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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 尾崎絶唱シンフォギア、第5話。相変わらずぶっ飛んだ展開を見せる本作だが、今回最大のサプライズは文句なしの尾崎紀世彦であろう。エルフナインがそれを歌えることにも驚きだが、何よりも「久野ちゃんがまっすぐ歌えば普通に上手い」というのがまた衝撃。真剣そのもののエルフナインの後ろにキャロルの幻影を見た気もするし、案外趣味としてはキャロルから受け継がれたものだったのかもしれない。

 さておき、予定通りに鬱々とした方向に進む「シンフォギア中盤のお約束」みたいな展開。今期は2話時点で最大の鬱を用意していたのでそこからさらに落ち込むことも無いのだが、ズルズルと引きずっている面倒臭い防人はマジで需要がどこにあるのかという懊悩の権化みたいな存在である。まぁ、しょうがない処置ではあるのだろうが、防人は冗談が通じないだけに、この鬱展開をフォローする手段もない。マリアさんが思い切りほっぺたをひっぱたくくらいしか解決策が思いつかないんだよなぁ……。貴重な癒し要素である切ちゃんに頑張ってもらうしかないのだが、今回は出番そのものが少なかったしなぁ。お気楽要素をもっと見せて欲しいよ。

 そして、そんな防人に感化されるかのように突然キレる未来さん。正直、ここは分からん。そりゃ彼女にもシリーズ4作分の鬱憤が溜まっていたというのは分かるが、それにしたってあのシーンで突然ぶちぎれるのは違和感しかない。「もしかして翼さんにハッパをかけるためのお芝居でも始めたのかしら」といぶかしんだが、どうやら本当にただキレただけらしい。これまで必死にひだまりを維持してきた未来さんが壊れちゃったことは、シナリオの要請上しょうがないとはいえ、「もうちょい筋立てに説得力持たせてくれよ」というのが素直な感想。いや、シンフォギアの筋立てを真面目に気にしたら負けという話ではあるが。

 なかなかパターンを打破するのは難しく、今回の翼さんの錯乱についても、つい最近XDで展開した響の内省イベント(太陽の三撃槍)のイメージとかぶる。ミラアルクの眼力による呪いであることは分かるが、それにしたって翼さんがヒートアップしすぎである。面倒臭い防人を通り越して危ない防人になってしまったので、この後の責任問題を考えると今から気が重い。せっかく格好いいバンクでキメた直後だというのに……(まぁ、3期の響なんて格好いいバンクと格好いい新曲と格好いい登場シーンの直後に惨敗したが)。

 なお、ラストシーンの未来さんについては視聴者も誰一人として心配していないのでノータッチの方向で。まぁ、あのおっさんをぶっ殺すのになんの抵抗も無いのは全人類の共通認識だろうし。今期が未来さん主体の話になるだろうことは4期の時点で決まっていたのだから、そろそろシェンショウジンにも出番があっていい頃だ。神殺しの力を持った親友同士の大乱闘がいよいよ幕をあけるのだろうか。未来さんには新ギアでもええで。

 

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 花咲く勇気ィィィィイイイ!!! 第4話ァ!! その使い方はずるい! ふざけんな運営!

 もう、今回はそれで全てといってしまっていいのではなかろうか。ついに故人まで歌い始めたシンフォギア。そりゃぁ久野ちゃんはスタジオで余裕ぶっこいてるだろうけど、でも実際はエルフナインの面倒臭い専門用語にいちいち四苦八苦してることはみんな知ってるんだからナ。本編では無理かもしれないが、XDならもしかしたらエルフナインにも歌唱チャンスはあるかもしれない。ほら、此の期に及んでキャロルがプレイアブルになってないあたりに、キャロル&エルフナインの最後の隠し玉がある可能性が感じられるし。どんなユニットになるだろうな……。

 さておき、とにかく花咲く勇気である。サンジェルマンである。ぶっちゃけ、ピンチの作り方も、その打破に至るまでの流れもめっちゃ適当なので勿体ないというか、やっつけ仕事感というか、とにかくいろいろ雑なのだが、それでもまぁ、前回のライブでぶち上がってしまった人間からすれば、このユニットがアニメ本編で見られたというだけでも昇天する勢いなワケダ。ライブの特別企画がこうしてアニメにフィードバックされる節操のなさはいかにも「シンフォギア」らしいスペシャルな展開である。4期でも、そしてライブでも実現しなかった「響とサンジェルマンが手をつなぎあう」というシーンがまさかここで実現するとは誰も思ってないわけで、もうあのワンカットだけで歴史に刻まれる1ページ。公式にデュエットバージョンが披露されたことで、今後どこかで音源として収録されることも必至。女房を質に入れてでも手に入れよう。

 「花咲く勇気」というタイトルの「花」が咲き、その先にあったのは例の金ピカギア。錬金術との融合はそのものズバリ「アマルガム」と呼ばれ、まさにサンジェルマンの魂を受け継いだ形である。仮面ライダーでいえば中期の強化フォームみたいなもんですかね。前シリーズの最強フォームがここで登場するってのも、わかりやすい強化パターンで良いじゃないですか。まぁ、そんな奥義レベルの技でボコボコにされる三人組があまりにかわいそうだけども。

 今回も敵キャラ三人衆はどうにも憎めない連中に仕上がっており、その掘り下げは下手したらサンジェルマンたち以上かもしれない。互いへの思いやり、そしてささやかで物悲しい願い。裏にアダムがいないので恨みの矛先も向ける場所がわからなかったが、今回は満を辞してのジジイ登場である。ほんと、この作品は「ノイズ<奏者<OTONA」という悲しい力関係がはっきりしてるんだ。今思えば4期だってラスボスは米国だったようなもんだし、ここにきて日本が最大の障壁として立ちはだかるのはある意味必然なのかも。そして、そんなジジイの悪辣さが見えれば見えるほど、三人組の哀れさも増してくる。あれだけの人間を虐殺してるんだから一切の救いなんて与えられないはずなのだが、今回だけを見れば単なる捨て猫・捨て犬にしかみえないっていうね。ヴァネッサさんの想像以上のお姉ちゃんっぷりには驚きですよ。

 そして、脇の話題で盛り上がりすぎてるせいでせっかくのお当番が完全に霞んでしまったかわいそうなマリアさん。バンクも歌唱披露も、完全にお仕事感覚で流されてしまった。まぁ、毎回バンクの嵐なのでこういう扱いになっちゃうメンバーがいるのはしょうがないんだけどさ。マリアさんの場合、今期は防人が悲劇の中心に立つのは間違いないだろうから、サポーターとしてちゃんと「大人」でいなくちゃいけないっていう縛りがあるのよね。いちいち悩んだり猛ったりできないので、どうしても活躍が地味になってしまうのはしょうがない。これもマリアさんが立派に成長して大人になった証なのだと思って我慢しよう。何回か書いてるけど、個人的に「機能的な面で」一番好きなギアはアガートラームなんですよ。今回の変形も、一本のギアから本当に様々なギミックが見られて本当に機能美にあふれている。ZABABA組みたいに遊び心に溢れたギアも楽しいが、武器としてのデザインはアガートラームが良い。純白の格好よさも、格好いいたやマさんにぴったりだしね!

 というわけで、残りの話数で果たして誰が活躍できるものか、少ない枠の奪い合いだ。すでに敵キャラも半分倒したようなもんだし、今回はこれまでとは違うシナリオ展開が見られるかもしれん。

 

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 情報と感情のキャパを考えろォ!!! 第2話!!! 無理やろこんなもん! 用法用量を守って正しくお使いください!!!

 すげぇな、シンフォギアっていうとだいたい1話にピークを持ってきてその後の消化試合みたいな中盤の展開は個々のネタこそ面白いが惰性で展開するもんだと思っていたのだが、今回はむしろ2話目にピークを合わせてきた感じだろうか。だってもう、ほんとに情報量が……えぇい、こんなもんいっぺんにまとめきれるか!

 順番に見ていくしかないのか。エックシブ、毎度おなじみクリス(の中の人)のくしゃみ。どうやらクリスちゃんの誕生日イベは終わってしまったようだが、まぁ、誕生日関連はソシャゲの方でいくらでも見られるから良しとしよう。ツンデレ道を極めた不良学生クリスちゃんも、無事に進学先が決まって卒業間近だそうな。なんだかんだでこの世界でも時間は流れているのですよね。推薦決まってるってことは当然リディアンから音楽専門の道に進学するってことなんでしょうね。声楽科を経由して声優を目指してみるのはどうだろう。同じ事務所にたまたまサンジェルマンが所属してくる可能性があるが。

 ステージのリハに身が入らない翼さんからの回想シーン、案の定、南極で発掘された遺骸を巡って錬金術師が暗躍する。今回襲ってきたのはCV:市ノ瀬加那の新キャラ、名前はエルザというらしい。今回敵になる三人組はどうやら人体変成を得意とするようで、こちらの子は猫耳アンドケモ要素を武器にする。割とまっすぐな性格だが、三人のボス格と思しきヴァネッサ(CV:M・A・O)との関係性は怪しく、なんだか飼い猫みたいな状態だ。錬金術師特権としてアルカノイズ生み出し放題という特技も持っているので単体で襲撃してきたが、こちらは待ち構えていたシラキリコンビによって返り討ち。新たな3人が奏者たちとどんな因縁を構築していくのかも見どころである。

 それにしても……切ちゃん………………。通常バンクがクソエロバンクで壮絶動画の切ちゃんは好きですか? 私は大好きです。切ちゃんはさぁ、作品的にはお気楽にゃっぴー枠のくせに6人の中でも屈指のエロさを誇るところに大きな問題があるんだよなぁ……まぁ、六人全員エロいんだけどさ。今回のバンク(バンクだが2回以上流すとは言ってない)は、確実に切ちゃんをそっち方向に売り出している禁断の作劇。もう、ほんと何考えてんだ製作スタッフ。残りの四人のハードル爆上げしてるからな。クリスちゃんは、クリスちゃんはどうなってしまうの?!!

 そして毎度おなじみシラキリ連携が今回も冴え渡る。あらゆる方向に「遊び」が際立つのがギアっていう武器の特徴ではあるのだが、やはりシュルシャガナ・イガリマの2つはそんな中でもトリッキーでファニーな変形・効果が目立つ。元が丸ノコと鎌っていうわけのわからないデザインのくせに、この2つの「刃」が自在に合体してギミックを生み出すってんだからそりゃやりたい放題にはなる。絶対に玩具として発売できないのが残念なところだ。今回は船上での初戦でこれまで通りのオーソドックスな技を展開し、敵に引き込まれた狭い船内で新たな用途を見せるという二段構え。切ちゃんメインのはずがいきなりピンチになってどっちかって言うと調の見せ場みたいになってたのは笑うが、それでも今夜はハンバーグ。イガリマをフルスイングして真芯でミートするのってすげぇ難しそう。流石にこんだけやりたいようにやられたら、錬金術師も空気を読んで退却するしかなかったな。

 濃厚なシラキリ連携で今回はもうお腹いっぱい、と満足したところで、さらにたたみこむツバマリ展開。こちらもファンからしたら垂涎の一席だ。だってもう、来年開催されるであろうライブのトップが決まったようなもんですからね。ほんとにこの2人のユニゾンは最高なんや……2期のフランメの時の衝撃が蘇るかのようですな。成長した防人、そして心も裸になるマリアさんの勇姿。よかったよかった、マリアさんも、これで表立ってまた活動できるようになるに違いない……。

 と思いきや、二転三転大逆転。ここで襲いくるノイズの魔の手。そうかぁ、ノイズさんたちって単に穴を埋めるための雑魚ユニットじゃなかったんだよなぁ……奏者以外が相手なら普通に致死性の鬼性能だもんなぁ……(なお、NINJAは死なない)。長きに渡るシンフォギアの歴史の中で、ここまでの大虐殺シーンが描かれたのはおそらく初めてのことだろう。当然、翼の脳裏に蘇るのはあの日の地獄。大切な友を失い、世界が変わってしまったあの時のライブ。時代は変わったとはいえ、一人でできることには限りがある。次々と虐殺されていく一般市民を見て、天羽々斬の広域殲滅能力の低さを呪うしかなかっただろう。マリアさんだって頑張ってはいるのだが……こればかりは多勢に無勢。セッティングの時点で負け戦が確定している。誰の責任かと言われたら……S.O.N.Gがもうちょい警戒レベルを上げていれば……なぁ。

 そして現れる次なる刺客、ミラアルク(CV:愛美)。中の人で見れば新旧歌姫対決といったところで、ブシロードが繰り出す新たなコンテンツの覇者を決める戦い。ミラアルクは奇怪な見た目の幻獣・魔獣系への変身を得意とするパワー型のようだが、怒り狂った防人相手に純粋な武力ではやや劣勢。そこではっきりとその立ち位置を示すための堂々とした悪の道。ほんのわずかな手合わせの間に、見事にトラウマを叩きつけての退却である。翼さん、4期では割と安定した先輩ポジションを維持できていたが、ここにきて大きく揺さぶられることになりそうだ。風鳴機関の動向もなんだか怪しいし、まだまだ火種は眠っている。マリアとの関係性でどれだけサポートされるかが勝負を分けるか。

 さぁ出揃った地獄の門口。次の感情は、どこから爆裂するのだろうか。

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 Hey! 今年も来たぜ、このイベントがヨォ! なかなかイベントには参加出来ないのでソフトの発売が待ち遠しくてしょうがない勢です。今年も無事に発売され、その充実しすぎる魅惑の商品がお手元に届いたので、毎回恒例になりましたが、簡単にその素敵さをぶちまけていきたいと思います。過去分は20132016にあります。まぁ、さすがに毎回メンツは同じなのでおんなじことばかり書くことになるとは思うんだけど、いいじゃない。それでも。

 

 


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 そのオチな!! 最終話!! まさかそっち方向に伸ばしてくるのかよ! もう今から5期で訪れるであろう地獄の友情物語が目に浮かぶようだな!

 なんともまぁ、お手本通りの最終話。こうしてみると改めて、このシンフォギアという作品は徹底的にテンプレを固めた王道作品だということがよく分かる。あくまで、表面の装飾がちょっとだけおかしいだけなのだ。えぇ、ほんのちょっとですよ。

 サンジェルマンたちの犠牲によって守られた日本。神の力すら神殺したる響きが砕いてしまい、哀れアダムさんの拠り所は何一つなくなってしまった……

訳ではない。何しろ彼ったらパヴァリアの怨讐の寄せ集めのごときお人形。本気を出せば人の身を捨てて凶暴化したり、突然何もないところに電話を出現させたりも出来るのだ! あれもそういうスタンド能力の1つだったんですかね。突然出てくる電話っていう意味ではディアボロさんに似てる能力(嘘)。まだまだシンフォギアらしさを維持し続けるために繰り出される「どう見てもクソダサいラスボス」シリーズをしっかり更新しつつ、知性も何もないド直球の肉弾戦が繰り広げられる。もう、アダムさんたら倒置法でしか喋れなくなってしまっている。これもバラルの呪詛の一種なんでしょうかね。単に日本語が拙いだけなんでしょうかね。

 本気モードのアダムさんは神の力なんかなくてもそれなりに強い。6人の奏者が寄ってたかって挑んでもボコられる展開に、やっぱりパワーアップ無しのギアでは辛いという結論。そこで助けてくれたのは、儚い友情を結ぶことができた錬金術師たちの力だった。「繋ぐ」というガングニールの力も効果的に作用したのだろう。サンジェルマンさんの残したファウストローブの残滓から新たな力を得た響たちは、全ての力をガングニールに集約させて「集合ギア」とでも呼べる存在で最後の一撃を見舞う。「あらゆるギアの技が使えるモード」の時点で追加戦士のゴールドモードみたいになってたのに、そこからマジで覚醒して黄金聖衣に進化。なるほど、錬金術の初源の目標は「金の錬成」だったっけな。主人公の聖衣が黄金になるのは鉄板のパワーアップですよ。さらにそこから叩き込まれるのはスタープラチナに追いつけ追い越せのオラオララッシュ。どんだけジャンプっ子やねん。そんだけ叩き込まれたら流石のアダムさんだって挫けますよ。「やっぱりジャンプ強いな」って思いますよ。響さんの世界一力強い「だとしても」の前に、哀れな人形は儚く散るのであった。

 今回はあんまり全体合唱の迫力がなかったし、残りの5人の活躍がほとんどなかったのはちょっと寂しいのだが、今回はあくまでも響を神の領域に押し上げるための中間ミッションだったという認識でいいのかしらね。浄罪を済ませ、神の力を宿すことが可能になっている響。彼女の特別すぎる存在価値は、誕生日という記念すべき節目で新たに「産み落とされた」超次元の課題となっている。何しろ今回米国から核が撃ち込まれたのは、遠因とはいえ間違いなく響の存在が理由なのだ。つまり、神を宿すことができる人間という、錬金術師やその他数多の人間たちが追い求めてきた究極の目標が、極東の島国のなんの変哲も無い女子高生によって実現してしまったのだ。聖遺物関連で穏やかじゃない各国の研究者、権力者、そして悪の結社が、この事態で響を放っておくわけがない。米国だってミサイルをこけにされたままではいられないだろうし、ミサイルを消し去るような脅威が日本にあるという事実を看過しない。そして、そんな「奥の手」を手に入れてしまった日本を抱えているのは風鳴機関である。爺さんがまた悪そうなツラしてたしなぁ。

 そして、浄罪の因果はなんと2期にまで遡っている。その源はシェンショウジンから。互いを思う友情の力が、あの時ガングニールの侵食を止め、2人の人間を神の座に押し上げたという。彼女はひだまりでいられるのか。正義と正義がぶつかる時、握った拳は撃ち抜けるのか。その結末は、まだ語られることはない。

 平気、へっちゃら。負けない愛が拳にある。

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 細けぇことはいいんだよぉぉぉぉぉ!! 第12話! もう、なんか色々あり過ぎて感情のキャパもツッコミのキャパも限界超えてるわ! もうポンポンスーですわ!

 終盤になると(いや、序盤から割とそうだけども)理屈も何もかもぶん投げて「とにかく熱い展開」を優先するのがシンフォギアの流儀。その中では、盛大に月を引き摺り下ろすフィーネさんや、月まで射出されるマム、英雄となって死んでいくフェルなど多数の伝説が生み出されている。そして今回は、そんな伝説をまとめて出血大サービスだ。もう、何が何だかわからんな! まず、なんか響が取り込まれたから、今のところ実害は一切出てないけど国連も政府軍もすげぇいきり立ってる。なんで国連がそんなにお熱かというと、前回運悪くあらぬ方向へ射出されたティキのごんぶとビームが天文学的な確率で撃ち抜いた人工衛星が米国の軍事衛星だったから。まぁ、そりゃ確かに怒るだろうけども……ものすげぇ雑な伏線だ。そして、国連が介入しようとしたら日本を守る防人の一族が黙っちゃいない。爺さんが青筋立て独自の軍を引っ張ってなんとかしてやるとか言い出す。キレるじじいに対し、翼さんが「流れる血潮は奏のものだけだ!」と啖呵切るのが無闇に格好いい。言ってることは素敵なんだけど、せめて前シリーズで和解した親父さんとは仲良くしてあげような。

 出動してきた戦車は、怪獣映画でおなじみの「頼りない方の戦車」。試しに繭を狙撃してみるも、後になって「ひょっとして刺激しただけなのでは!」って、お手本のような馬鹿の極みである。風鳴の家は代々聖遺物の管理を務めてきたはずなのに、こういうところでは聖遺物への警戒心が薄いよな。そして、繭の中から出てきたのは、何処と無く響の風貌を残した印象の(特に髪の毛)「でかい人型」。当然のように「ガオー」って吠えて口からビームを吐く。きっと前日の夜に響がミクさんと一緒にウルトラマンかシンゴジラも見てたんだろう。でなきゃ特に謂れもない「神の力」がいきなりビーム打たないだろ。まぁ、無粋な戦車に叩き起こされたので、ちょっと寝起きが不機嫌だっただけかもしれないけど。

 でかい響の対処に当たるチーム一同。サンジェルマンさんも協力体制にあり、前回培ったばかりの響とのいびつな友情を前に必死の形相。マリアさんがアガートラームのよくわからない機能をフル活用し、ダガーから引っ張り出した丈夫なサランラップみたいなギミックでデカ響をぐるぐる巻き。さらにそれを残った奏者全員で押さえこむという、相変わらず頭の悪そうな戦い方。あのラップは一体なんなんだろう。アガートラームは本当にいろんな使い方ができて便利すぎるな。そうして動きを封じた後にお見舞いするのは、エルフナイン特製の大量のアンチリンカー。注入の仕方はシンゴジラに比べてもさらに雑。大量にお尻に注射を打ち込まれ、一瞬プリンッてなるこだわりの作画なんなの。確かに響は胸よりも尻の方がアピール強い気がするけども。

 大量のアンチリンカーで適合係数を下げられるかと思いきや、神はあっさりと条理を曲げてしまう。アンチ・アンチリンカーみたいなことをやって響との適合率を戻しにかかったが、その「融和の姿勢」みたいなところに突き刺さるのが響対策のエース・イン・ザ・ホール、我らが未来さんである。もう、響関係のトラブルは全部未来さんに任せておけばいいんです。いっそソシャゲシナリオから引っ張ってきて復活の神獣鏡をまとってもらってもよかったのだが、どうやら未来さんは頑なにギアは装着しないみたいで、単に名前を呼ぶといういつものお仕事。まぁ、嫁に声をかけられて、おねむだった響さんも一気に目が覚めたってことでしょう。

 やっぱり未来さんが決定打。響は無事に神の力から解放されたわけだが、ギリギリで間に合わせたと思いきや、核のスイッチ押しちゃうのが米国流。「反応兵器」ってやんわり言ってたけど、あれってつまり核攻撃を意味してるってことでいいんだよね? 沖縄の艦からすぐに核が発射できるのは流石に安全保障云々を飛び越えて問題な気もするが、まぁ、フィクションだから。ごめん核持ってたし撃っちゃった、っていう展開でも許される米軍なんだろう(なんだそりゃ)。ギア奏者もボロボロ、時間がなくて国内の軍も間に合わない。絶体絶命のピンチに、突然「この日のために生きてきたのかも」とか殊勝なことを言い始めるサンジェルマン。お前、いくらなんでもいい人になりすぎなのでは。

 いかに錬金術師といえども1人では核を止めることは難しかったかもしれないが、そこで出てくるのが当然のお仲間というわけで。オウゥ! 生きてたんかいワレェ! 巷では散々噂されていたカリオストロ・プレラーティ生存説。こんなにあっさり種明かしされるくらいにマジだったとは。しかし、2人はいきなり現れたと同時にサンジェルマンの理念に協力し、やっぱり消え失せてしまうというぬか喜ばせ。復活から退場までの最短記録更新したんじゃねぇかな。このためだけにこんなギリギリまで隠れてたってのかよ。状況を鑑みるに、出てくるとしたらもう2日くらい早い方が良かったのでは? いや、でもさ、やっぱりこの3人の合唱シーンは良いよね。グッときちゃうよね。4期のこれまでの全ての蓄積が、3人の歌唱シーンに詰まっていた気がする。いや、意味はわからないんだけどね! 生きてたんかいワレェ!(2回目)

 錬金術師たちの尊い犠牲により、なんとか核の着弾も阻止。これで万事解決かと思いきや、再び霧散した神の力を、今度こそ自分の左手に集めようとするアダム。まだ諦めない。全裸は諦めが悪い。しかし、最後の最後で彼の野望にとどめを刺したのは、積極的なハグが大好きなポンコツ人形のティキだった。この皮肉っぽい展開なー。ティキのことを第一に考えるとすげぇ切ないラブロマンスではあるんだけなー。相手がポンコツ全裸人形だからなー。哀れ、アダムさんが神の力に見放されるのは3度目。「神殺し」ガングニールが炸裂し、哀れ長年の野望はつゆと消えた。まぁ、この展開ちょっと前にも見たんですけど! ずっと同じ展開が続くだけなんだけどね!

 でもそんなの関係ねぇ。面白ければそれで良い、細けぇことはいいんだよ。響が掴んだ未来、握りしめた拳、その振り抜いた先に、神の力も霧散する。そして流れる「TESTAMENT」。なんてひどい創生神話だ! 来週何すんだ! 待つよ! 蕎麦みたいに粘り強くね!

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 そこでUNLIMITED BEATはなかなかニクい、第11話。今回はアレキサンドリア号事件についても作中で言及されていたし、ソシャゲの3.5期はこれでめでたく正史となったわけだ。つまりあの時のマリアさんとSAKIMORIのイチャイチャっぷりも正史。このくらいの絡みならプレイしてない人間もスルーできるし、プレイしてる人間はちょっとにやっとできるくらいなのでちょうどいいんじゃないでしょうか。

 VSアダム。あれだけ浮かれて気功砲をぶっ放していた全裸魔人も、どうやら要石封鎖網の影響は小さくなかったらしく、以前のような大火力は放てずに響・サンジェルマンの連合軍に互角の様子。この天王山で奏者たちのほとんどがギアの不備で出撃できないというのも悩ましい状態。ご丁寧に切ちゃんが退場から速やかに搬送までされたので、現場にいるのは主人公のみ、残りの人間はやたらと映像の送信が早いことに定評がある本部のモニタで「あいつ地面が好きすぎるだろ!」とか好き勝手なことを言いながら見守るだけである。

 響とサンジェルマンの連合軍は、一度共闘の意志が確認できてからは実に息のあったコンビネーション。どうやらサンジェルマンの生い立ちも響と似たところが多いらしく、その性根も「正義バカ」という意味では近いものがあったのかもしれない。前シリーズでは叶わなかった錬金術師との共闘がついにここで実現したことになる。しかし、それでもやはり全裸は強い。ティキを守りながらの戦闘なので不自由はしていたが、それでもなんとかティキ覚醒までは時間を稼ぐことに成功した。そこで現れる「なんか、でかいクリーチャーが出てくると贔屓目に見てもダサい」というシンフォギアシリーズの伝統。まぁ、この絶妙にイモっぽいデザインの敵があってこそ、という感じもある。あれが神の力なのかよ、っていうのは気になるが、ティキも南の方の文化ですし、蛇を神として祀るところは多いですからね。その破壊力はあの日の全裸砲を彷彿させ、響によって軌道がそれたビームは不幸な人工衛星を一つ叩き落とすくらいの威力を持っている(どんなアンラッキーだ)。いや、この世界はすでに月を穿ったやつなんかもいるわけで、人工衛星が落ちるくらいじゃ驚きやしませんけども。

 不完全ながらもなんとか目的地へといたったティキ。絶体絶命かと思われたその時、本部に入電する謎アドバイス。GX1話で助けたパイロット関係者とかいう誰も想像しなかった斜め上のサポーターから問答無用の入電である。バルベルデのゴタゴタの中で発見された手がかりがこのタイミングで提供され、そこには一言、「ガングニールならなんとかなるで」と書かれていた。うーむ、流石神話。まさかの「神殺しの哲学兵装」というチート設定。まぁ、神相手じゃなきゃ意味がないってことは使い道はほとんどないはずの設定だったんだけどね。最序盤の戦闘でヨナルデパストーリを強引に貫通していたのは、なんとこの部分の伏線だったという。意外に考えて戦ってた!(失礼)

 チート兵器の存在を知っていたアダムは、自分の腕を剣に変えてなんとか抗ってみるものの、サンジェルマンの賢しい活躍により防戦一方。事実を伝えられた主人公が特権である「カップリング音源披露」を駆使して無事にティキを撃破である。ティキさん、こうしてみると弱くてかわいそう。最後の最後まであのキャラを崩さなかったのは立派でしたけどね。そりゃ「壊れた人形」ってアダムに捨てられるフラグしかなかったわけで、当然の結末である。しかし、ロリ至上主義という部分だけが正義だと思われていた全裸さんからロリコン要素を取り除いてしまっては、それはもうただのポンコツ人形でしかない。神の力も見事に見限り、何故か流れていくのは主人公の方。予期せぬ力が身体にみなぎり、響さんは望んでもいない一人暮らしのワンルーム生活に突入した。

 これ、どうなるんだろ……中から立花響神っていう名前に変わった新たなキャラが爆誕するんだろうか。えぇ、でもそれなら事前に「真・立花響」も用意してもらわないと……。

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 響の部屋の二段ベッドが二段である意味が全くない、第10話。しょうがないよね、そういう距離感だからね……。なお、未来さんはソシャゲの方でもイベントで存分にひだまりっぷりを発揮していた模様。本筋ではさすがに奏者としての復活はないかなー。

 個別ユニットシリーズ第3回にして最終回。残された組み合わせは響×切歌の、名付けて「チームお気楽」である。これまでの二組は「過去に背負った罪」を乗り越えたクリマリ、「仲間との距離感」を改めて掴み取ったツバシラ。しかし、残念な事に、いや、ありがたい事に響と切ちゃんにはそうしたテーマはなかった。サンジェルマンとの激突ではいきなりの変身、イグナイトからユニット曲、スカイラブハリケーンみたいな合体技までノンストップ。前回のエピソードで「切歌は誰とでもあっさりユニゾンできる」という(調にとっては残念な)事実が確認されていた訳だが、今回はそんな切歌の柔軟性が存分に発揮された形だ。元々響の方も「繋ぐこと」に特化したギアだったし、この2人の場合は特定のコンセプトは必要なかった様子。

 しかし、それだけでは物語として膨らまないので、なんと切ちゃんが取り出したアイデンティティが「お気楽」だったのだ。以前カリオストロにちょっと嫌味を言われていたことが微妙に気になっていたらしい切歌。S.O.N.G.のみんなともすっかり打ち解けていつも通りのテンションで接してたら、ツンデレすぎるキネクリ先輩から怒られてしまってしょんぼりなのデス。クリスちゃんも別にマジで怒ってる訳じゃないんだけどね。単に感情表現が下手なだけだからね。しかし、こうしていろんな人生を並べてみると、切歌本人からしたら「お気楽であること」自体もちょっとしたコンプレックスにつながってしまうようで。確かに、マリアさんやクリスは言わずもがな、SAKIMORIは国防の使命に燃える(過度な)堅物であるし、調も繊細さから人間関係を思い悩み、一度はフィーネの器としてその命を燃やし尽くそうとした。一番能天気な響でも、過去に家族をめぐってのゴタゴタがあったし、未だに奏さんとの関係性は処理しきれていない部分もあるだろう。みんなそれぞれに重たい使命を背負っての人生だが、切歌にはそれがないという。

 でもさ、基本的にF.I.S.の出身者ってそれだけで充分重い過去だよね……。マリアさんはマムとの関係性でなんかいい話みたいなまとめ方してたけども、普通に考えたら「自分の誕生日がわからないから」とかいう台詞は周りの人間が聞いたらそれだけで充分重いわ。それを背負ってもお気楽キャラでいられるのは、単に切ちゃんが強い子だからだよ。それでも、やっぱりサンジェルマンみたいな人生を見てしまうと、切ちゃんは根が真面目なので「自分なら」ということを考えてしまうようで。リンカーが完成したのがほんの少し前だというのに、変身→イグナイト→絶唱という地獄への超特急をあっという間にかっ飛ばしてしまった。うーむ、この思い切りの良さはやっぱり切ちゃんの人の良さという他はない。そして、そんな切歌の独走状態に一番傷つくのはやっぱり調なわけでね……たまたまコンビを外れて別行動しているタイミングで、よりによって自分の手の届かないところで切歌が絶唱してしまう。そりゃショックだよなぁ。命の危険まではなさそうだけど、今後は引率していた響が監督者責任を問い詰められることもありそうだ。調の怒りは相当なもんだと思うぞ。

 そして、そんな切歌の絶唱を引き出したのは、我らが全裸神・アダムである。政府もうまいこと日本の謎システムを活用して一度は結社の目論見を弾いてみせたが、残念ながら全裸は規格外の男。「地上のオリオン座」が駄目ならお空に浮かぶ本物のオリオン座を使えばいいやん、ってんでいともたやすく要石バリアーを突破。どうやら彼の大願はかなってしまいそうだ。そしてそんな強敵を前に、「正義を信じて、握りしめて」いたことは一緒だったという信念の人、サンジェルマンがようやく響の手を取ることに。せめてもうちょっと早くアダムの欺瞞に気づいてくれよ、という気もするのだが、まぁ、このタイミングしかないのかな。残りの2人は帰らぬ人になってしまったらしいが……できればサンジェルマンはなんとかこの戦いを生き残って次のシリーズでも活躍してほしいもんです。不可能なの「だとしても」の精神。いや、単に美菜子の歌唱が見たいだけなんだけども。来期も6人体制で回すと脚本の作り方もマンネリ化しそうだし、出来ればサンジェルマン・フィーネ・キャロル(あと未来さん)あたりが大集合するハイパーなシンフォギアが見たいです。

 さて、これでいよいよギア奏者と錬金術師の初のタッグということになるが……。ちなみに響とサンジェルマンの中の人は同い年。

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 そりゃ緒川さんには自重しろとは思うけども……第9話。「思わず空蝉を使ってしまいました」じゃねぇよ。そりゃ翼さんじゃなくても待遇改善を要求するわ。

 ユニゾン修行第2部。前回は重たい過去を抱えていた責任感に押しつぶされそうチームがイケメンのステファンの活躍により見事に過去のトラウマから脱却、綺麗なコンビ芸を見せてくれたわけだが、今回はなかなか接点を見出しにくい調×翼という不思議なコンビがメインになっている。この2人の共通点を探すのはなかなか難しいのだが……なるほど、心理面では「心の壁」をキーワードに、そして実際の戦闘スキルでは「高機動」というつながりでまとめてきたか。3期の頃の個人エピソードって本当にしょうもないのが多くてテンションが下がり気味だったのだが、今期は各々のキャラの掘り下げもしっかりできていて(あと何よりも作画状態が安定していて)、きちんと「ファンが見たかったシンフォギア」になっているのが嬉しいところ。まぁ、もっと欲を言えば今回みたいな個人エピソードを戦闘に絡まない完全な日常回とかでも見てみたかったところだが……そっちはソシャゲに任せるしかないな。ちなみに、今回もマリアさんがなんとなく将棋やチェスっぽい台詞を言う、って言うところにソシャゲからの逆輸入が活かされています。

 調を構成する要素の1つ目が「心の壁」。今回のエピソードを見て初めて認識したのだが、そういえば、2期の最終盤を除けば、調(あと切歌も)の個人を掘り下げたエピソードって今まで存在してなかったんだな。毎回シラキリコンビでセット販売だったもんだから、「月読調」単体でのキャラってあまり認識したことがなかった。そりゃ、もちろん性格なんかは把握しているはずなのだが、あくまでもそれらは切歌との関係性の中で成立するレベルで、「調単体ではどんな子なんだろう」って、考えなかったね。切ちゃんはあの通りのちょっと足りない性格がかえって功を奏し、どんな相手とでもある程度チームは形成できる。考えてみれば今やすっかり懐いているクリス先輩とだって、切歌が率先して関係性を築いたからこその今の3人組になっているのだろう。対人関係においては、そんな「陽」の切歌の影に隠れて、調は目立つことがなかった。だからこそ司令には「盲点だった」と言われてしまうようなユニゾン率に止まってしまったのだろう。なんか分かるよね。みんなでいる時なら「友達」なんだけど、いざ2人きりになってしまうと「あれ、俺とこいつ、あんまり話すことないぞ」みたいな関係性な。調は常に切歌フィルターを通したコミュニケーションだったから、どうやらマリア以外の面々とはそういう距離感だったらしい。

 意外な難問を突きつけられ、調は1人思い悩むわけだが、なんだかやけにキャラの立っている神社の宮司のおかげで(あと翼先輩のおかげで)その辺りはあっさりと飲み込む。まぁ、先輩もその辺りの距離感についてはだいぶ拗らせてましたからね。1期の頃の尖っていた翼さんの様子とか、知らない連中に見せてやりたいわ。それだけ奏の存在が大きかったからしょうがないのだが……(なお、奏との関係性については、ソシャゲでどうしたらいいかわからないレベルで引っ搔き回された模様)。とにかく、あれだけ不器用だった翼でも気づいたらツーカーの仲になったんだから、調だって大丈夫だよ! というアドバイスであっさりお悩み解決。まぁ、これまで形成してきた関係性もありますしね。決して「心の壁が万里の長城」ではなかったのですよ。ほんのちょっとのきっかけがあればそれで解決できる問題なのさ。

 そうして、高機動2人組が力を合わせることによって首都高をガンガン攻めるチームが結成。画面としては「けん玉とバイクとノコギリが夜の高速道路を激走する」というわけの分からないものになっているのだが、これこそがギアの無茶苦茶さよ。もともと「ノコギリで疾走」の時点で意味わからんからな。合体技は前回マリア×クリスで見せたものと大差ないのであんまり衝撃はなかったが、とりあえず調がようやく切歌以外の人間とでもコンビを組めたことを嬉しく思いましょう。オチとしては、「ツキ」と読む神社の名前が「調」でした、ってんで、調の名前の由来がわかったというお話。「ツキって読む調って書かれたお守りを持っていたからツクヨミシラベ」って、どんだけ安易なネーミングセンスなんだよF.I.S.の連中め。しかし、たまたまそういう所持品を持ってたってことは、調は元は埼玉県民だったんだろうか……。あの宮司さんのお孫さんって……。

 で、無事にコンビ結成を達成したことは喜ばしく思うわけだが、その陰では、コンビ結成どころかどんどん人員が減っている悲しい三幹部の物語があるわけだ。「素敵オカマ」ことカリオストロを失ってしまい義憤に燃えたプレラーティだったが、直接アダムのところに殴り込みに行くのは幾ら何でも相手が悪かった。前を隠さないタイプの全裸に一蹴され、「アダムはマズい」という周知の事実をわざわざ伝えるためにサンジェルマンのところを目指すことになる。彼女があんなに必死でけん玉疾走する必要性はあまりなかったと思うのでその辺の齟齬はちょっと気になるのだが、彼女の仲間思いな必死の頑張りはなんとも哀愁を誘う。調たちのことを考えれば申し訳ないのだが、どっちかっていうとプレラーティびいきで応援したくなってしまうような状況。こうなってくると、やっぱりアダムというラスボスを相手取ってギア奏者&錬金術師の結束がみたくなるんだけどなぁ……。哀れ、けん玉は夜のハイウェイの塵と消えたのである。けん玉型のファウストローブ、面白かったからもっといろんなギミックが見たかったんだけどなぁ。マジで復活してくれないかなぁ。

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