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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 しゅがああああああ! な第11話。確か眉毛事件のときにもちょい役で出てたはずだけど、今回は更に台詞も増えている上に、カチューシャのおかげで某けいおん部員にしかみえないぞ! でもま、末路は悲惨だけどな! 「地獄少女三鼎」→2度死亡 「アスラクライン」→2度死亡 「ドラゴンボール改」→死亡 今作→意識不明。なんか新たな死亡フラグ声優の看板が背負えそうな気がしてきた。

 中の人ネタから入った割には、今回はなかなか見どころが多いエピソードである。毎回恒例の矛盾点指摘とかもあるにはあるんだけど、ラストシーンの巨大胎児出現でどうでもいい気がしてきた。強いて一点上げるとするなら、アンチスキルがショボ過ぎることくらいだろうか。あの体たらくを見ると、多分御坂クラスの能力者が暴れ出しても止められないってことだよね。能力開発するくらいなんだから、本当にアフターケアくらい考えておいて下さい。

 今回のメインとなるのは、悲劇のサイエンティスト木山春生。まず、1つ目の見どころは「マルチスキル」と称するチート能力によって御坂を手玉に取るバトルシーンから。レベルアッパーを使った被験者があれだけひどい目にあってるのにホイホイ能力のバーゲンセールを披露してしまっていいものかと不安になるが(もちろん、自分用のデバイスには副作用の無い管理者権限有りの端末を使うということなのだろうが)、息つく間もなく披露されるド派手な能力の数々は、今作が始まってから最大級のアクションシーン。「他人の能力をどんどん吸収、発散する」という能力は「NEEDLESS」のブレイド、「戦う司書」の本喰いなど、今期だけでもやたらと被っている設定なのだが、木山の場合は淡々と何の見栄も切らずにものすごい数の能力を展開していくのが視覚的にも贅沢な演出となっている。そんだけ複合技が使えるならどう考えても単なるビリビリ女子中学生に負ける道理は無いと思うのだが、それなりに実戦を想定して訓練している能力者とデスクワーカーの経験の差ということで一応納得しておこう。一応御坂さんも攻守にわたって自分の能力をフルに活かしているような描写はあるしね。

 そして前回心配した彼女の犯行動機だが、シンプルながらもそれなりに切実な背景があったことが判明した。「科学に犠牲はつきものである」という分かりやすい思想に呑まれ、苦闘する彼女の姿は登場時にみせたクールな側面とは微妙にそぐわない気もするのだが、今回の回想シーンは短いながらも彼女の心情の変化が端的に表れており、それだけに彼女が受けた衝撃と、根深い悔恨の念が伝わってくる。子供は苦手だと繰り返しながらもその純粋な姿に次第に打ち解ける木山は、生来の無表情の中に少しずつ感情を表すようになり、最終的に律ちゃん(仮)の寝ているソファーに腰を下ろすシーンで完結する。独白の彼女の台詞は2回同じフレーズが繰り返されるのも印象的な演出で、不器用ながらも確実に子供達との触れ合いに満たされていく木山の幸せそうな様子が確認出来る。勿論、それだけに事故のシーンの凄惨さも際立つというものだ。

 シンプルながらも、そのおかげでシナリオとしてはスッと入ってくる仕上がりの今回。アニメとしての質が高いだけに、筋に不満が無いときのこの作品はやっぱり面白いです。まぁ、「木山は明らかに体制に反抗しようとしてるのに野放しにされてたのは何で?」とか、「レベルアッパー自体に法的な違法性はみとめられないのにアンチスキルがあの早さで動けたのはどうして?」とか、「そもそも能力開発は人の脳の研究なんだから、一人一能力に限られる根拠はないんじゃね?」とか、そんな疑問はもう掘り返さないようにします。

 今回はなんと言っても木山役の田中敦子の熱演が光る。ベテランなのだから今更感心するものでもないのかもしれないが、木山のような抑揚のない役で、子供達と次第に打ち解けていく際の変化やバトル時の咆哮など、本当に「聞かせてくれる」役者です。もちろん律ちゃん()もね! 当ブログは全身全霊でもって佐藤聡美嬢を応援します。 

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