忍者ブログ
最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

 結局何がどういうことだってばよ、第2話。戦隊作品の個別話数で記事立てるの、確認したら「ジュウオウジャー」ぶりなんだが? いや、それくらい困惑するでしょ。このデザインは。

 もうさ、細かいギミックはいいとしようじゃない。今回新たにイヌブラザーが参戦し、キジ・イヌのCGコンビが並び立った。おかげで画面のカオスっぷりがより明確になり、「この路線で1年続けるのか……」という絶望感がすでにひしひしと感じられている。前回キジブラザーの煽り構図のバトルアングルが出たところで笑ってしまったが(足だけ移さなきゃ生身で撮影できるんかい、という驚き)、今回同様のカメラマジックがイヌブラザーでも展開され、「いや、もうその寄りの構図以外で出られないスーツにどれだけ意味があるのか……」と困惑しっぱなし。ゼンカイジャーが「スーツしか出てこない戦隊」だったのに対し、今回は「スーツすら出られない戦隊」だと思っていたので、このむちゃくちゃな放送形態は顎が外れっぱなしである。なんかこう……画面の映え方を考えたら撮影の手間の見返りが少ないような気もするのだが……それでもやろうと思っちゃったスタッフ連中が心底おバカなんだろうな。いいぞもっとやれ。

 んで、そんな細かいギミックは置いとくとして、問題は今回はっきり示された今後の変身・怪人ギミックの話である。確認したら1話目で登場した敵怪人が「騎士竜鬼」で、2話目が「烈車鬼」だったとか。そしてそれぞれの欲望が「とにかく勝ちたいという欲望(&卓球)」、「若返りたいという欲望」という設定。つまり、これってジオウの時にもやってた「旧作の怪人化」。「若返りたいという欲望」がトッキュウなのはまぁ絡みとしては分からないではないが、1話目の「騎士竜」が「とにかく勝ちたい」なのが……なぁ……。そこ掘り下げるのかよ……ほんまに嫌いや。

 こんだけエグい絡め方で旧作タイトルを1話で1戦隊ずつやっていくってことは、このままの展開だと「1話で1戦隊、全45話使い切り」って話にならんか?(ゼンカイジャー回が無いとして、ルパパトがどうなるか分からん) もしそうだとしたら、こっちの方がゼンカイジャーよりよっぽど周年作品っぽくないか? まぁ、介人がいて、ゼンカイギア(アバターギア?)を集めてる影響でこうなってるだけなのかもしれないので、これもいわば「ゼンカイジャーの続き」と言えるのかもしれないが……45という節目の周年作品を踏み台にしてのし上がる46作目って……たまったもんじゃねぇな。ボッコワウス様がかわいそうだろ。もう、周年作品なので「2年がかりで1作カウントです」っていうゴレンジャーオマージュってことでいい気がしてきた。

 そして正直いうと、この「ひたすらゴーカイチェンジして他戦隊の要素をいじり倒す」っていう方向性は、去年見たいと思っていたものではあるので……なびいちゃうよねぇ……期待しちゃうよねぇ……脚本に井上敏樹が入ってしまっているということで、「鳥人鬼」の時に何をやらかすのかが気になってしょうがないんだが。ブラックコンドルネタは去年散々いじり倒したし、なんならイエローオウルまで擦ってたから……何やるかなぁ。あと「竜騎士鬼」「烈車鬼」っていう名付けパターンを全部踏襲すると、ジャッカーとかバトルフィーバーをどうするかは置いといて、1回「大鬼」っていうどうしようもない名前を経由しなきゃいけなくなるんだけど。他にも造語が多いから「轟轟鬼」とか「星獣鬼」とか「炎神鬼」とか……どうするんでしょうね。「地球鬼」「宇宙鬼」とかもいるが、地味に一番おもしれぇの「警察鬼」な気がする。

拍手

PR

 日曜朝からシャブ決めてんじゃねぇぞ。……なんかさ、もう、……なんだこれ。考えてみりゃ令和になってからの戦隊、キラメイ・ゼンカイ、そしてこれと「東映どうした?」って心配になるような流れが続いてますね。いや、全く悪いことはないんだ。何もないのだけど……テイストを揺らすにしても、もうちょい振り幅を戻す方向がさ……冷水浴は「温→冷→温→冷」と浸かるから意味があるのであって、「熱湯→酸味の効いた熱湯→とろみのある熱湯」みたいな流れだと身体も馬鹿になるぞ。

 朝起きたら界隈がざわついていたのでさっさと録画した1話目を視聴。最初のうちはまだ脳も寝ていたので「うわぁ、カラフルが微妙にシャレオツなサテンになっちゃってるぅ」くらいの驚きでごまかしていたのだが、次第に脳が寝ているせいなのか、単に理解が追いつかないものを見せられているのかが分からなくなってくる。戦隊の1話目なんてベタにベタを重ねて「はいはい、今年はそっちの展開ね」みたいに類型に落とし込むところから始まるものだが、まさかの「戦隊1話目、見たことないものしか出てこないし、理解できないものしか目に入らない」とかいう体験になるとは思ってなかった。46作目でこれか。世界は……変わるものやなぁ。

 おとぎ話モチーフってんだから少しはほのぼのとした牧歌的な雰囲気が出るもんかと思っていたのに、メインモチーフがバリバリのサイバーという。まぁ、タイトルが「アバター」なんだからそこは当然なのかもしれないが、神河ネオンシティもびっくりの仮想現実フル回転の画面は目がチカチカして脳がグラグラする。絶対休日の朝に見せるようなもんじゃない。変身ギミックや武器、ロボ化なども情報量がクッソ多く、そこにさらにどこかで見たような五色田某が絡み、なぜかリュウソウギアを回収していくとかいう設定過多。ねぇ、まずどこから驚けばいいのか教えてくれよ。そして1話が終わった時点で、メインヒロインの悩みは一切解決せずに絶望的なままで続いていくという……「史上初の男性ピンクヒーロー」とか、「メインビジュアルの時点でキモCGバトル」とか、事前情報で出てたイロモノ要素がもうどうでもよくなるとは思わなんだ……。こりゃぁ……この1年は大変な年になりそうだぜ……。

 結論:どっかで粗品も出せ。

 

拍手

 嗚呼、終わってしまうのね……今年はトロプリの終了に加えてこちらも終わってしまうので、ニチアサのロスがキツい年となってしまいました。まぁ、それだけ良いものに触れていたのだとポジティブに捉えるしかないけどねぇ。

 とはいえ、先にぶっちゃけると「お祭り作品」としてはそこまで完全燃焼した作品ではない。純正の評価で言えば多分キラメイよりも下になるんじゃないかな(ランクはAでいいと思うが)。ただ、どれもこれも「コロナ死すべし」というのが大きな原因になっているのでこればかりは致し方ない。制限があまりに多すぎる環境の中でアニバーサリー作品をきちんと成立させてくれたのだから、制作スタッフには感謝こそあれ文句を言うつもりはない。ただ、やっぱり戦隊ヒーローはわちゃわちゃと人が集まってる部分が魅力なんだなぁ、と再確認できたってだけの話よ。

 制限の多い中でのクライマックスを迎えるにあたって、終盤の展開があまりにトリッキーだったのは賛否の分かれるところだろうか。正直神様展開に関しては「それはやっちゃいけないやつでは……」と思わないではないのだが、どうやらこの世界は次作以降にも影響を及ぼす、いわば「戦隊ユニバース」として大きなデザインを想定している様子。となると、いくらなんでも全部トジテンドに責任をおっかぶせてまとめるのは難しいってんで、こういう例外的な措置に留まったのだと思われる。あまりにあっけなかったボッコワウス様がかわいそうではあるが……(あとゲゲさんもね)。ギャグメインの戦隊だと、どうしても敵サイドの扱いが悪くなるのはしょうがないところよね。

 ドラマ部分に関しては、大きく筆を裂かれたステイシー周りの物語が明確なラインになっていたのが評価ポイントだろうか(あとハカイザー関係)。というか、実写キャストでは本当に介人・ステイシーの2人でほとんど回してたようなところがあったのでな……ほんと、今作でMVPを挙げるとしたら個人的にはステイシーになるんですよ。久しぶりに戦隊キャストを見て「ほんとかわいい生き物だなぁ……」と思ってしまったわ。私はそっちの気は無いので男性キャラに「格好いいなぁ」とか「イカすなぁ」と思うことは多くても「可愛いなぁ」はあんまり無いのだが、ステイシーは文句なしでかわいい。この感情は多分「エグゼイド」のパラドくん以来の感情である。ステイシーを生み出したというだけで、今作のドラマパートはOKである。

 そして、なんと言っても屋台骨となった介人の存在。こんだけレッド(レッドじゃないが)の負担の大きな戦隊ってのは史上初だと思うのだが、まーよく頑張った。最終回なんて、もう介人の1人劇場、というか駒木根葵汰劇場。新人キャストでこんだけフル回転させられる例もなかなか無いだろうよ。介人はその功績を称えられ(?)、無事に来期も続投決定とのこと。戦隊の歴史の中でもかなり稀有な事例になったんじゃなかろうか。無事に「どんな世界にでも首を突っ込める戦隊」という大義名分が得られたわけで、今後はどんな作品をやっていても「通りすがりのスーパー戦隊だ」ってんで世界を破壊して回ることが可能に。今までどこぞの宇宙海賊が担当していた役割を、きっちり代替わりで受け継ぐことに成功したわけだ(まぁ、あっちはあっちで勝手に介入してきそうだが)。是非とも今後末長くゼンカイスピリットを受け継いでいってほしいものである。

 何はともあれ1年間お疲れ様。さて、コロナの状況は改善に向かっているのかどうかも定かでない中で、次の戦隊は無事に5人とも「生身」ではあるが……どうにもトリッキーよな。周年戦隊の次の年って、攻めのコンセプトがぶっこまれることが多いよな。この攻めの姿勢がプラスに働いてくれるといいなぁ。

 

拍手

 えっとね、劇場に観にいって、ガチで3回泣きました。ただ、これは決して今作が感動的なストーリーであるという証明ではなく、単に「俺はゴーカイジャーが関わると感情がバグる」ということの証明です。実際、これまでゴーカイジャー絡みの作品は多分もれなく全部手放しで褒めてると思うので……いや、でもこれはさ、まじですげぇんすよ。本当の本当に「10年後のゴーカイジャー」なんですよ。ここまでの解像度というか、粒度と明度で「僕の思った10年後のゴーカイジャー」と公式が完全に解釈一致するって……大変なことやと思うよ。是非観て。ファンは観て。劇場にいけば1600円で観られるんだから。これまでも何本かVシネクストは劇場で観てきて、その都度満足して「面白かったァ」とは言っていたのだが、結局ソフト買ってなかったんよ。これは買います。マジで買います。私が初めて買った戦隊のソフトが「スーパー戦隊199」なんだから、これは必然ですよ。それだけの圧倒的60分。

 

 

<以降、本作についてのネタバレがあるかと思います。初見は絶対に劇場で見た方がいいと思うので、興味がある人はまず劇場に行きましょう>

 

 


拍手

 バカだねぇ……実にバカだねぇ……最近の東映さん、大丈夫? なんか平成をぶっ壊した映画とかに引き続き、色々と突っ走り過ぎている気がするんだが……想像していた内容の45倍くらい馬鹿だったわ。これをやっちゃえるのが東映の強みといえば強みなのかもしれない。

 

 

<以降、重大なネタバレを含んだり含まなかったりします。未視聴の方はまず視聴してからだ>

 


拍手

 オラオラオラ! 新戦隊だよ! そして、周年戦隊だよ!

 改めて語りに入るが、私が戦隊シリーズに入信したのは今から10年前、ゴーカイジャーの手管によるものである。幼少期すらほとんど戦隊に触れていなかった私がゴーカイのせいでシリーズに興味を持ち、そこから過去の戦隊に遡る形と、以降の作品のリアルタイムな体験で経験値を重ねることになった。つまり、私の中では「戦隊の総決算だったゴーカイこそが原点」という珍妙な構図が成り立っている。そんな私に対する周年作品が10年ぶりに挑戦してきたわけだ。さぁ、正面から挑もうじゃないか。

 まずもって「たった10年で改めて周年作品ってのも意味があるのか?」という疑問が出てくる。ぶっちゃけ、ゴーカイはそれまでの戦隊リソースを一気につぎ込んだ超がつくくらいの力作であり、改めてあれをやろうとしたところで二番煎じにすら届かない可能性がある。また、ゴーカイで取り扱った「懐かしさ」のテーマは「35年分」だったことが大きく、今回は厳密には「10年ぶり2度目の35年分+残り10年分」でしかない。そう考えると、流石にゴーカイのような鮮烈な体験を改めて生み出すのは不可能だろう。そのことは前提とした上で今作を楽しんでいく必要がある。

 もちろん、制作側だってそんなことは分かっているわけで、今回の切り口はゴーカイのようなストレートなものにはなっていない。噂によればオリジナルキャストの出演みたいな方向でのサービスは(ゼロではなかろうが)メインに据えておらず、あくまで「戦隊というモチーフの戦隊」という、コンセプト部分で話を作っていくことになるようだ。おそらくこの選択は正しいもので、ゴーカイメソッドは確かに最強の武器ではあるが、それゆえに制限も多い。縛りが厳しい中で同じことを焼き直すくらいなら、そこはバッサリと諦めて「知らなくても見られる、45戦隊のお勉強をしながら楽しめる新しい戦隊」を作るべきだろう。1話目では例えば「ジュウオウジャーだから飛翔の力」みたいなすげぇざっくりした配分になっていて、そこまで要素を拾わずとも「なんとなくそういう武器」で解釈が可能になっている。さしずめ「大いなる力」ならぬ「ちょっとしたオマージュ」である。作中でも「○○戦隊をイメージした」と言っているだけで、別に戦隊本人から力を借りてきているわけではない。いわば、「この世界にたまたまスーパー戦隊マニアがいて、過去の戦隊の真似をしたかっただけ」みたいな状態なわけだ。これならそこまで先輩に気を使わずとも、新たな歴史を刻んでいけるだろう。

 その分話作りはライトな印象になるが、そこははっきりと示すのではない、匂わせレベルのオマージュを撒き散らすことで雰囲気を作っている。今回1話目だからなのか、それとも主人公の介人(ゼンカイザー)がメインだったからなのかは定かでないが、かなり強烈に「ゴレンジャーモチーフ」がばらまかれている。オープニングのテロップとかアイテムの擬音部分なんかもそうだし、なんと全部が渡辺宙明監修というBGMなんかもかなり「古い戦隊のダサかっこいい感じ」に揃えられている。そうして見てると介人の眉毛くっきりの顔の作り方なんかも、一昔前の戦隊に回帰しようとする流れが見て取れる。そうして「新奇な中に過去戦隊への懐古とオマージュを放り込む」というごった煮的化学反応が、今後どのように成長していくかが鍵となってくるだろう。

 個人的には1話目のスタートは素直にワクワクできるものになっていると感じている。そりゃま、ゴーカイ的に徹底して旧作世界に埋没する方がサービスとしては贅沢には違いないが、僕も大人なので「流石にそれを何回もはできないしなぁ」という大人の事情は分かっている。付け加えるなら、ぶっちゃけそうした懐古に重きを置いたデザインは、おそらく正しい視聴者たるお子さんにとってはそこまで重要ではないはずなのだ。それなら、「人」ではなく「戦隊」をメインにした売り込みで、とにかく派手にバンバン見せていく方が楽しくもなるんじゃなかろうか。これでまた、戦隊を全部諳んじられる正しいお子様が増えることを願おうじゃないか。

 ところで、スーパー戦隊ヒーローゲッターの2021バージョンはまだかのう(結局それは言う)。

拍手

 絶対に最終回で杉田・中村がカメオ出演する方に賭けてたんだが、そんな時間無かったっすね。今後の劇場版なんかでの登場に期待しましょう。その時は是非ともマバユイネ王妃も一緒に出してあげてください。多分マブシーナの出演はどっかであるんじゃないかと踏んでる。

 さて、最初に率直に評価値を与えておくなら「A」の作品でした。戦隊はだいたいABCの三評価くらいで分けてるんだけど(その上に別枠の「S」もあるが)、今作はその中では間違いなく「好き」寄り。評価軸はガバガバだけど、ジュウオウジャーのちょい下、キョウリュウジャーと同じくらいかな(多分、気分によってその辺の序列も変わる)。いやぁ、楽しい戦隊でしたよね。やっぱり戦隊ヒーローはこうしてキラッと参上してカラッと解決してくれるくらいが良いなぁ。プリキュアと同じく、こちらもコロナの影響で製作体制や脚本構成に間違いなくダメージがあったと思うのだが、少なくとも最終話までの流れでそのようなビハインドは一切感じられなかった。強いて悔しい点をあげるなら、せっかくの楽しい戦隊であるキラメイジャーの放送話数が少なくなってしまったことが残念なくらいか。

 良かった点をあげていこうとすると何をトップにしていいのか分からないが、パッと浮かぶ私なりの評価基準が2つあって、まずは「敵勢力が楽しい」というのが挙げられる。今作のヨドン軍、皇帝(シャドン含む)を別にするとなんとガルザ・クランチュラ・ヨドンナとわずか3人で最後まで回している。この数は我が永遠のダークヒーローであるエンターさんに匹敵する少数精鋭部隊で、1年の長丁場を支えるのはかなり大変なはずだったのだが、クランチュラ・ガルザが仲良く喧嘩してる様子を見ているだけで全く退屈しなかった。ガルザは生まれ育ちのおかげでドラマが豊富にあったというのが大きいが、クランチュラさんは最初からどこか憎めないところがあり、「最終的にキラメイジャーに倒されるのはちょっと寂しいな」と思っていたら、クライマックスに近づくにつれてあれよあれよと成長。最終的には作中でも屈指の「勇気と使命を持つキャラ」に成り上がっていた。デザインも秀逸だったし、途中からはもう、「毎週クランチュラさんの頑張りを見ていたい」というくらいのモチベーションだった。そしてもちろんヨドンナさんの配置が良い。「とにかく顔が良い」という圧倒的アドバンテージもありつつだが、ヨドンナさんの極まったキャラがニチアサ媒体でも何故か浮いてる感じじゃなくて、ガルザ・クランチュラのすっかり出来上がったコンビ芸に自然に絡むことが出来た。今作スタッフ、闇系女子の描写がやたら上手い気がしてて、なんならヨドミヒメの時点で面白かったし、充瑠のクラスメイトのツンデレ娘の扱いなんかもやたら見応えがあった気がする。

 「敵勢力が楽しい」に加えて、私が戦隊モノを評価するにあたって出す基準に「イエローないしグリーンあたりのキャラが立つ」というのがある。これは特定色をサポートするということではなくて、「レッドのキャラが立つのは当然なので、残りの面子が無駄にならず、きちんとドラマに貢献できる」という要素である。特に「ブルー」はレッドの次点の場合が多いのでキャラが立つことが多いが、どうしてもイエローとかグリーンあたりになるとキャラが弱くなるイメージがあるので、「その辺までしっかりフォロー出来る作品は面白い」という意味。近い好例をあげるならジュウオウジャーのレオ、遠い例ならタイムレンジャーのドモン、デカレンのセンちゃんなんかもこの部類だろうか。

 そして、今作の6人で一番好きなキャラは誰だったかと尋ねられると、割と悩んだ後に多分「為朝」って答える。タメくん、本当にいい「イエロー」だったのよ。メインも張れるしサポートに回っても嫌味がなくて存在意義がはっきりしている。今作は通常の「ブルーポジ」を為朝が担当していて、青い時雨がネタ方向に振り切れるっていうデザインだったのでちょっとしたギャップがうまい具合に刺激になり、キャラを引き上げていた。サポートで入る先輩戦士の宝路が経験豊富な割に熱血で突っ走る部分もあり、サポートに回る仕事のほぼ全てが為朝に回ってきたのも、結果的には美味しい部分だったか。ショベ爺とのコンビも素敵だったし、「イエローが活躍出来る戦隊」としては屈指の出来だったと思う。もちろん、そうしてサポート役が輝くってことは前に出てるやかましい連中が仕事をしていることの現れでもある。あとはまぁ、女性キャラはエロい(瀬奈、日曜朝に最後の最後まで腹筋見せつけるの勘弁してくれ)。

 「敵が良い」「味方も良い」。つまり欠点が無い。バトルに関しても、最初から怪人枠である邪面師をおふざけ全開に振っていたので余計なことを考えずにバカバカしい部分を楽しむことが出来たし、コスト削減のためであろう邪面獣のデザインについても、特にマンネリ化する感じでもなく受け入れることが出来た。「史上もっともキラめく」というデザインを押し出すためにナイトシーンが多かったのも特徴的で、暗い中での撮影技術の向上により直感的に「綺麗!」って分かるような画面が彩られていたのも魅力だ。ナイトシーンの格好よさが引き立つっていう意味ではルパパトの純正進化と言えるかもしれないが、ルパパトはスタイリッシュさを出すための黒の使い方で、こちらは光を引き立たせるための黒の置き方。やっぱり撮影スタッフも色々と考えてるよねぇ。

 改めて、クランチュラさんやヨドンナさんとのお別れは本当に残念である。しかし次週からは問答無用のゼンカイジャー。そちらも素直に期待して待ちましょう。こういう時には笑うものなんだろう?

 

拍手

 言わんでもいいことを告白しておくと、実は「流石にそろそろ鬼滅観ないと終わるな」ってんで鬼滅観ようと思って劇場に行ったのだが、祝日だったせいだろうか、1日1回の上映回はなんとほぼ満席。そんな状態では入る気も起こらず、ちょうど良い時間にやっていたこちらに逃げたのである。鬼滅おそるべし。今週中に観られるかなぁ。

 さておき、こちらもちゃんと「観ておかなきゃ」と思った作品ではあるので結果オーライ。上映時間を見ると「80分で3本立て」というかなり無茶な時間になっているのだが……まぁ、今年は諸々の事情があるので致し方ない。東映さんだって苦しいスケジュールの中で頑張っているのである。夏の映画がなかった分をこちらでどれだけフォロー出来るものだろうか。

 


拍手

 観てきたよ。ジオウ関連作品はこないだのライダー映画を無視してしまったのでどうしたもんかと思ってたんだけど、ゼロワンじゃなくてジオウの単品タイトルなら何も問題なく観られるし、考えてみりゃゲイツってキャラの中じゃウォズとならんで最推しなので、観ない理由は何もなかった。ゲイツくん(顔が好き)の勇姿を拝むのである。

 

 

<以下、今回は割と大事な要素もあるので、ネタバレ注意です。気になる人はちゃんと劇場で見ような!>


拍手



忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
カテゴリー
プロフィール
HN:
Thraxi
性別:
男性
趣味:
声優のこと全般
自己紹介:
関西在住の、アニメを見ることを生業にしてるニート。必死で好きな声優を12人まで絞ったら以下のようになった。
大原さやか 桑島法子
ーーーーーーーーーー
↑越えられない壁
沢城みゆき 斎藤千和 
中原麻衣  田中理恵  
渡辺明乃 能登麻美子
佐藤利奈  佐藤聡美
高垣彩陽   悠木碧
最新CM
[04/19 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/17 NONAME]
[04/13 NONAME]
[04/11 Serra]
バーコード