最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
○「ゲーセン少女と異文化交流」 4 このロリコンどもめ!!(AA省略) 金髪碧眼ロリ、定期的に出てくる対象な気がするな……。 なろうとかとは別軸で「タイトルで全部言っちゃった作品」。そして「1話目でだいたいやりたいことやったのでは?」という感想も一緒。個人的に人生において「ゲーセン」という場所にほんとに縁がないのでどこにどう力点を置いてるのかピンとこないっていう個人的な問題もあるが……なんか、全体的に「薄味」という印象。 一番気になるのは全体的なもっさり感。そりゃま、あんまりあくせく描写するような対象でないことは重々承知だが、だからとてただ環境映像として流していて観たいもんかと言われるとそれも違う。普通に考えたら「他人がゲーセンでダラダラしてる様子」なんて、見てても一番面白くない類のコンテンツだろう。たとえそれがどれだけ可愛い金髪ロリっ子だったとて、根っこの部分は変わらない。1つ1つの事象を描くための時間がびみょーにほんのちょっとずつ長い気がしている。 「ゲーセン」要素にはあんまりこっから深掘りする要素はなさそうで、もし描こうとするならどこかを突き詰めるしかない。すでに先人として「ハイスコアガール」という「ゲーセン極めアニメ」が存在してしまっており、ちょっとやそっとのリアル描写やコラボでは、このふわふわ画風の作品が「リアルなゲーセン内」の描写で太刀打ちできるとは思えない。……なんで邪神ちゃんおったんでしょうね。 となると、今後掘り下げられるのはやはり「異文化交流」の方の要素ということになる。出会いからして「英語の意味をちょっと勘違いしちゃったトラブル」ということもあり、今後は英語ができない日本人代表みたいな主人公がネイティブロリを相手に英語半分日本語半分でコミュニケーションを試みる展開が続くわけだ。そこで何か新しい面白みが見つけられれば、独自路線での突破口も見えてくるかもしれない。現状だとどうにも「俺ら英語できねぇから」という余計なコンプレックスを刺激されてソワソワしてしまう要素の方が強いんですけどね。 とりあえずこの画風を選んでしまったのだからもはや後戻りはできない。徹底してふわふわほわほわを守りつつ、ちょっとでもいいから「ならでは」の刺激をお願いしたい。 ちなみに、作品のWikiを見に行ったら「ボイスコミック時のCVが奈央坊だったよ」と書かれており「宜なるかな」という思いに。まぁ、流石にネイティブに任せた方がいいとは思うけどね。 PR ○「ホテル・インヒューマンズ」 5 「誰ソ彼」「アポカリプス」と続いた謎のホテルアニメチェーンにさらなる追加枠。これにて3期連続でホテルアニメが放送されるという奇跡が起こったわけだが……「黄泉」「終末」「殺し屋」って……ホテルってそんなに陰鬱なイメージあります? いや、作品自体は(特に真ん中は)陰鬱じゃないけどさ。 真面目に考えるなら、「客が入れ替わり立ち替わり入ってくる施設」「宿泊というイベント」が「いろんなキャラクターの小話をつなぐオムニバス」という形式と相性がいいからホテルという舞台が選ばれているだけだとは思うのだが、まさに「ホテルに物語を」の精神が守られている。「ほうほう、今度は殺し屋をもてなすホテルですか」と途中まで興味深く見守っていたのだが……。 途中で思い出した、俺、多分これも原作漫画読んだことあるわ。「ガチアクタ」のように「読んだっけ? 読んでなかったっけ?」ですらなく、視聴前には全く気づいておらず、途中まで見て「もしかしてどっかで触れた?!」と気がつくという、マジで痴呆が心配になってくるレベルの記憶力。こうなってくると流石に「電書無料版で1巻試し読みまくり」があまりよろしくない文化な気がしてきたが……まぁ、しょうがないや。とりあえず最後まで観て記憶が正しかった確信はもてました。確かコミック1巻の試し読みの時の感想は「これ、2人のコンシェルジュはどこまで実在性のキャラなのだろう。あまりに能力や設定がとっぴなくせしてどこかに妙な生活感があったり、夢物語なのか現実の施設なのかよくわからん描写が続くな……」ってな感じだったはず。さて、アニメでその辺りは解決するのでしょうか。 制作は今期2本目となるブリッジ。1話目ではアサシンのあんちゃんの思い出フラッシュバックシーンとか、印象的な作劇は面白い画が出来ていたが、全体的には並のクオリティか。ちょっと「ホテルアニメ3連発」とか並べると流石に相手が悪すぎるので、もうちょい別路線での「ふわっとしたオムニバスアニメ」として観た方が無難な気はする。それにしても……監督のアミノテツロも息が長いよなぁ。正直あんまり印象はないのだけども……。 「ホテルに来る暗殺者」という縛り自体がかなり強い制限になっている気がするのでこっから先の予想がつかないのだが、データによればすでに既刊11巻と結構な連載を維持している。いろんな話が展開されるだろうから、どこかでシャンプーハットがなくなったり、謎のテロリストとポリスが変死して死体を隠しちゃう事件とかを楽しみに待ちましょうね。……ほんとに比べちゃダメ。 ○「ガチアクタ」 6 チワという名前のヒロインは千和にはならない法則。いやま、そりゃそうなんだけどさ。前にも確かヒロインが千和の作品があったよね(俺修羅)。 原作は電書試し読みでやや既読……だったと勝手に思い込んでたんだけど、しょーじき1話目の展開を見ても全然記憶が刺激されず、もしかしたら捏造された謎記憶だったかもしれない。まぁ、そこまで個性あふれる1話目ってほどではないので他の何かと記憶が混ざって曖昧になってるかもしれないが……なんか、確かどっかで話題になってて触れた気はしたんだけどなぁ。まぁ、とにかくそんな状態なので新鮮な気持ちで接することができる作品である(ものはいいよう)。 端的にいえば「力が入っている作品」だ。原作はマガジンコミックとのことだが、似た路線だと「炎炎ノ消防隊」とか、より攻めるなら「進撃の巨人」のどん底絶望バトルも近いと言えば近いテイストか。こういう暗い出だしはジャンプコミックだとなかなか難しいため、やはり講談社の領分かな、という気はしている。そして、そんなダークな世界に彩りを加えるのがボンズ制作による執拗な映像表現。キャラクター作画も原作絵のテイストと思しき個性がゴリゴリに注入されているし、今作で最も重要な要素だと思われる「ゴミ」のディティールが(おそらくCG処理だろうが)非常に細やかに描かれている。「華やかな貴族社会から一歩踏み出したらどん底下町」なんてのはよくある設定ではあるが、それをいかに説得力があり、悲惨なものに見せるかは純然たる絵のクオリティ勝負。そこから逃げずにしっかりと描き切る覚悟を決めた部分については評価すべきだろう。だってこれって1話だけで終わる話じゃないからね。今後はずっとこの世界観でお話が続いていくわけで、ゴミ溜めの地獄のような描写は今後もずっとハイカロリーでついて回る。まぁ、1回作ってしまえばそれこそCG処理だから楽になっていくのかもしれないが……少なくとも1話目においては全部が全部「1から」であり、そこにきちんと覚悟が感じられたのである。 お話の方は今後どうとでも転がるのでまだ見(ケン)の段階だが、突き放すようなストーリーテリングからのドス黒い復讐心の煽りはタイトルに恥じぬ絶望のスタートライン。恩人の「殺人」への興味で引っ張っておき、おそらく当座はバケモンとの対決や腕の傷の謎などなど、いくらでも引っ張る要素はあるだろう。唯一の懸念は今作も未完なのでアニメで完結させるのが難しいってことだが、そこはもう諦めて、今が旬の作品を楽しませてもらおう。 ○「ばっどがーる」 5 なんか、すげぇきららっぽいアニメだな。いや、実際きららなんだけども……直近の「mono」があんまりプロトタイプのきらら系じゃなかったし、その前だと「星屑テレパス」まで遡るのですよ。きららジャンプを綺麗にネタにするまでの純正きらら系って、なんか久しぶりじゃないですか。まぁ、前クールだと「にんころ」が綺麗なきららジャンプしてましたけども。 というわけで、キャラの出し方とか設定とか描画とかいろんなところで「きららっぽいな」とは思うわけだが、残念ながら今のところそれは積極的な評価ポイントになっていない。どーなんだろ、それこそ最近は「星屑テレパス」とか「ぼざろ」みたいにスタンスが分かりやすいきらら系が多く、本作のように「明確な部活とかが特になく、ただ日常が描かれるだけ」というきらら系も久しぶりなもんで、どうにも刺激の受け方が分からなくなっちゃってるというか。明確に1つの部活にも職業にも属してないきらら系ってどこまで遡らなきゃいけないんだろう……あ、一応「まちカドまぞく」があるといえばあるが……その前だと「スロウスタート」になるっぽい。 もちろん、タイトルにある「悪い子」というのが大上段に構えたテーマになっており、その奥にはゴリゴリの百合設定も用意されているわけだが、残念なことに大事な1話目において主人公のモチベーションが今ひとつ伝わってこないのだよな。「風紀委員のあの子に好かれたい」→「悪い子になろう」って、直結してない逆論なわけじゃない。まぁ、そういう反抗期みたいな動きがあっても別に構わないし、ちゃんと「親友にそういう悪そうな見た目の奴がいて、構ってもらえてるのがずるいと思ったから」という動機づけまで明示されているので不足はないはずなのだが、この試みってせいぜい「1話目で終わっちゃう」くらいの設定なんですよ。だって、実際1話目でお互いに知り合って、「友達」になっちゃったわけじゃない。だったらもう不良設定とかいらなくて、ふつーに構ってもらえばいい。タイトル要素がほぼ1話目で消えてしまっては、果たしてここからどんな展開にしたら納得してもらえるのだろう。 あとはまぁ、最近のきらら系はやたらと作画クオリティの高い作品が続いていたので、今作程度だとちょい物足りないという贅沢な要求もあったり。制作は最近「シャーマンキング」にかかりきりだったブリッジで、別に特段悪いというほどでもないんだけど、かといってよくもなく、「可愛い女の子」を描くならもうひと頑張りしてほしいとは思ってしまう。また、「いい子」時代の主人公が「どう見ても善い子のスカート丈じゃないやろ」というスケベ衣装を着ていたり、細かいところで何かが足りてない印象もある。まー、どうしてもきらら系というと理想像が固まっているせいもあって高望みしちゃう部分があるのだが……できればどこか1点でいいからブレイクスルーしてほしいところである。現状では「mono」に負けず劣らずの病的な百合描写が突破の鍵かな。 ちなみに中の人に触れておくと、アウトロー役にキュアアイドル・松岡美里が配置されてるのは納得だが、主人公役の橘杏咲という子がその裏番組(裏ではない)のプリンセッションからミーティア役をやっている子である。ミーティア/ながせちゃんは現時点ではプリンセスの中で好きな方のキャラなので、中の人もまた別な側面から足跡を刻んでもらうと一気にスターダムにのしあがれる可能性も。頑張れ。 ○「その着せ替え人形は恋をする Season2」 ― なんか、今週は「全然知らない違うアニメから始まるアニメ」が続いてるな。観てない人は意味わからんと思うけど「ナイン」「ウィッチウォッチ」に続いてこちらも知らんアニメの知らない映像からスタート。まぁ、今作はその理由も明確だから当然の出だしではあるんだけど。 というわけで、今期展開される脅威のCloverWorks三連星最後の1本。よりにもよって割と話題になったこの2期目が3本シーズンに含まれているとは……全作クオリティが維持できることを祈るしかないが、少なくとも1話目をみる限りでは全く問題はなさそう。このクオリティを連発できるスタジオってどうなってんだよ。別に前クールサボってたとかじゃないんやんで。 そうして映像クオリティそのものも話題になる本作だが、1期は予想外のヒットを飛ばし、私個人としてもダークホース的に楽しんでしまった作品になった。評価の基軸は映像クオリティが第一だったが、いわゆる「オタクに優しいギャル」のドリームラブコメになってる割に、よく見れば別に「オタク」ではなくて割と真っ当な男子とのふつーの恋愛だったというのがプラスポイントだったはず。この手のラブコメは主人公の好感度が低いと自動的にヒロインの評価まで落ちてしまうが(「何でこんなやつに惚れるんや」という理不尽さによる)、今作はごじょーくんがちゃんとスキル持ちの「いいやつ」なのでカップルの両者にマイナスの印象がなく、非常に見やすいエロコメになるのであった。……久しぶりに見たがほんとに真っ当にエロいな……。 強いて問題点を挙げるなら「2期まで長かったな!」てなことくらいで、3年待たされたファンたちはちゃんと着いてきてくれているでしょうか。……まぁ、大丈夫やろ。ちなみに個人的にはバンドリ声優・直田姫奈の貴重なメイン作品という部分でもちょっと応援したくはある。 ただ……今期の場合は「最初に流れたヘンテコバニーアニメ、キャストがゴリゴリすぎるのでそっちを応援したいんだが?」という気持ちも。お願いします、CloverWorksさん(今期4本目)。 ○「ぷにるはかわいいスライム(第2期)」 ― ちゃんと「ただいま」「おかえり」にふさわしい話が用意されてんのすごいな。1期ラストの展開を責任持って回収。コタローは責任持ってぷにるを回収。さぁ、第2幕のスタートだ。 まずもって触れなければいけないのは、奇跡の枠移動についてだ。今作は1期がテレ東深夜枠で放送されていたわけだが(あたしゃAT-Xだから関係なかったが)、その枠で放送するにしても「コロコロアニメをそんな枠でやっていいのか」→「まぁこの作品ならえぇか」という妙な納得感があったわけだが、やはりコロコロアニメならコロコロらしい時間帯があるだろうということで、なんと第2期からは日曜日の夕方17時台に移動。こないだまで「ワタル」をやっていた枠ということで、純然たる「子供も見られる時間帯」である。TBSの夕方枠とかで逆の「深夜送り」作品は多かったが、さすがにその逆のこんな妙な移動を果たした作品はなかなかないだろうよ。今作が「夕方でもOK」という太鼓判をもらったことは、喜ぶべきか、慄くべきか。まぁ、「日曜はアニメスケジュール的に忙しいから勘弁してくれ!」というのが結論ですね(録画で観るなら関係ないやろがい)。 というわけで、何かと話題性に事欠かぬ作品が満を持しての2期目。ぷにるは相変わらずかわいいままだし、きちんと節目を意識して「ただいま」してくれるお話だったおかげで主要キャラは全員登場。それぞれにほどよくおかしいところを見せつけてくれたので話の密度も申し分無しだ。こうしてみると、やっぱりこの世界でまともなのって剛やんしかいない気がするんだよな……(アリスちゃんは大丈夫やろが)。ホネちゃんの今後のイカレっぷりに不安を感じつつも、引き続き存分な「かわいい」と適切なクレイジーを混ぜて頑張っていただきたい。 今回はエンディングにオープニングを回す仕様だったために軽妙なオープニングだけが判明したが、さて、次回以降のエンディングがどうなるか……あの「唱」を超えるクオリティはなかなか難しい気がするので、思い切り路線をずらしてもいいとは思うが、さて……。 ○「地縛少年花子くん2(第2クール)」 ― 純然たる分割2クールの後半部分というだけなのであんまりここに書く言葉はない。一応、番組数の記録のためにメモ程度に。 とはいえ、前半クールで4番(シジマさん)という大きなターニングポイントを迎え、花子くんと寧々の関係性も変わらざるを得ない状況。ここから彼女の命運をめぐってどのように話が展開するかは気になっているところだ。次なる怪異、6番がさっさと登場し、さて話はどこに転がっていくだろう。シジマさんがらみのエピソードはちょい長くて間延びしてしまった印象があるので、次なる展開はバシッと決めていただきたいところ。 ○「薫る花は凛と咲く」 6 すげぇ立地の学校だよな。「もしかしたらお嬢様学校の方が、この世界の身分の差を実地で教え込むためにこんな立地に……」とか邪推してみたり。普通に考えたら進学時に「Fランの隣にあります」っていうだけで抵抗ありそうなもんだけど。 新たなBeauty & Beast作品。ある程度キャラクター設定はテンプレではあるが、あとはこの少女漫画的なデザインにどれだけの個性とこだわりを盛り込むことができるかの勝負である。やはり1番気になるのは主人公の設定で、ラノベにありがちな「顔が怖すぎて誤解されちゃう系」主人公。古くは高須竜児さんの時代からのお約束であるが、「ブスがブスに見えない問題」同様、これもリアルにイメージするのが難しく、アニメ的にも設定しづらいところ。世の中に「自分に一切責任はないけど顔が怖すぎて他人から誤解されるやつ」なんて存在するものなのだろうか。もちろんそういう傾向の顔がないわけじゃなかろうが、それだけで噂が広まって一目で人が逃げ出すほどの顔って、もはや凶器だよな。また、そうした現状が嫌なのであれば本人が自ら改善するように努力すべきであり、高須竜児君はフツーの格好してても人に怯えられていたので致し方ないが、こちらの主人公は金髪ピアスのイカツいいでたち。そのかっこで「なんでか怖がられちゃう……」はどうにも責任転嫁のきらいがある。 というあたりは気になるのだけれども……最終的にはCloverWorksの画の説得力にねじ伏せられますね。主人公をさておいて、重要なのはヒロインの方。ちっちゃくてふわふわでまっすぐで気立が良くてよく食べる(最後重要)、こんなオタクの願望をぐつぐつに煮立てたようなヒロインが美麗キャラデザで実現してしまうと、「何と羨ましいことで……」とハンカチの端っこを噛み締めるくらいしかやることがない。井上ほの花ボイスのホワホワ感もいい具合に魅力を加速しており、1話目時点ですでに「あの子だけわかってくれるほんとのオレ」のフォーマットが完成しており、これで完結してもハッピーエンドでええやん、とか思っちゃうくらいである。 まぁ、実際にはここから周りの人間を巻き込んですったもんだしていく形になるのだろうが、初っ端から「なんやかんやでこの2人が幸せになればいいんでない?」と思わせられちゃった時点で負け。良きラブコメになることを期待したい。ちなみに今期はCloverWorksがこれと「青ブタ」「きせこい」の3本体制とのことだが……まー心配いらないっぽいね。ほんと、人材が集まるところには集まるもんである。監督の黒木美幸という名前は初めて認識するけど、「明日ちゃんのセーラー服」の監督やってた人だった。そりゃ期待しちゃうよね。 ○「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」 ― まだまだ尽きぬ青ブタシリーズのアニメ化。ほんとに息の長い作品になったもんで。 確認しておくと、最初のアニメシリーズの放送が5年前の2018年、そこから断続的に劇場作品が作られ、19年には「ゆめみる少女」、23年に「おでかけシスター」「ランドセルガール」の2本が公開された。そうして1クール+劇場3本の果てにたどり着いたのが今回のテレビシリーズ。追いかける方も大変だが、なんだろ、このペースで作られているのにさしてフラストレーションはたまってないんだよな。 まぁ、それだけ単発タイトルのまとまりがよく、切れ切れに作られてもそこまで摂取に無理が生じてないということなのだろうが、こんなことができるのは他に「〈物語〉シリーズ」くらいなもんだろうし、あれに比べるとキャラの数やストーリーの流れに統制が取れている感じがする(あっちはあっちでひたすらに発散するのは芸風だからね)。それでも重ねた年輪は大きくなっており、今回は復活を記念する1話目ということで、過去のヒロインズが総登場。咲太さんは全く望んじゃいないだろうが、世間から言われるようなハーレム模様が開陳されることになった。まぁ、牧之原さんはほんとにサービス出演みたいなところあったし、古賀や理央も今回はおまけ出演だとは思うけども。ここからは豊浜経由でアイドルの女の子(広川卯月)にスポットがあたるお話になるようだ。 そちらの症候群の話はこれからゆっくり追いかけるとして(あたしゃこんな状態なのに原作小説に全く触れてないから先の展開を知らないのでね)、1話目で見るべき点は2点、1つはすでに熟年夫婦のごとき空気を確立してるアニメ業界1のバカップル、咲太・桜島麻衣のイチャイチャっぷり。こんだけ関係性が完成した状態でもまだお話が進展し続けるのって、マジでこの作品くらいじゃなかろうか(それこそ対比すべきは阿良々木・戦場ヶ原くらいだと思われるが、あいつらがイチャイチャカップルかと言われるととてもそんな気はしない)。咲太さんは彼氏としてブレない鉄の心臓を持ってる上に世間一般でのウケもいい(少なくとも関係が知られてるのにアンチに叩かれてる風ではない)という相変わらずの完璧超人っぷり。常に平熱な温度感で周りの環境に溶け込んでいくが、その中で適宜ウィットを孕んだ受け答えを飛ばして冷笑的に世界を見続けるのが梓川流。麻衣さんが完璧聖女でなかったら、こんな男のコントロールなどできやしなかっただろう。花楓ちゃんもこの2人の関係性に安心しきってる様子なのが可愛いですね。 そして注目なのは、今回のアニメシリーズが「大学編」の導入ということで、作品としても色々と様変わり。そんな中でいくらか新キャラが登場しており、新しいヒロインズがどんな波乱を巻き起こしてくれるのかという期待が高まっている。今回積極的に絡んできたのはCV・石見舞菜香な大学の同期生。正直な感想は「まーた咲太が変な女に絡まれとる……」なのだが、はてさて、どんなトラブルが待ち受けているやら。 他にもオープニングを見る限りでは大学ですれ違った「中学の同級生」なんかも絡んでくるキャラっぽいが、いくつくらいのシナリオを今回消化するかは未知数ですからね。ちなみにCloverWorksの作劇ということで映像部分にも期待が高まるわけだが、ぶっちゃけ今作はそこまで映像に力をいれるようなタイプでもない。劇場版でもそこそこだったし、「まぁ、これくらいかな」と思ってぼんやり見てたら、ラストのアイドル2人の教室での対峙シーン、なんかわけ分からんクオリティの描き込み具合になってたんだけど、今回はピンポイントでCloverWorksらしさを発揮していく予定なんでしょうか。別に、そんな無理せんでええんやで。思い返せば、今作が始まった当時はCloverWorksにそこまで多大な期待なんってもってなかったよなぁ。 |
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関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子 ーーーーーーーーーー ↑越えられない壁 沢城みゆき 斎藤千和 中原麻衣 田中理恵 渡辺明乃 能登麻美子 佐藤利奈 佐藤聡美 高垣彩陽 悠木碧
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