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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「範馬刃牙(第2クール)」 ―

 毎度お馴染みネトフリ配信済み作品で、今確認したらすでにこれよりも1つ先まで配信は完了しているらしい(配信はほぼ同時で、今回のピクル編の配信も今年の夏)。断続的にアニメ化が続いてるもんだから、もうどこまでやって何が起こってたかもよく覚えてないな。前クールの放送がもう1年以上も前らしいので、久しぶりには違いないんだけどあんまりそんな気もしないのは、作品自体がクッソ長いから1年2年なんて大したラグじゃないってことだろう。

 この辺まではまだ原作読んでたから「あぁ〜、あったなー」くらいで見守ってます。アニメ化としては可もなく不可もない、ほんとに地味なクオリティなんだけど、まぁ、悪くないので原作の楽しさ(頭のおかしさと言ってもいい)がちゃんと発揮されてれば文句ないよ。やっぱネタはそれなりに面白いし、原作の「全然進まないやんけぇ!」っていう苛立ちも、アニメできゅっとまとめてくれればすっきりするしね。

 久しぶりに見た寂海王、楽しそうで何よりでした。CV青山穣は本当にナイス配置。ちなみに、烈海王の方はもうすっかり「異世界で頑張る人」のイメージなので何をやっても全部ギャグ(もとからかもしれん)。

 

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○「陰の実力者になりたくて! 2nd Season」 ―

 こんなんだったっけ(この作品は割とこんなんや)。

 割と貴重な「そこまでヤじゃないなろう」の続編。1期の放送は去年の秋クールで、だいたい半年の休憩をおいての再開なのでリリースのテンポは悪くない。そして、なんとなくだけど私の中ではこの作品は「スパイ教室」と同じ箱の中に入っている感覚があり、多分「そこそこのクオリティのアニメーションだけど、とりあえずゴリゴリにキャストを固めておけば一定数の満足する顧客はいるだろ」みたいな作り方が似たような印象になっているのだと思う。「スパイ教室」は仲間たちを鉄板声優で固め、こちらもシャドウ配下をとにかく人気の面子で揃える(意外なことに重複してるのはいのすけだけ)。ちなみに私もそこそこ満足する一定層だったりするわけだ。

 久しぶりに見たけど、やっぱり作画面はしっかりしているし、女の子が可愛く描けているのは変わらず。2期に入って新たなステージに突入しても容赦無く新キャラの女の子をどんどん出していく貪欲さは見上げたもの。こんだけ徹底したハーレム設定を敷いているのだから嫌気がさしてもおかしくないのだが、なんだろね、絶妙に許せてしまう不思議なギャグの取り回しなんだよな。やれやれ系主人公が薄寒いことを言いながらチートで無双するっていうのは結局他のなろうと何も変わらないはずで、それこそどこぞのゼロをパクったような黒装束は「実は俺」とほとんど同じにもかかわらず、こっちの主人公は「厨二やりたい、厨二最高」と思いながら楽しんでやっている分、なぜか嫌味が少ない気がするのだ。うまいことキャラメイクに誤魔化されてる感はあるけどな。

 というわけで、引き続きヘンテコすれ違い厨二ギャグを楽しんでまいりましょう。なんだかんだいって、私は七影の連中よりもおねーちゃんが好きです。

 

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○「ウマ娘 プリティーダービー Season3」 ―

 さぁて待望の第3期。鳴物入りでの出走だ。

 とはいえ、今期からは考えなければいけない要素が1つある。2期までも「競馬知識の有無」というのは視聴体制に影響を与えるものだったが、ぶっちゃけ知らない方が楽しいまであり、史実として残されたドラマを、アニメファンが改めて女の子がいっぱい出てくるアニメで追体験できるという異次元の「史実再現ドラマ」が人気の一要因だった。しかし、2期と3期の間には「ソシャゲのリリース」という大きな出来事があり、今度は「ソシャゲ知識の有無」という差も生まれるようになったのだ。私はソシャゲ未プレイ勢なので、正直言えば「ソシャゲファンへのサービスが多くなると、未経験組はハブられる可能性もあるなぁ」とやや警戒してはいる。ソシャゲの方が想像以上の規模になってしまっている現状、そちらのファンを優先するのは致し方ないことだし、関わってない人間については「金も出してないクセに要求ばっかしてんじゃねぇよ」と言われたら返す言葉もないからだ。でもまぁ、1話目を見た限り、そこまで大きな問題にはならないように作ってくれるんじゃないかという期待はあり、あんまり心配もしていない。

 例えば1話目の登校シーンから「大量のモブ(?)ウマ娘が登場し、みんなして読めないくらいちっちゃい文字でもネームプレートを頭の上に浮かせている」という描写。これはもう、いちいち細かい名前なんか紹介するつもりはないぜ、という突き放しに見えなくもないが、まぁ、どう考えても単なるギャグである。ソシャゲプレイ組でも未プレイ組でも「いや多いわ!」と突っ込んでおしまい。元々さりげないところにシュールなギャグを混ぜ込むスタイルではあったので、こういう訳のわからん演出も好きあらばギャグに転化しようという姿勢はお見事。

 しいて1話目で分からず困ったことを挙げるなら、「この世界……年齢っていう概念はないのか?」という部分だろうか。2期でロリっ子だったキタサンとダイヤが成長して立派なトレセンの生徒になっているってことは多分2期から数年の時が経っていると思うのだが、ふつーにスピカにはテイオーとマックイーンが在籍してるし、なんなら1期ヒロインのスペちゃんも普通におる。なかなか「3世代を経た壮大なドラマ」で全部の主人公がしれっと集まってる作品ってのも珍しいんじゃなかろうか(ジョジョ4部のジョセフみたいなことじゃないのか?)。まぁ、どう見てもスペちゃんは現役そのまんまだし……ウマ娘ってのはある程度成長して実績を残すとそのまま不老不死になるのかもしれない。あれ、でも会長とかって引退して一線を退いてるイメージだよな……その辺、どうなんでしょうね?

 まぁ、先に書いたように「シュールギャグにして丸め込んでしまう」芸風なので、そうした時代のパラドックスもこの3期を描く上ではあまり問題にならない部分なのだろう。考えてみりゃ「脳筋元気系主人公と、お淑やか系サブヒロイン」という組み合わせを臆面もなく3世代連続でやってる時点でまともな判断基準など意味がないのだ。一応これまでとの違いはサブヒロインのダイヤが別チーム所属っていう部分ですかね。いちいち観客席でスペちゃんとスズカがいちゃいちゃしてて、テイオーがマックイーンとおてて繋いでたら新世代ヒロインたちがやりにくくてしょうがない気がするが、若い世代には頑張ってほしいですね。元々ツインターボとかライスみたいな脇のキャラでも全部ドラマを作っちゃうのが本作の見どころなので、先輩たちの出番は最低限でええねん。

 冷静に考えりゃほんとに同じような展開を繰り返すばかりの分かりやすいスポコン作品。いい加減に飽きてもいいと思うのだが、1話のダービーの様子はなんだかんだで固唾を飲んで見守ってしまう。レース中にカメラワークも素晴らしいし、1話分たっぷりキタサンのエピソードを引っ張ってのレース結果もグッとくるものがある。当然、視聴後すぐにyoutubeで実際のレースの様子も確認してしみじみしてしまいました。

 もしかしたら、わたしゃ今作であけこの実況が一番聞きたいのかもしれないわ。

 

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○「聖女の魔力は万能ですⅡ」 ―

 こんなんだったっけ(こんなんだった気もする)。

 1期は2年前の2021年。こちらはコロナ後の作品なので「割と最近」と言っていいと思うのだが、こちとらそこからの2年間でおそらく100本に及ばんとする大量のなろうをゴクゴク飲み干しているわけで、元々あまり印象のなかった作品をろくすっぽ覚えてないのもしょうがない。えぇ、しょうがない。

 先にどっかでも書いたが制作はディオメディアで、最近のディオメディアは割と映像が安定している。こちらの作品もキャラの崩れはなく、全体的に少女漫画的というか、ちょいと淡めの色彩で飾ったファンタジー描写は最低限の視聴に耐えるクオリティではある。あとはこれでヒロインが好ましい人物で「目立ちはしないけど普通の少女漫画として見てられるよね」くらいなら「虫かぶり姫」と同じようなの評価になってもいいんだろうけど……やっぱ端々でのイキりテイストはちょっと気になるかなぁ……。

 でもまぁ、一応今作は「異世界」の存在をすでに認めてしまっているので、異文化マウントがいちいち持って回った言い方をせずとも異世界人に通用するので余計なすっとぼけみたいなものが起こらないのはいい点かもしれない。ヒロインをイケメンが取り囲む逆ハーレム状態は相変わらずだが、そこまで理不尽な「みんな脳死状態でヒロインに心酔してます〜」っていう無双フィールドでないのもちょっと遠慮がある部分なので、2年を経ての印象はむしろ「まだ我慢できる方やな」くらいで軟化してる可能性もあるわ。あ、あと相変わらず「オープニングが結城アイラ?!」っていうのが微妙な加点ポイント。なつかし。

 

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○「東京リベンジャーズ 天竺編」 ―

 正直、あんまり書くことがないし、視聴のモチベーションも無い。過去2シリーズで面白いと思ったタイミングが無いんだよなぁ……。

 3期目は本当に「こないだの続き」とばかりにしれっと「38話」からの再開。まぁ、休みが半年だけだったからそれくらいでも大丈夫なんでしょうかね。そんだけ「2期が変なとこでブツ切れになった」ということでもあるんだけども。さらに驚くべきことに、今期はオープニングテーマに変更が無いという。いや、「シリーズを通じて同じアニソンを使う」っていう事例はあると思うんだけど、「1期から2期になるときに変更されたけど、3期は2期と同じ」ってすげぇ違和感がある。2クールでワンセットってことなのかな。

 色んなところで「どういう体制で作りたいんだろう?」というどうでもいい疑問が湧く作品ではあるのだが……まぁ、作品の中身そのものにあんまり興味が湧かないのでそういう反応になっちゃうのかもしれない。一応マガジンとしては「看板作品」だったはずなのに、なんでアニメは適当なんだろう。この辺の処理が集英社と違うところだなぁ。

 

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○「Paradox Live THE ANIMATION」 6

 なんか今期はものすごいペースで畠中祐の声を聞いてる気がする。なんかそういうサイクルってあるよね。ちなみに榎木はいつだってすごく出てくる(今作には出てない)。

 なんか、すごかったっスね。「野郎中心の(広義の)アイドルもの」ということで基本的に私は受け付けにくい枠であり、いくらか間引いて判断しようという防衛反応は働いているが、流石に今作1話目はかっ飛んでてすごかったわ。純粋に映像技術がすごい。冒頭のCGライブで一気に引き込まれ、「ベース作画もCGでライブがこの演出だと、世界がシームレスにつながるから没入感が違うなぁ」と感心させられた。こんだけの込み入ったCG作劇を可能にしたのはどこのスタジオか。「ポリピクでもなさそうだしサンジゲンも絶対違うし……」と思ったら、なんと正解はPINE JAM。最近調子がいいスタジオではあるが、まさかここまでがっつりCG作劇でぶん回せるようになっていたとは思わなかったのでめちゃめちゃびっくりですよ。こりゃぁ改めて注目していかないとね。

 そうして日常風景とライブ演出が雰囲気を維持したまま接続できるというのが1つ目の大きな武器。おそらくファンにはたまらない演出になっていただろうし、なんも知らんで見始めた身にも素直に「楽しい」と思える映像になっていた。CGによるシームレスライブシーンといえば当然「バンドリ」シリーズを思い浮かべるのだが、(キャラデザの関係もあるとはいえ)ライブシーンでの臨場感というか、ざっくり「リアルさ」みたいな評価軸で見れば確実にこっちが上だろう。まぁ、楽器演奏が絡むとまた難度は違うのだろうが、いよいよ日本のCGアニメもこの領域に入ってきたな、という時代の節目を感じる仕上がりである。今後も今作のライブシーンは注目して見守っていきたい。

 映像部分はお見事。シナリオラインは「複数のチームが絡みあうヒップホップバトル」というとっつきにくいテーマを扱っているので苦手意識はあるのだが、「ヒプノシスマイク」みたいにいっそ振り切れて「んなアホな!」っていう世界を作っちゃってる部分は好み。だってさ、「世界で突然、新たな金属が見つかった」っていうナレーションの始まりから「これにより、ヒップホップ業界は一変した」って絶対おかしいじゃん。いや、「DNAレベルで人の意識とリンクして動く物質」が現れたらもっと色んなところで世界が変わるやろ! SFとしてもおっきなテーマやろ! それなのに、何故か単なる音楽シーンのちょっとした変化だけで済ませちゃうっていう……いいよね、もう、世界が音楽のことしか考えてないっていう頭の悪いスタートがすごく好き。そんでこの謎の金属「ファントメタル」のおかげでライブシーンの演出も全部「作中世界では現実に見えてるビジョンです」っていう説明になっちゃってるので、作品世界とアニメ映像のリンクがさらに一段補強されている状態。馬鹿には違いないが、なかなか面白い設定を思いついたもんだ。

 まぁ、どこまでいっても「野郎ばっか」なのでそれこそ「ヒプノシスマイク」みたいにどっかで飽きちゃう可能性はあるが、やれるもんならこの映像技術で出来る限界まで挑戦してほしいわね。

 

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○「とあるおっさんのVRMMO活動記」 3

 もう先に予言しておきます、多分3話で切ります。ほら、どうやら今期はまた視聴本数が爆増しそうだから……そういう意味では助かる作品だなぁ。

 もちろん1話目だけでは全てを判断することなど出来はしないだろうが。どうやら「シャングリラ・フロンティア」で問題視した「単に誰かがゲームをプレイしている様子を見てるだけのアニメ」の2本目らしい。タイトルにもそう書いてあるし。そして「シャンフロ」はまだ「映像をちゃんと作っている」とか、「プレイヤーが頑張っている様子を描こうとしている」などのフォローを入れることができたが、こちらは擁護できる要素がほぼ無い。実になろうらしい、浅薄な見通しでの行き当たりばったりクソ展開が期待できるんじゃなかろうか。これまで様々ななろうアニメを看取ってきたが、流石にここまでスピーディに1話目で色々と破綻させている作品は久しぶりに見た気がする。

 唯一「あ、その設定は面白い」と思ったのは、主人公が「基本的にこのゲームをそんなに真面目にプレイする気もないからキャラメイクを適当にやろ」って発言していた部分。なるほど、なろう世界に遍在していたあの無個性な黒髪陰キャ主人公のビジュアルって、みんなこうして「やる気のないキャラメイク」から作られていたんだろうね。そこにこだわらないっていうキャラ設定は「なるほど、今までのイキり倒しちゃう主人公とは違う出だしになるのかな」と一瞬期待したが、始まって秒でイキり出したもんだからあっという間に設定破綻。お前にとってこのゲームはなんなんだ。

 「他の人らが取らないような不人気スキルを組み合わせたら強くなりました」の部分に関しては「防振り」などにも見られる非常に安易で浅はかな主人公ヨイショ展開で、「そんだけ人気のあるゲームのはずなのに、世界中のプレイヤーが最善手に気付いてない前提はナメすぎだろ」といつも思う。私がプレイするMTGアリーナなど、オンラインゲーにしちゃったもんだからすぐにメタゲームが固まるようになって制作側も苦労しているのだ。プレイ人口が増えれば増えるほど、最適プレイの解答が出るのが早くなり、こんなぽっと出でやる気のない主人公が「チート的に強くなれる」はずなどあるわけがない。挙句に「今まで役に立たないと思っていたジョブに一気に価値が出ました」という展開を見せるための方策が「運営が方針を変えたから」とかいう、完全に降ってわいたご都合主義。やめてしまえこんなクソゲー。周りにいるプレイヤー連中もみんな頭がイカれてるとしか思えん。

 映像制作は「レベル1」などを制作した安定のなろう実績を持つMAHO FILM。作画状態もお察しだし、最初に出てきたパーティの仲間がソードマスターヤマトみたいな造形なのはもうギャグなんだろうか。アニメにまつわるあらゆる情報が「見ない方がいいよ」と言ってくれている感。みんな、有意義な時間を生きろよ。

 

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○「聖剣学院の魔剣使い」 5

 まるで記憶に残さないことが至上命題であるかのような没個性のタイトルが面倒な作品。もうすでになろう系作品のタイトルなんて混乱しまくって覚える気などないが、こちらの作品は実はなろうじゃなくて単なるラノベというありがちなオチ。

 タイトルを見た時点で視聴モチベがガクッと下がり、冒頭の「魔王パート」がスタートしてガタガタやってる時点で「はいはいこのパターンね」と画面から目を離す勢い。実際、設定としては「ちょっとだけ早くスタートした屍神殿様」で、「腹に穴が空いたヒロインを蘇生させる」というところまでおんなじ。世の中に勇者が溢れかえってるせいか、魔王もいくらなんでも供給過多である。

 そんなふうに「はいはい、いつものいつもの」と思ってちょっとしかめ面をしながら見守っていたが、いざ魔王が転生を果たしてからの展開は案外悪くなかったりする。いや、筋立てはテンプレ以外の何物でもないのだが、「永い時を経て復活したから世界がガラッと変わっちゃった」感は他ではあまり得られなかった感覚。すでに視聴を切っちゃった「魔王学院の不適合者」みたいな作品って、転生して時代を飛び越えてるはずなのに世界が全然変革してないのでいちいち首を傾げていたのだが、こちらの世界は「魔法の世界」が一旦終わり、時代はちゃんと「科学の時代」に移っているらしい。それこそ最近の「英雄教室」みたいに「魔法&科学のハイブリッド」みたいな描写の作品ももちろん多いが、今作は「現代人」連中が魔法には見切りをつけて完全に科学(と聖剣)に振り切っているのでちゃんと魔王側が驚く理由になっている。こういうところで「あ、ちゃんと設定作ろうとはしてるな」と思えるだけでもちょい印象は良くなるものだ。

 そんで制作はパッショーネなのだが、作画状態は割といい方。キャラ絵もさっぱりしていて見やすいし、CGばりばりのバトルシーンも色んな面倒ごとから逃げずに責任持って描画してくれている。例によって女の子のエロを強調しすぎるところは気に食わないが(あと制服のデザインはいっつもどこかで見たようなものになっちゃうが)、潔く「ヒロインのルックスでも釣れるとこは釣っていきます」という意思表示になっているので悪いことじゃない。今後キャラがもっと増えて作画負担が増えた後でもこのクオリティを維持できるかどうかで視聴継続率も変わってきそうである。ただ、タイトルが「学院」なんだよな……この展開で学園ものにする意味って……。

 そうそう、麻里奈の全力ショタっこはなんだか久しぶりに見た気がする。というか主演自体がなんか久しぶり。一時代を作った役者が世代交代の波に負けじと頑張っている姿は勇気をもらえます。

 

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○「私の推しは悪役令嬢。」 4

 「目が覚めたら乙女ゲームの世界にいた」は「異世界転生」って言っていいんでしょうかね……。まぁ「異なる世界」には違いないけど、それを1つの世界として認識するのにややハードルがあるし、「転生」はもう色々おかしいし……「今更そんなとこ気にする?」と言われたら「だって他に触れる部分なくて」と答える。

 なろうクオリティです。以上。……一応、過去にアニメ化された「悪役令嬢もの」と異なり主人公(視点人物)が悪役令嬢ではなく、渦中の悪役令嬢を偏愛している好き好きbotが主人公というのは新基軸。おかげで「悪役令嬢もの」で必須だった「破滅フラグ」に縁がなく、世界のあり方について考える意味もなく、単なる学園ラブコメにしかならないという構造。つまり、これって異世界でなくてもいいし転生でなくてもいい。転生の行程にしてもその後の偏愛にしても、あらゆるものが「なんか見たことがある設定だからそれでいいや」で適用しているだけなので「見たことないこと」をやってるはずなのに「全部見たことがある」という妙な状況になってしまっている。多分、似たような作品をみたいなら「まりあほりっく」とかを見た方がオリジナルの刺激は多いから面白いと思うよ。

 「とにかく男役のキャラが薄っぺらい」とか「そんなん使う必要全くないのにまーた魔法の属性の話してる」みたいなイラッとポイントは数あれど個人的に一番我慢できないのは「主人公が令嬢を好いている描写が雑すぎる」という部分。好きなものは好きなんだからしょうがないのだろうが、「前提としてただ偏愛している」を認めた時点でもうラブコメとしての機微なんてあったもんじゃないわけでさ。そんなbotのくせになんの理由もなくなろうチートを持っていたり、「せりこの猪突猛進キャラの声は楽しくていいな」という中の人補正でまかなえないくらいに好感度が低いのである。あと絵はギリギリライン。多分、どっかで壊れると思う。

 まぁ、それこそ「まりあほりっく」みたいなギャグに振り切った作品なのだろうし、どこかで笑いのツボに刺されば楽しめるようになるの可能性もあるが……やっぱ設定の適当さは印象悪いわ。

 

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