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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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○「トランスフォーマー アーススパーク」 5

 なんか分かんないけど日アサに15分枠で始まった。

 ショート枠に分類されるし、わたしゃ実は「トランスフォーマー」シリーズにほとんど触れたことがないのでスルーしてもいいかな、と思いつつ、そういや最近Twitter上で何やらトランスフォーマーの話題で盛り上がってる界隈があったな、と思い出してなんとなく視聴。

 一応「ビーストウォーズ」が声優無法地帯だったという知識はあり、かつてニコニコ動画全盛期にはそれをネタにした動画なんかもちょいちょい観たことがあるのだが、実物を見るのはこれが初めてかもしれない。冒頭のマシンパート、もう、ほんとに作品世界に合わせる気が1ミリもないようなやり取り、あれって「ビーストウォーズ」だけの文化じゃないんかね。今回は人間パートがすげぇ真っ当にアフレコされてるので、そのギャップが尋常じゃないのよ。流石に現状は続きが気になるのでしばらく見守ってみようと思います。

 人間パートについても、ぶっちゃけ事前の情報で「あれ、キャストがストライクすぎるぞ」と思ったのも視聴理由の1つだったりするのでそこは割と満足。両親が小松史法&大原さやか、息子が彩陽で娘が久野ちゃんとかいう、地獄を煮詰めたみたいな一家は実によろしい。特に久野ちゃんがあんまり露骨にロリロリしてない演技になってるのは好きだな。あと、映像部分はアメリカからの輸入ものなのでキャラデザなんかはやっぱちょっとバタ臭いというか、合わない部分もあるんだけど、もうあっちのアニメは映画じゃない通常放送(?)でもこのクオリティってことでいいんでしょうかね。多分トゥーンっぽさを出した独特の塗りの技術は「スパイダーバース」とかで使ってたやつだよなぁ。ほんと、お国柄でアニメの進化行程が全然違うのは人類学的にも面白い題材なんじゃないかしら。

 

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○「ラグナクリムゾン」 6

 「フリーレン」が2時間枠ならこっちも1時間とってやる、ってんで長尺放送を行い、なんと1話目にして子安を討滅するという快挙を成し遂げた作品。1話目で死ぬ子安、最近はなかなか見られないよ(ちょっと前までは普通にいた気がする)。

 当たり前の話だが、やっぱり導入となって視聴者サイドも「どんな作品じゃろか」と品評するつもりで見ている1話目は長尺の方が入り込みやすくていいですね。まぁ、どのアニメも長ければ長いほどいいってこともなかろうが、最近の長尺1話作品はきちんと意味があるものが多く、今作だって、なるほど30分で切られてたらマジで単なる激鬱作品に成り果てていた恐れがあり、倍の時間できちんと子安をぶっ殺してくれたおかげで目鼻がついた。制作側も浮気性の視聴者層をなんとか取り込もうと色々と努力しているのである。

 そうして頑張ってくれているということで、だいぶメタな情報ではあるが「そこまでする価値があると思われている作品」と思ってしまっていいのだろう。制作はSILVER LINKなのでそこまで飛び抜けて作画クオリティが高いというほどでもないが、もちろん頑張って用意したことがわかるくらいの水準には仕上げてくれているし、この激鬱からの打開展開で1話目からカタルシスを与えてくれるデザインは気持ちがいい。過去のいろんな作品と比べてみても、いい具合に興味と期待を集められる出だしになっているんじゃなかろうか。

 「あまりに強すぎる敵勢力に人類が翻弄されまくり」な「進撃」要素もあるし、1話目のサブタイトルが「死神が生まれた日」って部分はどこぞの反逆アニメの1話目とも重なる。追い詰められた状況下で主人公がとんでもない能力(もちろん相応のリスク付き)を与えられて盤面をひっくり返す部分はまさにギアス(制約)の物語である。違いがあるとすれば、その中心にこれでもかってくらいに女の子の存在が強調されており、「人類がその人生の全てをなげうってでも救いたいと思うのは、やっぱり水瀬ヒロインなのだな」という本能レベルでの理解がある。どうにもあの子の八重歯の描写が気になって仕方なかったけど……まぁ、声がいいからゆるそうじゃないか。

 男の子が強くなるのはやっぱり女の子のためなのだが、どうにも今作のラグナとレオの関係性はいろんなところが歪んでおり、今後の展開に暗雲が立ち込める部分でもある。こんだけ1話目の前半部分で「死ぬで、この子死ぬで!」と煽られて生き残ったヒロインなのだからなんとか今後も頑張ってほしいものだが、ラストで彼女が漏らした台詞は関係性の崩壊を匂わせているようにも見える。レオのために強くなったのに、強くなりすぎちゃった結果レオが必要なくなるなんて悲喜劇がすぎるが……まぁ、そんなことにならずにずっと凸凹珍道中が展開できることを祈っているよ。

 さて、下地は準備万端である。あとは「進撃」的絶望世界でラグナがどのように現状を切り開いていくか。神っぽい村瀬くんが鍵を握るようだが、そりゃまぁ、ホイホイ時間跳躍が叶うような世界ならチート風味が強くなってしまうわけで……その辺りの設定にどう味付けしていくかも注目したい。「トータル32年で子安をデコピンで殺す力を得たのか……」っていうのがちょっとズルいような気もするのだが……まぁ、「何万年分もの経験値を一気に得たよ!」みたいなチート設定よりかはまだ説得力あるのかも……。

 

 

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○「め組の大吾 救国のオレンジ」 5

 土曜夕方の読売枠、新作はこちら。相変わらずサンデー勢力が強いなぁ、と思いながら見始めたのだが、無印の「め組の大吾」はサンデーだったけどこちらは月マガ連載とのこと。まぁ、音羽系列なのでマガジン・サンデー間で動くのはそこまでおかしなことではないけども。

 原作は未読。無印作品も全部未読で、名前は聞いたことがあったけど作品の中身は全然知らない。「あれ、無印も昔アニメになってなかったっけ?」と思い込んでいたのだが気のせいだったらしく、多分作者が同じってんで「capeta」とごっちゃになっていたのだろう(「capeta」もさっぱり観てないけど)。まぁ、「消防士をテーマにした作品だ」ってことくらいは当然知ってるし、消防士が主人公ならどんな作品なのかはおおよそ想像できるけどね。

 というわけで1話目はそんな予想からあんまりはみ出すこともないスタート。いきなり大都市壊滅シーンから始まって「ゾンビパンデミックかな?」と不安になったが、そこから話は出会いの物語へとロールバックしたので、あの大災害はあんまりメインで描かれることはなさそうだ。1話目は「運命の3人」というサブタイトルになっており、主人公っぽい八代拓のキャラ、そして「大吾」という名前の榎木キャラ、ヒロインポジションの佐倉さんという布陣が中心になる様子。「大吾」がいたので「あれ? どういう時代の話なんだ?」と首を傾げたが、こちらも確認したところどうやら「め組の大吾」の「大吾」とは別な大吾らしい。ややこしいな。まぁ、同じ名前の若者が、旧版大吾に命を救われたとかなんとか、そういう話になるんじゃないかな。どの程度旧作と絡みがあるかで理解しやすさも変わってくるのだが……「MIX」みたいに「元ネタ分からないと観てても意味ないよ」みたいな展開は勘弁してほしい。さすがに20年以上も経ってからの続編だったらそこまでがっつり絡み合うこともないとは思いたいが……いや、どうだろうな。キン肉マンだって原作知らなかったら読む意味ないわけだし……このリバイバルの風潮、ほんとのほんとに大看板の作品以外だとユーザーを選抜してしまうデメリットがだいぶ大きい気がするぞ。

 アニメの方はというと、土曜読売枠って基本的に「(ヒロアカ以外は)大したことない作画で流す枠」っていうイメージがあったのだが、こちらの作品はブレインズベースの制作ということで画面はかなりかっちりしている。比較的頭身の高いキャラにリアル路線の背景描写。シリアスなストーリーも加味するとあんまり休日の夕方にだらだら楽しめるような作品にはなりそうもないのだが、スタイリッシュ・消防官アクションがいい画で見られるならそれはそれで面白そうだ。ただ、人命にかかわる仕事だから厳しいってのは重々承知だが、やっぱこういうバリバリに体育会系の現場描写は苦手である。引きこもり陰キャはこういう描写だけでも精神ダメージを喰らう。みんな、火の元には気をつけろよ。

 

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○「お嬢と番犬くん」 5

 多分みんな思っただろうけど、タイトルは「組長(孫)娘と世話係」でいいと思いました。

 日本のフィクションではお馴染みの、イマジナリー・ジャパニーズ・トラディッショナル・ジャスティス・YAKUZAもの。何故か知らないけどフィクションの中のヤクザは優しい。いや、本物がどうかは知らんけどさ、多分優しくないよね、だってヤクザだし。まぁ、そりゃヤクザの家で愛でられて育った娘さんからすりゃ家族なんだから優しく見えるのもしょうがないけど……暴力で全てを解決する男を優しいと認識してしまうのはそれだけでモラルハザードな気がするよ。

 正直第一印象はあまり良くなかった。それはヤクザがどうこうとかじゃなくて単にキャラデザがあんまり気に入らなかったからで、「ヒロインの目が他のキャラと比べてもやたらと大きすぎてなんか怖い」とか、「男の方の目に光が宿ってなくて、その目でモテるのはマイキーくんだけにしてくれ」とか思ったから。原作は「別フレ」掲載作品とのことで、「ヤの字のあんちゃんに育てられたもんだから密かに恋心を抱いちゃった女の子」という、男サイドからはあんまり共感も愛着も得られない設定だし、オタクが一番苦手なタイプだなぁ、と思っていたのだが……その後の展開でのテンポは悪いもんじゃない。割とサクサクギャグの流れにも振れたし、メイン2人のキャラデザはちょっと怖いけどモブも含めた世界全体のキャラは割と普通。監督が高本宣弘氏なので演出にもだいぶクセがあってちょっと食べにくいのだが、飲み込むのを邪魔するほどのクドさがあるわけでもない。トータルで見れば「まぁ、ヒロインの可愛い様子が描かれるならワンチャン」くらい。でもなぁ、1話目時点で恋心が確定してる上にスキンシップが多すぎるから、男目線だと「さっさとやることやれよ」くらいしか感想がないんだよなぁ……多分男サイドが「親目線」でしかないから、そこをどうやって異性の関係に持っていくかの勝負だと思うのだが、少女漫画のエグさがどの辺りに出るかが決め手になりそう。

 

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○「葬送のフリーレン」 6

 生々流転。次々とアニメが最終回を迎える中、次のアニメは変わらずにやってくる。今期もまだ9月だというのに、早速新アニメがスタートするのである。

 今期1発目となったのはこちらの作品。なんとまぁ、史上初の金曜ロードショー枠を使って2時間ぶち抜き初回放送というとんでもない勝負を仕掛けてきた、誰がどう見ても分かる、文字通りの「これ賭け」作品である。制作はマッドハウス、監督には「ぼざろ」の斎藤圭一郎が起用され、さらにテーマソングはYOASOBIが担当。主演は現代アニメの大看板・種﨑敦美に託された。もう、どこからどう見てもこれ以上ないくらいに勝負を賭けている。これでダメだったらもう、日本でアニメは作れないんじゃないかってぇくらいの気合いの入れよう。

 原作は未読だからなんも知らない状態だったのだが、どうやら過去に諸々の漫画賞とかで注目されていた作品ってことなので、そのバリューも信頼しての勝負だろう。そしてこの2時間スペシャル(一応形式上は4話一挙放送ってことなのかしら?)では、その「賭け」には勝っているように見える。本当に、端々から関係者の全力っぷりが伺える力作だ。これで「1話目が長尺放送」という特殊形態は3クール連続となり、前クールは「It’s MyGO!!!!!」、そのまた前が「【推しの子】」だったこともあり、こちらの作品が「もしこんだけ長尺で放送してコケたら目も当てられねぇぞ」という不安はゼロではなかったのだが、相応の自信がなけりゃ、こんだけ鳴物入りでスタートさせないよね。いや、お見事なもんで。

 ただ、鮮烈すぎて1本の劇場作品を観たような気になった「【推しの子】」とは違い、こちらの作品はどちらかといえばバンドリ寄りの1話目で、「とりあえずここまで見てもらえば作品の空気が伝わるだろうから、あとは楽しみだと思えた視聴者が次週からついてきてね」という、高品質であるが故の余裕が伺える構成。私個人としては設定の上で一番被ったのが「不滅のあなたへ」だったもんだからもうちょい殺伐とした世界が待っているのかと思ったら、なんとまぁ、2時間に渡ってほのぼのエルフと真面目っ子の珍道中が描かれて終わった。「殺伐としてない『不滅のあなたへ』」とも言えるし、「ちょっと殺伐してるかもしれない『ふらいんぐうぃっち』」とも言えるかもしれない。こういう構成で評判を呼んでるってのはすごいもんだな。

 もちろん、話題になる部分もなんとなく理解はできて、「不滅」の場合は不老不死という要素そのものがイレギュラーなもんだから、そこから紡がれる生と死の物語はダイナミックに世代交代を繰り返すとんでも方向に振り抜き、フシはついには概念に成り果てた。しかしフリーレンの場合は(厳密には不老不死ではなかろうが)フシと似たような境遇にありながら、彼女の冒険が一度「終わっている」という設定になっており、今更慌てて殺伐させる必要もなく、ただひたすら追憶と回想だけでもさまざまな物語が構築できる。1回目となる今回はフリーレンの思い出の中の勇者パーティとの繋がりを多方面から掘り下げて下準備をした段階で、「現代」パートは愛弟子(?)のフェルンのみが密接な繋がりを持つにとどまった。ここから先の展開は知らないが、おそらく「不滅」のように1つの出会いがさっさと切り捨てられて次の世代へ、なんて構造にはならず、ここからゆっくりしっかり、フェルンたちとの物語を紡いでいくのだろう。良いじゃないですか。殺伐としない状態でふらいんぐするうぃっちの旅を見てるのもいいもんですよ。……そういう意味は「魔女の旅々」ともつながるのか……よかった、フリーレンがどこぞの美しい魔女のワタシみたいに下世話な性格じゃなくて……。

 「勇者パーティの冒険終了後の物語」という意味では奇しくも「Lv1魔王」との繋がりもあるが、「ゆるめのギャグ」という要素は繋がりつつも、今作はファンタジー要素がかなり強く押し出されるデザインになっているおかげで、下世話な感じはほとんど無く、独自の世界観が魅力に直結している。「長命なエルフと短命な人間の価値観の差」は今度は「江戸前エルフ」でスパイスとして効いていた要素だが、今作はそこがダイレクトに主題に直結し、匂わせるんじゃなくてむしろ真正面から見据えることで逆に希望に転じているという構図も面白い。これでエルダ様→フィッツ君→フリーレンとエルフヒロインも3クール連続ってことになるな……耳が長くなるなぁ。

 とりあえず、こんな雰囲気の作品だとは思ってなかったのでちょっとびっくりはしたのだが、2時間尺でも全く退屈せずに楽しめたので、今後の展開もあまり心配はしていない。本来ならもっと加点してもいい作品だとは思うのだが、まぁ、ゆっくりとした滑り出しだし、過度に持ち上げるよりはゆる〜く付き合っていくスタイルの方があっているんじゃなかろうか。

 例によって最後に中の人の話をするが、まーそれにしても種﨑ワールドの堅固なことよ……今作が「魔法使いの嫁」と同じタイミングでの放送になったのは良かったのか悪かったのかは微妙なところだが、魔法を教える側でも教わる側でも、この人智を超越した空気感は替えの効かないスペシャリテ。こんだけ人の心がわからずぶっ飛んでるフリーレンなのに、歴代種﨑キャラの中ではまだ理解の範疇みたいな気がするのはやっぱヤバいよな。フリーレンと羽鳥チセと双葉理央とヴィヴィと鎧塚みぞれで蟲毒を行ったら、最後に生き残るのは誰なんだろう。(オーボエの音が聞こえてきそうな気がする)

 

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○「トニカクカワイイ 女子高編」 ―

 不意打ちで始まった新番組(?)。もう、シーズンの枠に入れられないのでどのタイミングなのかはよく分かりません。

 知らない人のために(私も全然知らなかったが)説明しておくと、どうやらこちらは基本的には配信作品らしく、配信開始時期からすると夏新番扱いということになるようだ。各種配信サイトで1話ずつなのでネトフリ作品のように一気に全話出る形式ではなく、従来のアニメ視聴に近い形での配信。今作2期は直前まで放送していたわけで、積極的に視聴したいファンからすれば、「6月に2期が放送終了」→「7月から事実上の第3期」という流れになっている。見たところ話数は4話だけみたいなのだが……まぁ、新番っていうかちょっと豪華なおまけOVAみたいな扱いなのかな? ちなみに、なんで配信作品は追わないと決めている私がこのような形で視聴しているかというと、8月から追いかける形でAT-Xでの放送がスタートしたためだ。配信媒体以外での放送はどうやらAT-Xだけらしく、さすがはワンランク上のアニメチャンネルである。課金して良かった、AT-X!(企業案件)

 というわけでなんとなく視聴した3期(?)。オープニングが司役の鬼頭明里から何故か早見沙織にチェンジしており、鬼頭はエンディングにポジションチェンジ。そしてタイトルからも分かる通り、ナサが女子高の特別講師として働きに出るという筋立てなので、いきなりJKの新キャラも大量追加された。学校が舞台になるとますます「ハヤテのごとく!」との区別がつかないやんけ、と思ったり、「家にいない時間が増えたら肝腎要の奥さんの出番が減って今作最大のお題目が消え果てやしませんかね?」という心配もあったりするのだが、1話目を見る限り、司ちゃんも数少ない出番を取りこぼすことなくいちゃいちゃしていたので、多分大丈夫なのだろう。どうせキャラが増えてドタバタが増せばそれだけ勢いも増すという分かりやすい作品スタイルなので、短い間ではあるが、引き続きお付き合いしていくことにはなると思われる。一応ターニングポイントになりそうな重要キャラも登場したしね(奇しくもこちら、キャスティングが佐倉さんでした)。

 

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○「はたらく魔王さま!! 2nd Season」 ―

 よりによって、今期新番チェックのラストがこれなんですよ……。新番じゃないから今ひとつ節目って感じにならなかったが……とりあえず、今期執筆された新番チェック(マイナス特番チェック)は42本。これに前シーズンから引き継いだ6本を加えた48本がとりあえずの視聴本数ということになる。……あれ、だいぶ減ってる? 前クールが新番チェック時点で57本、冬に至っては70本弱だったことを考えると、なんの兼ね合いなのか、グッと放送本数が減ったのは事実のようだ。まぁ、配信の本数が増えてる可能性とかもあるし、これだけでアニメの製作状況はさっぱり分からんけども……去年の夏クールもだいたい同じ本数だったので、もしかしたら夏ってのはアニメが現象する傾向にあるのかもしれません。私としては切る必要性が下がって助かるばかりです。

 閑話休題、こちらの作品についてだが、残念ながら復帰した「Season1」の方は残念クオリティの残念作品だった。まる1年の休止を挟んでの2期目はスタッフなどは基本的に同じ。製作体制に大きな革新は望めない状態なのであんまり期待しないほうがいいのは間違いないが、流石に作り手側も「1期のアレはダメだったよな……」ってのは嫌というほどわかっていると思うので、そこから一念発起してクオリティアップを図ってほしいところである。1話目の作画クオリティは……まぁ、普通。流石に10年前の1作目とは比べるべくもないが、「これくらいの水準がずっと保てるなら決して悪いことはない」くらい。いや、ごめん、やっぱだいぶダメだった気もする……。分割2クールの死体蹴りはだいぶ息の長い自殺行為だが……。

 

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○「聖者無双〜サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道〜」 3

 この期に及んでまた随分ネイキッドななろう。いいよね、こうやって1話目から「ダメですよ〜、見る価値はなさそうですよ〜」って全身で伝えてくれるアニメ。ちゃんとステータスオープンするよ!

 歴代なろうの中でもトップクラスに「んなアホな」な転生方法で特に現世で不遇でもない状態で死亡。一応「出世欲があったので死に際の無念が人一倍強かった」という設定らしいのだが、その程度の動機でいちいち神様が異世界転生を請け負ってたら、多分同じ異世界に転生者が溢れかえってると思う。神様の方もちょっとしたサービス感覚で「地球と同じような星に転生させるけど、剣と魔法のファンタジーやで」って意味のわからん配慮をするな。その後の諸々もとにかくオリジナル要素は無く、強いていうなら「1話目時点ではそこまでチートでもないかも」というのが比較的珍しくはあるが、スキルの中に「豪運」とかいう項目があって何もかもうまくいくことに特に理由をつけなくなってる時点でお察し。どこぞのカジュマさんはラックが高くてもあんななのに……。

 さらになろう作品の中でもかなり上位(下位)に位置するショボ作画クオリティなのもありがたい。オープニング映像の時点で「あっ(察し)」だし、演出ももっさりしてて「作り手側も原作を面白いと思わずに作ってるんやろな」というのが素直に伝わってくる。制作はやらかし実績もある横浜アニメーションラボ。ヒロイン勢のキャラデザすら全く可愛くないってのは本当にすげぇと思う。

 誰も得しない、地獄のような作品になりそうだ。3話切り筆頭候補ってことで。

 

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○「スパイ教室 2nd Season」 ―

 はい、こちらも分割2期目。1期目で描かれた物語のいわば「B面」からスタートするあたり、分割っぽさを微塵もかくそうとしていないのはむしろ潔い姿勢ではある。まぁ、分割だろうか完全新作だろうが、別に視聴する側にとっては何の差もないわけだが。

 1期でそこまで身を入れて観る気が起きなかった作品なので2期目と言われてもそこまでピンとこないが、改めてちゃんと見ていて、「そういえばやたらと期待値は高い作品だったんだよな」ということを何となく思い出してきた。「女の子だらけのスパイ集団」とか「ありえんくらいの高カロリーキャスト集団」とか、一応セールスポイントは分かりやすくて飲み込みやすい。グッと面白くなってハマってもおかしくなかったのだが……やっぱり「スパイどうしの騙し騙されこうどなじょうほうせん」ってスマートに描くのはめちゃくちゃ難しいのでね。「スパイとか言ってる割に各方面にガバガバじゃねぇか」とちょっとでも思ってしまうと、あとは全体的な設定が全部バカらしく思えてしまうのでどうにもサムい印象を与えてしまうもの。その辺はまぁ、この設定を選んだが故のどうしようもない代価ということで。

 それでも、今回のお話を見てればやはり「豪華キャスト陣」の賑やかさはちゃんと活かされてる部分はある。悠木・上坂の「本人たちをみてると同期とは思えないコンビ」の掛け合いは熟練の技であるし、そこからちょっとずつ世代が下の水瀬・楠木とパスを繋いでいくチームワークはなかなか愉快である。唯一の難点は、こっちのチームだとAチーム以上に「なんでこいつらがスパイなんて任されてるんだろう……」というのが分からないということくらいか。……やっぱそこが全ての元凶やねん。「可愛いからいいか」とはならんやろ。

 でもまぁ、終わってみれば今回の顛末でボスから珍しく感情的な反応を引き出したりしてるし、ポテンシャルの高い連中なのは間違い無いのかもしれませんね。改めて8人揃って、今後どんな任務でぐちゃぐちゃした盤面を見せてくれるんでしょうかね。ほんで最後に出てきた母親(?)が千和なのかよ。最近の千和、出演数がちょっとずつ増えてて、だいたい母親役をやってるのがシフトチェンジうますぎる。

 

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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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