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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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第3位 

’13「有頂天家族」 ’14「月刊少女野崎くん」 ‘15「えとたま」 ‘16RE:ゼロから始める異世界生活」 ‘17「3月のライオン(第2シーズン)」 ‘18「ひそねとまそたん」 ‘19BEASTARS」 ‘20「無能なナナ」 ‘21「小林さんちのメイドラゴンS」 ’22「メイドインアビス 烈日の黄金郷」

’23「呪術廻戦 渋谷事変」

 ここで私がこのタイトルをあげることを意外に思う人もいるかもしれない。何せほとんど触れてこなかったし、感想も最小限に抑えていたからだ。実際、放送中にそこまで積極的に触れていた作品じゃないのである。

 ただ、なんでそんなタッチだったのかというと、終盤は特に毎回エラいことになってて、何をどう触れようにも「はえー、映像すっごい」ってアホみたいなことしか言えなかったため。あんなもん毎週垂れ流されちゃちょっと対応しきれないってのが正直な感想で、毎回「はえー、すっごい」と思っていた。多分一番近い存在は「文豪ストレイドッグス」なのだが、あちらがまだ総合的に「すっごい」を説明できそうなのに対し、こちらはもう「金かかってるんやろな!」くらいしかいうことができなかったので全力で放置の方向に走った次第である。今回はそんな「すっごい」を素直に評価してのここ。個人的には話がシンプルに分かりやすくなってエグい展開が連発された後半戦の方が特にお気に入りだったので、タイトルはあえて「渋谷事変」の方を採らせてもらった。全部書くと「呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変」っていうクレジットになってよく分からんことになるし。

 本当ならもっと齧り付いて色々と味わうべき作品だったと思うのだが、いかんせん「有名原作なのにワシ読んでへんから……」という負い目があったのでこの辺でご容赦願いたい。

 

 

準グランプリ

’13「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」 ’14「四月は君の嘘」 ‘15「昭和元禄落語心中」 ‘16「ふらいんぐうぃっち」 ‘17「宇宙よりも遠い場所」 ‘18「風が強く吹いている」 ‘19「まちカドまぞく」 ‘20「ウマ娘 プリティーダービーSeason2」 ‘21Vivy -Fluorite Eye’s Song-」 ’22「よふかしのうた」

’23「ワールドダイスター」

 第2位はがっつりコミットした作品ではあるが、こちらもまぁ「その後リリースされたソシャゲには結局触ってないし」という負い目がないわけじゃない。でもまぁ、多分ゲームではこのアニメの凄まじさは表現しきれないと思うのでなぁ。

 今作はコンセプト、シナリオライン、そしてキャストに映像表現と、アニメで注目される要素が全てパーフェクトだったという雑な満点を与えたい作品。細かい評価ポイントについては毎回感想を書いていたのでそちらを振り返ってもらうとして、そもそも「舞台女優のアニメ」という時点で色々とハードルが高かったところを、斜め上の演出で全部ぶち抜き、したたかに「異能力バトルアニメ」や「アイドルアニメ」の文脈に置き換えて表現しきった部分がエポックメイキング。こんだけ毎回いろんな要素が気になってグイグイ引き込まれてしまったのだから、テレビシリーズとしては満点の出来であろう。

 そして無視できないのは舞台上を描く謎の映像技術。未だあれの正体がなんなのかよく分かってないのだが、「アニメの世界」としてもどこか浮世離れしたぬるぬる品質は、「舞台アニメ」という2面性を切り分ける最大限の働きを見せていたし、何よりもみていて美しかったのだ。「舞台を描いた作品でスタァライト以上のものはない」という強火の原理主義者もいるかもしれないが、レヴューと「演劇」という別次元の舞台表現は並び立つものであり、比較して優劣を決めるものではない。どちらも異次元。どちらもキモい。どちらもイカれている。

 ソシャゲがリリースされてしまうと、「どーせソシャゲの販促アニメなんでしょ?」と敬遠されてしまう恐れがあるのが懸念点で、今作はゲームとかそういうしがらみは全部取っ払って、1本のアニメシリーズとして視聴していただきたい。動機はなんでもいい。ほら、キャストもすごいしさ。「今作で石見舞菜香の大活躍がエグいくらい楽しめますよ」でも「長谷川育美のイデアがちらつきますよ」でもなんでもいいんです。「これを見て舞台演劇に目覚めました」っていう大女優でも将来でてこないもんかね!

 

 

 

グランプリ

’13「凪のあすから」 ’14「ユリ熊嵐」 ‘15「響け!ユーフォニアム」 ‘16「昭和元禄落語心中 -助六再び篇-」 ‘17「宝石の国」 ‘18「リズと青い鳥」「やがて君になる」 ‘19「この音とまれ!」 ‘20「ミュークルドリーミー」 ‘21「オッドタクシー」「劇場版 少女歌劇 レヴュースタァライト」 ’22「ぼっち・ざ・ろっく!」

’23BanG Dream! It’s MyGO!!!!!

 というわけで、今年度はこの作品で締めくくろう。「原作よく知らなくて」の負い目もなければ「でもソシャゲプレイしてないし」の負い目もない。あるのは贔屓目くらいのものである。

 実際贔屓してる部分はあるかもしれない。自分が愛好しているゲーム作品の世界が、想像を超えたスケールで描かれた埒外のシリーズアニメとして結実したという事実がそれだけで嬉しすぎるため、評価が爆上がりしてしまうのは多分に私の個人的事情によるものである。ただ、ありがたいことに世間的にも今作の凄まじさは伝わりきったようで、バンドリを知らない人、バンドリなんて音ゲーの中ではそこまで絶対的なポジションでもないでしょと避けていた人、そんな人たちにも、「バンドリとかよく知らないけどひでぇ作品だ」という伝わり方はしているはず。これまで数多のソシャゲアニメが抱えていた「ファン以外お断り」という門戸の狭さを、「誰もが等しくゲボ吐けるようにすれば関係ないじゃん」というバイオレンスな方法で解決(?)してしまったのがこの作品なのである。そして、埒外のシナリオラインではあるが、少なくとも長年のファン目線から見て「えぇ、これがバンドリの世界なんです。知らなかったんですか?」と自信を持って断言できるだけの骨子の強さをも維持している。そう、バンドリ世界線というのは、生の感情のぶつかり合う舞台なのです。

 ファン目線では、「新たなバンドの導入」という高い高いハードルをこのような形で超えてくれたのは本当にありがたい話で、正直言って、前身となったモニカ・RASの導入の際にはいくらかの確執があったのは認めざるを得ないところ。それまで5バンドでやってきたゲームにいきなりぽっと出(でもない)の新規バンド2つが追加されるというので、それまでのファンからあまりよく思われない要素もあった。そして今回のMyGO!!!!!に関しても、事前にライブを重ねて受け入れてもらえる土壌は育んでいたとはいえ、やはり拡散方向への動きは認められないユーザーもいたことだろう。しかし、そんなユーザーに向けて「でも、この子達のドラマの続きを見てみたくはないですか?」という、一番まっとうな「ソシャゲの新規要素」としての強みだけで勝負を挑んできた。「ぽっと出の新規バンド」だけでは受け入れがたい部分も、「とんでもねぇドラマを演じた5人の個性豊かなキャラクター」なら話は別。これ以上ない形での「販促」を成し遂げ、ゲームを知らしめ、アニメを突き詰めた。これ以上の「ソシャゲアニメ」があるだろうか。

 かてて加えて、今作の注目ポイントは「まだ終わっていない」という部分。そう、MyGO!!!!!の物語は一応の決着を迎えたが、次なるAve Mujicaにパスを回す役割も果たした。1年以上もお預けを食らうのはたまったもんじゃないが、こうして餌をぶら下げられているだけでも「まだ先があるッ!」という安心感が得られるのだ。なんかもう、シリーズアニメ1本に望んでた以上のものがどかどか盛り込まれている素敵すぎるプロジェクトなのですよ。

 この潮流がどこまで続くかは分からない。永遠などあるはずもなく、ソシャゲはいつか終わりを迎える。だからこそ、こうしてプロジェクトの一端が歴史に名を刻めたことを嬉しく思う。

 来年まで、なんで春日影やったか考えておいてください。

 

 

 

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