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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 犯人確定エピソード、第6話。金田一とかなら「犯人は……お前だ」で正体明かさずに次週なんだろうけど、まぁ、流石にそこはね。

 しかし、妹の方であったか。まぁ、ロジカルな解決なんて1つもないのだから当てろって方が無理だし当てる意味も無いのだが、今週の構成から姉の方に寄ってきたのかと思ってた。まぁ、今週は圧倒的にラム寄りの描写だったけど先週は妹寄りだったしな。ひょっとして、前回のループでは姉の方が来てたなんてことは……流石に無いか。

 正直、動機は分からないので驚こうにも驚きようはない。先週も触れた通り、「ロズワールに命じられたから」といわれればそれでおしまいだし。敢えて驚くべき点を挙げるなら「こんなか弱そうなメイドさんがまさかてっきゅうまじんだったなんて!」というところくらいだが、剣と魔法のファンタジー世界が前提なんだから少女が鈍器振り回しても何の不思議もないんだな。「トゲ鉄球を振り回すメイド」っていうビジュアルだけでもなかなかキャッチーだ。一応動機を考えるならば、わざわざ追いかけてきたことから「姉を大切に思ったが故の憎しみ」というのは消える。今回のループではスバルが調査する時間を稼ぐためにあまり積極的に家人と接触を持たなかったため、ラムもレムも特別な感情を持つまでには至っていないはずだ。つまり、(分かっちゃいたことだが)動機は私怨ではない。あとはロズワールとエミリアの関係性が分からないことにはどうしようもないので、次週、レムが何かを語ってくれるのを待つしかない。現状でスバルが死亡を回避する手立てもなさそうだし、4周目に突入するのはほぼ確実だと思われるが、そこでスバルがどうにかしてレムから事情を聞き出すしかないんだ。ただ、普通に考えて「自分を残虐極まりない方法で殺しに来ると分かっている相手」と気兼ねなく話せるかといわれたら流石に厳しい気もするけど。あれだけ家の中で従順に仮面を被り続けている人間が襲撃者だったということは、生半可なルート変更では死亡エンドは覆せない気もする。どのあたりにフラグがあるんですかねぇ。

 あまりに露骨に提示されたヒントは「泣いた赤鬼」らしい。スバルの語りが流暢すぎるとか、この世界でも「鬼」っていう単語が通じるのかよ、とか色々突っ込みはあるものの、赤と青という2つの顔を持つ姉妹がおり、さらに赤い方がスバルと懇意にする「善人の顔」、青い方がスバルを痛めつける「悪人の顔」を持っているというシチュエーションが偶然であるはずはない。素直に読み解くならば「レムは姉の人格を守るため、犠牲の心を持って悪役を演じている」ということになるが……まぁ、完全に実行犯になっちゃってるから偽悪でも何でもない「悪」なんだけどさ。わざわざ隠れてたスバルをサツガイしに来るんだから、殺意はかなり高いよなぁ。どうにかする方法あるんかなぁ。

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 うむ、見事な引きだ、第5話。もういいや、面白いわこれ。今回はスバルのウザトークも段々気にならなくなってきたし、種々の構成要素は非常に完成度が高い。今更気付いたけど、これって「七回死んだ男」の亜種なんだよな。ループものってんでアニメの前例しか頭に無かったけど、あんだけ重要なマイルストーンを忘れていたとは。

 今回のこのロズワール邸での事件が最初のループ事件と違っているのは、とにかくスバル自身がサツガイターゲットとして確定していること。最初のVS麻美子戦は「大ボスを倒せ!」が目標で、その過程でどのルートを歩んでもたまたま(?)死んでしまっていたためにループになっていたが、今回のミッションは「殺されずに生き延びろ!」なので、問題解決はループ脱出と直結していて分かりやすい。むしろこちらの事件の方がチュートリアルな感すらあり、その分、謎がまとまっていて見やすいのが好印象の理由だろう。「自分は誰に(そして何故)殺される?」である。館の中という限定条件、理由の分からない謎の暗殺者。そして、容疑者たちが見せている表の顔の数々……うーむ、なんともまっとうなミステリじゃないですか。

 ミステリと違うのは、別に解決にロジックを必要としないという(決定的な)こと、そして、犯人を当てるだけじゃ事件は終わらないことである。極論すれば、今回は失敗したが殺害時に相手の顔さえ見られれば問題1はクリア。それだけでは解決にならないが、そこから一気に情報が増えるので、ループ脱出への大きな一歩になるはず。しかし、予想外にも相手がとってきた殺害方法は毒殺(?)だった。流石に一周目のループで情報が少なすぎたからこれはしょうがないか。ひょっとしたら、相手はスバルが部屋の中で起きているのを見て確実に仕留められるように毒ガスを流したという可能性もあるが、流石にそこまで用意して対策しろ、ってのも無理な話だ。動機の面から捜査していくという選択肢もあったとは思うのだが、現状、屋敷の住人たちの人間関係は主であるロズワールの底が見えないために「どうとでもなる」状態。最悪の場合、ミステリでは禁じ手であるが、屋敷の中に幽閉された暗殺者が隠れていても文句は言えないのだ。エミリアとロズワールの関係性すら定かじゃない状態で、一介の使用人風情が捜査しようとしたところで限界がある。そんなことをするよりは大人しく本番当日に目撃して打倒しようとする方が自然だろう。スバルの性格もあるのだろうが、今回彼は「他人に嫌われないよう、関係性を深める」という方向で保身を図った。まー、ぶっちゃけ外野から見れば「そういう問題じゃねぇよ」というのは一目瞭然なのだが、それだって確証があるわけではないのだ。ひょっとしたら単にお姉ちゃんをとられたと思ったレムが嫉妬で襲ってきた可能性だって否定しきれない(まぁ、一周目でそういう要素は無かった気もするが)。経験値を積んでの3周目に転がり込んでしまうのはしょうがない。

 2周目での収穫は、何と言ってもラムとレムという2人のパーソナリティについての理解が深められたことだろう。1周目では単なる双子マシーンだった二人だが、スバルが扱いに慣れたおかげなのか、2周目では随分色々な表情を見せてくれるようになった。表の動機だけを考えるなら、このコミュニケーションは無駄ではない。まぁ、普通に考えたら使用人がわざわざ殺害計画に加担するなら、それは雇い主の意志が介在しているはずなのだが……。

 というわけで、館の住人から現時点での容疑者を洗ってみよう。最有力は、今週の描写の多さなども考えればラムレムのどちらかだろう。まっとうに動機を考えるなら、どちらも「姉(妹)を取られた気がしたから」というくらいしか浮かばないが、普通に考えたら「ロズワールに命じられたから」の方が分かりやすい。この場合、スバルがどう対策したところで動機の面は改善のしようがないのだが。二人のうちでどっちが容疑者としてクロに近いかと言われれば……まぁ、姉の方かなぁ。基本的にねじ曲がるのって優秀な姉妹と比べられる方だし。あと、「ラムが家事を苦手としているのは、その分のスキルを暗殺能力に全振りしてるから」っていう適当な設定も思いつく。妹が表仕事担当、姉が裏仕事担当、っていうくくりだと、なんかしっくり来ません?

 その他、ロズワール本人が手を下している可能性が1つ。まぁ、その場合、別にメイドを使うのと大して変わらないし、問題になるのは動機だけだが、その辺は一周目でなんか意味深なこといってたし、現時点で考えるのは無駄。そして、ロリ司書ベアトリスが第4の容疑者となるわけだが、彼女もパーソナリティがあんまり分かってないので想像のしようがないか。一応「ドア破りの能力が彼女の何らかの思惑にとっての大きな障害になる」という動機は考えられる。この場合だけ、ロズワールの意志が介在しない暗殺になるので、シナリオとしてはちょっと面白い。そして、館内にいるからには一応姫様も容疑者になりうるのだが……まぁ、そこを疑うとキリがないからやめといた方がいいかな。

 とりあえず3周目でメイドコンビがどういう風に態度を変化させてくるかに注目。しかし、「数日後に暗殺者が殺しに来る」って分かってる状態であれだけ活動出来るスバルって精神力が尋常じゃないよな。まぁ、一周目は文字通り眠るように殺されたので恐怖感が薄かったのかもしれないけど……今回は明らかにハードモードの殺意で嬲り殺されてますからね。お屋敷を逃げ出してもおかしくない状況だが……。

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 うーむ、悔しいがこの引きは上手い、第4話。アニメで面白いと思ったときに「悔しい」っていうのもなんだか妙な話だが、この作品の場合は、「面白いとは思いたくない」っていう抵抗が少なからずあるので複雑なのよね。

 毎週書いてるからもういい気もするが、本当に主人公・スバルのキャラだけどうにかならないもんですかね。いや、しゃべり方がイラつくとか、オタク気取りがウザいとかそういうことじゃなく(もちろんそれも大きいけど)、キャラとして全然固まらないんだよ。結局、こいつなんで自称引きこもりなの? コミュ力高いじゃん。「こんな変な話し方する人間のどこかコミュ力高いの?」と思う人もいるかもしれないが、そういう人はコミュ障じゃないから安心して良い。本物のコミュ障ってのは、まず人と話すことが出来ないのだ。全ての前提に「知らない人と話すことが嫌」っていう感情があるわけで、その感情が対面式の会話では爆発するために、何もしゃべれなくなったり、訳の分からないことをまくしたてたりしてしまう。それがコミュ障。しかし、この主人公は見知らぬ人間と対話することに一切の迷いがない。普通に考えたらむしろ社交性はかなり高い。なんでこいつが元々ヒキニートをやっていたのかが分からない。そのくせ筋トレを怠らない(異世界でもそれなりに動けるための都合のいい設定)、裁縫はやたら上手い(技術スキルまで高い都合のいい設定)、努力も嫌いじゃない(格好良いことをしてもおかしくない都合のいい設定)と、どんどん初期の想定からキャラが離れてしまっている。もう、これだったら最初っからさわやかで社交的なサッカー部青年とかを異世界に転生させれば良かったのでは? こういう奴がオタク気取って気持ち悪い台詞を吐いてるのが本当にムカつくんだよなぁ……。

 まぁ、正直言うと今作のキャラは満遍なくムカつくんだけどさ。おそらく、今作の作者はシナリオラインを練る部分には相当時間をかけたのだろう。手垢の付いた「異世界転生」や「ループ」といった材料を、何とか目新しいものにしようと必死に考えて、見事にこの設定に辿り付き、筋立てを作りあげた。今回のラストシーンの衝撃はその見せ方も含めてかなりよく出来ており、求心力は高い。ただ、そうした「興味を引くシナリオ」を動かすためのキャラの1人1人のこととなると、あんまり練られてないというか、安易なキャラ設定で満足してしまっているきらいがある。スバルだって「とりあえずこういうノベルならオタクが主人公だろ」というところからスタートしているのだろうし、今回登場した双子のキャラ付けなんかも、通り一遍の「双子テンプレ」に乗せられたお寒いもの。台詞回しに魅力は感じない。ピエロ子安のしゃべり方にしても、多分「どこかしゃべり方に特徴をつければキャラが識別できる」ってことであんな口調になってるんだろうけど、実際に発話してみたら違和感しかないことはすぐに分かる。今後、シリアスな展開で様々なギミックをこの屋敷に仕掛けていくことになるだろうが、いざというときにこのキャラ設定が雰囲気をぶち壊す足枷になりはしないかと今から不安である。

 まー、この辺りは結局「ま、ラノベやし……」ということである程度諦めるしかない部分ではあるのだ。そうした煩わしい部分に目をつぶれば、今作の設定の確かさは頭一つ抜けている。いや、先週懸念した通り、死に戻りの起点が勝手に移動しちゃうあたりはあまりにご都合設定でどういうことやねん、とは思うが、正直、そのあたりは些事にこだわる必要も感じない。「こういう設定の方が面白い」に素直に従った結果の産物だろうし、実際、今回ラストシーンで「おおっ」となった人は多いはずだ。まぁ、5日も6日も死に戻ってしまうと、普通に考えたらかなりストレスが溜まるだろうから、スバルはボチボチ精神に異常を来してもおかしくない気もするが……。少し深刻な状況になった方が、こいつの場合は口数が減って丁度いいかもしれない。

 あと、パックがモフモフ可愛いということがはっきり分かったのは朗報である。永久モフり権を要求した部分だけは、スバルというキャラに賛同してもいいぞ。

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 ただひたすら、麻美子に腸をえぐってもらいたい、第3話。もう、とにかくその一点に尽きます。えぇ。

 サブタイトルを見る限りだとここで一段落ってところだろうか。無事に最初のミッションである麻美子「腸狩り」を撃退し、姫様エミリアとのコネクションも繋いだ。これまで全く不安定なままだったスバルの身元もこれで一息つけるようになった。……でもなぁ、これって死に戻りの能力はもう使えないんじゃないのか? いや、回数制限とかそういう話でなくて、今後どこかでまた死んじゃったら最初のリンゴのところまで戻って今回のハードゲームをやり直さなきゃいけないんだろ? いや、もうあの無敵騎士を連れてくればいいことは分かってるんだからハードでも何でもないかもしれないけど、鬱陶しくてそんな話やってられないでしょ。出会いの物語も4周5周もやったらそら飽きるわ。となると、スバルはもう死ねない。だとすると、もう「単なるうざい奴」でしかないわけで……どうすんだこれから。まさか、死に戻りのポイントが前にずれ込むなんてことはないよな。流石にいくらなんでもそれは設定が小狡すぎるが……。

 まぁ、基本的に「スバルがウザいしムカつくし設定が雑だし見てて苛つく」って部分は変わらないのだが、今作は麻美子が素敵なのでそれで万事OKということにしている。いわゆるループものの設定はすっかりやり尽くされた感があるし、今作は特に目新しいコンセプトが盛り込まれているとも思わないのだが、序盤のこの「対腸狩り戦」を延々繰り返す展開は、「徹底的に強すぎるキャラ」を演出するのには悪くない構成だ。普通のファンタジーだとどれだけ「強すぎる」敵キャラが出てきても最終的にはそれを乗り越えて物語が進むので、「強さを存分に見せつつ、それでもなお主人公サイドが勝つ」という展開は非常にデリケートなバランス配分が必要になる。その点、今作は実に分かりやすい。だって、負けてるもん。何回も負けてるもん。スバルは実質「不死」の能力を得ているわけで、最終的にはその個性を使って強敵を打ち倒すという、遠回りな「俺ツエー」設定には違いないのだが、そこにいたるまでに、腸狩りさんは徹底的にスバルをボコってくれているし、まわりの面々にも一切容赦がない。敵キャラの強さを表すのに、「何度もゲームオーバーからのリセット連打」というのは分かりやすくて便利な設定なのである。

 となると、この世界で魅力的に映るのはそのチートクラスの敵キャラの方ってことになってしまうわけだが……。スバルの方が何かよっぽどな知謀知略でこの窮状を打破する設定なら主人公サイドも「格好良い」「強い」ってことになるのだが、残念ながら、結局今回は「別なチートキャラを連れてきておしまい」という、あまり賢くなさそうな解決だった。まぁ、これも一応はコンティニューを繰り返した恩恵なのだから頑張りのご褒美とも言えなくもないが……せっかくのループものの結末としては微妙なところか。ま、最後にもう一回腸を狩られたのだから痛み分けということで良しとしましょう。

 繰り返しになりますが、とにかく「色気の塊の麻美子」VS「僕っこゆーみん」の対決が本当に最高でね。パックのふてぶてしさは良いキャラになってるわ。いっそのこと来週から腸狩りさんを主人公にした殺伐暗殺ファンタジーでも始まらないもんかなぁ。

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 いい、最終回だった……カナー、第10話。最終回だからっていい話なんかにさせねぇぞ、って気概に満ち満ちていますね。今期はこの枠が角川10話枠なんだなぁ。最近はプリヤとかこれとか、10話で終わるのが勿体ない作品が多いのは嬉しいのか悲しいのか。

 前からちょくちょく話には出ていた謎メカ、機動要塞デストロイヤー。そのサイズ、やってる仕打ちはどこぞのオブジェクトと似たり寄ったりなので、今の感覚だと割と人間の手でも何とかなりそうな気もするけど、出現場所が駆け出し冒険者の町だからなぁ。普通に考えたら緊急クエストなんてムリゲーである。しかし、そこは主人公パーティの強み、たまたま化け物に良く効きそうな武器を2つも持っているじゃありませんか。1つ目、クソみたいな女神だけどディスペルマジックは一応神レベル、アクアさん。試合前からさっさと逃げだそうとするなど、今回も下衆の精神が際だっていたアクアですが、本気になると浄化関係の魔法だけならめぐみんばりの高出力。以前デュラハンを押し流した水の魔法はあんまり格好良くなかったけど、今回のディスペルマジックはそれなりに見映えもしたし、いくらか女神としての名誉を挽回出来たんじゃないでしょうか。まぁ、こんだけハイスペックなことが分かれば分かるほど、「じゃぁなんでカエル相手に素手で挑んでたんだよ」っていうおつむの残念さばかりが際だつわけですが。

 秘密兵器その2,頭のおかしい火力。例えていうなら「心魂破(10ED)」みたいなもんですかね。後は野となれ山となれで、身の丈に合わない大火力をぶっ込む頭のおかしい奴がいる。今回はそれに加えて、偉いリッチのウィズさんも力を貸してくれたおかげで、なんと町の防衛を果たしたのは綺麗にプリキュアの2人。このキャスティングは当然狙ってやってないわけで、今作が神がかった星の下に生まれていることがよく分かる。キュアップ・ラパパとエクスプロージョンが炸裂して、見事にオブジェクトが停止。この時に単に立ってただけのダクネス、そのポーズがあまりに様になってて、約束されし勝利の剣くらいなら発動出来そうな風格だった。今回、ダクネスは「格好良いけど何もしてない」ポジションなんだ。本当に根は良い子なのがよく分かるんだけどね。なんでたった1点だけこんな残念になってしまったんでしょうね。

 その後、自爆装置云々と熱暴走云々という謎の天丼で2回のピンチが繰り返されるが、1回はウィズさんのテレポートで、そしてもう1回はアクアエネルギー注入によるめぐみんの特大エクスプロージョンで解決する流れになる。ただでさえ上位職の多いパーティだが、リッチも強すぎるよな。しれっとエクスプロージョンが撃てるし、なんか色々と便利な魔法覚えてるし。普通のRPGだとリッチっつってもそこまで便利なモンスターのイメージないんだけども。まぁ、とにかくカズマといちゃいちゃすることで無事にテレポートは成功。カズマは「ラックが高い」って言ってる割に今回その辺は全然活かされてないんだよな。まぁ、主人公の宿命ですかね。そして、このエネルギー体テレポートの際に読み解かれたデストロイヤー設計者の爺さんの独白パートが、ある意味で今回のクライマックスかもしれない。相変わらずインパクト絶大の仕事だと思ったらチョーさんなんだよな。楽しすぎるわ。この世界の住人ってみんなしてこんなんなのか。素晴らしい世界ですね……。

 最後のめぐみんの活躍については、「熱暴走でヤバい機械をエクスプロージョンで抹消ってどういうことやねん」という疑問は残るのだが、まぁ、ここで何かミッションを用意しておかないと、カズマが単に突っ込み入れてるだけの人になってしまうからな。ウィズがアクアに触れないということで、スキルを覚えたカズマがエネルギー導管役を代行。ここに来て突然セクハラで訴えられるとかいう理不尽もありつつも、何とか任務をこなした。この期に及んでセクハラで文句を言うめぐみん、あんた先週何してたんだよ。

 中盤はずっと「自分たちの館が大爆発」オチだと思ってたのだが、そこはちょっと違って「エラいさんの屋敷ぶっ飛ばしちゃったから前科者になっちゃった」エンド。まぁ、どうせ億単位の借金背負って前科者みたいな扱いだったんだから大してかわらんわな。冒険の旅はまだまだ続く。いい最終回だった。

 けど、終わらない。良かったよ、2期目があって。巷では「あまりにも人気だったから急遽2期が決まった」なんてうわさがまことしやかに囁かれてますが、そんなことって実際にあるのかね? 流石に分割2クールじゃねぇのか?

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 もう薄い本すら必要ないんや! 第9話! 今回のエロシチュエーション、昨今のエロアニメの中でも突出してた気がしますね……いや、このアニメは決してエロアニメではないのだが……やっぱりダクネスさんとその他諸々のファクターって、何か1つでも歯車が狂ったらセクシャルハザードが起こってしまう危険性を孕みまくった状態なんだよな。

 もう、今回はストーリーが云々を語る意味は全く無い。とにかくいかにしてこのエロが成されたかを考えることしか我々に出来ることはないのだ。そしてこれを解明することが、「何故カズマはこんな性的なメンバーに囲まれているのに一切欲情しないのか」とか「普段どのように処理しているのか」という部分を解決する糸口になる。まず、カズマさんも(2回も死んでるけど)健全な青少年なので、人並みの性欲はある。そのラックでもって確実に「お宝」をスティール出来る特異体質からも確認出来るだろう。業界のレジェンドであるリトさんと違って相手が女性だろうが平気で外道な行いも出来る素質があるし、普段からそういった凶行に及ばない原因に「仲間想いだから」とか「モラルを遵守するから」といった理由は通用しない。その上で、わざわざ金を払ってまでして(有料だよね?)サキュバスさんのお店に出向いたということは、やはりそうした対象としてはメンバー3人を見られないということであろう。「関係性が壊れるとまずいから言い出せない」とかじゃないんだ。普段からムラムラしてる様子もないし。暖炉の前での宵の一時、アクアもダクネスもだらしないおっぱいがぶるんぶるん揺れてホントにけしからんくらい無防備だったのに、カズマの冷ややかな目線はアクアのこれ以上育たない知性なんかに向かっていた。カズマの中で、アクアやダクネスは性の対象ではなく、「ダ女神」と「イカレた女騎士」でしかないのだ。こんなに作画班が乳を揺らしてくれているというのに。アクアの垂れ乳は昨今のアニメ作画では類をみないくらいに残念なのに!(だからこそそそるものがあると一部で評判です)

 しかし、そうした「視界の外」にあった性的欲求も、サキュバスの一押し、「夢かもしれませんね」で割と簡単に瓦解したのが今回の最大のポイントといえるだろう。風呂場に入ってきたダクネスを前に、(おそらく童貞で間違いない)カズマがどっしりと構えていられたことは、「夢である」という誤解もあるだろうが、普段から性の対象として見ていないという事実もあるのだと思われる。その上で、勘違いをしたことでサービスを求めたというのは、ドライな打算もありつつ、「まぁ、改めて見てみればこいつも良い身体してるじゃねぇか」という、本人の台詞そのまんまである。ようやく、ダクネスの「残念成分」を取っ払って、女性としての肉欲部分に食い込むことに成功したのだ。今までどれだけ残念成分によるバリアが強力だったのかってことだよなぁ。どれだけ性格が悪かろうが、人格に問題を抱えていようが、あれだけのむちむちパッツンボディ(さらにルックスも標準以上なのではなかろうか)を前にして一切欲情しないというのは、よっぽどダクネスに懲りていたということ。ダクネスの全ての人格を見ないようにしていたということ。それがようやく、今回開け放たれたのである。

 そして、この「うっかりカズマの性の解放」は、普通なら成立するはずがない。もし風呂場に入ってきたのがアクアだったらカズマはゴッドブローによって一瞬であの世に送られていたはずだ。しかし、悲しいことに(?)入ってきたのはダクネスだった。常識を知らず、押されれば答えてしまう性癖の持ち主だった。これでダクネスが一も二もなくホイホイと言うことを聞いちまったら、それはそれでお話は終わりだ。何しろすぐさま「実は夢じゃなかった」ということが判明するわけで、一度の過ちは既成事実として刻印される。ダクネスの方は「カズマはサキュバスに操られていた」という諦め方が出来るが、カズマの方は、万一ダクネスに手を出していたら、その事実はずっと彼の中に残り続け、なし崩し的に、グループ内にセフレを囲う状態になっていたに違いない(とてもじゃないけどダクネスとカズマが真剣につきあえるとも思えないが、一度既成事実を作ってしまったカズマがそれだけで終わらせるとも思えない)。つまり、確実にこれまでカズマを押しとどめていた「残念成分」によるフィルターは外れていたのだ。ひょっとしたらそのままの流れで他の二人も食い物にした可能性もある。まぁ、それはそれで見てみたい展開ではあるのだが……それは成人指定マークが付いた書籍に譲るとしよう。

 ここでダクネスが守ったものは、自分の貞操に加えて、彼女のヒロインとしての魅力であった。「普段ドMと自称してて、エロいことなら何でも受け入れちゃう変態騎士」というレッテルを貼られていた彼女だったが、「実際にことに及ぶところまで押されると実は戸惑う」という、最強クラスの恥じらい設定が付与されたのである。その割にボディウォッシュまでならOK(?)だったり、ユルさもしっかり維持しており、男からしたら「良いの? 駄目なの? はっきりしないともうどうにも止まらないよ?!」という絶妙なライン上にある。いや、ライン上じゃなくて確実にアウトなんだけども。「奥手なくせに押せばオチる」。これもう、駄目じゃん。カズマ、次の夜にもう一押ししてくれればいいのに。……でもしないんだろうなぁ。あんな恐ろしい肢体が目の前に用意されているというのに、夢の世界に頼ってしまうんだろうなぁ……。なんだろう、無性に悲しくなってきた。

 何が悲しいって、こんな事にものすげぇ真剣に筆を割いて書き綴ってる自分に悲しくなってきた。なんで日本にはサキュバスがいないんですか?!

 あ、とりあえずかやのん色々ありがとうございます! ありがとうございます!

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 キュア爆裂にキュアリッチーが合流、第8話。これが伝説のプリキュアなのか……。まぁ、どちらも異世界の戦士という意味では同じようなもんですよ。

 マジで「あれ? 俺一週飛ばした?」と思うスキップ展開にちょっと面くらうお話。今回登場した新キャラ・ウィズとの出会いの物語は綺麗さっぱりカットされており、突如カズマたちが訪れたお店で思い出話が語られるだけになっている。おそらく原作ではちゃんとその辺のくだりをやっているんだろうが、アニメでは「アニメにして美味しい、濃いトコロ」を優先したシナリオ作りの結果こうなったんだろうな。実際、その甲斐あってか(?)今回の話は普段に増して突っ込みどころ増し増しの非常にカロリーの高いお話になっている。やっぱりアクアが元気なお話は見ていて最高だ。中の人的に「大先輩堀江由衣に無謀にも食らいつく狂犬雨宮天」みたいな展開が愉快で楽しい。ここ最近のユイ・ホリエの安定感は流石にレジェンドの風格だな。

 せっかくなので細かく突っ込んでいくと、冒頭、相変わらずの馬小屋生活で凍え死にそうな2人からスタート。どう考えても「寒い」といってるアクアの衣装がおかしすぎる気がするのだが、あのミニスカエロコスチューム(エロいとは言っていない)は女神のプライドで脱ぐことが出来ないのだろうか。前回の雪山では一応防寒具つけてたはずなんだけども。そして、燃料が絶えそうというタイミングで真っ先に防寒具であるジャージを燃やそうとするあたりがアクアさんのネジの外れっぷりがお見事。いや、最低でもそこは着ようとしろよ。なんで燃やすんだよ。あのジャージはカズマにとっては「唯一の日本の思い出」として大切なものだったようだが、確か土木作業やらなんやらのときにもずっと着ていたものですし、結構戦闘経験も重ねてますので……もう相当ボロボロなんじゃないかなぁ。馬小屋生活も続いてるし、洗濯もろくに出来ない気もするし……捨てたら? どこぞの初心者冒険者もパンツ買うのに苦労してたけどさ……。

 スキルポイントが溜まったのでせっかく出来たリッチーの知り合いにスキルを習いに行くカズマ。なるほど、クルセイダーやらハイプリーストやらリッチやら、カズマの回りには肩書きだけなら大層な連中が揃い踏みだ。確かに普通の冒険者は「知り合いのリッチからスキルを教えてもらう」チャンスはそうそう無いだろうし、他のパーティに差をつけるアドバンテージにはなるだろうか。FFの青魔道士みたいなものだと考えれば、上級モンスターからのラーニングが身内で片付けられるのはラッキーだ。まぁ、最終的にはドレインタッチっていうあんまりレア感の無い能力になったみたいだが……そもそもカズマって相手からMP吸う意味あるのかな。スティールってMP消費技なん? 一応、「いざとなったらめぐみんからMPを奪って爆裂を未然に止める」みたいな使い方は出来そうだけどさ。

 ウィズさんとアクアの対決も見どころが多く、不良女神が心優しい死者の王にいちゃもんをふっかける際の潔いクズっぷりが色々笑える。ウィズさんはこの世界でもトップレベルの爆乳持ちだが、それを押さえる上下の謎バンド(例の紐的な?)を握り締めてぶるんぶるん揺するアクア様には渾身の「いいね!」を送りたい。あの衣装、どういう構造やねん。あとなにげに「アクシズ教団は頭のおかしい人ばかりだから危ないんです」という貴重な情報も得られた。そうかー、やっぱりこんな女神じゃなー。納得の危険集団ですわ。また、ドレインの習得シーンでは「アクアの髪の毛のわっかの中から見た風景」という謎アングルも初披露。意味はさっぱり分からんが、少なくとも過去に例がない映像だったのは間違いない。あのわっかもどういう構造やねん。あと、ついでにウィズさんの思い出話からデュラハンのベルディアさんの残念過ぎる現役時代も明らかに。あんなに紳士だと思ってた人なのに……、色んな意味でストライクな人だったなんて……。まぁ、しょうがない……かな……。デュラハンもリッチもレイスのようなアンデッドモンスターなので、ひょっとしたら相性は良かったのかもしれません(一方的に)。

 で、そんなウィズの仲立ちもあって行われた幽霊屋敷討伐が今回のミッション。ホラー的なシーンはマジで怖いシチュエーションのはずなのだが、今作はどこまでもギャグなので安心して見ていられますね。初めてのベッドにうっきうきのカズマ、寝酒を奪われて号泣の女神。あれ、でもあの酒奪ったのって誰なんだ。人形を操ってたゴーストがわざわざ酒を飲むかな……。まぁいいや。どっちかっていうと女神があれだけ貧乏を訴えてたのに一升瓶だけは後生大事に抱えてたことの方が問題だ。寝食を犠牲にしてでも寝酒が欠かせないとか、どんだけのクズなんだよ。あ、でもこのシーンで来てたパジャマ(?)は割と良さそうな服だったな。肩口が開いてるデザインだからパジャマとしてはどうかと思うが……ダクネスから貰ったんだろうか。

 怒れる女神(時々花鳥風月)が暴れる中、カズマとめぐみんの「何の力もない」2人に襲い来る苦難。当方、個人的嗜好により、今回のめぐみんの放尿シーンだけでもお腹いっぱいです。ありがとうございます。そうかぁ、紅魔族でもトイレは……そうかぁ。帽子と眼帯はずして素の状態のめぐみんはホントに単なる小娘可愛いですね。最終的に漏らしてればパーフェクトだったのだが……そういう作品じゃない? そうですね。いやでも、限界ギリギリのめぐみんに対してドレインを使って体力を奪えていればあるいは……(以下、薄い本にパス)

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 今期安元キャラまとめ

 「巨大ロボットを強奪して暴れ、燃料切れの末に逮捕」

 「アイドルのいじめの噂をネットで流した罪で惨殺」

 「ゴブリン」

 「散々辱めを受けた上でよりによってダ女神に浄化される」 ←NEW!

 第6話。もう、デュラハン(ベルディア)さんが可哀想過ぎてね……。良い奴だったのに、無茶しやがって……。

 しかし、過程はどうあれ魔王直属の部下を1体討伐して3億手に入れたのは事実だったりするカズマパーティ。改めて今回の熱戦を振り返ると、カズマ以外の人間は全員上級職という「外面」に相応しく、それぞれが充分に強力な能力を持っているんだよな。なかでもダ女神アクアはかなりのチートキャラであり、「アンデッド相手だと割と無敵」「水関係の魔法なら底知らず」「駆け出しのくせにザオリク使い放題」といった洒落にならない設定のてんこ盛りである。「こんだけあったら結局俺ツエー展開になるやんけ!」と言われそうなものなのだが、それでもこんだけへなちょこでぐずぐずしていても文句を言われないのは、ひとえにアクア様の人徳(神格?)ゆえだろう。最初にデュラハン相手にターンアンデッドを仕掛けて「めっちゃ効くのかよwww」って意外過ぎた直後に雑魚アンデッドにおっかけられて涙目になるという完全な設定矛盾なのだが、「アクアならしょうがない」の一言で処理されるのは流石である。だって、僕らは格好良く不浄なる者を退治していくアクアさんなんて見たくないですもん。雑魚モンスターに追っかけ回されてみっともなく命乞いするアクアさんの方が輝いてますもん。都合のいい時だけは「カズマさん」って呼ぶんだよな。底の浅い媚び方してるアクアさん最高。

 そして、当然雑魚レベルならば一掃出来る攻城兵器持ちのめぐみんは強いに決まっている。今回はカズマの指示によってほぼ詠唱のラグも無しで爆裂魔法をヒットさせて紅魔族の面目躍如。堂々と「頭のおかしい姉ちゃん」呼ばわりしてくる町の連中もどうかと思うが、まぁ、事実だからしょうがないか。今回のエピソードでは前半パートでさっさと退場させられたのも、めぐみんの持つポテンシャルの高さの表れと言えるのかもしれない。ただ、その……連続お城爆裂犯としての罪状はちょっと……。あれだけデュラハンさんが怒ってて、下手したらダクネスはマジで殺されてたかもしれないという実情を全く理解していないかのような再犯。やっぱり頭おかしいやんけ! 太くて固くて大きくて……しらねぇよ! そして引率のダ女神! あかんやろ! 緊張感なさ過ぎるくせに魔王退治の高望みだけは捨てないという厄介極まりない組み合わせである。なお、爆裂魔法の時に吹き飛んだ眼帯、特に必要無いことがはっきりした模様。

 そして今回大活躍だったダクネス。やはり上級職クルセイダーの肩書きは伊達ではなく、一時的とはいえ魔王幹部のデュラハンさんとタイマンで渡り合った実力は本物だろう。おそらくレベルもそれなりに高いのではなかろうか。多分、唯一の性格設定である「超ド級M」のせいで、命中率のパラメーターが0になっているだけなのだと思われる。その分、ダメージを回復に変換する機構とかを搭載してるんじゃないかな。そう考えれば壁役としては冗談抜きで優秀。さらに、敵がデュラハンさんみたいな真面目で優しいタイプだった場合には相手に不当な醜聞を押しつけて精神的なダメージを与えるというサブウェポンまで。ホント、デュラハンさんが可哀想でしたが……「キレ芸でテンション上げてる安元の前でかやのんが喘ぎ声を上げてる」って現場を想像するとすげぇカオス。隣には奇声を上げるダ女神もおり、福島氏の突っ込みのテンションも振り切れるってもんだ。

 そう、そんな福島氏のカズマであるが、今回はまさに異世界ラノベものの主人公っぽい仕事をこなした。地味にフリーズとか魔法の種類も増やして着実に成長してるし。参謀ポジションとしてはそれなりの見せ方だったんじゃないかな。まぁ、冷静になって振り返ると「水が弱点のアンデッド」が敵キャラで手持ちの武器に「水を司る女神」がいるんだからマッチアップの時点でズル過ぎるんだけども。一応「水に弱い」っていう弱点を見つけた部分は敢闘賞か。あれだけの爆裂に耐えた上で単なる水ですら怯えるってことは、よっぽど属性によるダメージ補正がでかい世界なんですかね。そして、散々策を試みて最後の最後は「デュラハンだから首スティール」というオチ。まぁ、そうなりますわな。デュラハンさんは首とられると本体は動けなくなるのか? 池袋のデュラハンは全然違う仕様ですけどねぇ。もしくは同時に放送されてた「亜人」だったら別な首を生み出すっていう想像するだにおぞましい解決も出来そうだけど。まぁ、突然のサッカーにテンパったということにしておこう。

 今回の最大風速シーン、デュラハンマジ切れだが、第2位はデュラハンの「ファッ?」ですね。中の人も割とよく使ってるのですげぇナチュラル。

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 案の定、ボチボチ作画が適当になってきた第5話。まぁ、ある程度なら覚悟はしてたし、今作は作画が適当になっても「これもまた味」みたいなノリでごまかせるので別にいいや。

 なんかもう、色々と価値基準がねじ曲がっちゃってる病巣の根深さが確認出来る残念過ぎるお話。これまでめぐみんとダクネスという追加キャラが存分に魅力を振りまいてきたが、その影でしっかり存在感を見せつけていたメインヒロイン(????)アクアさん。目立たなかった回など無いにも関わらず、今回は堂々とメイン回(?)である。まぁ、メインっつってもメインディッシュ的な意味だけど。主にワニの。水の女神だからピュリフィケーションなら無尽蔵に使い放題という、割とチートな能力を持っていたアクアさん。それが出来るならもっと有効な対魔王戦略もありそうなもんだが、彼女は「癒しの女神」としての自分に面倒臭いプライドを持っているようで、何故か戦闘になるとからきし。だってメインウェポンがゴッドブローなんだもん。いや、今回そこそこ活躍してましたけど(主にカツアゲに)。そんな浄水器みたいな役割の女神にうってつけのクエストがあったのに、このパーティ、いちいち事に当たる態度がおかしくて、「檻にぶっ込んだ女神を湖に浸けとく」という、備長炭みたいな活用法でチャレンジ。あれって別に急がずとも良かったんだろうから、ワニが来るまでの時間を浄化に当てて、ワニが来たらさっさと退散して翌日のんびりやってもよかったのでは。3日もあれば終わるやろ。なんでアクアは「逃げたら負け」みたいな変なこだわりを見せていたんだろう。本当にめんどくせぇな。

 結果、カエルに続いてワニにもトラウマ、というか外部世界全般にトラウマ。普通に考えると、あんな体験したならむしろ檻の中っていう閉鎖空間に対してトラウマ持ちそうだけどな。その辺は被虐の専門家であるダクネスさんに聞いて見ないと分からないかも。ドナドナ女神を引き連れて帰投するも、そこにあらわれたのは量産型勇者の1体、CVからするとすげぇDTっぽい魔剣使い。まー、確かに冒頭のチュートリアルに出てきた神様がゲーム中盤で檻に入れられて連行されてたらパニクるよなぁ。気持ちは分かる。そして、それなりに鬱陶しいながらもアクアのためを思って行動していたのに、ダ女神は完全に今の堕落した生活に没入してしまっている。あいつの性格なら「馬小屋生活から今すぐ解放してやる」って言えばよろこんでカズマにケツまくるかと思ってたんだが、どうやら、カズマとのパーティまで含めて「愉快な芸人生活」のようで。まー、世間知らずな馬鹿女神が突然民草に落とされ、ようやく手にした「それなりに安定した生活」があのライフスタイルだったわけで、他の生活手段に変化することを想定出来なくなってしまっているのだろう。多分、魔王退治とかする気概は全く無いな。

 2人の「勇者」の間で噛み合わない交渉が続き、最終的にカズマたちは「なんかこいつムカつく」というので返り討ちにすることが決定。こうして見るとカズマの順応力は大したもので、唯一の必殺技であるスティールを上手く使いこなし、魔竜すら一撃で屠るソードマスターを完全に手玉に取った。こういう時に余計なモノローグとか差し挟まず、有無を言わさず卑怯な技で叩きのめしてくれるカズマさんは良い主人公ですよ。ことさらに「俺は卑怯だから」とか、そういう台詞はいらないんで。彼の場合、異様に高いラックを活かして「一番欲しいものが盗める」という信じられないスペックになったスティール一撃で、魔剣使いなんてちょちょいですわ。まさにチーターである(チーターって言葉は某ドアートオンラインの専門語じゃないのか)。

 パンツ剥ぎ勇者は本来同じ境遇にあるはずの相手勇者を叩きのめし、その同僚の女性パーティをセクハラで撃退し、魔剣は即売却。アイツにしか使えない魔剣のはずなのにそれなりの値段で売ることは出来るんだなぁ。まぁ、一応神器だしなぁ。一方のアクアさんは収益減から怒りのゴッドブロー。だからさ、もう少し冷静になれば、絶対にお前はもっと楽な暮らしが出来るんだぜ? そのへんに気付かない→知性が低い。イライラしてる最悪のタイミングであいつが来る→ラックが低い。結局カズマの運とアクアの運で帳消しなんだよなぁ。

 魔剣使いはそのままどこかへと消え、今回のお話はめでたしめでたしかと思いきや……安元、もとい、デュラハンキターーー! やっぱり怒ってたーーーー! そりゃそうだよな、あの展開で「来ない」は無いよな。フラグべきべきだもんな。準備して待ってたよな。魔王軍の幹部なんだから他にも色々とお仕事あっただろうに、激務の合間を縫って冒険者のために心配りの行き届いたおもてなしを考えてただろうな……デュラハンさん、不憫……。

 さて、今回1発も爆裂してないので、そろそろめぐみんが撃ちそうな気配もするが……。あ、ダクネスさんは適当に悶えててください。

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