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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「GAMERA -Rebirth-」 4

 前シーズンはなかったかな? 久しぶりにネトフリ落ちの地上波放送アニメだ。確認したら配信は1年半も前とのことなので、今更ここであーだこーだ言ってもあんまり意味はなさそうなので軽めに。

 基本的に私は怪獣映画・怪獣作品の素養がなく、そこまで興味もないためにほんとに単体での印象だけで判断するしかない。ガメラについても周りに熱心な特撮ファンは結構多いのだが、残念ながら私は幼少期にゴジラ・ガメラといった怪獣文化にほとんど触れてこなかったため、おそらくこの作品にも色々と含まれているであろう「既存作品への言及」とかオマージュが分からず、あんまり興味が持てないという状況。以前も劇場作品のゴジラとか、地上波放送でもゴジラ的なやつがあったはずなのだが、どれもこれもそこまで刺さることなく終わってしまっている。

 そのため、今作も「まぁ、地上波に降りてきたなら一応……」くらいの気持ちで視聴してみたが、まぁ、そんなもんだよね。スタートした画面を見て「おっ、久しぶりのポリゴンピクチュアズやないけ」と思ったのに制作クレジットはまさかのENGI。「えっ、こういうCG作劇もやるの?」とちょっとびっくりしたが、監督はまさに劇場版「GOZILLA」の人らしいので、なんかよく分からんけどその流れを汲んでいるのだろう。

 ただ、残念ながら劇場作品で必死に画面を作り込んだゴジラと違い、こちらの作品は「省エネのためのCG」に見えてしょうがない。まー、この手のデザインも慣れたといえば慣れたのだが……キャラクターモデルがだーいぶ時代遅れな古さでして……カクカク動いてモーションの滑らかさにも難があり、なんかPS2のゲーム見てるみたい。おかげで頑張ってドラマを作ろうにもなかなか頭に入ってこない残念な結果に。……どうしたもんかね。まぁ、まだガメラ出てきてないし、出てくるまでは見守っていくか……(最後まで出てこなかったらどうしよう)。

 
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○「片田舎のおっさん、剣聖になる」 4

 また随分と古式ゆかしいテンプレに則った捻りのないなろうなもんで、結構な古典なのかと思ったら全然そんなこともなかった。なろう世界におけるスタンダードがマジで分からん。

 これまで割と名前を見かけることが多かった作品。ちなみに私がなろう作品のタイトルを見る場所というのは、Kindleストアの無料試し読みラインナップである。そこでちらほらタイトルは見た気がしていたので(まぁ、似たようなタイトルだらけなので識別できてないだけかもしれないが)なんか古い作品なのかと勘違いしていただけ。ただ、アニメ制作側も粗製濫造有象無象なアニメに終わらせるつもりの作品ではないらしく、制作は最近まで「異修羅」で頑張ってくれたパッショーネだし(厳密にはよく分からんスタジオとの共同だが)、一番分かりやすい指標として、OPが西川貴教、EDがFLOWというやけに金がかかってそうなアーティスト起用からも「格好いい風に仕上げてみせるぜ!」という意気込みは感じられる。おかげでアニメーション自体は悪くないのだが……。

 まぁ、筋立てがね。なろうと言ってもステータスウィンドウも鑑定もアイテムボックスも出てこない、一応は「普通のファンタジー世界」を舞台にしているので世界設定自体の嫌悪感は薄め。ただ、そこで描かれるいつもどーりのヨイショ気質がほんとにきつい。主人公のおっさんは平田さんボイスのおかげで実に良い昼行燈っぷりを演出してくれているのだが、「しょぼくれよう」というおっさんの方向性と周りのアゲのテンションの差が本当に気持ち悪く、集まってくるのがいつも通りのハーレム展開なのでそれだけでそっ閉じものである。主人公とかその親父さんがいくらか和のテイストも含んだ質素な衣類をきて「片田舎」っぷりを出そうとしているところに、毎度お馴染みビキニアーマーで女騎士が訪問する図、ギャグにしか見えない。野郎連中が普通の制服なのに女性陣は軒並みビキニなのはマジでどういう風紀の世界なんでしょうね。

 シナリオを色眼鏡無しで見た時に、「主人公は気づいてなかっただけで普通に優秀な剣士であった」という設定自体は別にいい。チートもステータスもレベルアップもない世界なら、別にそういう人がいる可能性はゼロではないからだ。ただ、周りの人間が満場一致で認めるほどに優れた技能を有していた人間が、じゃぁなんで片田舎で隠遁してたんだよ、という部分については説得力のある説明が必要だ。でないと今作のシチュエーション自体が成り立たないからだ。おっさんがいくつなのかは知らんが、分別のつく年齢である程度常識的なセンスの持ち主なのに、「自分の才能だけ認識できていない」というのはかなりいびつな状況。「主人公がすげぇバカ」以外の説明がつかないと、やはり納得はできない。今作の正式なタイトルは、「片田舎の剣聖、今まで気づかずにおっさんとして生きてた」の方なのだ。

 まぁ、そこまで考えて筋立てを作ってないだろうな、とは正直思っている。どこまで行っても、結局は切り候補からは逃れられないだろう。

 
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○「九龍ジェネリックロマンス」 6

 九龍城について私が持っている知識は「金田一少年の事件簿」で舞台になったなぁ、というくらいのものです。あの有名な九龍城って現在は味も素っ気もない公園になっちゃってるのね。

 さて、なかなか奇妙なタイトルの作品がスタート。漫画原作で、作者はアニメ作品でいうと「恋は雨上がりのように」の人。確かにヒロインの造形はなんとなく見覚えがあるデザイン。まぁ、それくらいの認識しかないので原作についてはさっぱり知らない。全く事前知識なしの視聴となったが、映像もシナリオも、そしてヒロインのエロさも、いい具合に引き込まれる1話目だった。特にヒロインのエロさが。32歳、巨乳でケツもでかいチャイナ服眼鏡っ子ヒロイン、要素盛りすぎなのに押し付けがましくなく、やたらと艶めかしいのがいい具合にツボ。

 いや、別に「ヒロインがエロくていいよね!」だけで話を進めるつもりはなく、このエロさがちゃんと描けている映像部分がまず良いですよね、という話。ぶっちゃけ我々日本人に「九龍の雰囲気」なんて分かんないわけじゃないですか。作中で何度か「懐かしさ」という言葉が出てきているのでイメージとしては昭和の団地みたいなニュアンスの懐古趣味的な要素はありそうだが、どれだけそこに肉薄しても大きなプラス要素にはなりにくい。それでも、きちんと独特の雑多さ、人混みと気候からくるどうしようもない蒸し暑さ、気だるさ、そうした空気が画面に出てくるおかげで、ヒロインのどこか憂いを帯びたような雰囲気もじわっと滲み出してエロさにつながっている。冒頭シーンのパンツもエロいが、ペンキ塗りシーンの際どい格好が特にエロい。もう、エロいだけずっと書いてる。

 そんなヒロインが何を思うかはまだまだ分からないところも多いが、タイトルに「ロマンス」と書かれてるんだから当然ラブがメインの要素になってくる。粗雑を絵に描いたような相手役の杉田キャラはちょっと古臭いデザインだが、これまたよくある「スーツ姿が似合う、粗野だが仕事ができそうな男」の模範的なフォーマット。突然の寝ぼけキスの熱量がやけに高いところとか、女性目線から見て魅力なのか欠点なのかよく分からん部分も多いが、ヒロインがちょっと気にしちゃう要素も分かるし、ちゃんと相手役たる権利を認められるくらいには造形が出来上がっている。そんな2人が今後イチャイチャしていくのかと思わせておいて、最後に大きなネタを放り投げて一気に興味を引く筋立てもそつがない。すっかり術中にハマって引き込まれてしまいました。これ、監督が岩崎良明氏なんですが、久しぶりに、ほんと久しぶりに岩崎さんの良いお仕事が見られそうでちょっと楽しみなんですよ。

 メガネヒロイン鯨井さんの中の人は白石晴香。メインヒロインが中の人の年齢の方が若いという珍しい例になってますね。いい具合にエロ気だるくて良い。鯨井さんの日常をずっとピーピングしてたい。

 
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○「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました〜そのに〜」 ―

 1期は4年前、こちらもコロナ真っ盛りだった頃のアニメですね。しかしあの頃と様子が変わったのはコロナだけではない。私がN話切りというスキルをマスターしたのだ!

 というわけで、正直切る可能性が高いです。まー、ほんとに毒にも薬にもならない作風なので観ていて大きな嫌悪感を抱くってほどのものでもないのだが、こちらの事情でそうした「無味」を摂取する余裕がなくなってきているというのが現実的な理由。4年で設定も忘れてしまったし、追いかけるモチベが著しく下がるのはしょうがない。いや、「別に設定とかご大層なもんないだろ」と言われたそうなのだが。

 一応、もう1つ変化している要素が「制作スタッフ」で、前作を作ったスタジオが事実上消滅してしまってるようなので別なところに任された様子。まぁ、元のところも特に愛着があったわけじゃないし、多分クオリティは可もなく不可もなくだったとは思うのだが……今回は1話目からすでに怪しい雰囲気が漂っており、より切りやすい親切設計になっているのだ。ちなみに、全然知らないスタジオ名だったので一応ググってみたらエイプリルフールの冗談みたいなホームページがヒットしてひっくり返った。すげぇデザインセンスだ……。アニメスタジオって、これでええんか?

 
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○「この恋で鼻血を止めて」 6

 これは点数つけるのに悩む作品……超絶アゲる要素と遠慮なくサゲる要素が同居してるために数字に出しにくいんだが、現時点での印象としては「振り切れれば正義」です。

 毎度中国からの輸入アニメを放送してくれるありがたい枠、BSフジのB8ステーション。3月までは「RINGING FATE」を放送してた枠で、さらなる中国原産アニメの登場だ。しかし、「時光代理人」や「RINGING FATE」のようなCGベースの作画じゃないアニメはどうにも評価がムズい。せっかく固まってきたと思っていた「中国アニメの評価軸」がまた大きくブレる。

 まずダメな部分からあげてしまおう。そりゃもう作画である。ショボい。断然ショボい。ただ、このショボさも国産アニメとは違った味わいがあるのが悩ましいところ。ベースとなる作画のショボさは、例えば「実験品家族」や「最後の召喚師」あたりが近く、技術力が上がったと思っている中国アニメも、ショボいところはふつーにショボいということが分かって残念なような、ホッとするような。ただ、この「ショボ作画アニメ」でも日本のクソ作画とは微妙に違うのが面白いところで……なんかね、動画の不備については、なんらかのコンピューター技術でもって強引に埋めようとするんですよ。日本製のクソ作画って、もう諦めてる雰囲気が出るじゃないですか。このアニメの場合、明らかに中割り足りてないようなパートでも、なんらかのCG処理(AIとか使ってるかも)でもって強引に「動かして繋ぐ」んですよ。おかげでかえって違和感につながったりもするのだが、しれっと「いや、ちゃんと全編動いてますよね? 完成品ですよ?」みたいな顔してる。これも良し悪しだとは思うのだが、遠慮なく使えるものを使って「臭い消し」してくる手管は周到。なんか、同じようにダメダメな食材を渡されても、調味料とかスパイスで強引に食える味まで持ってきてるような、そんな印象。

 でもまぁ、作画はダメなのは間違いなく、普通だったらハイさよならでいいのだが……作品コンセプトがカオスすぎる。なんかもう、楽しくなっちゃった。この感情は……funnyではない気がするがinterestingでもないな。Strangeっていうのが一番あってるのか。Oddかもしれん。とにかくずっと「なんやこれ」がついて回るのだが、訳の分からない展開が妙に気になってしまう。この感覚は「Call star」の時の感覚に近いのかしら? 

 だってさ、出だしからしてタイバニの丸パクリみたいなヒーローバートルTVが始まったと思ったら、そっから平凡すぎるOLの日常に話が移って「オフィスラブでもやるんか?」っていう流れ。そしてそこから「退屈すると死にます」という病を植え付けられたやさぐれOLと、責任取るために必死に貢ごうとするビギナーヒーローの恋愛コメディに突入するとか思わないでしょう。「退屈すると死ぬ」は単体としてはまぁありそうな設定ではあるが、周りのガジェットとの組み合わせがいちいち見たことなくて、「何がどうなるんや、何をしたいんや」ってのが分からずどうしても気になっちゃう。さらに主人公のやさぐれOL・モカの殺伐としたキャラが吹き替えの潘めぐみの好演もあっていい具合に刺さるものになっており、捨て鉢すぎるギャグのテンションも半歩ズレてるみたいで笑ってしまう。中国アニメとの最大のギャップって「なんか笑いの文化が違うよね」っていうところで、それについては「RINGING FATE」でも同根のものを感じていたのだが、本作はその「ズレまくったオフビートギャグ」みたいな部分が徹底しており、ここまで連発されるとだんだんおかしくなってくるのである。

 いいぞ、どうせ放送するならこういう訳の分からんものをどんどん紹介してもらった方が異文化交流は捗るってもんだ。まぁ、最後まで観るかどうかは未知数だが……少なくとも2話目を楽しみにしている自分がいるわ。

 
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○「アン・シャーリー」 5

YAIBA」からの2作品続けての「古い」アニメ。ただ、こっちの場合には別に「古さ」をネガティブには感じない。これは単にスパンが30年と100年の違いなのかどうかはよく分からない。

原典をよく知らないという意味では私にとってはそこまで差はない作品。一応「赤毛のアン」は当然知ってるし、幼少期に絵本とか、子供向けのヴァージョンで読んだ気はするので基本設定くらいはなんとなく覚えているが、過去のアニメはほぼ観てないので初見みたいなもんである。今確認したら完全に同一ではないが、「赤毛のアン」を源流とするアニメは2009年にも制作されていたらしいのだが、こちらは全然知らんかった。単にうちでは視聴できなかったから……か? あれ? でも2009年だったらふつーにBSは見られたと思うのだが……当時はそこまで視聴範囲を拡大してなかったのか、なんか分からんけどガチスルーしてる。まぁ、そもそもそんなに興味のないジャンルっていうだけの話かもしれん。

 その程度の距離感なので今更NHKで新作アニメが作られたとてそこまで興味も湧かないのだが、特に悪感情を抱かないのは、「改めてNHKで子供向けの赤毛のアンを放送する」っていう意味が理解できるからかもしれない。古典であれば旧作アニメを再放送しても同じような効果が見込める可能性はあるが、やはりアニメ自体のデザインは日々変わり続けているわけだし、お子さんたちも流石に40年前に制作されたアニメには抵抗もあるだろう。改めて今の技術・今の解釈でリライトする意味はあるんじゃなかろうか。実際、私は抵抗なく画面を観られたわけだし、阻害要因がないために「こいつが歴史的にも元祖と言えるかもしれないおもしれー女……」とか余計なことを考えていた。翻訳調の台詞回しなどはやや硬い部分ではあるが、そこも「名作劇場」的な味わいだと思えば理解はできる範囲だろう。アニメーションとしても高望みする要素は特にないので、せいぜい崩壊しない程度で維持してもらえれば。

 唯一気になることがあるとすれば、「シリーズ構成:高橋ナツコ」という呪いの言葉。最近は悪さも減ってきていたが……ケチがつかないことを祈るしかないね。

 
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○「真・侍伝 YAIBA」 5

 読売の青山剛昌オールベット感すごいな。あ、でもらんまも読売か。サンデーの囲い込みというのが正しいのかもしれない。

 数字だけ確認しておくと、本作の連載は1993年まで、このタイミングでアニメも制作されているという。つまりざっくり30年前の遺物である。ちなみに私は原作も知らなければアニメも見たことがなく、これが純然たる初見。青山剛昌の出世作として存在していることは知っていたが、わざわざ見に行く理由はなかったので触れたことがなかった。そういう意味ではわざわざ触れられる良い機会なのだが……なんで30年前の遺物が掘り返されたのかは1話目だけだとあんまり分からなかった。そりゃま、当時の漫画として人気が出たものなのかもしれないけど……現代に改めてWIT STUDIOの総力をあげてアニメ化する意義はなんなんだろうか。比べるもんではなかろうが、「うる星やつら」ほどの歴史的な意義は感じられないんだが、それは単に俺の知識不足なのかしら。

 アニメとして興味深い点は、意図的にかなり「古臭い絵柄」というか、当時の原作の子供向けギャグ漫画っぽいデザインを踏襲しようとしているところ。WITの制作なのでアクション作画などもとんでもないクオリティになっているし、チャキチャキ入れ替わる賑やかな画面はアニメ化に際しての気合いの表れだと思うので普通に考えれば充分な加点要素なのだけど……なんか、そこまで頑張ってやる内容なのか、というのが不安。これは悪口でもなんでもなく、純粋に作品としては「古い」わけじゃないですか。「現代に甦っても色褪せないなぁ」みたいな恒久的な素晴らしさがあるとは思えず、全体的に「古臭いネタ回しと筋立て」が気になってしまう。

 加えて、今作は時代考証の面倒くささからか、舞台としては現代劇になっている。となると余計に「古さ」が際立つように思えてしまい、画面の「昭和のギャグ漫画」っぽさとの乖離が激しい。まぁ、WITの作風からすると昭和の再現よりもこっちの方が強みが出るという判断も理解できるのだが……なんだかどっちつかずの印象。

 まぁ、言うてもそこまで真剣に品評するような対象ではないと思うのだが、土曜夕方枠で全力作画アニメを放送して、どこまで評価されるかはちょっと気にはなる。これまでコナンしか知らなかったお子さんたちにリーチして認知が広がるならそれでいいのかもしれない。

 
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○「炎炎ノ消防隊 参ノ章」 ―

 オープニングを女王蜂に依頼したのは「火炎」のイメージがあったからじゃないかという勝手な予想。その結果出てきた曲のタイトルは「強火」。伝わったんだろうか。当たり前の話だが、ここまでオープニング楽曲は「インフェルノ」「SPARK(火花)」「TORCH」と全て火がモチーフである。現代アニソンのなんたるかが分かりますね。

 アニソンの話から導入してる場合は話すことがあんまり無い証拠だってのはこないだバラしてしまったネタなのだが、そりゃ5年も経っちゃってますからね。私のドブ色の脳細胞では記憶を5年も維持するのは難しいので……覚えてないのが正直なとこなんですが、ありがたいことに1話目ではそれなりに復習も挟んでくれたのでなんとなく勘どころは思い出すことができた気もします。振り返ってみると5年前ってコロナ真っ只中の一番頭が胡乱だった時期だもんなぁ。マジで仕事もせずにアニメだけ観てた……んだっけ? もはやそれすら分からない。

 そんな時代に観ていた2期目は割と面白かった印象だけはあり、感想でもそれなりに高評価を与えている履歴が残っている。この作者のお話って、突飛すぎるから最初はとっつきにくいんだけど、地盤が整ってくると予想もしない刺激がポンポン飛んできてそのかっ飛んだキャラを見てるのが楽しくなってくる、というのが「ソウルイーター」から続いている性質な気がする。多分1期目ではそこまでついていけなかった要素も、2期目で受け入れやすくなってたんじゃなかろうか。

 また、2期目からは監督が八瀬祐樹氏からスイッチしているというのも要素としてあったかもしれない。八瀬さんのクセのある演出も嫌いではない気がするんだけど、今作のようにブンブンアクションも振り回す作品だとちょっと重くてね。2期からの監督は南川達馬氏で継続。その他のスタッフはちょこちょこ変わってはいるが、監督とスタジオが持ち越せただけでもありがたく思わなきゃね。新しいシーズン、2期同様にいい刺激が出てくることを願おう。まぁ、実際1話目から意味わからんトンデモ展開になったしな。何か起こりそうではあるな。

 
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○「謎解きはディナーのあとで」 4

 ミステリアニメの流れは尽きまじ。今期はこれ以外にもあるのよね。何かミステリアニメのブレイクスルーを起こす作品が現れるものだろうか。

 残念ながらこのアニメがその口火を切る気配はないかな。毎度お馴染み「ミステリとアニメの相性悪い」問題がそのまんまのっかってる状態で、要素を切り出して並べるだけで手いっぱいであんまりアニメとしての見栄えを意識する余裕はなさそう。「まぁ、こうなるよね」くらいの印象。

 原作は多分ある程度既読だったとは思うんだけど、正直あんま覚えてない。だってほら、この通り軽いテイストが売りのミステリ作品なもんで、どっかで暇つぶしくらいの感覚でつまんだ感覚はあるんだけど、短編シリーズだし、別に印象に残るような話もなくて、さっぱり覚えてない。基本設定くらいは認識してるので多分読んだことあるよね、くらいの付き合い。そういう意味では前クールの知念実希人と大差ない距離感の作家ではあるんだが、東川篤哉はだいぶ付き合いは長いのでその分馴染みがあると言えなくもない。馴染みがあるはずなのに記憶があんまりないということで、トータルすると別にそんなに好きな作家でもないというのでQ.E.D.

 まー、ミステリのネタ自体は多分最低限の要件は満たしているはずなので、あとはアニメとしてどこまで盛り上がれるか。一応のセールスポイントとしてはヒロインの中の人・花澤香菜のテンション芸でユーモアにプラスを加えてくれている部分はちょい期待が持てる部分ではある。ただまぁ、なんかギャグのテンションがちょっと古臭い感があって、どうにもノリきれないのよな……。こればっかりはもう、慣れるしかない部分だし、キャラが馴染んでくればもうちょい楽しめるようになるかもしれないんだけども……そこまで積極的に楽しもうという作品でもないんだよなぁ。

 ミステリとしてもギャグとしても、あんまり過度な期待は持たずにヌルく見守ろう。

 
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
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