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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「ホリミヤ -piece-」 ―

 2期目といえば2期目。ただ、構造はどうやら「王様ランキング-勇気の宝箱-」と似たような形をとっており、1期の時に選ばれなかった本編の合間のエピソードを拾い上げる形での新作アニメということらしい。「王様ランキング」の1年ぶりの放送ですら微妙に内容を忘れてたというのに、こちらは1期が2年以上前ということで絶望的じゃん……と思いきや、そうでもなかった。

 というのも、これは本当にたまたま(?)なのだが、今期の新作アニメの放送にかこつけて、電書版がいくらか無料読み放題になってるんですよ。「そういや中身すっかり忘れてるからな」ってんでほんとに最近これをちょっとつまみ食いの形で再読(漫画読むのは初めてだけど)。おかげでだいたいどんな空気感の作品で、どんな人間関係があったかを思い出すことができた。ちなみに「1期の合間を埋める形の2期」であるという事実についても、1話目の修学旅行エピソードがコミックだと1巻に収録されていたおかげで「あぁ、そういうことなんか」と理解できた次第。アニメが始まる作品は原作を読まないというのが自分ルールだが、今作のように「過去に放送してた部分を読み返すだけならええやろ」っていう理由で読み始めたら、まさかの新作パートを読んじゃったという、一種の事故である。

 でもまぁ、おかげでアニメの導入はやりやすくて助かりました。元々1期も嫌いな作品じゃなかったし、肩肘張らずに観られるゆるい雰囲気のラブコメは刺さるメンタリティの時には結構変なところに刺さる。2期目ともなるとどれくらい「いい」エピソードが残ってるか分からんが、わざわざこんな変な時期でアニメ化までかこつけたんだし、それなりに理由があってのことだと期待したい。

 

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○「実は俺、最強でした?」 4

 今作のいいところ→ゴットゥーザボイスが堪能できる。以上だ!

 というわけで今期も容赦無くやってくるなろうストリーム。もうこの際だから書いとくけど当然3話切りの最有力候補である。出だしからして純正のなろうであることを隠そうともしていないし、ご都合主義をオブラートに包むことすら放棄した毎度の展開はさぶいぼが止まらない。今作で特筆すべきはなんといっても主人公に与えられた「結界魔法」とやらの存在で、一応女神が与えたチートは「桁違いの魔力」だったはずなのに、それに輪をかけてイカれた万能魔法を使って世の中の全てを好き放題できる様子は全くもってワクワクしない設定である。あとは養父などが発言した「この攻撃はLV30以上でないと避けられないはず!」みたいなレベル至上主義もキツい。かろうじて1話目時点で「アイテムボックス」「鑑定スキル」などの名前が出てこなかったことだけが救いといえば救いだろうか(いや、でも自分の魔力値鑑定してたな……)。「はじめに下僕にするのが犬」修正も加えるとやっぱり減点した方がいいかもしれないな……。

 というわけでゴットゥーザ様のご利益こみでこの点数。一応映像部分は1話目ということもあって格別悪くはない。制作スタジオは「金装のヴェルメイユ」と同じところらしいので、それなら最後までそこそこ安定して走りきれる可能性は残っているか。あと、幼女な妹が種さんという配置も意外といえば意外。人生何度目か分からない「これ種さんなのかよ」サプライズを喰らってしまったのは悔しくも嬉しくある。ここから奇跡の逆転ホームランが……ないやろなぁ……。

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 なんか似たようなタイトルの似たような作品あったよなぁ、と思わせるアニメだが、割とがっつりエロい方にも寄せており、もうこれならいっそ僧侶枠に回せや、と思わんではない。

 Twitter漫画あたりから派生してんじゃねぇかな、という内容は「先輩がうざい後輩の話」と完全に被る。ちなみに「先輩がうざい〜」については、放送当時特に興味が湧かなかったが放送後、原作者がそのままの名義で作品のエロ絵も描いているというなんともやるせない事実が判明したのちに割と見てたりする(エェェ……)。やっぱエロくないと思っていたものにエロを上乗せされる方が意外性のサービスってのはあるもんですよ。

 そういう意味では、今作はもう、最初からエロ方向にも思いっきりやりますよ、という予備動作が露骨なので「そんな奴おらんやろ」で終わってしまいそうな予感。元々この手の一発ネタくさい「職場もの」みたいなのはあんまり惹かれない傾向にあるのだが、今作の場合もその流れが顕著。ただただ男に都合がいいだけの脳内お花畑非実在先輩の存在は、あまりに受け入れ難く、いっそ可哀想な人に見えてくるので痛々しい。実際の職場にこんな奴いたら、むしろ怖くない? どうしても「都合のいい要素」で構成されていることが見え見えなので、その中に「人格」を感じ取りにくいというのがなぁ。

 というわけで、初回はエロ要素についても「小さい先輩なら乳も小さくしとけや!」という不満があるためにややマイナスの印象。まぁ、映像部分にそこまで落ち度はないので、ここから万一シナリオラインで普通に面白いものが出てくれば盛り返せる可能性はあるが……この設定で面白いドラマって描けますかね? 正直あんまり期待してない。

 「おめぇ、前クールであんだけ『カワイスギクライシス』に耽溺してたんだから、現実云々とか捨て置いて単に可愛ければいいんじゃないんかい」と思われるかもしれませんが、そんなことはないんです。だって、猫は存在してるだけでかわいいじゃないですか。人はそうじゃないんです。世の中の全てが猫になれば、なるほどアニメと現実の境目もなくなるかもしれませんね。明日、家のドアを開けたら世界中が猫になっていたらどうしよう。助けてシュレディンガー!

注:私はクスリなどはやってませんが、体調不良による風邪薬の影響はあるかもしれません。

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○「ライザのアトリエ〜常闇の女王と秘密の隠れ家〜」 5

 「うにっ!」で「た〜る!」な作品のアニメ化。いや、タルは出てきてないけど。錬金術師の兄ちゃんが投げてた爆弾が樽だったかも。

 アトリエシリーズのシリーズアニメ化って実は初の試み? こんだけ息の長いシリーズでアニメに触れてなかったってのは珍しいなぁ、とは思ったけど、考えてみりゃつい最近も「Legend of Heroes」っていう例があるので、ゲーム作品のアニメ化ってのは案外障害が多いものなのかもしれない。今作にしても、なんかネット界隈で変なバズり方して知名度が上がってなければ出てこなかった作品かもしれないしね。いや、あのバズりが理由なのかどうかはしらんけど。

 というわけで「太もも作品なんだろ?」くらいの知識しかなかった作品。なんとライデンフィルムは前クールで「勇者が死んだ!」も担当しており、2クール続けての太もも作品とあいなった。いや、今作が太もも作品かどうかは知らんけどね。少なくとも1話目を見る限りでは「もちろんセールスポイントとして押していきますが、そこまでクドくならんように。エロで客を集めるタイプの作品じゃないからね」くらいの節度は守ってくれてそう。まぁ、女の子の身体を舐めるように接写していくエンディング映像にはそういう意図しか感じられなかったし、要所でやはり太ももにスポットは当たっていたが……汚れた目で見なければそこまで焦点を絞った演出にはなっていない。

 その分、とにかく丁寧に作品の成り立ちが紡がれており、1話目が1時間という贅沢な尺の中で、地味でなんてことない辺境の島の娘っ子が、錬金術師を目指すことになる立志の物語がきちんと説得力を持って描かれている。冒頭の生い立ちを聞いて「なんでこいつが錬金術やるんや?」と思ってみてたんだけど、ちゃんと憧れを抱き、目指すところから始めてくれるのね。言われてみりゃ、歴代の錬金ヒロインの中でそこまでちゃんと描かれたのがどれくらいいるのかはよくしらねぇや。

 ちなみに、以前どこかで書いたかもしれないが、私は「アトリエ」シリーズは初代と2代目(マリー・リリー)のみプレイしている。そのために基本的な作品の骨子は知っているし、どういう部分に魅力があるのかもやんわりと理解はしているつもりだが、あれからもう何年経ったかも分からないし、作品のセールスポイントがすっかり変わってしまっている可能性もある。でもまぁ、1話目をみてたらあんまり心配する必要もなさそうだ。ほんと、こんだけオーソドックスな「RPG最序盤のチュートリアル」を丁寧にやってくれる展開、久しぶりに見た気がする。「田舎者の主人公が冒険心を抑えきれずに里を飛び出すぜ!」なんて遥か昔から何本も描かれてきた物語のきっかけだと思うのだが、なんでだろう、最近のアニメだとこういうベタな語り出しって案外なかった気がするのよな。そういう意味では、丁寧さは決して悪いことじゃないと思います。

 ただまぁ、それが面白いと思えるかどうかはまだ判断のつかないところではある。丁寧さに好感は持てるものの、それが面白くて1時間があっという間、なんてこともなく、粛々とシステムの説明が終わった感じ。これからの冒険の内容次第だが……アトリエ系の作品の醍醐味である「収集と調合」みたいな要素は受け身で見るだけのアニメ作品とあまり相性がよくないということも、以前何かの錬金術作品で触れていたことである。今作はその辺の要素をブレイクスルーすることができるかな? 太ももだけじゃブレイクにはならんからな。

 

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○「BanG Dream! It’s MyGO!!!!!」 6

 容赦無く新番組はやってくる。今期口火を切ったのは、なんともイレギュラーな放送日程で切り込んできたこちらの作品。「初回が90分」というと前クールの某作品のせいでやたらハードルが上がってる感があるが、こちらは「90分」ではなくてあくまで「3話まとめて」と言う扱いなので、ちょい基準を考え直す必要があるか。そして、見ての通りにバンドリプロジェクトの一環ということで、シンパの私としては触れたい(触れなければいけない)トピックがいくつかある。ダラダラ書いてもしょうがないので、今回は3点のトピックを事前に提示し、それぞれについて触れていくことにしよう。1つ目は「MyGO!!!!!」というバンドについて、2つ目はアニメそのものについて、そして最後はバンドリプロジェクトにおけるMyGO!!!!!の影響について。

 まずはバンドとしてのMyGO!!!!!の話。実は、私はこれまでこのMyGO!!!!!というバンドには積極的に触れないようにしていた。例えば昨年11月のGBPの際にはオープニングアクトとして出演していたが、そこんとこにはほとんど触れていない。距離を置いていた理由は大きく2つあり、1つは、再三述べている防衛反応によるもの。私はRoselia推しだが、同じくらいにRASのライブにも行きたいと思っているし、残り2つのリアルバンド、ポピパとモニカだってもちろん嫌いじゃない。丸山彩が健在だった時のパスパレだって熱烈に応援していた。しかし、そうして推しが増えるとそれだけに負担(主に経済的に!)が増えるわけで……これ以上アンテナを広げないように自粛していた部分はある。そしてもう1つの理由は、目に見えている情報だけだと、単純にそこまで好みだと思わなかったからである。上っ面の情報だけだと、不思議なことにこのバンドに一番イメージが近いのはモニカだった。「立て続けに似たようなテイストのバンドがリリースするの?」という疑問もあったし、歌の方もレイヤ・湊友希那のように「出てきた直後からインパクト抜群!」というほどの破壊力もない(倉田ましろよりかはだいぶ聞けたが)。以上の理由により、「またバンドリがなんか企んでるけど、とりあえず詳細がわかるまで放っておこう」と判断したのである。これは恥ずかしいから黙っていたことなのだが……そうした接し方だったために、一度は現地で直接声を聞いていたにも関わらず、高松燈=羊宮妃那という事実にも全く気づいていなかった。……しょうがないじゃん。声質はだいぶ変えてたしさ。そもそも出たてで注目してる若手声優が、まさかバンドリプロジェクトに囲い込まれてるとか想像もしなかったんだもの……。

 というわけで2つ目のトピック、この度のアニメについて。私からしたら「いよいよMyGO!!!!!が本格的に動き出したな」ってんで要精査の対象となる。事前にアプリゲームの方にもMyGO!!!!!が参戦することが発表され、これで正式に私の目に触れる「バンドリの一部」となったわけだ。アニメのクオリティはいつも通りなので何も言うことはない。1話目は柿本総監督、そして梅津さん(Morfonicationで監督を務めた人)などサンジゲンの中軸が担当しているので盤石の体制なのは言うまでもなく、いつも通りのバンドリ節を披露してくれている。私がバンドリプロジェクトを信頼する大きな理由の1つは、きちんと物語の構築に責任を持ってくれていること。そりゃま、これだけ大掛かりなプロジェクトの一翼なのだから手を抜くはずもないが、単なるキャラクター産業ではなく、1人1人のキャラの掘り下げ、バックグラウンドの鮮明化を意識的に行っており、ファンになればなるほど、その世界へ没入できるように作り込まれている。今作においてもその方向性は顕著で、ほぼ初めて対峙する「知らん子だらけのバンド物語の始まり」に少しずつ色がついて、バンドリ世界に入っていく感覚は心地いいものだ。上で「モニカに似てる気がした」と書いたが、3話目で描かれた高松燈の精神性はましろとは全く異なるものであり、他のバンドメンバーに関しても言わずもがな。こうしてまた1つ、興味深い「ガールズ」の関係性が描かれていくのだと思えば、その部分に関しての期待感は大きい。唯一気になるのは素人キャストの部分で、ことに愛音は1〜2話でしゃべりっぱなしだったので色々と頑張って欲しいとは思うが……まぁ、この辺はバンドリを追う上では必要経費である。

 最後の3つ目のトピック、もうアニメ本編とは一切関係ないが、今後のバンドリプロジェクトのあり方と、MyGO!!!!!が与える影響について。ざっと眺めてみたところ、やはりMyGO!!!!!のガルパ参入については賛否両論、特に声が大きく見えてしまう「否」の方の意見は気になるところ。過去にRAS・モニカの加入の際にも同様の議論はあったが、流石に8バンド目ともなるとキャパオーバーの懸念が強くなり、否定的な意見が出るのも致し方ないとは思う。具体的な悪影響としては、とにかくキャラが多くなることで、「自分の推し」の存在感が相対的に小さくなってしまうこと。もっと具体的に書いちゃえば「推しキャラが新規でガチャに追加される機会が減ること」であろう。これについては、流石に6年もの時間が経過しているプロジェクトなので致し方ないところではある。

 しかし、個人的にはこの部分についてはあまり問題視していない。そりゃま、私はRoselia推しではあるが、ゲームについては別にロゼ以外のシナリオも楽しんでいるし、キャラが増えたらそれだけみたことのない絡みが増えるな、というポジティブな面の方が感じ取れるタイプである。例えばモニカが加入した後の広町&氷川日菜の絡みとか、八潮瑠唯VS白金燐子の微妙な距離感とか、噛めば噛むほど味が出る配置は今作最大の魅力だと思っている。そもそも、6年もプレイし続けた作品である。いくら作中の時代を進めたからとて、そこから生み出されるドラマの数に限界があるのは誰が考えても明らかだろう。新たなコンテンツを追加して刺激を増やそうとするのは、ソシャゲという媒体を考えれば当然の措置であり、当たり前の展開なのだ。

 以上の観点により、私はこの度のMyGO!!!!!の加入についてはかなり肯定的に捉えている。なおざりなキャラの水増しだけだったら批判もしようが、今回のアニメ1〜3話を見れば、「ちゃんとここまで準備をして、生きたキャラクターを作品世界に加えて広げようとしているのだ」と思えるからである。新キャラを主軸に動かしつつ、その背景にこれまで愛したキャラクターたちが息づいている様子が見える配置も心憎いと思いません? 「この街の喫茶店は羽沢珈琲店しか存在しないのか……」とか「RINGの店内でSprechchorが流れてるの、メジャー感あっていいいな」とかさ。

 今後の楽しみとして、明らかに対人障害を抱えているであろう高松燈が、MyGO!!!!!としてバンドを成立させ、その後にコミュ力お化けみたいな諸先輩がたとぶつかった時にどういう化学反応を示すかという部分。燈VS青葉モカとか、あと燈VS美竹蘭とか……地獄絵図だなぁ。頑張れ若者たち。

 ちなみに作中ではすでに第9のバンド「Ave Mujica」との関係性が匂わされており、正体不明だったグループメンバーの「表の顔」っぽいものが登場していたりする。その辺の話は……まぁ、まだ語るべき時ではなかろう。個人的にはかつて燈を見限って別れを告げたメンバー2人が闇堕ち(?)してしまっている様子に興味は尽きない。大ガールズバンド時代の光と影、さて、MyGO!!!!!は光となりえるのだろうか。

 

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○「贄姫と獣の王」 5

 今期も約3週間かけて新番組のゴールへとたどり着くことが出来た。今期執筆された新番チェックは51本。これに、前クールからの引き継ぎ作品、並びに前クールまでに放送が力尽きて再スタートを余儀なくされた「ゴールデンカムイ」や「久保さん」などを加えたトータル57本が現時点での今期視聴本数ということになる。一昔前なら「57?!」となっていたはずの数字だが、前クールの「68」というゲボ出ちゃう数を見た後だと「まぁ、今回は普通だな……」くらいに思えてしまうので流石に感覚がヤバい。まぁ、一応処理しきれない数ではないかもしれないが……前クールの大英断によって、「はっきり切ると宣言してから切ることで、多少なりとも心理的負担が軽くなる」という事実にたどり着くことが出来たので、今期も多少の3話切りは検討しようかと思っている。今後は自分の身の上も踏まえた上でアニメとの付き合い方を考えていかんとなぁ。

 閑話休題、そんな記念すべき最後の1本は、なんともひねりのない、ド直球のビューティー&ビースト。もう、王様の造形なんかがマジでそのまんまで「有名作品とイメージ被るのは嫌だな……」みたいな遠慮や懸念すら無い堂々としたスタートである。これは決して揶揄したりこき下ろしたりすることが目的で書いてるわけじゃなく、「別にこういう設定は古今東西のお伽話に山ほどあるから、別にそこで変な気を使う必要はないよな。描きたい物語をやったらええねん」というのでむしろその姿勢は好意的にとらえている。確認したところ、原作は「花とゆめ」に掲載されていた少女漫画であり、なおかつすでに完結してアニメシリーズが構成しやすそうな素材である。製作はJ.C.、そして監督は安定感に定評のある今千秋。何か見たことがないような最強作品が出てくるなんて期待は1ミリも持たないが、これはこれで「真っ当な」作品が出てくるんじゃなかろうか。

 1話目で1番興味を惹かれたのは、なぜか部下に「アヌビス」というやたら具体的なモンスターみたいな神様みたいな存在が鎮座していること。どういう世界観なのかはさっぱり分からないが、ここでわざわざエジプト神を持ってきたあたりに、「なんかふつーのファンタジーじゃ面白くないよね」みたいな妙なこだわりは感じる。いや、それ以外のモンスターにはあんまりエジプト要素は感じなかったけども……一応お城の立地とかはやや砂漠っぽくはあったか? でも単に「荒涼たる大地」のイメージかなぁ。まぁ、どうせイチャイチャラブストーリーにしかならんのだから、メインの2人がゴリゴリにキャラを固めてくれればそれでいいか。

 「王様」役は前クールにも犬を2匹担当していた日野聡。今期はライオン担当になりました。そしてヒロインはまだまだこの座を動かぬ花澤香菜。前クールの似たようなテイストの作品に「ノケモノたちの夜」があり、そちらのヒロインが竹達だったことを考えると、この辺りの世代の中野家5つ子軍団、まだまだ業界での影響力は不動のようである。実際、このキャラが花澤ボイスはなんの問題もないしなぁ。

 こっから血みどろの戦記物とかになられるとちょっと困るが、肉球がぷにぷにしてて尻尾がもふもふの王様がいくら頑張ったところでそこまで凄絶な作品にもなるまい。なんとなくふわっとできる作品になってくれればそれでいいや。

 

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○「終末のワルキューレⅡ」 ―

 ヘラクレスの顔がどう見てもジョースターの血筋なんだけど、よりによって対戦相手が切り裂きジャックでジョセフ(中の人)なの笑った。逃げるんだよォ〜!

 すでにネトフリで配信済みで、あんまり間を空けずに地上波に降りてきたらしい作品。1期の放送は1年半前ということで内容などろくに覚えちゃいないが、覚えとく必要がある内容も特になかったのであんまり問題ない。「なんか適当な説明→俺の方が強い→ドーン!」しかやらない刃牙を何重にもデチューンしたような作品で、見てても別に面白くないし、アニメとしても観るべき点が無くて「いらんやつ」認定したはずである。2期は4回戦からのスタートとなるが、まぁ、基本構造が変わらんのだからモチベも大して変わらないんじゃなかろうか。一応、2期から何故か制作体制がちょっと変わったらしく、1期で担当していたグラフィニカに加えてゆめ太カンパニーが並列でクレジットされている。この短期間で制作が変わるとは思えないのだが……ネット配信アニメの制作体制って、どうなってるんでしょうね。

 今作最大の見どころは「クソアマ沢城&リアクションのともよ」の部分だけなので、そこさえ見られりゃいいかな。

 

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○「王様ランキング 勇気の宝箱」 ―

 ノイタミナでの2期目突入。ノイタミナってアニメ放映枠の中でもかなり長期的な視野で計画を立てている枠なので、こうして2期目が安定して放送されるのはありがたい話よね。まぁ、「約束のネバーランド」みたいな地獄の例もあるが……。

 放送枠も同じだし、スタッフもそのまんま持ち越しで1年ぶりの再開。2021年がボッジで22年がぼっち、23年は再びボッジにお鉢が回ってきたということだな?(うまいこと言うた) ただ、形態がよくわかっていない部分があり、どうやら「2期目」というのともちょっと違う妙なデザインになっているらしい。確か1期はそれなりに綺麗にまとまって終わったはずなのだが、今回のエピソードはその続編の時系列ではない……よね? ボッジがデスパーのところで修行してるってことは1期のどこかの時間軸のはず。単なる追加エピソードを1クールかけてやるってことなんだろうか? 1期の時点であんまり熱心に追いかけてなかったのでいまいちピンとこないな。

 そう、1期の時点であんまり熱心じゃなかったんですよ。映像作品として非常に頑張っていることは分かるし、今期もオープニング映像などで見応えのある動画をバシバシ出してくれているのだが、そうして描かれている物語がなんというか、平易なものが多くてな……。今回の1話目も、ほんとに子供向けの絵本みたいなお話なもんで文句もないがツッコミどころもない。そのまま「はいそうですか」で終わってしまうお話なので……何かもうちょいクセがあってもいいと思うんだけどな。

 まぁ、もしかしたら原作時点でそれが求められていないのかもしれない。エグい展開という意味では1期でやってた話も結構キツい部分はあったわけで、今期はそうしたドロドロした部分を一切廃した「絵本のようなお話」に終始するなら、それはそれでニーズはあるのだろう。ヒリング様が出てきたら呼んでください。

 

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○「六道の悪女たち」 4

 多分、今作最大の見どころは「なんで主人公の取り巻きが浪川・石田なんだろう」って言う部分。主人公が佐藤元なのは至極納得できるのだが……なんでそんな無駄な脇の固め方を???

 原作は割と既読。別に読みたくて読んだわけじゃなく、これが連載始めたあたりはまだチャンピオンを読んでた時代だったので、一応は見ていたと言う程度。「東リベ」の感想なんかでも滲み出ていると思うが、わたしゃ基本的に「不良漫画」と言うジャンルが嫌いで、それがシリアスだろうがギャグだろうが、とにかく第一印象が悪いのである。あと、今作はいかにもチャンピオンらしい(?)絵の古臭さもあり、読みたいと思えるような積極的な理由は1つもなかったと記憶している。

 どうやらもう完結しているらしいが、さて、なんで今の時代にこれがアニメ化したやら……チャンピオン漫画の中で人気がある方だとも思えないんだけどなぁ。まぁ、「もういっぽん!」も別にそこまで人気か分からんけどアニメ化してくれたわけで、アニメにして普段チャンピオンを読まない層にも届くようにしてくれているのは悪いこっちゃないんだけどさ。

 幸か不幸か、アニメを観ても原作の印象とあんま変わらない。キャラデザは古臭くて惹かれないし、作品コンセプトも頭が悪くて訴求力はない。アニメとして何か欠点があるというわけではなく、むしろこの絵で頑張って動かしてくれているとは思うのだが、残念ながら動いたからって魅力がプラスされるようなもんでもない。まぁ、「あやかしトライアングル」と同じジャンルだと思ってなんとなく流しておく作品になるんじゃなかろうか。

 

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