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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 杉田ボロボロ第6話。今回はいったんクールダウンなお話。おかげで作画リソースもちょっと休憩気味だったが、ウェル博士のひでぇ顔芸は色々笑える。アフレコ現場の杉田がどんな顔してしゃべってるのか想像するとなかなか趣深いですよ。

 前回吹き飛んだ左手、割とあっさり復活。まぁ、やっぱり隻腕の少女が主人公だと画面も痛々しいし、すぐに戻ってきたのは助かります。しかし、今回はその「復元」という行為が「強化」「回復」として描かれているのではなく、「深化」「進行」として描かれているのがやっかりなところで、少しずつ人の身ではなくなっていく響の状態が、今後のポイントとなっていくことが語られている。聖遺物が体内に融合しちゃってる時点で普通じゃないことは承知していたが、まさかこういう事態になってしまうとは。指令も含めた上層部は、こういう展開は想定していなかったのだろうか。多少なりとも危険があったのだとしたら、今まで平気で響にギアをまとわせていたのは上の怠慢でしかないと思うのだが。「響を欠いてはノイズと戦えない」というのはなかなか辛いところである。

 しかし、結果的には響の深化とネフィリムの飛散という痛み分けの状態。絶対的自信を持っていた最終兵器ネフィリムを反則技でぶちのめされたウェル博士はすっかり錯乱状態で、もはや何が目的なのかもよく分からなくなっている。結局先週語っていた月の落下の真偽についても分からないままだし、ネフィリムのコア部分を回収していたが、そこから再び作戦がスタート出来るのかも分からない。既にナスターシャも諦め気味で宗旨替えを考え始めているようだし、今後はウェルがどこまで暴走するかで被害の範囲も変わってきそうだ。ただ、だからといってマリア達がこのまま諦められるかといえばそんなことはない。彼女たちは既に組織を離れて暴走してしまっているわけで、どこかで落とし前をつけない限りは彼女たちも終わることは出来ないはずだ。今回マリアは「自分がフィーネをコントロール出来ていれば」と悔やんでいたが、はたして、ここからフィーネが前景化したとして、幸せな結末があるというのだろうか。

 大きくまとめると、敵味方ともに似たような状態になっていることが分かる。月の落下という大きな問題にはどちらも同じように対策を講じなければならないし、主戦力である響・マリア両名とも、「不用意に戦えば自分を失いかねない」というスタンスは一緒。残された戦力、戦う意志の有無も似たようなもの。違いがあるとすれば、あとはどれだけ戦うための意志を保つことが出来るか、という強さになってくるだろう。この度、回想含みで謎めいた響の過去が描かれていた。今まで考えたこともなかったが、どうやら響は過去にも何か暗い影を背負っている部分があるようだ。「偽善である」という敵方からの訴えを真面目に考えてしまうのも辛いところで、彼女の生き方、戦う理由は、ここから進展することが出来るのか。そして、戦いに積極的になってしまうと、更にガングニールの深化が進んでしまうという問題はどのように解決すべきなのか。多方面に悩みは多い。おかげで翼さんもへたくそなツン状態を演じるのに一苦労である。指令がクリスちゃんにも事情を話していればもう少しスムーズに響の隔離が出来たような気もするけど……流石にあれだけの事実はクリスちゃんには伝えづらいかなぁ。彼女もフィーネの手によって無理矢理ギアを装着させられた過去があるわけで、響の苦境も他人事じゃないだろうし……まぁ、それを言ったら翼さんはいちいち奏さんとの過去がフラッシュバックして大変だと思うけども。多分「あたしと組むとみんなギアのせいで死ぬ」とか勝手に悩んでいるのだろう。フォローしにくい事実なのでこれはこれで困ったものだ。

 とりあえず、敵味方ともに困ってる状態なんだから、Dr.ウェルを潰すところから始めてみたらどうだろう。あとは、防人の翼さんが月を叩き斬るなりしてなんとかしてくれる……といいな。安心院さんなら月を消すくらい簡単なことだろうに(中の人的な話)。

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 痛いいぃぃぃぃぃぃぃ! 第5話! やめて! 痛いの苦手! そんな容赦無いなんて聞いてないぃ!! 前回ある程度幸せなお話だったので、今回で引き締めにくるだろうとは思っていたが……もう、最後の衝撃でシリアスだとか鬱だとかいう言葉も馬鹿馬鹿しくなった。そこまでするかぁ……こりゃここからの後半戦は修羅の道だな……。

 何が酷いって、今回狙われたのが響の「手」であるという部分である。これまでのシナリオを見て分かる通り、この作品で「正義」を象徴するのが、立花響の「手」である。絶唱の重ね合わせが実現したのも響のガングニールが「手を繋ぐ」特性であることがきっかけであるし、常に戦いよりも友情を優先させてきた響は、過去にも奏に手を取られ、翼と手を結び、クリスに手をさしのべた。そして、響の「手」にはもうひとつの重要な役割がある。それは、指令直伝の中国拳法による「拳」。「繋ぐ」という理想を掴むための手段の1つとして、響は「拳」による力を学んだ。今回のバトルを彩った響のキャラソンのタイトルも「正義を信じて、握り締めて」である。「握る」という行為も、「他人の手を掴む」以外に「拳を固める」意味がある。友情と抗争という2つの相容れない行為を繋ぐ立花響の象徴ともいえるのが、「手」なのである。そして、今回それが失われることになってしまった。もう2度と、響は友達の手を取ることが出来ないのである。非常に端的で分かりやすい絶望の演出。むろん、このままラストまで響が隻腕の戦士として戦うわけにもいかないだろうから、どこかで復元は果たされるのだろうが、「繋ぐための手が失われる」という描写は、中盤の大きな試練としてのしかかるに充分過ぎるインパクトであった。でも……あそこまで丁寧に描かんでも……痛いよぅ。

 そして今回もう1つ明らかになったのは、敵側陣営、フィーネの目的意識である。まず、マリアとナスターシャを駆り立てる過去の怨念。どうやらFISは独自にネフィリム研究を進めていたようだが、その過程でマリアの妹セレナが犠牲になった。1話冒頭でのあの惨状は、自然災害などではなく、実験過程で発生したセレナの絶唱の末路だったというのである。もちろんそれだけならばセレナの覚悟の現れであり、ある意味自業自得の結末といえなくもないのだろうが、血を分けた姉妹であるマリアは、そんなセレナの覚悟をいともたやすく処理してしまったFISの姿勢自体に反発した。おそらくナスターシャも同様に組織の体制に疑問を持ったのだろう。人道にもとる研究目的を排除するため、彼女らは幾ばくかの聖遺物を奪って独自行動へと移行した。マリアの目的はセレナのような悲劇を生まない「平和」であろうし、ナスターシャも似たようなものだろうが、その奥には、聖遺物やギアの研究に携わるものへの憎悪が秘められているのも間違いないようだ。

 そして、そんなマリア達と目的を異にしている怪しげな存在がDr.ウェルである。彼の場合、不必要に子どもまで虐殺する様子から考えて「平和」とはほど遠い理念の持ち主であり、基本的には何一つ共感や同情を覚えない人物であるはずなのだが、彼の口からこぼれ出た衝撃の事実が、「月の落下」という一大事である。櫻井了子との死闘の末に産みだされた現在の「輪を持つ月」。それまでの月とは異なる状態で存在しているわけだが、これが地球に落下する恐れがあるという。そして、早々と試算を終えたどこぞの上層部は、その事実を秘匿して自分たちだけ助かる算段を始めているという。どこまでが本当か分からない話ではあるが、わざわざカミングアウトの場所をカディンギル跡地に設定したなんてのは実に劇的。もし事実だとしたら、これまで悪逆非道一辺倒だったウェルの行動原理にも一応の大義名分が生じることになる。そして、非常に面倒なのだが、この惨状を引き起こした諸悪の根源に、櫻井了子、ならびに雪音クリスの名前も持ち上がってしまう。実際には「ルナアタック」を防いだのは響たち3人だが、あの月を産みだすのにクリスが荷担していたことも事実である。今後、結局月をぶち壊すしかなくなるのか、はたまたギラドーガたちと結託して重力の安定する宙域まで押し返すことになるのかは分からないが、相変わらず宇宙規模でとんでもない話になりそうである。

 シナリオの緊張感も一気に増し、その他の部分でも見どころは多い。今回はなんと言っても切歌と調によるORBITAL BEATのステージだろう。ここでまさかのツヴァイウィングである。なかなか心得たプロレスの構図だ。聞き慣れたツヴァイウィングによる歌唱の安定感が優先されるが、今回の2人による歌唱もきちんと独自色が出ていて良いアレンジになっている。最終的にうやむやになってしまったが、もしあのまま審査員がジャッジしていたら前回のクリスちゃんの歌とどちらが勝っていたのか、気になるところだ。まぁ、もしクリスちゃんが負けてたら「先週の感動が台無しだ……」ってなってたから、結果は出ないのが当たり前なんだけどさ。

 今回の展開で、ますますマリア・ナスターシャ陣営には同情の余地が増し、更に切歌・調組とは着実に友情イベントも進行しているため、響たちはどんどん戦いづらくなっている。そのくせ、戦闘では容赦無く血も涙もない冷酷な展開。このギャップを埋めるためには、もう徹底的に杉田に悪役になってもらうしかないわけだが(そして実際そうなるだろうが)、こうなってしまっては、生半可なことではマリアさんも懐柔されるわけにいかない。なにより、響が傷ついたことで、翼さんもクリスちゃんも相当お怒りだろう。次回こそが「血飛沫」展開になるんじゃないかと今から冷や冷や。アツい展開は見たいところだが、あんまり悲しませないでおくれよ……。

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 うわぁぁぁぁ! クリスゥゥゥゥゥ! 第4話。あかんやん、あんたそんなあざとい子じゃなかったでしょ! なんかこう、もう少し不器用でさ、つんけんしててさ、うまく馴染めない可愛いところが売りなわけで、そんなステージで脚光浴びて輝いちゃうような子やなかったやないの! ……うわぁぁぁ! 可愛いいぃぃぃぃ! あざといぃぃぃぃぃ!

 といわけでラストのクリスちゃんオンステージに全部持っていかれました。あまりに幸せそうで、なんか泣けてきました。分かった、バトル成分が無くなるのは残念だが、このまま学園アイドル歌合戦アニメになることを許可しよう。その方がクリスちゃんが幸せそうだから、もうそれでもやむなしだよ。このまま学園チャンピオンでもラブライブでも目指すといいよ。あぁ、あの駄目な子だったクリスちゃんがすっかり手の届かないところに……

 さておき、幸せに終わったおかげで緊張感に欠けるが、ちゃんとシナリオ中ではシリアスで重たい話もいっぱいしているのである。前回杉田(Dr.ウェルというらしいのでこれを機会に覚えましょうね)が好き勝手やったせいで割とあっさりネフィリムという化け物の存在が割れ、生身の人間1人くらい軽くたたけるやろ、と思ったところにマリアさんが出てきて「新たなフィーネ」として自己紹介したところで終わった。てっきり組織名にもフィーネを使っているのでそういうシンパの人たちなのかと思っていたのだが、「フィーネの魂」がリンカネーションを経てマリアの身体に転移したということらしい。よく分からんが、了子さんがフィーネだったのって「血筋」だった気がするんだが、マリアはそれすら関係無い巻き込まれ他人なのだろうか。だとしたら今回の敵側もなかなか不憫。更に「ギアを起動するとフィーネの魂が本人を蝕む」という辛そうな設定や、あくまでギアとの適合は人為的なものであるらしく、使用時に苦しむ様子も見せているし、翼さんが「奏と同じリンカー?」なんて気付かなきゃいいことにも気付いてしまったみたいで、想像以上にマリアが抱えている爆弾は大きい。響の言う理想論じゃないが、マリアの苦境を考えれば、今後は翼さんも彼女と対話を持つことを念頭にバトルを進めなければならないんだろう。

 敵組織の構成については、そんな「フィーネの魂」を抱えるマリアを中心に、元々櫻井フィーネと連携していたアメリカの関係筋の分派が中心となっているようだ。トップのお婆ちゃんはマリアのことを心配しながら自分も傷ついているようで、マリアと目的を同じにする人だろうか。1話冒頭ではマリアが妹と一緒に惨劇に巻き込まれていた映像もあったので、あの辺の絡みだと思われる。切歌と調のコンビは未だに繋がりは見えてこないのだが、「正義では守れないもの」を信念に置くこと、そしてマリアを守る意識を持つことが共通している。平和大嫌いなので講堂のシーンではみんなに囲まれて幸せそうなクリスを見てもっとマジ切れするかと思ったのだが、切歌の方は割とお気楽に展開にのっちゃったりもしているので、未だにメンタリティはよく分からん連中である。ウェル博士については……まぁ、単純にマッドなサイエンティストだろう。多分純粋に力を求めてるだけの奴。前回余裕でネフィリムのネタばらしとかしてたからまだまだ奥の手がいっぱいあるのかと思ってたけど、実はアジトがばれてネフィリムも取られそうになったことは割とマジでやばかったらしい。こいつ、あかんな。

 そんな謎の組織との直接対決第2戦。マッチメイクは同じだが、今度は主人公サイドがギアの出力を抑えられているというハンデマッチ。歌付きで戦ったのはマリアと切歌で、相変わらず、CD音源をベースに敷きながらも臨場感を出すためにアフレコ音源で歌を取り直しているところが気配りである。特にマリア歌唱の息の使い方が実に丁寧で、やっぱり「歌バトル」アニメとしてやりたいことが出来てるなぁ、と感心する。黒グングニルは槍部分よりもマント部分のギミックが目立ってるのはどうかと思うけども。翼さんと1対1で互角以上の戦いを見せるマリアのファイティングスタイルはアクションも大きくて恰好いい。そして、トリッキーな動きで見せてくれるのが切歌のギア、イガリマ。巨大なローラー状の刃になったときに「あ! はたもんば!」と思った人はボクと同じ世代かもしれないぞ。

 バトルシーンは相変わらず細かく見せ場を用意してくれるので安定しているわけだが、今回はそれをさておいての後半学園パートであろう。未来と響がさりげなく「手を繋ぐ」というのも良いシーンだったし、ヘンテコ真面目な翼さんが学園をフラフラしてる様子もなんか笑える。これまで厳しい表情ばかり見せていた切歌・調コンビがようやく年相応の笑顔を見せてくれたことも収穫の1つ(まぁ、それだけに「普通の女の子どうしが戦わなければいけない現実」の悲壮感も際だつのだろうが)。あとはもう、クリスクリスクリスである。一昔前のクリスちゃんだったらあんなに簡単におちなかったはず。人をぶん殴ってでもステージを拒否して逃げていただろう。それがああもあっさりいい笑顔を見せるようになりやがって……このアニメで最終的にクリスちゃんが幸せにならなかったら俺は人を信じられなくなるだろうさ。今期キャラデザが変わったことで一番輝いちゃったのがクリスちゃんだなぁ。主人公、負けずにがんばってくれよ。「何を言ってるかさっぱり分かりません!」とか、響もちゃんとお仕事してて楽しいんだけどな。

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 風鳴翼さんじゅうななさい、第3話。そういや彼女も学生だったのか……あまりの落ち着きぶりにすっかり忘れてたわ。同級生には愛されキャラのようで何よりである。響は相変わらず幸せそうだし、クリスちゃんもどうやらクラスでは可愛がられている模様。まぁ、確かにあんなのが転校してきたら回りが放っておきませんわな。

 イベント襲撃騒動から一週間。フィーネのメンバーに動きは無く、やきもきする対策機動部。しかし、緒川さんのナイスな活躍により、相手の足取りを掴むところから物語が動き出す。どう見ても優男のくせにヤクザの事務所を1人でフルボッコにしながらきちんと捜査結果も実があるという、あまりに優秀な男である。ハジキ構えたヤクザに回り囲まれて、一体どうやって電話してたのかはよく分からんけども。まぁ、指令が1人でフィーネさんボコボコに出来るくらい強いわけで、あの組織は職員単体のレベルがやたら高いのだろうな。多分、これで世界を狙ってくるのが人間の集団だったら返り討ちに出来るくらいには。残念ながらノイズは人間の攻撃が当たらないからねー。そう考えると、やっぱりソロモンの杖は大事やな。

 掴んだ情報から足取りを追った3人は町外れの廃病院(アニメでしか見たことのない施設だよな)に潜入。その結果、あっさりと杉田が正体を現した。うん、そりゃ怪しいのは知ってたけど、このタイミングでさっさと正体をあかさんでも。わざわざソロモン奪取の時には小芝居まで使って正体隠蔽したんだから、もう少し内部に潜り込んでるふりをしてても良かったんじゃないかな。了子さんもそうだったけど、この世界の悪役の人たちは無駄に豪快で器の大きい連中が多いよ。しかしまぁ、あんな腹黒そうな奴が正体を明かしたということは、現状によほど自信があるということなのだろう。ギア奏者の調子を悪くさせる謎の赤いガスに加えて、切っても切っても再生するセクシー下着のノイズ軍団、そしてノイズとは異質な新たな問題、ネフィリム。流石にこれだけ物騒なものがたくさんあれば生身の人間でもギア奏者3人の前に姿を現しても大丈夫らしい(まぁ、捕まってたけども)。無事にネフィリムの搬送任務を果たし、「新たなフィーネ」を名乗るマリアさんにパス。杉田の敵組織での立ち位置がいまいち分からんが、本人は満足そうなので良しとしましょうか。

 まだ3話ということで、当然問題は深まるばかりである。敵組織が何を狙っているのか、というのが一番気になるところだが、今回の焦点は先の櫻井了子騒動の折に目覚めたというネフィリムになりそうだ。まだ小さくて大して強そうに見えない生き物(?)だが、「餌」という表現を使っていたことから分かる通り、これから少しずつあれが大きくなるのだろう。そして、ノイズと同様に人類を害する存在になるのも間違いなさそう。そんな力を使って、マリアたちが何をしでかすつもりなのか。敵ボスっぽいお婆ちゃんの狙いもまだ分からないが、シャワーシーンの幼女たちの会話を聞く限り、当然彼女たちにもドラマはある。響はまた「何故戦うのか」ということに悩んでもらいながらの戦闘になるのである。

 今回特に見るべき点は1つだ。いや、いつでも1つだ。つまり、「クリスちゃん可愛いな」である。学校のお友達に可愛がられている様子、+1点。珍しく間に響を介さずに翼さんと2人でお話する様子、+1点。分かりやすいツンデレ模様からどんどん丸くなっている様子がわかる、+1点。変身バンクでいきなり厚底ブーツから変身が始まる、+1点。オッパイ、+1点。今期も安定のやんちゃそうな可愛い歌、+10点。変身バンク終了時の「バァン!」、プライスレス。

 はよう、キャラソンリリースプリーズ。

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 相変わらず格好良すぎて脳汁ダラダラ、第2話。新規ギアも2つ登場していよいよもって新エピソードの幕開け。ド定番の燃えシチュエーションを恥ずかしげもなくぶっ込んでくるこの姿勢、好きです。

 謎の組織フィーネの先発隊として宣戦布告を行ったマリア。彼女はついでに国土の割譲なんてとんでもない提案まで口にし始め、なんだか危ない空気がぷんぷん漂ってくる。当然世界政府だってそんなアホの言うことは聞いていられないが、各国主要都市にノイズを配置してボコるぞと言われてしまえば、確かに打つ手無し。お偉方に一気に緊張が走る。前作のフィーネさんも地球規模を超えて宇宙規模の思想を持つ実にぶっ飛んだ方であったが、今期の敵は単体ではなく思想によって繋がった組織。ギア奏者を含む防衛軍も、より組織だった対応が求められることになりそうだ。

 幸い、今回の第1ステージはマリアの思いつきで人質を取っての蹂躙劇にはならず、翼さんに正面から勝負を挑むために会場の客は解放され、バトルによる直接被害は無くなった。しかし、中継はずっと続いているために翼さんが変身出来ないという悩みは解決しないまま。敵の目的は、むりやりでも変身させて、アイドルの風鳴翼が国防のための戦士だと知らしめることにもあったのかもしれない。単に戦いたいだけなら、翼さんの意図を汲んで中継もぶった切れば良かったんだし、それをせずに戦ったってことは、「とりあえず本気できてほしいけど、正体を隠したいとかヌルいこといってんじゃねぇよ」ってことなんだろう。

 しかし、ジャーマネさんの必死のサポートのおかげで、一度はアイドルの座を捨てる決意をした翼さんの秘密だけは辛うじて守られた。ギアをまとった「防人」の翼さんと、まだまだ手の内を見せない新たなガングニール奏者であるマリアとの戦い。現時点では一進一退、お互いにど派手なドンパチを続けながらも決定的な実力差は無い。そして、お互い残りの手駒2人を配置して3対3の団体戦へ。新たに加わった2人もそれぞれバトルでは互角に渡りあえるレベルの実力者である。赤いノコギリのギアをまとうのは口数少ない少女、月読調。相変わらず平和ボケした響の訴えに明らかに怒りを覚える、暗い過去を持つ少女。彼女のノコギリギアの名前は、挿入歌から察するに「シュルシャガナ」。そしてもう1人、緑の子、暁切歌は鎌のような形状の武器を振り回す。こちらは調の世話役といった印象だが、バトルの時には当然2人とも同様に遠慮無くぶつかってくる。ギアの名前はシュルシャガナとの対比から察するに「イガリマ」。

 面白いのは3人のマッチメイクの構図だ。マリアと翼さんは最初からぶつかり合ったので自動的に因縁成立。そして今回一番感情的になった調と、その原因となった響の組み合わせ、残りは余った切歌とクリスがぶつかる。真ん中のマリア・翼戦は剣対槍の古式ゆかしいぶつかりあい。相変わらずガングニールは「それ、槍か?」と思えるフリーダムな仕様だが、マントを使ったアクションなども派手に決まっており、正統派のマッチメイクといえる。他方の残りの2組は遠距離戦、近距離戦がちぐはぐにぶつかっている。小型の盤鋸を飛ばす飛び道具を使う調に対し、基本的に近接戦メインの響、大鎌のリーチこそあるが、基本的に大振りの一撃でぶつかる切歌に対し、重火器による狙撃を得意とするクリス。どちらも一長一短だが、クリスちゃんが「近いんだよ!」と戦いにくそうだったのが印象的である。確かにノイズ相手だったら遠距離から撃ち放題だったもんなー。

 結局最終的には敵側ボスの指令により、3人はいったん待避。置き土産にすげぇめんどくさいノイズを置いていったために、響は多少の無茶をしながらも新たな必殺技S2CA(Spark Song Combination ArtsTri Burstを披露。そりゃね、2期になったんだから、「合唱」の「絶唱」は是非見せてもらわないとね。まぁ、いきなりこんな相手に使っちゃったのはびっくりだけども。響のギア特性が「手を繋ぐこと」であることから産みだされた必殺技、っていう設定がアツいよね。「繋いだ手だけが紡ぐもの」ってのはクリスちゃんの歌だけども。今期も新たなキャラソンがガンガン流れているわけだが、その陰でちゃんと旧作の歌もフィーチャーされており、BGMとして流れたりしてるのが凄く楽しい。是非名曲の数々は今期も流してほしいものです。クリスちゃんが今イチイバル歌ったらどうなるんだろうなぁ。

 歌ついでに、今回からオープンエンドが正規版になった。当然水樹・彩陽の黄金コンビである。オープニングはとにかく映像がお見事で、1つ1つのアクションや見得の切り方がいかにもシンフォギア。クリスちゃんがちゃんと「3人並んで」戦えているのが凄く嬉しい(ちょっと油断すると翼さんは響ばっかり見ていちゃいちゃしそうでおっかない)。エンディングも1期と同じようなテイストで、きっちり盛り上がる仕様になっているので大満足。今期も色々と熱くなりそうですな。

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 すかっとさわやか、べたべたエンドだ最終話。頭悪いけど、これはこれで。

 カディンギルの脅威を押さえ込み、無事にシンフォギア奏者が3人復活し、デュランダルを取り込むことで異形と化したフィーネさんに対しても、1対3のハンデ戦で一気呵成に攻め立てることで、割とあっさり撃退に成功。絶望するフィーネさんを慰めようと歩み寄る響だったが、フィーネさんの最後の一手は、穿った月に無限パンチでアンカーを打ち、引きずり下ろすことによる地球撃滅大作戦。いかなシンフォギアとて、ニューガンダムもギラドーガも無く、サイコフレームの力も無い状態でアクシズに対抗する術は……割とあった。宇宙に展開した3人が全員贅沢仕様のパワーアップを果たし、なんだかよく分からないうちに月撃破。3人も帰還し、めでたしめでたしだ。

 いやぁ、綺麗にベタベタでしたな。フィーネさんの最後の悪あがき作戦は面白かったけど、それ以外の部分は完全に予定調和。一応ノイズの存在が残り続けているということなので「平和な世界」ってわけじゃないが、これだって2期をやる可能性を残すためには大切なファクターだ。少なくとも未来は元気そうだったし、めでたし、ってことでいいんじゃなかろうか。

 そして、そんなシンプルな筋立てながらも、最終話ということでやりきることを全部やっての大盛り上がり。歌唱、アクション、メカ描写、なんだか本当に「大きいことは良いことだ!」とばかりに色々と適当に盛り込んだ。フィーネを打ち破った最終奥義が「Synchrogazer」ってのは、セオリー通りながらアツいポイント。宇宙空間で広げた3人のギアについても、「でかい剣!」って盛り上がったところまでは良かったが、クリスについては「多い! すげぇ多い!」って笑いが先んじる絵だったし、響に至ってはどこがどうなっているかもよく分からないという。大丈夫、なんかよく分からんけど強そうだったから。当然歌も3人で歌うわけで、最終回にふさわしい絵、ふさわしい音響でこの作品のセールスポイントははっきり見せてくれていた。

 あとは個人的に完全悪役で色々とぶっ飛んじゃったフィーネさんの描写かな。あれで最後に改心したみたいに柔らかい表情にならなかったら完璧だったんだけどなぁ。みゆきちもここまで完璧な悪役ってのは初めてのことだろうね(Phantomのドライはそこそこ近いけど)。フィーネさんの思いを受け継ぐ響、っていうのは、中の人的にも色々と感じ入ってしまいますよ。でも、最後を締めたエンディングテーマがツバイウィングだったのが微妙に納得いかん。そこはメインの3人で歌わせるべきなんじゃないか。

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 本筋以外のいじりポイントが多くて本筋がなかなか頭に入ってこない第12話。まず、テレビ大阪が卓球のせいで時間ずらしたりするせいで録画体勢がパンク寸前じゃい。アクエリオンが2:10〜、ラグランジェが放送枠としては2:34〜(読売は冒頭にCMが入るから実際はもう少し遅い)、シンフォギアが2:30〜、CSチューナーはアニマックスの「戦う司書」(2:30〜)を録画中。無理無理。

 さておき、前回クリスが吹っ飛び、悲壮な決意で戦う2人が描かれるかと思ったら、暴走しちゃった響はむしろ敵側に回るというトラブル。確か前回暴走したときは圧倒的パワーで回りをなぎ払ってたやん、その勢いで一気にフィーネさんや翼もぶっ殺すかと思われたのだが、今回の暴走は単なる自我喪失効果しかなかった模様。「影縫い」なる小技で押さえられて退場。今回の一件が奏の死と重なった翼さんだけは、経験値が上がっていたおかげで理性を保ち、冷静に命を賭してカディンギルへ突貫。フィーネさんに阻止されるも、命と引き替えに巨大キャノンを打ち砕いた。今回は巨大剣を使った諸々のアクションがなかなか面白かったんですが、最終的には体当たりっぽかった。そこは勢い任せで処理するなよ、という。

 2人が倒れ、1人は自我喪失。どうしようもない状態ながら、悪役の性なのか、了子さんは勝手に自分語りを始めてしまったおかげで響はボコボコにされながらも死には至らない。そこへ仲間達の必死の思いが届けられ、何とか響が復活……と思いきや、どさくさに紛れてクリスと翼も復活。どないやねん。すげぇな、歌のパワー、ヤック・デカルチャー。

 おめでたい友情物語であるが、理屈はよく分かりませんね。あと、了子さんが結局何をしたかったのかもよく分かりませんね。数千年分の「あの方」への思いが込められていたらしいですが、「とりあえず月をぶっ壊せばいい」という結論はすごく馬鹿っぽい。そもそも成功してたら重力関係で呪いどころじゃない天変地異が起こるんじゃないか。お前のカディンギルで地球がヤバい。そこまでのことを望んでいたようには見えないんだけども。

 いや、突っ込みどころが多いことはこの作品では美徳なので、別にいいんですわ。そして、今回は外野も盛り上がっていたので、その辺も見どころではあったんですが……一人テンパってた子が織部やすなだったおかげで(中の人的に)、なーんか緊張感がねぇ。「あれが私たちを守る姿に見える!?」の後に「ソーニャちゃん!」っていいそうでしょうがない。あとはアレね、「アニメじゃないんだから!」っていう下りで「でったぁ〜、アニメあるある」っていう声も聞こえてきた(CV:シルシル)。そんなんばっかり気になってたせいで、中身はもうあれでいいや、というすごく駄目な結論にね。ほら、悪役ばりばりの沢城先輩にフルボッコにされてるあおちゃんは幸せそうだなーとか。いつも通りの結論でした。

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 おっさん強すぎ第11話。ギア装着者を1人で圧倒て。その後3人がかりでフィーネさんを倒せてなかったことを考えると、指令1人であの女の子3人は瞬殺出来るってことだよな。一応ノイズは人間が触っちゃいけないらしいから指令が戦えない理由があるわけだけど、女の子雇うよりも、おっさんが戦えるようにする技術を開発する方が早い気がするよ。

 さておき、問答無用のクライマックスである。ついにおおっぴらに正体を明かした了子さん&フィーネさん。ご丁寧に自分の正体や目的、動機に展望まで全部語って聞かせてくれたので、かなりすっきりしましたね。フィーネさんの正体についてはなんだか便利な概念でかわされたのでよく分からなかったんですが、バベルの塔を絡めた真の目的の話とか、カディンギルを隠すトリックの話とか、なんかもうむちゃくちゃなのがかえって面白い。突っ込みどころだらけのここまでアホな設定の方が、いっそ気楽に受け止められて楽しいじゃないですか。「どう頑張ってもエレベーターシャフトを上にせり上げて荷電粒子砲にするギミックはこっそり作れないだろ」とか、「『バベルの呪いを解くってことはお前が世界を支配するってことだろ』って、どゆこと?!」とか、「月近い!」とか、「月割れた! 割れた!」とか。すごいよね、砲撃してから数秒で着弾が確認出来て綺麗にぱこんって割れる月って。

 そして、そんなおもしろ設定が次々に明らかになる中で、逆に目的意識がどんどん希薄になっていった感のあったクリスが殉職。これまでのエピソードでそこまで過去の話が掘り下げられてなかったせいで、彼女が突然絶唱まで使って犠牲になるモチベーションがよく分からずにきょとんとしてしまうのだが、こちらも絵面的には月光蝶を広げての討ち死にという見事なもの。本人もやりきった感のある顔で散っていったので、なんか、悲しさよりもあっぱれな達成感(と笑い)が先に出てしまうのである。こういう方向性の作品だったっけ?

 あとは細かいところだと、わざわざ響たちの前に出るときには了子さんコスに着替えてサプライズしてあげるフィーネさんとかも萌えポイント。フィーネさんは今回色々やることが多かったせいでずいぶん情緒不安定でしたね。途中日本語がなんか変だったし。巨悪なのか、それともこすっからいキャラなのか。みゆきちの演技が千変万化のせいで何がなにやら分からないくらいに上下するんだもん。この作品の中の人たちはみんなしてやりきってる感があるから素敵よね。今週はゆかちとあおちゃんの2人が絶叫するというチャレンジがあった。やっぱり叫びだとあおちゃんが抜きんでてるかなぁ。

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 彩陽がようやく楽しそうに歌えた第10話。今作の場合は本人歌唱じゃなくてあくまでもクリスとしてのキャラソンだから今までの歌とはかなり印象が違うけどねー。彩陽は本当にキャラ声が多彩で楽しいのです。お気に入りは「いのちなんだよ」とか「TeCh=NoloGy」あたりです。

 了子さんを巡って繰り広げられたドンパチで幕を開けたエピソード。彼女は狙撃されて致命傷を負うも、まるで「BLACK LAGOON」のごときいかにもなアメリカン憎まれ口を叩きながら能力発動。一瞬にして米兵部隊を返り討ち。まぁ、その人ラスボスですからね。調子に乗って襲ったりしたらそりゃ駄目だ。そして、同じ現場にブービートラップをしかけて後続も一網打尽に使用と狙ったわけだが、奇しくもそのトラップが元で師匠とクリスに奇妙な信頼関係を構築してしまう。そして、既に師匠は了子という人物がきな臭いことには感づいているようである。ただ、現時点ではそのことはおくびにも出さずに彼女の策略に乗っている状態。早く教えてあげないと後々になってからの響や翼のショックが大きいと思うのだが……いつまで伏せておく気なんでしょう。まぁ、あの2人に早めに伝えちゃうと、「了子を泳がせて真の狙いを見定める」っていう作戦に支障を来してしまうかもしれないからなぁ。

 で、そんなこととはつゆ知らず、なんだか罠っぽいスカイツリー争奪戦に挑む響と翼。巨大なネウロイ、じゃない、ノイズが4機も攻め込んでくるという無茶苦茶なシチュエーションなのだが、空母クラスのノイズがやるのは、単に爆撃のように児ノイズを産み落とすだけ。なーんだ、てっきりその巨体を活かしてタワーに突っ込んでくるもんだとばかり思っていたのだが……「建造物に飛行機が突っ込む」ネタは未だにタブーなんだろうか。せっかくでかいのが4体も出てきたというのに、やってることはいつもと大して変わらないのであんまり迫力がないのは勿体無いよね。一応、「空対地では不利だ!」ととってつけたように困っている2人に「助っ人」を登場させる意味が大きかったんだろうけど、どっちにしろ巨大ノイズの撃墜にはクリスの力だけでなく2人のサポートが必要だったわけで、「クリスだから出来た!」っていう感じがしないのでなんだかちょっとモヤッとするのです。いや、王道だから良い展開だとは思うけど。そもそもノイズが何やりたいか分からんのがすっきりしない理由なんだろうし。

 とにかく、元気いっぱいのアイドルソングで敵の目論見を撃破した……かに見えた3人だったが、敵の真の狙い(?)は明らかにフラグを立てまくっていた未来たちの方であった。了子さんの鬼畜な策略には来週も期待したいところだ。

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性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
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↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
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