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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 愛すべき予定調和の嵐、第81話。今回はほとんどサブタイトル通りで、びっくり要素が出てこなかったのでのんびりまったり回でございます。いや、ピンチにはなってるけどね。

 「なんて馬鹿でかい城だ!」と蒼摩が毒づくのもよく分かる、相変わらず走りっぱなしのチームアルフヘイム。「道」って言われてるんだからそのまんま延々回廊と個室を抜けていくだけのルートだと思っていたのに、明らかに中庭っぽいオープンスペースまであって、本当にこの城はどうなってやがるのかと戦慄する。まぁ、パラスベルダに入って以降は延々「この町はどうなってやがる!」だったけども。この世界に距離の概念とかは通用しないようだ。しかも、隣の道を行っていた昴たちがアイガイオンの小宇宙を感じることが出来たってことは割と近くにいるわけで、描写だけ見てると先週の時貞戦の部屋の真上に今回の中庭があるように見えなくもない。ものすげぇ建造物である。

 さておき、いよいよお目見えのパラス四天王、アイガイオン。忌まわしい聖剣を持って現れたゴリラ顔のおっさんを見て、光牙も「いよいよ四天王が出てきやがった、相手も焦ってるぜ!」とテンションが上がるが、アイガイオンさんも余裕綽々、「ちょっと人間に興味があるから出てきただけだよ」といなしてみせる。アイガイオンは前々回から徹底して「人間とは興味深い」を決め台詞にしており、インテリゴリラっぷりを余すことなくアピールしている。彼がこれまでの人生で何をやってきたのかはさっぱり描かれていないわけだが、まるで初めて人間と正対するかのような口ぶりはなんだか気になるところである。基本的には「人間は脆弱」というところからスタートし、その上でどれだけ人間のポテンシャルがあるかを試そうとしているようだ。ただ、今週の終盤はわざわざ瞬を拘束して目の前で後輩をなぶりものにすることでどんな反応が出るかを観察するなど、インテリっていうか単なる畜生なんじゃないかっていう実験プランも立案している。最終的に「なるほど、人間は強くて可能性に満ちているのだな……」と人類を認めて死んでいくのか、それとも単なるキチピー実験者として死んでいくのかは定かじゃないが、目の前にあの不死鳥兄さんが出てきちゃったことを考えると、多分後者なんじゃないかと今から不安で仕方ない。

 さて、そんな愉快なアイガイオンさんとの対決だが、まー、聖闘士星矢テンプレ通り、クックパッドなら「誰でもお手軽!」とか書かれるレベルのレシピ通りの調理法。向こう見ずな若造3人が挑みかかり、まずは手軽に重爆雷斬刃のお披露目。3人が一瞬で吹き飛んだところで仲間思いをしつこいくらいにアピールする瞬がローリングディフェンス、サンダーウェーブ、ネビュラストームと立て続けに伝家の宝刀を繰り出すも、流石にスルトさんのように甘くはなく、マントを剥ぎ取るだけに終わってしまう。

 マントの下から現れ出でた斬新デザインのクロノテクターは、先々週の時点で「黄金聖衣3つ分の力がある」と言われていたわけだが、なんと、デザインそのものが「黄金3つ分」を意識しているというド直球デザインだった。グラビトンテクターは蠍・山羊・天秤の3星座をモチーフにしているらしく、確かに良く見るとそこかしこに元のデザインを想起させる意匠が凝らされている。今確認したらWikiのアイガイオンさんの項目で早速ディティールが更新されているので、詳しく知りたい方はそちらを確認しよう。しかし……黄金聖衣の本歌取りで「3つあわせれば3倍強いだろ!」というのは、一体誰の発案で、誰の開発なのだろうか。そんな簡単に3倍の力が再現できるなんて、神話の世に産みだされたはずの黄金聖衣も立つ瀬がない。そして、オリジナルがデザイン出来ない時点でパラス(クロノスの方か?)は神としてのオリジナリティに欠けているのが残念ではある。ポセイドンだってハーデスだって、ちゃんと部下にはオリジナルの鎧を装着させていたのにねぇ。敢えてアテナ謹製の黄金聖衣を模倣しているってことは、パラスちゃんの意図が絡んじゃったんだと信じたいところである。

 まぁ、とにかく黄金3体分の実力なのだから、いかに瞬とて苦戦は必至。ネビュラストリームを封じられ、あげく身体の時間を奪われて満身創痍。重力と時間の関係性について得意げに説明してくれたあたり、流石のインテリ・アイガイオン。このアニメを見てると、めっちゃ温度を下げても、めっちゃ重力をあげても、割と簡単に時間って止められそうな気がしてくるから不思議なものだ(重力と時間の関係性は物理学的に事実ではあるのだが)。結局、瞬は「指をくわえて観ている側」に回され、残りの3人が頑張ってアイガイオンに一矢報いる戦いになる。まずは初撃同様に向こう見ずにアタック、当然一蹴。続いて、光牙の「無茶な作戦」発案で重爆雷斬刃を狙うことが決定するも、そもそも攻撃が届いてなかったんだから、本体を狙おうが剣を狙おうがあまり関係無く、流星拳、バーニングファイヤー、ディバイントルネードのお約束3発もやっぱり一蹴、雷のおまけ付き。「やっぱり駄目だよなー、そろそろ終わらせよう」とアイガイオンさんが飽きてきたところで、光牙がようやく覚醒。これがセブンセンシズなのか「Ω」なのかはよく分からないが、一応「瞬の優しさに応える」との大義名分で立ち上がり、渾身の彗星拳を見舞う。今更何をやっても無駄じゃないか、と毎度毎度思うわけだが、死の淵からの復活はこの世界では「次の展開」の合図。小宇宙を一点集中させるという彗星拳の存在意義を存分に活かし、一輝に続いてめでたく「聖剣に傷を負わせた聖闘士」の称号を勝ち取ることが出来た。この間、蒼摩とユナは寝ていただけ。不憫。

 結局、光牙の最後の力も「聖剣に傷」で精一杯。おかげで瞬の拘束は解かれたものの、まだまだ実力差は圧倒的だ。勝てるわけないこのイベント戦闘、じゃぁつぎの展開はどうなるかといえば、地獄の業火で身体を冷やす、あのお方の出番に繋がるわけである。←ここまで予定調和。やっぱり一輝の登場回は次回予告が素敵過ぎるポエムになるよね。地獄が故郷。確かに、傷を癒すために里帰りして温泉療養してたしな。次回、みんなで兄さんコールだ。

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