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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 どこから来て、どこへ向かうというのか、第8話。いや、冷静になって考えると、別に向かってる方向性は一切ぶれてないんだけども……どうしてこうなってる? これ、作画がもう少し安定してくれれば適当に笑ってられるんだけどなぁ。

 結局、「シリアス突入だー!」は前回の一瞬でおしまい。夢オチやドッキリオチにたどり着いてくれればそれでも問題無かったのだが、なんと、前回のギロチンゴリラのくだりは全て現実であり、その上でいつもの温度に戻りつつあるという脅威。この世界にキングトーチャーは間違いなく存在しているし、彼は上空に謎のビジョンを浮かべたり、突然全てのテレビを電波ジャックしたり、人間(?)を改造して恐ろしい怪力や、目にも止まらぬスピードを与える科学力を持っている。でも、何故か世界は恐慌に陥らない。いや、そりゃ警察官があれだけ犠牲になっているのだから、当初は政府だって全力で迎え撃つ覚悟だったわけだが、気付けば相手のしょうもなさばかりが目立ってきて、特に対策する必要も無く……って、すげぇ展開だな、オイ。

 間違いなく世界矛盾を孕んでいるわけだが、これ、もちろん多分シナリオの手落ちとかそういうレベルの話ではないよね。全てに何か意味があるんだ。いや、「何か」っていうか、もう一度状況を考えてみようじゃないか。怪人は実在する。そしてギロチンゴリラで知らしめた人外の力も持っている。でも、いの一番の脅威だけで収束し、あとは週一回(これ大事)のペースで新たな怪人を送り出し、毎回、「なんだか微妙に人類の脅威になりそうもない」作戦で町を混乱させる。そして、綺麗にサムメンコの開発した武器で倒されやすいような形にもなっている。今回のトーチャーの蜂起で一番特をしているのは誰か。トーチャー以後の世界で、最も私生活が充実しているのは誰か?

 まー、トーチャーさんも本気は本気で攻めてきているようなので、全てが1つの意志の下で動いている事件とは思わないが、やっぱりこれって「羽佐間の理想」を具現化した世界。もう少し突っ込んで言えば「サムライフラメンコの世界」である。羽佐間のじいちゃんは間違いなく他界しているわけですが、その上で、サムメンコの理想を理解し、活躍させるための最良の場を提供してくれているキングトーチャン、もとい、トーチャーとは一体何者なのか……。まー、多分、「アキバレンジャー」におけるツー将軍みたいなものだと思うんですけどね。ヒーローも悪の組織も、双方が「ヒーローものの美学」に憧れた戦いを演じ続けるだけの世界だ。だからこそ、最初は脅威を知らしめるためのギロチンゴリラだったが、そこから少しずつ怪人がコミカルになり、回りの人間に害を及ぼさなくなっていったのだ。うーん、だからって最初の蛮行は許されるもんでないし、ギャグにはなりきらないのが問題なのだが……やっぱりゴリラのくだりだけ絶対に浮いてるよなぁ。あれさえなければなぁ……

 トーチャーさんが繰り出す怪人は一応禍々しくも「処刑機具」しばりのアニマロイドで統一されている。そして、初代戦隊ものである金字塔のゴレンジャーよろしく、あっという間にコミカル路線を強めた。カマユデライノはCV藤原啓治の時点でもう出落ちみたいなところもあるが、「サイに比較的興味はねぇか?」などのいちいち小粋な台詞が笑いを誘う。空からの狙撃という脅威を見せつけたチュウヅリトンビは鳴き声がいちいちトンビである。三角木馬は細かく馬ネタをねじ込んでくる紳士だし、シャリンコブラは作戦が「果物を買い占めて人心を殺伐とさせる」という、かつてどんな悪の組織も思いつかなかった極悪な作戦に出ている。ついでに「先週引き分けた」なんて設定を親切に視聴者に教えてくれるおまけ付き(確実に週1で襲ってきていることがよく分かる)。うーむ、完全にギャグだな……いや、一応攻撃方法はガチのはずなんだけど、いつの間にか無敵のボディを手に入れたかのようなサムメンコにもガールにも効かないんだよな。「打撃攻撃は痛そうにするけど命は取られない」というのが特撮のお約束だからなぁ。もしくは、原塚さんがものすげぇショックアブソーバーとか開発してるのかもね。

 結局、羽佐間中心に世界が回っているので、いくらなんでも世界はそれにつきあいきれなくなってきている。サポートに回っていたガールズにまでだんだん退屈に思われてきているようで、この辺りで正しい戦隊ものならばてこ入れをしなければならん。新製品によるパワーアップは既に何度も経験しているみたいなので(地味だが)、次は追加戦士か、それとも新メカか……「抗えぬノルマ」って一体何なんでしょうね。心配なのは、変な方向に吹っ切れてしまった羽佐間のイデオロギーであるが……サムメンコの本懐を忘れてしまうと、今後のトーチャーとの連携(?!)も危うい気がするのだが、はたして大丈夫なのだろうか……。そして、このアニメの品質も大丈夫なのだろうか……

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