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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 ヘイさんの天然ジゴロっぷりがとどまるところを知らない第10話。本来ならば蘇芳の衝撃的な出生について驚かなきゃいけないところのはずなんだが、どっちかっていうと普通にぶっちゃけちゃった蘇芳の幼い恋心の方がメインのスポットな気がします。すぐ殴ってがさつで酒臭い黒コート惚れるなよ、お嬢ちゃん。

 舞台が東京になったおかげか、物語の速度はますます加速していく。衝撃の邂逅に再び後先考えずに飛び出した蘇芳を回収したのは、非常に都合のいい転回の霧原さん。蘇芳もいくらか警戒していたようだが、こんなところでジュライとの繋がりが役に立った。ジュライはかーちゃんの車を飛び出すときにも自発的に蘇芳について行っていたし、かなり自分の意志を持って蘇芳を好いている気もします。今回は色んなところで走る機会があったのだが、顔色一つ変えずについてきたり、完全に荷物扱いでヘイにぶら下がってるジュライは相変わらず可愛い。

 そしてこれまた非常にご都合主義なのは、なんと蘇芳ママとマオが過去に接点を持っていたという新事実。足首で人を見る変態親父に臆さなかった蘇芳ママもエラいが、畜生の少ない頭でその記憶を掘り起こしたマオも頑張った方。猫の身体に移ってしまった運命の分かれ道は、実はパブリチェンコの研究施設であったという数奇な運命。蘇芳ママとマオという2者の口から過去の真実が明かされ、今までもぼんやりは見えていた蘇芳の出生が完全に判明してしまった。そして、紫苑の人智を越えた能力のことも。見たところ蘇芳の復活は紫苑の意志も絡んでいたように見えたが、「合理的な考え」を持つはずの紫苑が兄弟である蘇芳を復活させた目的は何だったのだろうか。そして、「会ってはならない」とされるイザナギたる能力とは、何なのだろうか。あぁ、マッドなショタも悪くない。中の人的には死亡フラグびんびん。

 真相に肉薄する霧原・マオ組に対し、単独行動のヘイさんは非常に非人道的な手段でもって事の真相に迫ろうと試みる。自白剤ぶっ込みで組織の眼鏡ちゃんを廃人に堕とし、代わりに得られたのは謎の多い「三鷹文書」絡みのご神託。事のついでに蘇芳への誤解も解け、本人は親心のつもりが幼女を本気にさせちゃう救出劇に発展。(一方的に)念願の霧原さんとの再会も叶うが、霧原さん、ほんと弱い。飛び道具持ってるのにナイフ一本のヘイさんにああも簡単にあしらわれては、噛ませ臭しか漂ってこない。別れ際に「李くん!」という自分にしか呼べない名前で呼びかけたのがせめてもの矜持か。霧原さんが倒れている間に、ご同僚は無惨にレイプまがいの末路をたどり、見つけた葉月さんは血の復讐を心に誓う。血塗られた口づけに、彼女の意志が込められる。

 マダム・オレイユは相変わらず双子に観測させて思わせぶりな高みの見物。彼女はどこまで知っているのか。何故知っているのか。そして、いよいよもって現れた「星」とは何か。訳の分からないことばかり。

 とまぁ、各キャラクターの概要だけを追ってもこれだけの内容になっちゃう驚きの詰め込みっぷり。あらゆる謎が解けては絡み、どこに向かうか分かりゃしないが、とにかくまもなく最終回。何とかたためよこの風呂敷。 

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