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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「B-PROJECT〜熱烈*ラブコール〜」 ―

 気づけば3期目ですってよ。まぁ、終わるたびに私の脳内からはだいたいの記憶がデリートされてしまうのであんまり積み重ねてる感じもしないのだが。

 1期の夜叉丸フィーバーがやたら印象に残っていた作品だが、正直に白状すると2期の記憶は全くない。確認したら1期が7年前、2期が4年前。そりゃ覚えてろって方が無理なわけで……しかもどういう理由なのかは分からないが、今作は1期2期3期と全て制作スタジオが変わり、当然監督を含むスタッフも総とっかえを繰り返しているという。どれくらいのファンが追いかけているかは分からないが、多分ファン目線ではあまり恵まれたアニメ環境とは言えないのではなかろうか。

 3期スタートもいきなりトンチキな設定から始まったあたりは「あぁ、こんな感じだったな」と思ったものだが、そこから全アイドルを拾いつつも、間違いなく主役はアイドルじゃなくてマネージャーちゃん。しかも「人気が出て、会社がおっきくなったもんだから忙しくなって方向性が迷子になる」という残念な方向の闇落ちからスタートしてるのでテンションが暗い。いや、こんな暗さは夜叉丸さんに比べれば屁でもなかろうが、アイドルアニメの出だしとしてあんまり心踊るもんじゃない気がする。

 加えて、すでに闇落ち系男性アイドルアニメとしてはやれることを全部やって振り切れてしまったアイナナという大看板があり、同じ土俵の上だのどうしてもあの反社クライムアイドルアニメと比較してしまうのもやや難。どこかで思い切ってアクセルを踏んで、「こりゃぁアイナナでも無理だ!」っていう展開がないとちょっとお付き合いを続けるのは辛いかもしれない(同時に「こりゃぁうたプリでも無理だ!」も実現できないとな)。

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○「オーバーテイク!」 5

 これまでほとんどなかった「自動車レースをテーマにしたアニメ」が、なぜか知らないけど今期は2本同時に放送されている。なぜかこの業界、こういう変な偶然がちょこちょこあるね。

 というわけで車がテーマの作品だが、先んじた「MFゴースト」は多分峠を攻める感じなのに対し、こちらは「F4」という耳慣れない競技がテーマ。ほんとにそういう分野に興味がない私は、正直言って初耳である。言われてみれば確かに「F1の1って何?」って考えたことがなかったが……「4」なんてあるのか。また変なところに目をつけたアニメだ。まぁ、素人からしたら1だろうが4だろうが「なんか車が走っとる」くらいにしか見えないからあんまり競技自体の区別はつかないので、周りで起こる有象無象が全体的にF1よりも小規模であることからその辺の雰囲気を追っていくことになるのだろう。

 制作はTROYCA。そしてTROYCAということで監督を務めるのは久しぶりのあおきえいという気合の入った布陣。随分久しぶりな感じがしたけど、確認したら監督作は3年前の「ID:INVADED」以来か。個人的にはあおきえい監督作品というだけで手放しで期待してしまう部分はあるのだが、今作に限っては「でも自動車レースがテーマだからなぁ……」とやや及び腰。興味がないものに対しての腰の引け方では人後に落ちない自信があるからね(なんやそれ)。似たようなニュアンスとして、ちょっと前に「群青のファンファーレ」という作品があり、「おっ、加藤誠監督作品か! ……でも競馬学校って……」という状態で見始めて、結局あんまりハネない作品になってしまったのは苦い思い出。ただ、今作に関しては1話目から題材に触れていく手つきに流石の技を感じるので、興味がないテーマではあるが、何か面白いものを出してくれるんじゃないかという期待もそこそこあったりする。

 具体的にどの辺が引っかかったのかはあんまり認識できていないのだが、例えば「レースを題材にしたアニメを作ります」からスタートして、最終的に「そのレースを取材するカメラマンの方にドラマを設定して競技を追いかけます」という配置がまず周到だ。私ほどでないにせよ、世の中の人は多分そこまでF1やらF4に興味がない。そういうお客さんを引き込むためにはどうしたって「面白そうに見せてくれる解説役」が必要であり、素人目線から世界に引き込まれていく主人公に、今作のカメラマンはいい具合にマッチしている気がする。「過去のなんらかの事件で人物写真を撮れなくなってしまったトラウマ持ちが、純粋にF4の熱に当てられ、競技者に惹かれたから自然に写真を撮っていた」って、気持ちはよく分からんけどなんか印象的なスタートじゃないですか。そういうドラマ作りの手馴れた感じは、多少期待を寄せてもいいのかとは思っている。

 あとは映像部分でどこまで完成度を高められるか。元々メカ作画の練度でのしあがろうとしていた(?)TROYCAのことだし、多分肝腎要のレース描写はそつなくこなしてくれるんじゃないかな。あとはキャラデザの勝負か。女の子が可愛くなることを願うが……1話目で出てきたチャラ男の取り巻きはあんまり可愛くなかった(まぁ、モブだしな)。うえしゃまボイスの関係者、どんくらい話に食い込んでくれるかなぁ。

 

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○「鴨乃橋ロンの禁断推理」 5

 当たり前のことなんだけどさ、同じ人間のキャラデザでも今作と「PSYCHO-PASS」だと全然雰囲気が違うってのは面白いもんだよね。漫画版よりは近いのかもしれんけど。

 ちょっと申し訳ないけど、原作はやや既読。例によって電書版の無料試し読み分があったので以前1巻だけ読んだことがある。おかげでどうしても新番組の1話目をあんまり新鮮な気持ちでは見られなかったんだけど……まぁ、2巻以降は知らないから許してくれよぅ。

 初見じゃないから評価もちょっと適当にはなったが、まぁ、「ふつー」くらいのクオリティ。ディオメディアといえば一時期は残念クオリティの代名詞みたいなスタジオだったが、いつからか割と頑張れるパターンも出てきた(引き続き残念な場合もあるが)。今作は割と頑張ってる寄りのクオリティで、線画多くてごちゃっと見づらい原作を程よくブラッシュアップして見やすいキャラデザにしてくれている。唯一気になるのは担当してる監督が今期「聖女の魔力は万能です」と掛け持ちらしいということだが……まぁ、制作時期が被ってるかどうかは分かんないし、少なくとも1話目で手抜かりがあったようには見えないので、余計なことは考えずに出てくるものをそのままで受け止めたいところ。

 ただ、そうして受け止めるとなると今度は「アンファル」で触れた「ミステリとアニメ、致命的に相性が悪い問題」が立ち塞がるわけだが……この問題を緩和する方法としては、アニメ的に虚仮脅しが効くトンチキな設定に振り切るのが手っ取り早い。「アンファル」はそこに一定の評価ができたわけだが、今作は流石にバケモン連中は闊歩してないので……探偵の舐め腐ったキャラがどこまで際立つかにかかってますかね。阿座上洋平演じる探偵はいかにもジャンプ漫画っぽい装飾ではあるが、案外悪くないんじゃないかという期待もある。さて、今期のミステリアニメは芽が出るかな?

 

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○「SHY」 7

 人類には、ちゃらんぽらんな能登麻美子からしか得られない滋養がある。ちなみに個人的なベスト3は、第3位:ミカさん、第2位:ハイラ様、第1位:巴さんです。「酒飲んでる時の能登麻美子本人」は殿堂入りです。

 え、何これ、めっちゃ面白いじゃん。全く知らないタイトルだったのだが、原作はチャンピオン系列の漫画とのこと。いきなりヒーローものが始まってあんまり肩肘張らないタイプかな、という印象で見始めて、なぜか最初に連想したのは「ヒロアカ」よりも「コンクリートレボルティオ」だった。監督は安藤正臣氏で、いかにも安藤さんらしい「コマ割り」を多用した演出でお話は軽快にサクサク進んでいく。制作はエイトビットで、前クールの「SYNDUALITY Noir」、ちょっと前の「ブルーロック」と最近作画がやたら好調。今作も陰影がビシッと決まった美しいグラフィックで奥手な女の子・テルちゃんの表情をつぶさに描写していく。

 変な導入だったもんでギャグメインかと思わせておいて、突然ディープな「ヒーローの苦悩」へと接続し、間を変なロシア人などで和ませつつ、最終的には「魔女の宅急便」よろしく能力を取り戻す王道展開でビシッと1話目をキメた。「ヒーロー譚」としてはほんとになんの変哲もないお話だったんだけど、ヒロイン・テルちゃんのキャラがいい具合にハマってるのと、お話がとても飲み込みやすかったおかげで、うっかりクライマックスはちょっと泣きそうになってしまった。いきなりこんなに惹きつけられるアニメにぶつかるんだから、やっぱり新番チェックは油断できない。

 というわけで視聴直後は割とテンションがあがっちゃったのでちょい贔屓目での評価高め。キャラデザも含めて画面の要素がとにかく好みだったので早くも来週からが楽しみだわ。別に気を衒った変なことしなくてもいい。ヒロアカあたりと被ってしまってもなんの問題もないので、ただ純粋に作者が描きたい「ヒーロー像」を追いかけてくれればそれでいいや。あとは敵サイドがどんな設定になるかよねぇ。今回ホテルの事故現場に露骨に怪しい少年みたいな姿が確認できるけど、多分確実に「敵対勢力」はいるよね。敵の規模感でヒーロー譚としての見栄えも変わってくるし、1クールで終わらせる必要もなさそうなので伸び伸びやってほしいわ。

 

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○「ミギとダリ」 5

 先ごろ原作者の早世が報じられた、なんとも因果な作品。アニメ化企画自体は数年前から進行していたのだろうから時期的にはどうしようもないのだろうが、作者さんはこうして放送が始まるのを見届けられなかったというのは無念ではあっただろう。なんとか良いアニメになってくれることを祈るばかりだ。

 私にしては珍しく、原作既読。きちんと完結まで読み通している。最近ちょっと減った「漫画喫茶で読んでる」パターンで、確か2巻か3巻くらいまで出てたところで「あの『坂本ですが』の作者の新作かぁ」ってんで手に取って、そこからドはまりするというほどではないが、サクサク読めるし、大して量も多くないってんで完結までは新刊が出るたびに手に取ってはいた。おかげでいいのか悪いのか分からんが内容はおよそ知ってる状態での視聴ということになる。「いや、別に悪いことないやろ」と思われるかもしれないが、どうしても内容を知ってる作品だと視聴が疎かになってしまう傾向があるのでな……それこそ作者さんに申し訳ないね。

 などの事情を諸々飲み込みつつ、アニメとしては可もなく不可もなく、やや「可」寄りくらいの印象だろうか。元々珍妙な空気感が持ち味の作品。それこそ「坂本ですが?」についても、独特のギャグをアニメに落とし込むに際して微妙にクド過ぎてそこまでハマらなかった前歴があり、「アニメにすると雰囲気を発揮するのが難しい作家」という印象である。まぁ、元々原作の時点でもギャグ部分については「ハマる人はハマりそうだな」とは思いつつ、私自身はちょっとクスッとしたり、真顔だったりしたのでそこまで相性がいいと言うわけではないのだ。

 でもまぁ、アニメはやっぱり「可」でいいかな。多分「坂本ですが?」の時よりも雰囲気の統制は取りやすい。ギャグでありサスペンスであるという両面性を持つ作品だが、サスペンスであること自体もいわばギャグの一環といえるデザインなので、そっち方向に実績のあるまんきゅう氏に監督を任せているのは正しい判断だろう。BGMの不穏さなども加えて「なんとなく気持ち悪い雰囲気」を維持しつつ、笑いにつなげるところはポンと1発のインパクトのでかいセリフ(単語)レベルで攻めるという構造は、ショートギャグの構成に似ているのである。おそらく原作未読の視聴者がこの1話目を見たら「なんかちょっと気持ち悪いけど……続きは気になるな」くらいには思ってくれるんじゃなかろうか。私の中の感覚として「ジョジョの第4部みたいなノリ」だと思っているので、気持ち悪かろうが楽しかろうが、とりあえず興味を引っ張り続ければ問題ないと思ってる。あとはより緊迫感が増していく展開をうまいことテンションを維持して描き続けられるかが勝負の鍵になってくるだろう。

 堀江瞬・村瀬歩の「女性キャスト並の音域コンビ」が綺麗にユニゾン出来ているのは気持ちがいいし、老夫婦のキャスト、特に三石琴乃は「このギャグワールドに耐えられる役者はなるほどそのあたりか」と納得感が強い。みんなでいい具合にふざけていただければ。しかし、これって1クールでは流石に終わらない気がするけど……どうまとめるのかなぁ。

 

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○「冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになっていた」 5

 クソみたいななろう構文のタイトルだが、短くまとめれば「うちの子おりこう」である。ほんと、この文法さえやめていただければ幾らかでもイメージアップに繋がるものを……。

 というわけで、タイトルは相変わらずだが内容としてはあまり嫌悪感が湧かないため、なろうにしては無難な滑り出し。かつては「娘のためなら魔王も倒せるかも」とか言ってたなろう作品もあったが、こちらの作品はそんな愛娘の方がチート級に強くなっちゃった父娘のお話である。「チート級」という言葉は使ったが、1話目時点で今作に出てくるなろう的というかゲーム的要素はせいぜい「Sランク」という言葉くらい。ステータスオープンもなければ鑑定スキルも発動せず、多分何かあるだろう娘の出生についても、今のところ転生者の気配はない。つまり、父娘のちょっと行き過ぎた愛情を中心にはおいているが、やってることは至って普通の(?)ファンタジー作品である。もちろん娘の強さの理由がわからないと本当の意味ですっきりは出来ないだろうが、考えてみりゃ悟空の強さの理由(サイヤ人であること)が判明したのってコミックで何巻目だよ、って話。別に理由などわからずとも、娘さんが頼れる仲間たちと冒険を繰り広げたり、愛する父親にいい格好を見せようと奮戦したりする作品なら、それを面白がるのに理由はいるまい。

 制作は「彼女が公爵邸に行った理由」を担当した颱風グラフィックスというよく分からないスタジオだが、キャラ動画はさておき、背景描写なんかは「公爵邸」の時と同様にちょっとスケッチっぽい淡い絵柄がいい具合に雰囲気を出しており、キャラのデザイン自体も悪いもんじゃない。娘さんがもう一段階可愛かったら言うことなしだったのだが、あんまり阿漕すぎるデザインにしても「最強Sランク冒険者」という設定に齟齬が出ちゃうだろうし、無難な仕上がりと言えるんじゃなかろうか。総監督にクレジットされてるのはもりたけしなのだが、彼が監督ポジになってるのは随分久しぶりに見た気がするな。シナリオラインで今後気になるのは「このまま延々娘さんが父親に合わない状態が続いたら流石に飽きるだろうな……」という部分だが、流石に次週のサブタイトルを考えれば次回で里帰りできる……のかしら?

 中の人については言うことなしで、女の子だらけのパーティでも別にいいじゃない。極度のファザコン早見沙織というのも意外に新鮮で味わい深いし、パーティメンバーの河瀬・大久保コンビも音域が多方面に広がって面白い配置。あれだね、流石にこんだけキャリアを重ねたらるみるみの巨乳キャラ実績も増えてきたね(気にするのそこ?)。

 

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○「MFゴースト」 4

 俺にありがちな「比較的メジャーな文化に触れたことがない」事例の1つ。しげの秀一作品、改めて考えてみてもほとんど接点がない人生だった。まぁ、青年漫画の場合は触れたことない人もそこそこ多いのかしら?

 一応「イニD」の冒頭くらいはなんでか知ってるんだよな。漫画で読んだのか、はたまたアニメを見たのかはさっぱり覚えてないが、豆腐屋のせがれが峠を攻める話だってことくらいは知ってる。しかしそこから先に全く進まなかったのは、おそらく大きく2つの理由がある。1つには、世間的にはオタクは共感してくれる部分が多そうなのだが、これまでの人生において「自動車」というものに興味を持ったことがほとんどないため。今の若い世代は車離れが進んでいるらしいが、俺らくらいの世代だって、もう経済的な理由とかで車を持たない人が一気に増えたはず。私も田舎住まいのままだったら車を持たない人生は考えられなかったのかもしれないが、車に優しくない街なんかに住んじゃった日にゃ、もう自動車を持つことなんて考えもしない。そして当然純然たるメカニックとしてもあまり興味の湧くものではないので、そもそも作品のテーマ自体がどうでもいいのである。

 そしてこれはあんまり共感がもらえない部分かもしれないが、単純にしげの秀一の絵があんまり好きじゃない。車に興味がないから車の描写の上手い下手なんてもんは分からんが、そもそもキャラクターレベルでの絵柄にあんまり食指が動かない。私は絵の選り好みが激しいので、青年漫画の絵って基本的にあんまりそそられないのよね。そうして2つの理由から漫画の「頭文字D」には触れなかったし、今確認したらアニメもさまざまな媒体で断続的に制作されてきたようだが、多分触れたことはないはずだ。

 そんな状態なので、今作についてもぶっちゃけ「興味がない」の一言につきる。アニメ化に際して「あんま好きじゃない」キャラデザはソフトになっているので見やすくなっているし、多分マシンの描写なんかも頑張ってCGを立てているので決して悪いもんじゃない。多分、1話目のクオリティを純粋に評価するなら「まぁ、並かややプラス」くらいでいいはずだ。でも、やっぱりそこから「キャラデザが微妙に受け付けない先入観がある」「そもそも自動車レースが面白いと思わない」という個人的な補正が入っちゃうと、今後継続して視聴したいと思う未来があまり見えないのである。こればっかりはほんとに好みの問題なので勘弁してほしい。

 まぁ、ここからバリバリのレース描写でアニメとしてめっちゃ完成度の高いものが出てきたりすれば、これをきっかけに改めて読んでみようと思うかもしれないのでね。頑張ってくれる分にはありがたいです。……3話切りしたらごめん。

 

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○「キャプテン翼 シーズン2 ジュニアユース編」 ―

 確認したら前作の放送が2019年だった。そんなに前だったっけ……。「コロナ後」でも時代がひとくくりされてる感はあるのだが、こうしていつの間にか時代が変化してると、コロナ前か後かすら曖昧になりつつあるわ。

 というわけで4年ぶりの2期目ということになるが、制作サイドで何があったのか、制作スタジオ・監督が色々と変更されている。元々david proの制作だったらしい(あんまそんな印象もなかったけど)のがスタジオKAIに変更、さらには監督がなぜか小野勝巳になっている。ま、ぶっちゃけ1話目だけ見たところでそうした変更の影響は特に感じられないのだが……。

 1期目から漠然と感じていたことだが、キャプ翼って確かヨーロッパ圏ではかなり影響力を持っていたアニメらしいので、配信全盛で国外での視聴もやりやすくなったこのご時世、今作が「ふつー」くらいのクオリティでアニメ化されてる現状はなんかちょっと勿体無い気もする。それこそ近年のジャンプアニメのようにじっくりがっちり作った超絶クオリティにしちゃえばさらに箔がつく気がするんだけど……まぁ、所詮はリバイバルだからそこまで費やす価値もないってことなんでしょうかね。いや、別にいいんですけど。ただ、やっぱり翼がスマホで送られてきた動画を見てるシーンはなんか違和感あるよね。

 ちなみにエンディングテーマは1期に引き続き「燃えてヒーロー」なのだが、歌唱は現在話題の渦中(?)にあるジャニーズWESTである(1期ではOPを担当していた)。たった1つの芸能事務所のゴタゴタがこんなとこにまで影響与えそうなのはすげぇな。いや、別にアニメには影響はないけどさ。

 

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○「シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜」 5

 未だ成仏できない「ゾン100」の亡骸を踏みつけながらスタートした新たな日5枠。毎度のことながら宣伝はバンバン打たれてるし、期待を煽りまくってのスタート。なんだけど……。

 え? これ、マジで主人公がゲームしてる様子を見守るだけなの? ……どゆこと? それって……面白いか? いや、まぁ、ゲーム実況がある程度のニーズを得ているのだから、それが実際だろうが仮想だろうが問題ないのかもしれないが……なんかちょっと、久しぶりに「アニメ世界における仮想と現実とはなんぞ」っていう面倒臭い問題にぶち当たった気がします。

 話の起点は「SAO」の時代からあって、SAOが始まった時に私がつけた文句は「これ、ゲーム世界で死んじゃう人の話なら、視聴者目線でゲームである必要が全く無くない? 『ファンタジーアニメで、殺されたら死ぬ』と『ゲームのアニメだけど、ゲームで死んだら死ぬ』は本質的に何が違うの?」というもの。そこから「わざわざゲームの話にする意味が分からんからおもんない」という結論にしようとしたんだけど、そこからさらに「いや、視聴者からしたら、それが同値であるなら、普通のファンタジーアニメを見るのと同じ感覚で見たらええやん。ゲームであることに意味はないかもしれないけど、それを理由につまらないことにはならんやろ」という反駁が生まれた(俺の中でね)。「確かに、作中でどれだけ多層構造になっていたとしても、結局生き死にや冒険を描いているのなら、ゲームでも現実でも構わないのか」というので、ひとまず私の中でSAOの評価というのは一旦落ち着いた(まぁ、今でも別に好きじゃないけど)。その後も「防振り」や「究極進化したフルダイブRPG〜」などの似たような作品でこのメタ視点の問題はちょこちょこ再燃しているのだが、まぁ、「いまさらマジになるなよ」ってんで割と抑え込まれている。

 さて、翻ってこちらの作品である。マジで「評判がいいと言われているゲームをプレイする主人公」の作品。……改めて、どこを楽しめばいいんだろう……前提条件として、「ゾン100」と同じく日5枠の特権をフル活用して(?)映像部分に文句はない。監督に窪岡俊之、制作がC2Cというのは「便利屋齋藤さん」と同じ座組みで、アニメとしてのクオリティに不安はない。1話目でもクリアで見やすい画面を常に提供してくれているし、動きもチャキチャキしてて文句の出るところはない。ただ、そのクオリティでもって何を描くかって話で……。

 ほんとに単にゲームのチュートリアルやるだけなのかよ。しかもこれ、作品の性質を考えたら胡散臭いチートとか、バグとかを使っちゃダメな展開だよね? そしたら本当に「効率的な攻略と優れたゲームスキル」でのし上がっていく話になるの? ……まぁ、それはそれで面白い……んだろうか。「防振り」よりはまだ理解できそうではあるけど……ごめん、1話目ではマジで自分の感情と作品内容に折り合いが付かずになんとも言えない感情だけが残り、「主人公のママンの声がとても良かった」くらいしか感想が出てこないです。私のストライク世代の声優が順調にママさん役になっていくぅ……。

 

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