリスフィールとセイバー」コンビ、なんかいろんなところで見る気がしますね。いや、私の中ではいつまでも「あいさんとうにゃぎ」なんですけどね(知らない子はいちいちググらなくてもいいぞ)。

 

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 毎週もれなく女子高生がくんずほぐれつしてくれるアニメ、第4話。でもこれが微塵もエロくないのが偉いですね。まぁ、野郎どうしの柔道にいちいち性的なものを感じてたらヤベェので、その性別が変わったとしても当然の結果ではあるんですが。

 とはいえ、ちゃんと「エロくない」理由は色々あると思うんですよ、1つはそりゃ真面目にスポーツしてるからだけど、もう1つの大きな要因に、「絶妙にキャラが可愛くない」ってのがあると思うんですよ。いや、ディスってるんじゃないですよ、マジで。なんかこう、良い具合にキャラがイモくさいというか、ちゃんと「可愛い女子高生」の要素を残しつつも、そこに無骨な「柔道選手」としての要素が混ざり合って、「エロいとか可愛いとか萌えとか言わせねぇよ?」という無言の圧力がある感じ。これで完全に可愛いを捨てきったゴリラみたいなキャラだったらそれはそれでダメだったと思うのよ。でも、ちゃんと漫画的に、アニメ的に魅力を保持しつつ、「それはそれとして真面目に柔道やりましょうよ」という方向性が明確なデザイン。これはアニメでもとても良い仕事だと思います。

 そしてやはり、「真面目にスポーツしてます」という大前提の説得力。今作はそこまで作画枚数を割きまくるタイプのハイクオリティアニメではないのだが、流石に競技シーンにはそれなりの責任を持って作ってくれている。近い事例だと昨年の「灼熱カバディ」があって、別に超絶モーション作画とかは無いのだが、1カットずつ、そのスポーツで見せたい「画」がちゃんと表に出てるという印象。今回の試合でいえば、一番盛り上がるのはやはり永遠VS先輩の実力者対決大一番。柔道の取っ組み合いなんてアニメ的には割と地味な部類の勝負シーンになるはずなのだが、きちんとカットの入れ替えごとに新しい視点を導入して飽きさせないようにしているし、柔道の試合の肝となる要素は押さえている気がする。こちとら柔道なんて高校時代に体育でちょっと触った程度のド素人だが、何となく覚えてる感覚として、柔道ってのは体幹のスポーツ、重心の置き方、足運びでどれだけどっしり構えられるかのスポーツだと思ってる。私の場合、体格は悪くない(デブをオブラートに包んだ表現)ので素人同級生相手だったらそれなりに戦えるかと思っていたのだが、それでもまぁ、普段運動なんかしねぇ陰キャは割とぽんぽん倒されてましたね。その辺は、いくら重かろうが関係ない、柔道の「技」の部分だと思った記憶がある。

 そうした「足の見せ方」というか、どちらに体重が移動して、どこに重きを置きたいか、という画面に落とし込みにくい要素にしても、かなり「見せる」作劇ができて気がする。試合シーンが説得力を増せば、そこに至るまでの青春ドラマにも説得力がでますからね。前回あれだけバチバチで険悪そうだった永遠と先輩の関係性、蓋を開けてみればなんてこたぁない、互いのリスペクトがぶつかり合った良い関係の裏返しだったという。こりゃぁどっちが勝ってもおめでとうだけどねぇ。次回予告で未知があんだけ張り切ってたことを考えると、流石に永遠の負けは無さそう(0−2で回ってきたら流石にモチベ下がりそう)。ってことは永遠の勝ちか、競っての引き分けか。引き分けで回ってきた大将戦で勝ったらその場合ってサドンデスとかになるのん? 

 

 

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 サブタイ、そこなんだ、第4話。確かにあの人は存在感あったけども……この世界の中心的存在なんでしょうかね?

 ようやくこの世界の全容が見えてきたんじゃないでしょうか。まぁ、そこに至るまでのすったもんだというか、踏んだり蹴ったりがあったわけだが……最終的にリリハだけがさらわれてカイナが無事だったくだり、割と強引で意味が分からんのだけどな。よく分かんないままリリハすらぶっ殺そうとしていたバルギア人からすれば、そのお付きのものである(っぽい)カイナなんて一番生かしておく理由が無いはずなんだけどね。他の兵士は問答無用でバキバキ殺してたのに、カイナだけはわざわざ船に引き上げてまで生かしておいた意味がマジで分からんのよな。一応、「変な格好だからもしかしたらこの世界の住人じゃないかもしれない」っていう意識は働いたのかしら?

 とにかくカイナとリリハはあっさりお別れ、分かりやすい「囚われの姫」の構図が完成した。リリハの遺言(?)のおかげでカイナは無事にリリハの母国・アトランドにたどり着くことが出来たが、素性もよく分からぬカイナの扱いなんてお察しレベル。護衛隊長みたいな人はそれなりによくしてくれたんだけど、どうやらリリハさんは家族関係はあまりうまくいっていなかったらしく、お転婆姫は国からしたら問題児扱い。そのままお役御免でポイされそう。そうなると、そんな姫が連れてきた何処の馬の骨とも分からんやつだって、わざわざ丁寧に扱ってやる必要もないわけで。怪しいってんで尋問にかけられなかっただけでもマシってもんだろう。ただ、カイナの見事なまでの空気読まないスキルや、本当に何も知らないクソ田舎者っぽさはいくらか信ぴょう性があるようで、物を知らんのも一長一短ではある。天膜の文化と地上の文化、少なくともカイナが生まれて以降は一切の交流がなかったはずだが、言語とか住居の施設とか、ほぼ問題なく通じ合ってるのは逆に奇跡ではあるんだけどな。

 他にも、軌道樹の仕組みや「雪海」の中身についてもうっすらとわかってきたことがある。一番興味があったのは前回も首を捻った雪海という物質そのもの。今回冒頭の「沈む」シーンで一度かなりの深さまで潜ってから浮上してくる様子が伺えたので、どうやら水に比べたらかなり密度が薄い「何か」が満たされているようだ。それが空気以外の「何か」であることは疑いようのない事実であり、少なくとも雪海の中は「息が出来ない」という。そしてその比重は確実に空気よりも重いが、空気との接地面では白濁した泡のような物質が常に発生し続けている。ただ、雪海に入ったカイナたちの様子を見ると「何かが口に入ってくる」といった感じはなく、人体に有害なのかどうかもよく分からない。

 あと、カイナの持ち物に謎のボンベがあったのは不思議といえば不思議。雪海に潜ることを前提とした装備が天膜に既に存在してたということになり、それを雪海の人間たちが知らなかった。何故地上で失われた技術をカイナが保持しており、また、わざわざあの難行だった下り道ででかい荷物を抱えてこようと思ったのか。その辺もよく分かってないことなのだが……もう、あんまり説明されない気がするな……設定が分かれば分かるほどに、謎が増えていくんだよな……。

 

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 頭のイカれた女の子が出てくるだけで好きです、第4話。やっぱ頭のイカれた女の子って素敵なので、頭のイカれた女の子がもっと増えればいいなぁ、と思いました。まる。

 というわけで主人公所属のチームについては一通り揃った感じでしょうか。もうね、1つずつ能力が明かされていくにつれて「この作品、絶対先のことまで考えてないだろ」って雰囲気がプンプンするんですよね。いや、1クールアニメとしてどこに落とすかは考えてるのかもしれないけどさぁ、メディアミックスして世界観を広げようとした時に、カード53枚で何かしらの整合性をとったり、大きな世界をまとめ上げたりする気配は全く感じられないんだよ。何しろ最初に登場した能力が「超幸運」とかでしょ? もう、その時点で扱いきれると思えないのよね。

 主人公の能力が「銃の具現化」なのはまぁ、いいと言えばいい。主人公があんまり強くなさそうな能力から成り上がっていくのが少年漫画的にはアツいわけで、ここから何らかの要素で能力をパワーアップさせればいいだけの話だ。ただ、その相棒というか、最初の味方がいきなり「不死身」っていう……もう、その時点で何でもありやん。ラスボス級の能力出まくってるやん。今回雑魚として登場した「コピー作り放題」もだいぶやばい能力だった気はするのだが、どの能力についても細かいルールなど説明するつもりはないようで、分身さんは「なんかいっぱい分身作ったら疲れた」みたいな描写を入れることでなし崩し的に敗戦扱いにされちゃったし、不死身は不死身で制限があんのかと思ったら、今回のお話を見る限りではマジで何度殺されてもひたすら再生しそう。まぁ、本人は殺される時の痛みはあるのかもしれないが……奇しくも同時期に放送している「不滅のあなたへ」のフシは死にすぎたせいでもう痛みと再生に慣れちゃってるんだよな……もしかしたらこいつも同じ状態なのかもしれません。

 ほんで、そんな不死身能力があったら何でもありだし、チートすぎたら活躍させられないやろ、という当然のイチャモンに対しては、「じゃぁ、好きなだけ切れる無限の的の仕事あげるわ」という斜め上の展開。しかもまさかの惨殺者が味方っていう。すげぇ展開だよな。このチーム、ほんとに統制取れてるんでしょうかね? いや、取れてないからこそこうなってるわけだけども……。まぁ、みんなして楽しそうだからいいか。ちなみに今回登場したサムライソードが「スペードのA」なのはある意味必然で、スペードって剣の具象化のはずだから、そのAが最も「らしい」能力になってるのは狙ってる気がする。となると気になるのは、主人公のネオニューナンブがスペードの2っていう部分。スートによっていくらか傾向に違いはあるんでしょうかね。それとも、やっぱり何も考えてないんでしょうかね。枚数が増えてきたらどっかでまとめサイトとか作ってもらえると助かる。

 ほんで、やっぱり「頭のイカれた女」の話をしたいんだけど、今回メインを張ったウェンディちゃんはいいキャラでしたね。眼鏡・真面目・でもドジっ子。そして能力発動で頭がおかしくなる。……もう事実上のハナバタじゃん。そうか、みんなやっぱりハナバタ好きなんだな。そんでウェンディのCVは泣く子も黙る白石晴香っていうね。ほんと、ここ最近の伸び方が尋常じゃないよねぇ。前にもどっかで書いたかもしれんけど水瀬・富田・ゆみり・ともよあたりの歳の近い連中でガチバトルをしてほしい。誰が生き残るだろう(何の勝負する想定なんだ?)。

 

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 そういう構造になるのか、第4話。1話目の時点で「なんか不思議な造りのアニメだなぁ」と思っていたが、前回のお話で時代が1つ切り替わり、今回からが「本編」みたいな扱い? 面白いこと考えるわね。気づいてなかったのだが、今作のプランニングに桝田省治が関わってるのねぇ。

 1話から3話まで、もちろん斎藤を中心としたパーティの話がメインで進んできたわけだが、その合間には全然知らないパーティの話とか、訳のわからん超絶レベルの冒険者の話なんかも描かれており、今作はそういう「何となく異世界エピソードオムニバス」なコンセプトなのかと思っていたのだが、前回ラストで斎藤がダンジョンの新ルートを発見したことにより、その迷宮目当てにこれまで登場した全てのキャラクターが集まってきた(パワーウィザードも一応来た)。これにて、今まで点と点でしかなかったキャラクターたちが直接つながるようになり、お話に統一感が生まれるようになったわけだ。ダンジョンに出会いを求めるのは間違いではなかったのである。

 ただ、おかげで何だか世界観の異なる連中も同じ画面に並び立つようになり、今回のお話でいえば、ガチでライバルを蹴落としていく影縛り忍者がちょっと空気を読まなすぎて怖い。魔王を八つ裂きにするのは一応正義の名目でやった可能性もあったが、無抵抗の斎藤たちにいきなり切りかかってきた時点で完全に悪いやつである。1話目で魔女といちゃこらしてたあのムードはどこに行ってしまったんだ。新人潰しのトンパみてぇなクソ神官もいるし、みんなで協力して迷宮探索、なんてことにはならないようである。やっぱダンジョンに出会いを求めるのは間違ってるかー。

 とりあえず、キャラの数が多いのでショートで繋いでいくといちいち目先が変わって新鮮ではある。その分、どうにも浮ついていて腰が座らない感じはあるが、「スナック感覚でサクサク行ける異世界ファンタジー」という第一印象は変わらずなので、これはこれでオリジナル路線を突き進むのが正しいのかもしれない。ホモォと百合ィが同時に楽しめる、そんなジェンダーに配慮した作品です。

 

 

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 そんなあっさりと、第4話。まぁ、前回の展開のまま鬱々と進められても困ってしまうのだろうが……いろんなところがあっさり解決しちゃったなぁ。

 ということで、前回行われたジョナスのクソ畜生ムーブがあまりに最高すぎたのでテンションが上がった作品だったが、いろんなことが穏当に落ち着いた。まず、アンとシャルの関係性。人生に絶望したアンは「もうどうにでもな〜れ」とばかりに全てを放り投げる。その中にはわざわざ高い金払って買ったシャルの羽根も含まれており、事前の約束通り、「仕事が終わったら」護衛の任を解いてシャルの好きなようにさせた。そして当然、このやけっぱちムーブがひねくれ者のシャルに刺さらないわけがない。おもしれー女改めかわいそうな女になってしまったアンに対し、シャルはあらゆる面でパーフェクトなアフターフォローを披露し、事態をどん底から一気にベストの状態まで持ち直してみせた。

 まずはお菓子作りのモチベーションの復活。品評会に間に合わないと絶望していたアンだったが、作品作りに関しても旅程に関しても割とガバガバの判断だったようで、サイズさえ縮小すれば余裕で作れたし、馬車も間に合った。もしかしたら単に「起きたらもう一限始まりそうな時間だわ。今から急いで起きてダッシュすれば間に合うんだけど……もうええか」みたいな心境だったのかもしれない。そして、アンが別な作品を持ち込んだことでジョナスの完璧な作戦もあっさり瓦解。王様サイドがちゃんと作品を見る目を持ってる世界で本当に良かったですね。

 ちなみに、「作品さえ持っていければ勝負ができた」ということで、前回気になっていた「この世界におけるアンの実力」に関しては、ふつーに何の理由もなく「大会で優勝できるくらいのスペック」であることが判明。なんだよ、元から優等生なのかよ。片田舎の小娘がデビュー戦で優勝争いできちゃう国、実は大したことないのか? それとも、この世界で砂糖菓子職人は別に重要な職業ではないのか……冷静に考えたら後者だよな。たかだかお菓子作りだし、日本で言うたらTVチャンピオンくらいの立ち位置じゃないの? まぁ、だとしても優勝狙えるのは偉いけどさ。

 そうしてアンが無双しちゃったもんで、ジョナスの方も必死に喚いて抵抗するが、こうなっちゃったら元々メンタルがゴミの男なので打つ手無し。まぁ、あそこまで徹底してメンタルへし折りに行ったのにまだ食らいついてくるとは思ってなかっただろうしなぁ。策士の割に策に振り切れなかった哀れな小物の末路である。まぁ、ビンタ一発で許してもらえたんだからむしろ相当な温情措置だとは思うがね。

 これにて今年の品評会はおしまいだってさ。だとすると、ここから1年間、アンとシャルは何を目標に生活していくんでしょうかね? また先の読めないお話になるが……単なるお菓子屋として働く日常ものになったりするんだろうか? 流石にそれは面白くなさそうやな……。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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