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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 2週続けて濃厚なダクネス回! 第5話。もう、あまりにも濃厚で胃もたれしそう。せっかくのソウルメイトが出来たのに1話で失っちゃったダクネスさん可哀相(そうか?)。

 久しぶりにパーティが揃い踏みしたところで、おあつらえ向きにミッションが1つ発生。まぁ、発生っつうか相変わらずの自業自得なのだが、今期は5話目にしてすでにダンジョンに2回も潜っているのだから、カズマさんたらまるで本当の冒険者みたいですね。同じダンジョンに自分たちのしでかした不祥事の後始末しにいくだけですけど。アクアさんは馬鹿なのに出力が高すぎるせいで、ちょっとでも目を離すとガンガントラブルを産みだしてくれるどうしようもなさがたまらない。そりゃカズマだって持てあますわ。

 前回は単なるアンデッドの巣窟だった巨大ダンジョンだが、この度、紆余曲折を経て自爆人形の発生源へと姿を変えた。ご丁寧に照明器具が搭載されたおかげで、前回のように盗賊スキル持ちのカズマしか入れないなんてことはなく、鉄壁のクルセイダーも入場可能。っつうか、多分前回のミッションの時もダクネスがいれば平然と灯りを持って入場してた気もする。それくらいにダクネスの鉄壁っぷりがチートだ。あれって「神の加護」なんですかね。まぁ、これまでの経緯から考えるとダクネス自身も身体の訓練は欠かさないだろうし、本人の努力によるところもあるのかもしれないが、単にフィジカルだけじゃ説明出来ない圧倒的なタフネスって、完全に超常現象だよね。クルセイダーという職業の資質があったってことなんだろうけども……だったら貴族の令嬢なんてやってるのは確かに勿体ない。まぁ、現状も色々勿体ないのだが……。

 ダンジョンの深奥で出会ったのは、今作では3人目となる魔王軍の幹部。このへん、初心者の街のくせに幹部来すぎだろ。全部因果が連鎖した結果集まってるのでしょうがないとはいえ。自称「なんちゃって幹部」のバニルさん。これまで登場した幹部連中の例に違わず、少なくともチーム・カズマの面々よりは礼節と常識を持ったお方。ただ、これまた何の因果なのか、この人のネジの外れ方が微妙にダクネスと被っちゃったのが運の尽きということで……。かたや破滅願望を持つ魔王軍幹部。かたや人智を越えたレベルのドMクルセイダー。いわば神と悪魔のM気質対決という異常な戦いに。いや、まだバニルさんの方がまともなんだよ。ほんのちょっと変な野望があるってだけで、彼の能力の高さは折り紙付きだし、戦い方だってまっとうな「魔王軍」である。ただ、デュラハンの人もそうだったけど、こいつらあんまり人間に害を為そうとしてないんだよね。考えてみるとこれまでこの世界の人間が危なくなった事例って、カエルとかキャベツの方が危険度高かったよな。

 カズマのラックによってダクネスの刀身がヒットして一度は崩れたバニルさんだったが、そこは流石に幹部クラス。仮面が本体で相手のボディを乗っ取るという古式ゆかしい呪いでダクネスを攻め立てる。いや、責め立てる。そういうプレイ。しかしダクネスのタフネスはフィジカルだけでなくメンタルにまで及んでおり、常人なら一発KOのはずの支配の呪いも、せいぜい電気風呂でピリピリしてる程度のもの。お約束の加虐にテンションはあがる一方。少しずつシンクロを始めて最後には完全にユニゾン出来るようになるバニル・ダクネスの友情パワーに要注目。流石にダクネスのボディともなるとカズマさんサイドも攻めあぐねてしまうが、結局、最終的には「最大の防御力には最大の攻撃力」ってことで、パーティの盾であるダクネスには、パーティの矛であるめぐみんを直接ぶつけた形。これ、たまたま生き残ったから良かったものの、もしめぐみんの爆裂が想像を上回ってダクネスを消し炭にしてたら後味悪かっただろうな……というか、爆裂食らってバニルさんは死んだのにダクネスは生きてるのかよ。悪魔以上のタフネスって……。やっぱりやべぇ。

 改めてパーティのチートっぷりが確認出来たし、ダクネスの多方面への高性能っぷり、アクアさんの「出力高いのに使えない」っぷり、めぐみんの「紅魔族って結局なに?」っぷりなどがたくさん楽しめて濃密なエピソードでございました。ところで、一番気になるのはやっぱりカズマとダクネスの関係性なんですけどね……。ダクネスは「一つ屋根の下で暮らしているのにそんな関係になったら後々ややこしい」という理由で関係を拒否していたが、ダクネスからしたらそういうシチュエーションだってご褒美になりそうだし、カズマもはっきり「外見は好み」って言ってるわけだし……。普通に、やることやりそうな気がする組み合わせなんだけど……。まぁ、カズマは一つ屋根の下どころか隣に半裸の女神が寝てる時代にも一人で処理してた実績があるからな……これだから童貞ニートは……。

 

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 倫理感! 第4話。前回が割とおとなしめの回だったからって、そんないきなり全力でまわさんでも……もう、ずっと笑いっぱなしでしんどいわ。

 2話がめぐみん(ゆんゆん)回、3話がアクア回ときて、1話目で追放されてしまったダクネスさんはずっと差し込みで「ブッコロシテヤルゥ!」っていうだけの役。そんなんでかやのんにギャラが発生するのもどうやねん、と思っていたくらいだったが、そう、ここまでのギャラは、この4話のためにあったのだ!(いや、そういうわけじゃないけども)

 もう、頭から尻までずっとダクネス。より正確に書くなら頭から尻までずっとダクネスの胸と尻。やっぱこのクルセイダーすごいよ!! まぁ、一応ダクネスについて書く前に冒頭の導入部分のアクア様とカズマの熟年夫婦コントにも触れておきましょうね。どうやら前回のお話からそのまま続いていたようで、宴会でどんちゃんやるとネジが外れるアクア様は今日も今日とてカズマのおかんむりをなんとかなだめようと必死のご奉仕。寒くてもどうせ化繊ベースなんだからジャージ燃やしちゃ駄目。そして酒瓶抱えてないと眠れないのはもっと駄目。完全にアル中で旦那の給料使い込むクソ嫁じゃねぇか。平和主義のカズマさんだってそりゃ身内にスティール使うわ。言われるまで気付かなかったが、そういやアクアの羽衣ってずっとつけっぱなしなのね。オープニングでは謎のムササビ忍法に使われてるあれ。なんか特殊な効果とか持ってるのかな。炎属性のダメージ半減とか、そういう奴かな。でも、質屋に持ってったところで単なる布きれだから二束三文で終わりそうだけども。どうせこの世界ではアクアの霊験なんて誰も信じてないわけだし。

 そんなボロを纏って心もボロの連中とは対照的に、ダクネスさんてば育ちは大変良いのです。以前からその存在を臭わせていたダクネス家(正式名称はダスティネス家らしいが)ががっつりお話に絡んできた。しかも、この手のパーティーものではお馴染みの「縁談が舞い込んできましたよ」パターンだ。王道展開なら、ここからパーティーがあれやこれやで見合いを妨害して仲間を手放さないように奔走するところなのだが、カズマさんはただでさえ問題児だらけで手一杯のところ、少しでも肩の荷を降ろそうとお見合い計画に加担することに。正直、今回のお話が始まった直後の状態なら、「ダクネスって単にM気質なだけだから、使い込みの激しい駄女神アクアとか、常時放火犯になる危険性を孕んだ頭のおかしい爆裂娘なんかよりよっぽど役に立つんじゃ」と思っていたのだが、今回の30分を経ることで……「あぁ、これは早めに手放しておいた方がいいわ……」ってなったな。カズマさんは、きっと我々視聴者の見えないところでも多大な苦労を背負っているに違いない。

 ダクネス切り離し作戦にあたって、カズマはまず渡りに船のトラブル案件でめぐみんを処理。なるほど、確かにアクアなんかよりはその手の話題にも敏感に反応出来るし、何よりパーティの解散を一番恐れているめぐみんはダクネスを処分する上で邪魔なのは間違いない。ホント、カズマさんはこういうところでの采配が絶妙。めぐみんさえ切り離してしまえば、あとはどうとでもなる犬っころ扱いのアクアを黙らせればいいわけで、残る課題はダクネス本人だけということになる。ただ、その本人が……やはり大物すぎた……。

 思えば、ダクネスというキャラは考えようによっては「弱い」キャラなんだよ。設定として異端なのはM属性だけだし、「お約束の女騎士」に憧れているという点(と攻撃性能がゴミな点)を除けば、金持ってる家だし、気位があってタフネスも高い。壁役として役に立つ上、実はこれまでの冒険でもダクネスだから成し得た仕事は割と多い。そう考えると、文字通り神レベルのクズ性能を持つアクアや、かっ飛びめぐみんに比べたらクセは「弱く」なるはずなんだ。しかし、今回の1話を見ればそんな見方が誤りだと分かる。あまりに楽観的だったことが分かる。カズマさん曰く「やっぱり駄目だこの女」。彼女の「お約束の女騎士願望」は、どうやらファンタジーの枠を超える。とりあえず自分が苦境に立たされればなんでもいいらしい。別に相手がオークとか魔王じゃなくてもいいらしい。旦那がクズで、酒瓶で殴られ、身売りを強要されて泣く泣く慰みものになるのがいいらしい。もう、それ冒険者じゃねぇな。薄い本にしか使えない奴だな。いや、実のところ、ダクネスって何されてもプラスに転換しちゃう超性能の持ち主だから陵辱ものの薄い本にも全く向かないんだけども。

 今回はとにかく、そんなダクネスの独特な、最低な、異常な、キチ○イな主義主張が余すことなく展開されたわけです。常識人を前にしても一切引かない媚びない省みない彼女の信念。その一本気な振る舞いは実に潔く、むしろ神々しくすらある。あらゆる苦難を快楽に変え、快楽は全て忌むべきものと吐き捨てる。こんな娘がまともな人生を送れるわけがないじゃないか。お父さん、甘やかしたって言ってたけど、一体どんな教育したらこんな娘になるっていうんですか。幼少期にクリムゾン作品でも読み聞かせたのか? 英才くっころ教育でも施したのか? 結局、カズマのパーティには「どうしてこうなった」しかいないんだよ……。

 というわけで、あらゆるシーンがダクネス。つまりあらゆるシーンがかやのん。かやのんを猥語で攻め立てるプレイとか、どれだけの金と権力を持ったら実現する夢でしょうか。この作品は、僕らの夢を叶えてくれるのです。ダクネスは、僕らの夢の集大成なのです。……集大成がこれか……悪夢の結晶って、こんなにもいびつで尊いものなのね……。フヒ。

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 今期2度目の「ブッコロシテヤルゥ!」頂きました、第3話。ダクネスさん、どこでなにしてらっしゃるんでしょうかね。まぁ、何となく想像は出来るが……。

 そして今回は、なんとダクネスだけでなくめぐみんまで外して、実に久しぶり、冒険者カズマと女神アクアの2人旅。話数で言ったら十数話ぶりってことになるわけで、賑やかなパーティーのありがたみを確認しつつも、すっかりツーカーになってしまった駄目コンビの腐れ縁の強さも改めて確認出来るものになっております。しかし、本当に何故めぐみんたちをわざわざ連れてったんだろう。いっそカズマは依頼を受けたことも全部秘密にしておいて、こっそりダンジョンに潜って手柄を独り占めしておけばよかったのでは……。まぁ、あれだけ毎日一緒に過ごしてりゃ、勝手にでかけようとしてもすぐにばれるか。

 きちっと計画的に盗賊系スキルを身につけていたというカズマ。波風を立てないダンジョン探索は余計なお荷物がついている状態よりも単身の方がやりやすかろうってんで灯りも持たず一人でダンジョンに潜ったわけだが、どうやら暗視なんて野生動物みたいな能力を持った全然神っぽくない女神がいたらしくてですね、ついて来ちゃいましたね。めぐみんと2人で遊んでても良かったと思うのだが、アクアさんたらなんだかんだでカズマのことが心配なのか、それとも単にお宝の気配に誘われたのか。まぁ、多分こいつのことだからなんも考えずに面白そうな方についてきただけだと思うけども。結局、カズマの隠密作戦はくせぇ女神のにおいをぷんぷんさせてるアクアのせいでおじゃんになり、アイドルに群がるファンのごとく、四方八方からアンデッドの群れ。まぁ、カズマはブチ切れてたけど、アクアのせいでアンデッドが押し寄せ、それを全てアクアが処分してるんだからプラマイゼロでいいじゃんね。その上でラストミッションはアクア抜きでは解決出来なかったんだから、今回のアクア様は頑張ったってことでいいと思うんだけど。まぁ、単にめでたしめでたしで終わっちゃったら作品の沽券に関わりますからね。でも、特にオチもなく純粋にダンジョンでお宝をせしめてこられたんだから、今作ではレアな「普通のファンタジーRPGっぽいお話」だったと言えるのかもしれません。

 今回認識を改めた情報の1つは、案外現実的にカズマが冒険者として強化されているところ。まぁ、唯一の男手の割にサポート系スキルしかとってないあたりはナニだが……でも、一番堅実にお金が稼げる方向性に行ってるよね。決め技のスティールがあるからとりあえず隠密要素さえ高められればいいわけだし。そしてもう1つは、やっぱりアクアだって割と高性能じゃん、っていうこと。まぁ、1期からそういうところはちょこちょこ見せていたはずなんだけど、やっぱり普段の態度でほとんどが上書きされちゃうからなぁ。あれだけターンアンデッドを連打してもMPが尽きる気配が無いってことは、あれって固有能力で無限起動可能なんでしょうかね。となるとMPの消費先はゴッドブロウだけ。……何故使ったし。

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 「くっころ!」って言わせるだけのために茅野愛衣を現場に呼ぶ鬼畜作品、第2話。かやのん、こんだけのためにキープが発生してギャラもらえるのか……いいんだか悪いんだか……。

 さて、そんなダクネスさんは領主のところに出向してしまっているのでほぼ出番無し。ということは残りの連中に多めに仕事が回ってくる。今回のタイトルはめぐみん押しですが、それだけじゃ終わりません。前回の騒動の後始末を名目として、残されたパーティ3人にお目付役のセナさんも含めてのカエル退治からお話はスタートする。なんかもう、このパーティはどこまでいってもカエルがライバルなんだよな……。グリムガルにおけるゴブリンみてぇな立ち位置だな。いや、でも流石にカエルともこれだけ戦えば経験値は少しばかり上がっているはず……なんだけど、何故かいつでも悪戦苦闘。おかしいよねー、初対面の時はあれだけ強気だったアクアなんてひたすら逃げ続けてるだけだもんねー。いや、初対面の時も全く歯が立たなかったんだから、逃げられるようになっただけでもレベルアップなのかもしれないけどさ。どうもこの女神、カエル相手には完全にトラウマが出来てしまっているらしくてな。

 それに対してめぐみんの冷静なこと。「食われ慣れる」という時点でアウトだし、その状態でキープしてくれるカエルさんの優しさ頼みってのもどうかと思うが。そして当然のように飲み込まれるお目付役のセナさん。この人、前回の時点ですでにほころびは見えていたが、もうこうなったら単なる愉快なおばちゃんじゃないか……。なんか、中の人の影響もあって「敵だったら最強なのに仲間になるとギャグキャラ」っていうバゼットさんを思い出すな。結局、みんなで仲良く粘液まみれ。必ず頭から食われて足だけ出すポーズになるのもこだわりの表れですかね。こういう伝統芸って大事。

 そして、そんなパーティーのピンチに颯爽と(?)現れるめぐみんの旧友(?)、ゆんゆん。CVは豊崎愛生で、アクアさんの中の人からすると事務所の先輩である。紅魔の娘ってことで魔力は素晴らしいのだろうが、こちらも当然難ありの人物。この世界には敵味方を引っくるめてまともな人間などいないと思った方がいいな。そもそもあのめぐみんをまともにライバル視してる時点で駄目なことは確定しており、ぼっち属性とかアホの子属性とか、色々と供給過多である。そしてめぐみんはこの子の前でだけは普段以上の下衆精神を発揮するのな。元々精神的にも最低の奴なのだが、それ以上の下衆であるカズマやアクアに隠れて目立たなかった部分が、旧友との再会で噴き出してきた感じか。子供扱いされることを嫌う性格も「より子供」なライバルとの関係で自我の肥大化を招いたもののようで、初戦でゆんゆんを押し倒した時の「今日も勝ちッッ」というドスの聞いた雄叫びは普段のめぐみんよりも更にひでえ台詞になっていました。前回のダクネスの「ブッコロシテヤル!」もそうだけど、今作のヒロインはたまにどっから出してるのか分からないようなぶっ飛んだ声が出てくるのでそれだけで楽しい。

 Bパートは、カズマとめぐみんのドキドキお風呂タイム。すげぇなカズマさん、完全にメタを読み切って事前にパターンを潰しておく主人公の鑑ですわ。一応確認したらカズマが高校生だから1617才くらいで、めぐみんは1314才くらいらしい。うーむ、それならまぁ、欲情しないのもギリギリ分かる……か? いや、でも高校生くらいだったら中学生女子だって常識的に対象になるよなぁ。ロリコンではなかろうよ。それでも頑なに平静を主張しているカズマさんは、実はものすごい紳士なのか、単に嗜好が偏ってるだけなのか。まぁ、確実に後者だけど。カズマの場合はアクアやダクネスもスルーだから、純粋に人間関係の問題だとは思うけどね。「ヒロインとのお風呂」というアニメキャラにとっては一大イベントになるはずのシーンも、サラリと片付けて余裕のカズマ。流石に以前ダクネスに風呂場で奉仕させた豪の者は度胸が違うわ。そのまま冷静にならず、毎週めぐみんとのお風呂シーンがあるアニメになってもよかったのに……。オチは割と普通でしたロリニート。ちなみに、個人的にはカズマたちを探している時のアクアの「おかえりって言ってよ〜」が好き。もう、完全に家族なんだよな。

 そしてラストはめぐみんVSゆんゆんの2戦目。そこで明かされる、想像以上に野生だっためぐみんの過去。ウィザードのくせに最低限の近接戦闘もこなせるくらいのスペックはあるんだな。めぐみんの出生って未だよく分かってないが、冷静に考えると食うや食わずの結構苦しい幼少期だったってことか? だったら発育の悪さも笑っちゃ駄目よね……。まぁ、でも妹みたいな子もあわせてとても元気そうでしたけどね。紅魔族って、一体どんな生活スタイルの一族なんだろうな。結局、最後はめぐみんの策謀でもって逆転勝利。「今日も勝ちッ!」なめぐみん。わざわざ戦績表を付けてるってことは、やっぱり勝ち負けにはこだわるタイプだ。薄い本では、大体カズマの挑発にのって無理しちゃう展開になるやつだ。いいんじゃないでしょうか。それはそれで素晴らしい世界でしょうか。

 以上です。

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 感も無量の最終話。走りきった半年間でございました。この最終回さ、間にCM無しでエンディングまで含めると27分あったんやで。そんな放送形態に許可下りるもんなんやな。

 一言で言うなら「エミリア三昧になれ」という最終話である。そりゃそうだ、スバルにとってのゴールはエミリアの膝枕以外に無いというのに、我々視聴者ときたら何かあったらすぐにレムだ。ここ数週間レムが出てこなくなってるせいでテンション下がってる視聴者もいるんじゃないか? あぁ、俺だ。そんなレム爆上げでエミリアのポジションが微妙な状態でスバルにとっての理想のゴールだけを描かれても、我々としては「終わった」感はいまいち。そこで、再会出来た今週分くらいは、たっぷりとエミリア成分を補充して噛みしめろ、という采配なのだろう。おかげで、思いの外良い最終回な感じは出てたと思いますよ。

 前半パートはペテルギウスとの最終決戦。まぁ、実際戦って致命傷を与えているのはユリウスなわけだが、スバルの覚悟を見せた上での決着……だったのかね。結局、前のループのときみたいに不意打ちで瞬殺しなかった意味がよく分からなかったんだけど、今回はなんであんなにユリウスがボロボロになる必要があったんだろう。前回時点では「きっとペテルギウスの乗り移り対策のためにスバルは距離をおいて、何か構えておく必要があったのだろう」と思ってたんだけど、結局今週も乗り移りはやられちゃってるしなぁ。単にユリウスをいじめたかっただけなんだろうか。まぁ、一応「スバルの眼」を使っての打倒という形式を作っておけば、「ペテルギウスはスバルが倒した」という何となくの名目は成り立つので、そのあたりの見せ場を作りたかったのかもしれない。結果的にはユリウスがそれに応えてくれたのでOKとしておこう。結局、乗っ取りを防ぐために使われたのは「死に戻り」の一言ですぐに駆けつけてくれる魔女さん本人のお手柄でしたね。ホント便利な人やで。

 ペテルギウスさえ倒してしまえば大団円かと思われたが、なんとラストミッションでは「お姫様の車に爆弾が仕掛けられている!」という、なんだか突然スパイ映画みたいな展開になった。スバルは自分の失態を後悔していたが、まぁ、流石にループ1回だけの情報で全ての禍根を断つというのも難しい話だろう。事前に村人に混じった信者を排除して村人を最大限安全圏まで移送しただけでもお手柄ものだったんだから、最後のミッションはボーナスステージだと思って諦めるしかない。自分の手で逃がしたエミリアを今度は追いかけるはめになるというのも皮肉なものだが、幸い、たまたま一緒にいたオットーの計らいでお急ぎ便が実現。最後の最後までペテルギウスさんは頑張ったが、無事に大爆発のおまけつきで再会が実現したのである。ペテルギウスさん、もう何がなんだか分からなくなってたけど、結局どうやって死んでしまったんでしょうね。魔女の福音書に何かされてたみたいだけど、あの辺のくだりは正直よく分からんかった。

 あとはもう、2人でいちゃいちゃするだけの簡単なお仕事ですよね。スバルにとっては望外の再会、そしてエミリアにとっては寝耳に水の再会。エミリアにとっては全てのループはカウントに入らないはずなので、街でスバルと大喧嘩して別れてから数日後のはずなのだが、それでもここまでスバルが必死に張ってきた伏線のおかげで、すんなり仲直り出来てしまった。子供を使って自分の思いを間接的に伝えてみたり、突然の大爆発で命懸けの自分をアピールしてみたり、スバルさんったら舞台設定がお上手なんだから。まぁ、あそこまでやられた上でなら、ちょっとウザめのスバルの告白だって受け入れられるってもんですよね。まぁ、スバルの告白がレムの告白のパクりだったのは本当にあかんと思うけども。レムさん、今頃どこで何をしてるやら……。

 終わってみれば、1話目で命を救われたスバルが、25話目でエミリアの命を救うことに成功する、そんな2クール。ただそれだけのお話ながらも、多事多難にご褒美もたくさん、退屈しない半年間でございました。ひとまず、スタッフの皆さんにはお疲れ様。

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 久しぶりにパックを堪能、第24話。まぁ、もう以前のような目でパックを見ることが出来なくなってますけどね……。

 リセット後の「解決編」。なんか、こんなにシンプルに「死に戻りのアドバンテージ」を使ってガシガシ解決していくのは久しぶりに見た気がする。まぁ、これが一番分かりやすい活用法だよな。マジで「覚えゲー」なわけで、スパイの正体が分かり、相手の狙いが分かり、「指先」の位置まで全部分かる。そりゃ勝てるだろ、って話。おそらく普通の人間が「死んでやり直すループものの異世界ファンタジーです」と言われたら、まっさきにこういう展開が出来上がるだろう。そういう意味では、今回の展開はあまりに平々凡々としていて盛り上がりに欠けるのは事実だ。どんなゲームでもあまりにもあっさりとクリアしちゃったら面白くないわけで、しかもその理由が「一度見て知ってるから」だからね。たとえるなら、カルコブリーナ戦で原因が分かったからって砂時計使って変身も見ずにさっさと勝っちゃう感じ(たとえが古くて伝わりにくいことは一切気にしない)。

 これまであまりに重い展開が続きすぎたので、ラストも近いこのあたりはさっぱりと爽快感のある展開にしよう、って意図があったのだろうか、あまりに物事がとんとん拍子で進んでしまうために、逆に「なんか裏があるのでは?」と勘ぐってしまうレベル。スバルとエミリアの邂逅も何事もなく進むし、エミリアの悩みの種である村人との関係性についても、完全とまではいかずともいくらか解決の兆しが見えるくらいにはなっている。全て「1度ミッションをこなした」スバルの力である。ここまで能力をフル活用されたら、流石にこれまでのように「よわっちくて情けないスバル」も解消されてしまうよなぁ。

 それにしても、「セーブポイント」の更新は一体どういうタイミングで行われているんでしょうかね。いくら全能の魔女の力とはいえ、いささかご都合が過ぎるような気が……。まぁ、そこに突っ込んじゃ駄目なんだろうなぁ。いや、ぶっちゃけもう一回白鯨戦やれ、って言われたらたまったもんじゃないだろうから、観てる方としても面倒なところは省略してもらう方が助かるわけだが。気付けばペテルギウスとの邂逅の4回目とか。もう腐れ縁の旧知の仲みたいに見えるのに、ペテルギウス側からすると初対面なんだよな。なんか、可哀相になってくるわ。多分今回のお話で一番盛り上がるべきは、体育座りで空を飛ぶペテルギウスさんだ。最初に見た時に「うわっ、すげぇ」って思ったけど、ちゃんと作中でもミミちゃんが突っ込んでくれてよかった。あんな夢も希望もな飛行形態初めて見るわ。ペテルギウスさん、最後までネタの提供を忘れない良い人だった。あんだけ残虐非道なことをやった最低最悪のキャラなのに、被害者であるスバルすらその辺の所業については半分忘れてそうなのがなんとも。

 しかし、今回のスバルの戦いっぷりは正直分からないところが多いんだよな。前回は拠点での不意打ちから瞬殺できたわけで、今回も同じようにして倒してしまえば良かった気がするのに、何故かわざわざ引っ張り出してユリウスのところに誘導してるんだよな。あのくだり、なんか必要だったんだろうか。いたずらに死亡の危険性が増しただけのような気がするのだが。一応、最後の問題である「スバルが乗り移られるかもしれない」という部分はまだ未解決なので、そのあたりの兼ね合いなんだろうけども。まぁ、あの移動シーンがあったからこそミミちゃんたちにも出番があったので、あれはあれで良しとするか。なんか、白鯨戦を終えた後は個人的にミミちゃんたちの活躍だけが興味の対象になってる気がする。レムがいなくなっちゃったしなー。

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 みんな揃って仲良く怠惰、第23話。もう何が何やら分からんが、狂った連中は全員キャストが豪華なのは間違いない。なんか、ここ数年で飛田展男の狂人って山ほど見たような気もするが。

 前回ラストの謎アタックはなんとラムの仕業だったという。あの鬼、こんな小技も使えるのかよ。鉄球振り回す妹ちゃんとは随分練度が違うな。っつうか、諸々の候補者の手の者が連合軍を形成していたにも関わらず、ラム一人にほぼ壊滅させられてたのってどうなのよ。ユリウス以外は全員精神攻撃食らってたってことは、じいさんも、フェリスも、猫兄弟も、全員避けられなかったんでしょ? 完全に油断しきってたならしょうがない部分もあろうが、いつ魔女教徒が襲ってくるか分からない状態であれだけトラブるってのは……ラムレム最強なのでは?

 まぁ、とにかく何か問題が起こっていたのは間違いない。史上例を見ない規模でデレてしまったレムと違い、ラムはスバルに対しても昔と変わらない態度で接してくれるのでなんか懐かしい。ちょっと油断したら殺されそうでしたが、そのくらいの方が緊張感があってイイネ。いや、洒落にならんけど。親書がすり替えられていたり、どうにもスバルが解決した問題以外にも火種は燻っているようで、その一部はエミリアとロズワール領民の間のいざこざにも関わっているのかもしれない。結局、「魔女教徒がどこに潜んでるか分からない」っていうのが一番の怖さなんだよな。今回奇襲をくらったのもそういう理由からだし。ただ、チーム怠惰の皆さんって、発動するとあんだけおかしくなるのに普段はちゃんと一般人のフリが出来るってのは凄いな。ペテルギウスさんは絶対にあんなことできないでしょうに。

 結局、スバルがまたウジウジしながらも何とか勧告を出すには到ったものの、村人の避難は間に合わず。残っていた「指」を全て村内に招き入れてしまった状態での消耗戦になった。「指」の本数ってのは、ちゃんと認識出来るくらいにはっきり決まってるもんなのかね。どこかで人数の確定ってしてたっけ? 今回のスバルの様子を見る限り、症状として伝染しそうだから倒した数ってあんまり参考にならない気もするんだけど。もう、いちいち首を90度曲げてる人間を見たらぶった切っていかなきゃいけない。スバルが率いた連合軍は猛者揃いだから大丈夫だろ、と思いきや、なんと「指」一本落とすために無敵だったはずのじいさんが負傷。あれま、強いな。前回まとめて処分出来たのは不意打ちが功を奏したおかげか。使ってくる技は「見えない腕」だけなのだが、常識が通じないし生存意思も希薄で特攻精神を持つ連中なので、騎士道を尊ぶタイプの人間にはやりにくい相手だったのかもしれない。単体でこれだけの戦力を有しているってことは、魔女教の人間が一致団結して国家転覆を狙ったら、案外王選なんてどうでもいいレベルで達成出来てしまう気もするのだが……(実際にロズワール領は何度も陥落させてるわけで)。魔女教徒ってのは普段は横の繋がりはあんまりないのかねぇ。

 「指」はVSじいさんで1体、そして最初にフェリスが自爆させて1体。残る1人はユリウスに任せればいいんじゃねぇかと思うのだが、何故か出てきたぞエミリアたん。前日にやたら村のことを気にしていたらしいし、異変を聞きつけてすぐに飛んできたんだろうか。誰に対しても甲斐甲斐しい人である。たまたまマッチングしてしまったせいで、最後の試合は狂人VSエミリア。エミリアの戦闘能力は最初期の能登戦でちょっと見せた程度なのだが、今回は「パックさんって実は最強だったんだ」ということを見た後の試合になったせいか、やたらと安定感のある横綱相撲。へぇ、こんなに強かったのか。第1シナリオで詰んでたのは、麻美子が強すぎたってことなんですかね。たかだか下っ端の魔女教徒1体くらいなら、パックの氷結魔法でもって完封できる程度の力は持っていたようだ。やっぱり、こうしてみると何度もエミリアが殺されてるのって、全部パックさんの怠惰のせいなのでは……いや、おそらく2人の間にもややこしい契約があるんだろうけどさ。とにかく、スバルはようやくエミリアの「本気の試合」を見ることが出来て、またメイン(?)ヒロインへの気持ちを新たに……

 するはずだったのだが、ここで病気発動。なんだろう、あの本を持って来ちゃったのがまずかったんだろうか。なんとペテルギウスは思念を生き残らせ、気付けばスバルとドッキング。もっと早く出てこいよ、って感じだが、これまで影響されなかったのってユリウスの精霊の加護があったおかげなんでしょうかね。ついに「魔女の匂いがぷんぷんする」スバルが、ペテルギウスにのっとられるような、そうでもないような。うーむ、どこまで言ったら彼の自由気ままな大暴れは幕を閉じるものか。もしスバル乗っ取りが可能なのだとしたら、この後もいくらでも乗っ取りでペテルギウスは生存出来るってことだよな……スバルが何とか出来るとも思えないし……。ここでスバルを殺すというのが果たして正解なのかどうか。フェリスとユリウスにその辺は判断出来るんでしょうかね。まぁ、視聴者側からすれば「スバル死んでもかまわんけどな」っていうシーンなのであんまり緊張感はないんだけど。

 今回はOPもあったし、シナリオは多少余裕があるのかと思っていたのだが、全然そんなことはなかった。何が起きているやら、相変わらず忙しい作品だ。そして、今回のドタバタ騒ぎは完全に「誰が一番うまくペテルギれるか勝負」みたいなところがある。これ、絶対最初にやったもん勝ちだよな。今回だけ参加した飛田さんとかひーちゃんなんかは、過去に松岡君がやったペテルギウス見せられて「コレやってください」って言われたわけでしょ? 前回やったぴかしゃなんかも「松岡テメェ殺す」って思ってたかもしれん。もう、最初に作った松岡君のものですよ、コレ。そして、長いことそんな松岡君のペテルギウスを見ていたおかげで、やたら上手い小林君のペテ演技。やっぱり小林君もいい仕事するなぁ。今回のお話観た後に「アルスラーン戦記」とか観たらギャップで卒倒するで。

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 通常形態のパックさんが出てくるだけでちょっと幸せ、第22話。現状、私の中のヒロイン(?)ランキングはレム→ミミ→パックさん>>エミリア。

 白鯨討伐が終わり、残る課題が実は本命の魔女教討伐。正直、前にスバルが魔女教と絡んだのが一番荒れてた時期だった上に死に戻りを繰り返していたせいで、魔女教に関するデータがいまいちはっきり認識出来ていない。彼らは「スバルがロズワール邸に帰ったら領内の人間を虐殺していた」というのが現在の罪状だよね。白鯨討伐は時間的にこの殺戮劇の前までで間に合ってたってことだよね。そして、ループの間に何度かスバルにコンタクトを取ってきたのは、例によってスバルの「匂い」がきつかったからで、今回の下っ端どもの対応を見る限り、彼を歓迎する意図こそあれ、別に敵対意思はなかったということでいいんだろうか。そりゃま、魔女教からしたら「嫉妬の魔女」が唯一神みたいなもんで、LINE感覚でその魔女と繋がることが出来るスバルは業界じゃちょっとした大物扱いされてもおかしくない存在なわけでね。ただ、その割には前のループで何度か命の取り合いみたいな展開はあったんだけどね。あの時もあくまで拉致からの布教がメインであり、スバルに対する殺意は特に無かったんだね。言われてみれば実行犯は毎回パックだったしな。

 で、そんなバックグラウンドさえ分かってしまえば、なかばチートじみた特権を持つスバルが魔女教の連中に後れを取る道理も無いわけで。「匂い」をばらまいて勧誘しておき、さらに以前拉致されたおかげで本拠地の場所も大体分かっている。案内されて辿り付いた先ではペテルギウスさんが1対1でのお出迎え。まさにVIP待遇。いつも通りのハイテンションを前に尻込みこそするものの、相手の目的が分かっているというのは精神的にもプラスだったのだろう。そのまま彼の放言は聞き流し、後は手に入れた最大限のコネクションをフル活用し、強すぎる護衛兵の皆さんによって「怠惰一閃」である。「うわ、弱っ」って思ったが、ま、鯨の上を突っ走れるおじいちゃんが相手ならこんなもんなんですかね。元々スバルが弱かっただけという話もある。あー、でもペテルギウスさんは多勢に無勢とはいえレムを押し切った実力は持ってたんだよなぁ。今回は不意打ちが効いたってことでいいんかな。

 死に戻りの最大特権である情報格差によって、完全に覚えゲーの「覚えた」状態になっていたスバルさんはあっさりと因縁の対決に勝利。彼の手柄はもちろん情報源としての役割が一番だが、個人的には、怨敵であるペテルギウスを前にしても感情的にならずにクールに対処出来たことは褒めてあげてもいい部分だと思ってる。あれだけ凄絶な思い出、特にレムを惨殺した憎き憎き敵を前にしているのだから、ちょっと前までのスバルだったらキレて色々台無しにしてもおかしくなかった。たどたどしいながらもちゃんとプラン通りに役割を果たせたのは立派だったんじゃなかろうか。まー、後ろ盾が最強だったから心に余裕ができた、ってのはあるのかもしれないけど。

 これで済んでおけば楽なミッションで万々歳だったのだが、残念ながらチームスバルにも犠牲者が出てしまった。どういう仕組みだったのかはよく分からないが、ペテルギウスの意思を継ぐもう1人の魔女教信者による最後の一暴れ。キャストクレジットのところには「女狂人」としか書かれていませんが……何だったんだろうね、アイツ。元々ペテルギウスの「指」の一本だけど、その中でもちょっと突出した才能の持ち主で、彼の意思を継いで暴れ始めた、っていう認識でいいのかな。「見えざる手」を使いこなしていたところを見ると、意思だけじゃなくて能力の部分でも何か受け継いだ部分はあったみたいだし、「怠惰」のポジションは相伝で引き継がれていくものなのかもしれない。あと、首の角度ね。あの曲げ方は魔女教に伝わる礼節の1つなんでしょうかね。

 最後の油断から犠牲者を出してしまい、素直に喜べなくなったスバル。まぁな、自分は死んでもコンティニューがあるからいいけど、自分が生き残った場合の死者ってのは取り返しがつかないからな。「死んでも戻れない」なんて当たり前のことの重みが、改めて確認されたわけだ。

 そして、いよいよ目的地にたどり着くことに……なったはずなのだが、さて、ラムさんがなんかちょっとおかしな雰囲気。冷気をまとっていたようにも見えたのだが……あれ? パックさんがまた覚醒してるの? 大丈夫? 今死に戻ったらどこからリスタートすることになるやら。

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 おっぱいまくら! 第21話。結局最終的には万能対策マシン・レムが大暴れしてくれるからこそのリゼロである。もう、今作についての不安といったら「どれだけ頑張ってもエミリアは正ヒロインの座に返り咲けないと思うけど大丈夫か」のただ1点だけ。

 白鯨戦決着。前回の引きではなかなかの絶望感を演出してくれたわけだが、冷静に分析してみたらそうでもなかったよ、という状態。「犬の人がスバルをかばって犠牲に!」→「ギリギリ生きてた」。「爺さん食われた!!」→「鯨は食われてからが本番」。「鯨いっぱいいる!!!」→「よく見ると全部同じ傷ついてた」。ということで、前回の派手な戦闘シーンは全く徒労などではなく、充分にダメージは入っていたのである。まー、流石に何やっても無駄なレベルのバケモノとは戦わないか。クルシュ隊だって勝算があったからこその編成だろうしな。

 爺さんたちが一時離脱した部分についてはクルシュの「飛ぶ斬撃」と鉄球魔人レムのおかげで何とか持ちこたえる。前回の爺さんのハイパー切り刻み行進も愉快だったが、レムはより野蛮に、より暴力的に鉄球を打ち付ける。元々レムって何で鉄球を持ち武器にしようと思ったんでしょうね。「鬼」っていう出自に何らかのプライドとか後ろ暗さみたいなものがあるのかな。ラムは何か専用武器もってたっけ? まぁ、とにかく鯨の柔らかそうな肌にもぐっちゃぐっちゃと鉄球は埋め込まれていく。絶望的な状況には見えたが、クルシュさんが存外冷静だったおかげでスバルにも考える程度の心の余裕が生まれ、主人公特権で無事に突破口を見つけることが出来た。まぁ、突然3体に増えるなんてあり得ないことだし、全部同じように出血してるんだからおかしなことくらいはすぐに気づけるだろうが、「高みの見物の1体こそが叩くべき相手」っていう気づきはスバルの功労かな。そしてそんな高所の敵を叩くためにもう一回使わせてもらう、魔女の残り香。結局スバルがもってる死に戻り以外の特性ってそれだけだからなぁ。上手く使っているかと言われれば微妙だが、どっちかというと「驚くべきウザさ」という自虐的な武器への転化が面白かったかも。他人から見れば邪悪さ以外の何ものでもない魔女の気配は、スバルの「ウザさ」となって鯨さえ無視できない唯一無二の武器へと昇華したわけだ。

 そして、ラストは大木切り倒し大作戦。サイズ比を見る限りではどう考えても鯨を倒すよりも樹を切り倒す方が重労働のような気がするのだが、そのあたりは突っ込まないということで。「何となく頭を使った感」が出せる作戦だし、アニメにしたときに見映えも良いしな。あれだけでかい樹だと倒れるまでにエラい時間がかかるだろ、とか、とてもじゃないけど倒れる方向を調整出来ないだろ、とか色々問題があるのだが、その辺は「アニメスタッフがちょっと盛りました」ということで納得しておく。しかし、あんだけ立派で霊験あらたかに見える樹を切り倒して良かったものかどうか……。

 経過はどうあれ、とにかく目標を達成した一行。最後は爺さんが締めて、スバルではなく爺さんのクロニクルの1ページとしてなんかとても良いお話。爺さんの過去話なんて先週ポロッと出てきただけなのであまり感情移入出来ない気もするのに、なんか良い雰囲気で丸め込まれてしまったのは回想とクロスオーバーする画面の演出の妙かね。「剣聖」と呼ばれるお姫様も可愛かったしね。ここで「過去の恋愛話」を1つ盛り上げることで、これから訪れるであろう、スバルとエミリアの再会も盛り上げる意味もあるのかもしれない。そのためにレムを退場させるのは倫理的にどうかとは思うが……流石にあれだけのオーラを放つレムをそのまんまにしちゃ、エミリアとのあれこれなんて展開出来るわけがないしなぁ。大人の事情でいったん退場してもらうしかないのだ。

 代わりに、ヘンテコ猫娘ミミちゃんが残ってくれたのは個人的には嬉しいところ。もう、あの変な声聞いてるだけで幸せですわ。さらにミミにはもう1人の弟もいるらしいが……なんか余計なの連れてきた。そうね、まだスバルのこと認めてないヤツはたくさんいるよね……。

 ただ、今回の一件でクルシュ陣営は完落ちした。クルシュは「対峙することになっても敬意は失われない」っていう、なんだか後々までフラグになりそうな発言をしてくれたし、爺さんは出会った頃の軽蔑していた視線は嘘のように、圧倒的な敬意でもってスバルと接している。大胆な手のひら返しではあるが、クルシュ陣営は「理」と「義」を重んじる一派であり、鯨討伐というビッグイベントのボーナスは充分に彼女達の人生をひっくり返すほどのインパクトを持っていたということだろう。言わば、未来予知で得た情報が偶然万馬券だったようなものである。結局突き詰めるとスバルの人生ってのはそういうイベントの発見過程なわけでね。手に入れた強力な「コネ」というアイテム、次なるミッションでは上手く使いこなせるかどうか。さて、残りの話数では一体何が起こるやら。

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