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最近のアニメや声優、Magicに対する個人的な鬱憤を晴らすためのメモ程度のブログ。
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 どこから突っ込んでいいのか皆目見当もつかない第15話。いや、いつものことなんだけどね……。キルラキルなんかよりこっちの方がジェットコースターアニメなのは間違いない。ただ、ジェットコースターの安全性の確認がなされてないってだけの話で。

 前半は、フロムビヨンドとの対決が決着。当初の想定よりはやや長引いたが、大体予想通りの尺だったんじゃなかろうか。そもそも6万体越えた時点でまともに解決する気は無かったし、「どれだけでかい災害が起こってもその中心をぶっ叩けばたとえ世界中に広がっていても収束する」というのはお約束である(嘘だと思う人は今週東映youTubeチャンネルで配信されているメガレンジャー16話を見ると丁度良い)。ほんと、何故か間に合うから。まぁ、今回の問題は、その「根本」が何故倒されたのかも分かっていないということなのだけれども。意味深なこと言ってたし、今回の謎は流石に回収してくれるんだろうか。

 謎を与えること、そして謎をどうでもよくしてしまうちゃぶ台返しのスキルにおいて、この国に石田彰以上の適任者はいないだろう。未だ鮮烈に記憶に残る「何が綺羅星だ馬鹿馬鹿しい」、「京騒戯画」で世界をぶっ壊した「俺は実は神様なんだ」。そして、今回は「世界征服なんて何の意味がある」。もう、真っ正面からヴィニエイラ様に喧嘩を売っている形。しかし、これが全くもって正論なのが恐ろしい。6万体のフロムビヨンドという部分に恐れはしたものの、しょせん数十体のヒーローに駆逐される程度の戦力であるし、「たかだか6万で60億人を支配出来るはずがない」とのこと。そりゃそうだ。更にフラメンコビヨンドは、「結局正義も悪も何かに狂っているという意味では大差無く、違うのはその方向性と、程度である」となんかそれっぽい弁舌を振るう。この話はキングトーチャーもしていたものだが、「正義」を振りかざし続けるサムライフラメンコにとっては相変わらず悩ましい話だ。そして、何故かそのへんで面倒臭くなって自害してしまうフラメンコビヨンド。この辺のメンタリティは一切説明はない。「6万体のフロムビヨンドの意識の総体」である彼が自害したということは、フロムビヨンド自体が消失を望んでいたという解釈でいいのだろうか。まぁ、一応各地で劣勢にはなっていたし、ゴール自体にあまり意味が無いと考えはじめたなら、このあたりを引き際として散っていくのも「悪の美学」ではあるのかもしれないが。結局何がしたかったんだ。トーチャーたちよりも分かりにくい連中だった。

 そのくせ、日本壊滅装置だけは残していくあたりが質の悪いところ。装置は動き続けているのでもう軍に要請を出しても間に合わない……って、マグマだまり浅いなぁ! すぐそこやないか。あんな休火山放っておいたら、別に悪に攻められずとも日本なんか壊滅するわ。まぁ、とにかく装置は止めなきゃいけないので、装置のサイズから考えるとミジンコみたいな存在であるフラメンロボが何かしら頑張る。剣を刺す、ニードロップにエルボーまでかます。いや、そこは一番破壊力の大きい攻撃に特化しておけよ。なんで「これが効かないならこっちの技はどうだ?」みたいな反応なんだよ。プロレスじゃねぇよ。最後の最後、エネルギーが尽きかけたところで、「エネルギーの消耗が激しすぎる」ドリルを使用。最初からそうしろ。そして、多分実際の尺でも5メートルも掘ってないと思うのだが、ちょっとドリルを突き刺したらなんかしらんけど装置が停止した。どういう仕組みだ。それなら多分エルボーでももうちょいでいけたやろ。わけ分からん。しかし、時既に遅く、崩れてきた岩肌に埋もれてフラメンロボは哀れ富士に沈み……「こんなこともあろうかと!」。空飛ぶロケットパンチにダンガンロンパのお仕置きシーンを思い出すのであった。やっぱりグリーンは優秀だったなぁ。無事に世界を救い、解散するフラメンジャー。別れのシーンで5人が綺麗に分かれて去っていくのは様式美だが、ピンクたちが歩き出した方向には、多分壁しかないな。

 そんなこんなで平和になった日本だったが、ヒーローに休みはない。墓参りに行った羽佐間の下に突然現れる謎のヒーロー、ミスタージャスティス。CVは安定の安元だ。確かに声だけ聞くと要師匠・小杉さんに似ている気もする。立ち居振る舞いも似ている。突如追われる身となったフラメンジャーたち。グリーン、ブラック、ピンクはすぐにお縄になり、ブルーは総理大臣との直接対決に敗れ去った。フラメンレッド、羽佐間のみがジャスティスの助けを借りて逃亡を続ける。そのジャスティスから明かされた衝撃の事実は、これまでのヒーロー劇は全て政府の策略だったというもの。フロムビヨンドの裏で糸を引いていたのは日本政府? いや、すげえな。やっぱ国家って神だわ。アメリカも宇宙人なんかと繋がってるらしいし…………いやいやいや。どんな陰謀論やねん。もし事実だったとしたら総理大臣のこれまでの振る舞いはあまりにも役者すぎるやろ……って、どうやら本当みたいだぞ。総理強ぇぞ。ドラゴンボールみたいな強さだぞ。ヤツこそがラスボスなのか? 多分、突っ込むだけ無駄。

 一応フォーマットとしてなぞってみると、割と真っ当な路線を歩んでいたりするこのシナリオ。最初の敵が武力で攻め立ててきたキングトーチャー。彼との戦いはまだ真っ当なヒーローの戦いであった。次に攻めてくる「より巨大な敵」は、ラスボスが予想外の優男であり、小難しいセカイ系妄想を垂れ流す変化球。これも「2番目の敵」にはありがち。そして、「これまで戦ってきた世界がヒーローを裏切る」という陰謀論的な展開も、3作目くらいになってくると割とありがち。ヒーローものなら劇場版とかでこういう取り返しのつかないことをやるのも面白かろう。タイバニで言ったらマーベリックさんがこのポジションだった。でもなぁ、今作の場合は総理大臣のこれまでの言動に伏線なかったからなぁ……(無かったよね?)。再びフラメンコが町中で民衆に追いかけ回されるようになるあたりは、シナリオを考えている人の遊び心が見えて良いんだけどね。

 確認しておこう、合い言葉は「考えるだけ無駄」。暴走不可避のジェットコースター、振り落とされずにどこまでついていけるかな? 今週のハイライトは、鼻歌を歌ってくれる安元だ。星条旗は永遠だ。ミスタージャスティスの適当過ぎるアメリカっぷりは良いよな。「うらぶれた田舎の酒場っぽい廃墟」が日本のどこにあるんだ、とか、このタイミングで山盛りのシリアルかよ、とか。機動隊が駆け込んできた時に「日本の警察はどこに隠れてても見つけ出す、流石に有能やなぁ」とか思ったのだが、表に駐車してあるトレーラーがでかすぎて笑った。隠れろ。

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